DeNA
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スポーツ 2020年07月17日 19時30分
与田監督の采配に「意味が無い」 元中日・山崎氏、無計画な代打策に苦言 「理に適ってる」ファンからは反発も
元中日で野球解説者の山崎武司氏が、16日放送の『ドラゴンズステーション』(東海ラジオ)に生出演。中日・与田剛監督の采配に苦言を呈した。 今回の放送で山崎氏は、12日から一軍でプレーしているドラフト1位ルーキー・石川昂弥についてトーク。その中で、「2-1」で勝利した15日のDeNA戦での与田監督の采配に疑問符をつけた。 山崎氏が問題としたのは、同戦の6回裏1死一、二塁の場面での采配。「2-1」と1点リードの中日は追加点のチャンスで石川に打順が回るも、与田監督は石川に代え阿部寿樹を打席へ。しかし、代打の阿部は併殺に終わり追加点のチャンスはついえてしまった。 >>中日・石川に「舐めてんのか」ファン激怒 炎上を招いた“ベース踏み忘れ”、「二塁で使った与田監督も悪い」との声も<< この采配について山崎氏は阿部が併殺となった点ではなく、石川を代えた点を問題視。「あのチャンスで三振、凡退だったとしても、(この経験は)彼の財産になる。それを取(り上げ)るのはどうなのか」と、石川に勝負どころを経験させなかったことに苦言を呈した。 また、山崎氏は「この打席がダメでもしゃあないと思って使わないと意味がない」とした上で、「ああいう形で代えるなら、石川を一軍に置いておく必要はない」、「スタメンで使うっていうのなら最後まで使わないと」とコメント。一軍で中途半端に起用するぐらいであれば、二軍で経験を積ませた方がいいと主張した。 途中交代を否定する理由について、山崎氏は自身の経験談や楽天時代に師事した故・野村克也さんの言葉を交えて説明している。山崎氏によると、監督時代の野村さんは常々「1打席代打を送っただけで、送られた選手が1年間死んでしまうことがある」と口にしていたといい、自身も現役時代に代打を出されたことをしばらく引きずった経験があるとのこと。山崎氏はこれらを踏まえて、同戦の代打策が石川のメンタルやモチベーションに悪影響を及ぼすのではと危惧した。 今回の石川への代打を含め、与田監督は選手を代えるタイミングが早い傾向があるという山崎氏。「目先の1勝というのは監督なら当然考えなければいけないが、(ドラ1の)石川だから(我慢してほしかった)」と我慢強い起用を求めていた。 山崎氏の発言を受け、ネット上には「ああいう場面を経験させないのなら、『何のために一軍に入れてるの?』って言われるのも仕方ない」、「わざわざ一軍に上げたのなら、未来への投資と思って腰を据えて起用するべきでしょ」、「確かに与田監督は選手交代が早すぎるから、もう少し辛抱強く采配してほしい」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「代打で出てきたのが阿部だったから、特に悪い采配だったとは思わなかったけどなあ」、「1点差の緊迫した場面なんだから、経験が浅い石川より実績のある阿部に任せる方が理にかなってる」、「石川は打率1割台で阿部は2割台、打てそうな方を優先するのは当然だろ」といった反発も複数見受けられた。 「石川は12日に一軍昇格し同日の試合でプロ初ヒットをマークしましたが、その後の試合はいずれもノーヒットと苦しんでいます。一方、阿部も今シーズンは打率が2割台前半と苦しんでいますが、昨年は129試合に出場し3割近くの打率をマークした実績を持っています。結果は併殺でしたが、経験・実績で石川を上回る阿部を代打に送ったこと自体はあながち間違いではないとも思いますが…」(野球ライター) ゴールデンルーキーを巡る起用で物議を醸してしまった与田監督。「8-0」で勝利した翌16日の同カードでは石川をスタメンから外してもいるが、今後はどのように起用していくつもりなのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月16日 19時30分
DeNA・ラミレス監督に「勝つ気無いのか」ファン激怒 チャンスを潰した強攻策、真中元監督・谷沢氏からも疑問の声
15日に行われたDeNA対中日の一戦。この試合でDeNA・ラミレス監督が見せた采配が、ネット上のDeNAファンの間で物議を醸している。 >>DeNA・ラミレス監督がまさかの奇策!与田監督とはくっきりと明暗?サヨナラ勝ちを呼び込んだ“代打ウィーランド”<< 問題となったのは、「0-2」とDeNA2点ビハインドの5回表。この回、DeNAは1死から戸柱恭孝、倉本寿彦の連続ヒットで一、二塁のチャンスを作ったところで、投手・濵口遥大が打席に。2点差で負けているという状況を考えると代打、もしくはバントで2死二、三塁にして次打者の梶谷隆幸に託すのがセオリーの場面だった。 ところが、ラミレス監督は濵口に代打を出さず、バントもさせないまま打たせるという強攻策を選択。この結果濵口は空振り三振に終わり、次打者の梶谷もセンターフライに倒れ無得点。この拙攻も響き、DeNAは「1-2」で試合を落とす結果となった。 同日に放送された『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)では、番組に出演した元ヤクルト監督・真中満氏や元中日・谷沢健一氏らOBがラミレス監督の采配に疑問を呈している。番組内で谷沢氏は「(ラミレス監督の意図は)ちょっとよく分からないけど、セオリー外(の采配)だよね」、真中氏も「この場面は『どうしたのかな?』と気になった(場面だった)」とそれぞれコメントしている。 セオリーから外れた強攻策を受けて、ネット上にも「同点・逆転のチャンスだったのに何でそのまま打たせたんだ」、「代打やバントを仕掛けて失敗ならまだ納得できたが、何もせずチャンスを潰したから納得できない」、「せっかくの好機で変な策に走るなよ、勝つ気ないのか」といった反発の声が多数寄せられている。 同時に、「その前で濵口がヒット打ってたから、この調子ならいけるって思っちゃったんじゃないか」、「濵口は4回裏までで球数79球だったから、続投させるために代打は出さない選択をしたのでは」といった、強攻策の理由を推測するコメントも複数見受けられた。 「同戦の濵口は3回表の第1打席で、センター前にヒットを放っています。この第1打席の結果や回がまだ5回だったという点を踏まえ、ラミレス監督が濵口を打たせる決断を下したのではと考えるファンは少なくないようです。ただ、第1打席のヒットが今シーズン初ヒットだった濵口をそのまま打たせるよりは、大和(打率.306)、柴田(竜拓/同.286)といった選手を代打にした方が得点の可能性が高かったことは明白。5回以降もまだ続投させたかったということなら、手堅くバントでも良かったのではと思いますが…」(野球ライター) 試合後の報道では、強攻策についてのラミレス監督のコメントは特に伝えられていない。納得できないファンも多く見受けられた同戦での采配だが、果たして何が狙いだったのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月16日 17時30分
遂にDeNAファンにお目見え! 完成した“ニュー横浜スタジアム”は更に魅力的に変貌!
2017年から2020年にかけて段階的に進められていた横浜スタジアムの大規模な増築、改装工事。本来ならば3月のオープン戦で華々しくお披露目される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で無観客試合が続き、約4か月遅れの7月17日の巨人戦(完売)から、遂にファンも足を踏み入れられる運びとなった。 完成した横浜スタジアムは、大きく4エリアの新設を行った。 まず、関内駅方面から横浜公園に入ると、レンガ作りの大きな建物が目に入る。これが新設された「レフトウィング席」の外観で、このエリアには新たに2,812人の収容が可能。横浜スタジアム全体ではプロ野球開催時に最大34,046人の収容人数となる。最上部は地上31メートルで、ライトウィング席や、個室観覧席と同じ高さ。ブルーのキレイなシートは広さ十分でグラウンド全体を見渡せると共に、外に目を向けると関内駅など横浜の中心地が見渡せる心地よいエリアとなっている。 そのレフトウィング席の3階には、本格中華を提供する「濱星樓(はますたろう)」がオープン。横浜中華街発展会共同組合が監修した、麻婆豆腐、エビチリ、海鮮あんかけ焼きそば、春巻、肉まん、マンゴー杏仁プリンを提供する。昨年オープンしたライトウィングには、横浜名物崎陽軒の「シウマイBAR」が、他にも球団オリジナルの「ベイ餃子」もラインナップされているので、中華の食べ比べも楽しめそうだ。 また、昨年までは内野の外周までだった「Yデッキ」が外野まで拡張。これによりスタジアムの外周約600メートルを回遊する事が可能となり、場内コンコースの混雑緩和をはかる。その「Yデッキ」のセンターバックスクリーンの左右2箇所に「DREAM GATE STAND」も新設。ファンに好評のバックスクリーン下にある「DREAM GATE」と合わせて、より一層野球を身近に感じられるスポットが増えた。もう既に運用されているが、試合のない日には「Yデッキ」を横浜公園の通路として開放。市民の散歩やランニングなどにも活用され、公園の魅力もアップした。 こちらも既に運用されているが、昨年まで「BAYSTORE GAIYA」として運用されていたグッズショップが移転し、「BAYSTORE PARK」としてオープン。これらのエリアの新設で大規模改修は完了となった。 明治7年(1874年)に居留外国人用のクリケット場として着工、ルー・ゲーリック・メモリアル・スタジアム、平和野球場と名を変えてきた歴史ある球場が、より魅力的なボールパークに変貌を遂げた。“ニューハマスタ”は満員のファンの熱を包み込む準備を整え、まずは5000人の観客を受け入れる。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年07月15日 19時30分
中日・石川に「舐めてんのか」ファン激怒 炎上を招いた“ベース踏み忘れ”、「二塁で使った与田監督も悪い」との声も
14日に行われた中日対DeNAの一戦。同戦に「6番・二塁」で先発出場した中日・石川駿のプレーが、ネット上の中日ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「1-0」と中日1点リードで迎えた4回表に飛び出たプレー。この回中日は先発・山本拓実が同点に追いつかれ、なおも1死満塁と大ピンチ。ここで迎えたDeNA・倉本寿彦の遊ゴロが併殺崩れとなったことで勝ち越しを許したが、2死一、三塁とアウトカウントは1つ増えたものと思われた。 ところが、直後にDeNAの二塁走者・ロペスが自軍ベンチに何かをアピールし、これを受けたラミレス監督がリクエストを要求。審判団がビデオ検証したところ、併殺プレーの際に二塁カバーに入った石川が、二塁ベースを踏んでいなかったことが判明。これにより二塁アウトの判定は覆り、走者オールセーフの1死満塁から試合が再開されることになった。 石川のミスで動揺したのか、山本はその後伊藤光にタイムリー、梶谷隆幸に2点タイムリーツーベースを浴び「3.2回5失点」でKO。打線もその後の回で2点しか返せず、「3-5」でDeNAに敗北。この日勝利した阪神と入れ替わり最下位に転落してしまった。 >>中日・荒木コーチに「辞めた方がいい」楽天・大久保元監督が判断ミスを痛烈批判、「荒木はむしろ被害者では」と反発も<< 大量失点につながった石川のミスを受け、ネット上には「石川のプロとは思えないチョンボで試合が壊れた」、「ベース踏み忘れるとか舐めてんのか、草野球レベルの凡ミスだぞ」、「こんな怠慢プレーされたらチームの士気に関わりかねない」といった批判が挙がっている。 一方、「経験少ないのに石川を二塁で使った与田監督も悪い」、「阿部(寿樹)、溝脇(隼人)を起用せずに石川を使ったんだからそりゃそうなるわ」といった、チームを率いる与田剛監督に非があるとする意見も複数見受けられた。 「今回二塁守備で失態を犯してしまった石川ですが、実はプロ入りした2016年から昨シーズンまでに一軍では3試合しか二塁を守ったことがなく、二軍でも4年間で46試合しか二塁守備に就いていない選手。その石川を使うよりは、同戦でベンチ入りしていた阿部(通算142試合出場)や溝脇(通算11試合出場)といった、石川以上の二塁経験を持つ選手たちを使うべきだったと主張しているファンは少なくありません。おそらく、与田監督は試合前時点で『.286』と3割近い打率を残していたことを考慮して石川を起用したのだとは思いますが…」(野球ライター) 試合後の報道では、石川のミスについて与田監督が「明らかにやってはいけないプレー」と苦言を呈したことが伝えられている。ただ、二塁経験の少ない石川を起用した与田監督の責任も大きいと考えているファンもいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月13日 17時30分
バースデーウィークにウイニングボールを2個プレゼント! DeNA・石川、“愛され続ける男”の人間力
7月10日、ベイスターズの石川雄洋の34回目の誕生日。ちょうどその日に行われた、ファームの平塚球場でのスワローズ戦に、1番・セカンドでスタメン出場した石川は、5回にセンター前ヒットを放つなどフル出場。ピンチにはピッチャーに声を掛け、ショートに入ったゴールデンルーキーの森敬斗にも指示を送るなど、ベテランらしい働きでチームの勝利に貢献。9回、進藤が最後のバッターを三振に取ってゲームセットとなり、マウンドにナインが集った際、ウイニングボールはそっと石川に渡された。はにかみながらボールをかざし、“エアハイタッチ”でみんなで勝利と祝い、同時に誕生日を祝われる姿は、まさにチームに愛される男を象徴していたシーンだった。 また一軍で、9日の敵地広島で先発を任された井納翔一も、登板前日に「10日が同級生の石川の誕生日なので、ウイニングボールをプレゼントできるように頑張る」と意気込んだ結果、6回を被安打4、1失点ピッチングで見事に今季2勝目を挙げる事に成功。井納は12日にTwitterで、約束通り石川にボールを渡し「これからもチームの為に頑張る」と共闘を誓っていた。 昨年の1000本安打を達成した際も、ヒーローインタビューで後輩の筒香嘉智からサプライズケーキがプレゼントされ、ナインが集まって記念撮影が行われた。現役のみならず、OB達からも「気遣いをスマートにできる。本当に凄い」と絶賛されるなど、愛されエピソードは枚挙に暇がない。 チームでは日本人野手最年長となっているが、昔から変わらぬスマートなスタイルと、キャップの後ろからなびく金髪、若々しいプレーからは34歳の年齢は全く感じさせない。現在一軍は好調な状況だが、これから稀に見る強行日程も予想される今シーズン。昨年、大型連敗に終止符を打つ貴重なホームランを放つなど、チームの雰囲気を変えることができる“特殊能力”を持つ石川は、どこかのタイミングで必ずその力が必要とされる日がやってくる。16年目にして新背番号42を背負う熱い男は、栄冠掴むその日の為に、太陽の下で淡々と爪を磨く。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年07月11日 17時00分
DeNA・ラミレス監督がまさかの奇策! 与田監督とはくっきりと明暗? サヨナラ勝ちを呼び込んだ“代打ウィーランド”
7月7日に行われた中日対ヤクルトの一戦。試合は「2-1」でヤクルトが勝利したが、試合結果以上に注目を集めたのが中日・与田剛監督の采配だった。 両軍「1-1」で迎えた延長10回表、与田監督は岡田俊哉をマウンドに送ると同時に、捕手をA・マルティネスから加藤匠馬に変更。この回中日は1点を勝ち越されてしまうが、その裏に2死満塁のチャンスを作った。 ところが、与田監督は加藤を最後にベンチ入り野手を全て使い切っていたため、迎えた8番の岡田に野手の代打を出すことができず。苦肉の策として投手・三ツ間卓也を代打に送るも、三ツ間は空振り三振に終わり「1-2」で敗戦してしまった。 >>中日・与田監督に「最低の采配」ファン激怒無計画な選手起用で自滅、本人も「完全に僕のミス」と猛省<< 無計画な選手起用で勝機をつぶしたとして、ネット上には与田監督に対する批判の声が多数寄せられた。その一方で目に付いたのが、「代打ウィーランドを思い出すな」、「代打が三ツ間じゃなくウィーランドなら何かが起こったかもね」といったコメントだった。 コメント内にある「ウィーランド」とは、2017年から2018年にかけてDeNAでプレーした助っ人投手のこと。2年間で14勝を挙げるなど一定の数字を残した投手だが。実は在籍中にDeNA・ラミレス監督から代打として起用されたことがある選手でもある。 2018年8月3日、横浜スタジアムで行われたDeNA対広島の一戦。試合は8回裏終了時点までDeNAが「6-3」でリードしていたが、9回表に広島が3点を挙げ同点に。そのまま試合は延長戦に突入したが、延長11回裏にDeNAが2死一、二塁とチャンスを作った。 一打サヨナラのこの場面で、DeNAの打順は7番・嶺井博希へ。ところが、ラミレス監督はここで嶺井に代え、なんと投手のウィーランドを代打起用。控え野手にはまだ伊藤光が残っていたということもあり、球場はどよめきに包まれた。 なぜラミレス監督が奇策に走ったのか、それにはウィーランドの打撃力が関係していた。実はウィーランドは投手でありながら、前年に「.229・3本・12打点・11安打」といった打撃成績をマーク。特に対広島戦では「.538・3本・9打点・7安打」と驚異的な数字を残していた。こうしたデータを元に、ラミレス監督はウィーランドを切り札として代打起用した。 打席に入ったウィーランドは1、4球目を空振るも、それ以外の球は全て見極め四球をゲット。2死満塁とチャンスをさらに広げ、次打者・倉本寿彦のサヨナラタイムリーを呼び込んだ。 試合後の報道では、ウィーランドが「監督から代打を告げられてワクワクしていた」とやる気満々で打席に臨んでいたことが伝えられている。また、起用したラミレス監督は「彼が塁へ出たことで試合に勝てた。素晴らしい打席だった」と称賛し、倉本も「ウィーランドのあの粘りを見たら思い切っていくしかないと思った」とサヨナラ打の原動力になったと語っている。 ただ、シーズン全体で見れば、2018年は「.182・1本・2打点・6安打」と打撃成績は下落。まだ、本業の投球でも2ケタ10勝を挙げた前年とは一転し4勝に終わるなど成績を残せなかったため、同年限りで退団となっている。 2018年に退団した後に韓国・起亜に1年間所属し、現在はアメリカ独立リーグでプレーしているウィーランド。退団から2年が経過した現在も、代打起用の衝撃は多くのファンの心に残っているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月09日 17時30分
DeNA、“出戻り”高城俊人が攻守で存在感! 我慢のリードにタイムリーも
2017年にルーキーだった濱口遥大を引っ張り、2桁勝利と日本シリーズの快投を支えた高城俊人。2年振りに古巣ベイスターズに戻り、開幕4戦目のドラゴンズ戦で再び組んだ”濱ジョー”バッテリーは、8回1/3まで無失点と堂々の内容で久しぶりの勝利を挙げた。キャッチャーの登録の関係で一旦抹消されたが、8日のカープ戦では再び濱口とコンビを組んだ。 この日の濱口は、昨日の雨でスライド登板の影響もあったのか制球が定まらず、高城も唯一使えていたチェンジアップを軸に苦心のリード。自己ワーストの10四死球を与えながらも、5回1/3を2失点となんとか粘った印象。2018年7月1日、トレード前最後にバッテリーを組んだゲーム、奇しくもこの日と同じカープ戦では2回2/3、4者連続押し出しを含む4安打8四死球6失点と比べれば、試合を壊さない程度の結果は出した。 バッティングでも高城は2回、カープ先発ジョンソンのツーシームをセンター前に弾き返し、復帰後初ヒットをマーク。7回のチャンスには「とにかく必死でした!追い込まれていましたが食らい付いていきました」と振り返った一打は、詰まりながらもセンター前に落ち、一時期勝ち越しとなるタイムリーヒットも放つ活躍を見せた。オリックスでは出場機会に恵まれず、1軍では僅か5試合のみで、昨年はファームでも25試合で33打席しか与えられず打率はジャスト1割。試合勘も少しずつ戻ってきたと期待させる内容だった。 ラミレス監督の方針で再度抹消されるとのことだが、今後濱口の登板に合わせて登録される模様。今シーズンは昨年正捕手だった伊藤光に絶対感はなく、むしろ戸柱恭孝のリード面が評価されていると感じさせる。勝負強いバッティングの嶺井博希も控えているが、混沌としたベイスターズのキャッチャー争いに、“強肩強打の凄い奴”高城が割って入るチャンスは十分ありそうだ。 取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年07月09日 15時45分
広島・堂林、満塁弾は鈴木のおかげ?「広島らしい攻撃を呼んだ」横浜・大矢元監督が称賛したプレーにファンも共感
元横浜(現DeNA)監督で野球解説者の大矢明彦氏が、8日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。広島・鈴木誠也のプレーを称賛した。 鈴木が所属する広島は同日にDeNAと対戦。8回裏に堂林翔太が満塁ホームランを放ち「6-3」で逆転勝利を収めたが、大矢氏はこの回に出塁していた鈴木の好走塁が満塁弾につながったと解説した。 「2-3」と1点ビハインドだった8回裏、1死から死球で出塁した鈴木は、次打者・松山竜平がライトへポテンヒットを放つ間に一気に三塁まで進塁。大矢氏はこの走塁を「これ(ポテンヒット)は普通一塁ランナーだと『どうかな?』というふうに見て(迷って)一、二塁で終わるケースも多いが、鈴木はしっかりボールを見て三塁まで行ってくれた」と好走塁だったと評価した。 大矢氏は鈴木の好走塁を機に、チームが「広島らしい攻撃に変わっていった」とコメント。この後広島は1死一、三塁から松山の代走・上本崇司が二塁へ盗塁し、打席の會澤翼も四球で出塁。一気に1死満塁の大チャンスを作った。 そして迎えた堂林が3球目をバックスクリーンにたたき込んだことで、広島は一挙4得点でDeNAを逆転。大矢氏は「投手が慌ててくれて、ピンチを広げてくれて堂林の本塁打に(つながった)。余裕がなくて真ん中に投げてしまった」と堂林以前の打者が投手に圧力をかけ続けた結果だとした上で、「あの走塁が広島らしい攻撃を呼んだ」と再度鈴木の好走塁を称賛していた。 >>マエケン、試合前からノーヒットノーランを予感していた?大記録の裏話を告白、試合後にはまさかのサプライズも<< 鈴木の走塁に着目した大矢氏の発言を受け、ネット上には「ファンの注目は堂林に集まってたけど、プロはこういう記録に残らないプレーを見てるんだな」、「確かにあの走塁で二塁を空けることができたのは大きかった気がする、一、三塁のままだとゲッツーもあり得た」、「會澤に対して制球定まってなかったのを見ると、1点差で三塁までいかれたのは相当ストレスだったんだろうな」、「今シーズンの鈴木はかなり走塁意識高いから心強い、今後も積極的に走ってほしい」といった反応が多数寄せられている。 「開幕からここまで『.412・6本・13打点』と打撃面での活躍が目立つ鈴木ですが、相手の隙を見逃さない走塁でもチームに貢献しています。例えば、6月23日の巨人戦では2回表無死から四球で出塁すると、次打者に対する相手投手の暴投を見て一気に三塁まで進塁。1死後に迎えた會澤が遊ゴロを打つ間に同点のホームを踏みました。また、7月5日阪神戦では2回裏無死の場面でセンター前へ打球を放った際、打球処理がもたつく間に二塁まで進塁。こちらもその後本塁まで生還しています」(野球ライター) 7月はここまで「0勝4敗」と未勝利が続いていたが、ようやく1勝目を手にした広島。鈴木の好走塁でついた勢いを生かし、ここから反攻を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年07月08日 20時30分
マエケン、試合前からノーヒットノーランを予感していた? 大記録の裏話を告白、試合後にはまさかのサプライズも
ツインズ・前田健太が7日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。NPB・広島時代(2007-2015)に達成したノーヒットノーランについて言及した。 2012年4月6日に横浜スタジアムで行われた対DeNA戦に先発し、「9回無失点・被安打0・2四球・6奪三振」といった投球内容のノーヒットノーランを達成した前田。今回の動画ではこの大記録の達成前後の裏話を語った。 >>広島・大瀬良、新婚旅行中に佐々岡監督から電話!「このタイミングか!」まさかの内容にマエケンも驚愕<< 同戦がシーズン2度目の登板だった前田だが、マウンドに上がった時点で「人生で一番くらい調子が良かった。初回マウンドに上がって『今日俺絶対点取られない』って思った」とのこと。前田によると、試合前のブルペン投球で同僚捕手・倉義和(現広島一軍バッテリーコーチ)がストレートを取りこぼすほど球が走っていたという。 手応えそのままに試合でも打者に付け入る隙を与えず、5回までノーヒットに抑えた前田。この辺りから周囲の選手に早くも「ノーヒットノーランやぞ」と声を掛けられ始めたというが、「前の年(2011年10月25日・対ヤクルト戦)に失敗してるから、これはもうガチガチに意識した方がいい」と考え、7回辺りから本気で記録達成を狙いにいったという。 その後9回裏2アウトまで記録を継続させ、打席のDeNA・石川雄洋を打ち取れば達成というところまでこぎ着けた前田。ただ、石川とは対戦成績が良くなかったこともあり、打たれそうな雰囲気を感じたとのこと。そのため、前田は「よし、四球や」とわざと四球を出し、勝負を避けることを選択したという。 戦略的な四球で石川を歩かせた後、次打者の梶谷隆幸を投手ゴロに仕留め見事大記録を達成した前田。様々な方面から祝福を受けたというが、なんと記録達成を許したDeNAからも花が届いたとのこと。遠征から戻った後、広島の本拠地・マツダスタジアムでDeNAから贈られた花を見た前田は「DeNAっていうチーム・会社は素晴らしいな」といたく感動したという。 また、前田によると本拠地では「野村(謙二郎)監督からもプレゼントをもらった」とのこと。当時の野村監督から「何か記念に買ってあげるよ」、「これはもうお祝いだから、俺からプレゼントさせて」と言われた前田は、当時背負っていた背番号「18」にちなんで18万円ほどのバッグをプレゼントされたことを明かしていた。 今回の動画を受け、ネット上には「この試合懐かしいなあ、若かりし日の丸(佳浩/現巨人)が先制タイムリー打ったんだよ」、「当時は『今日はかなり制球いいな』って思って観てたけど、本人にも絶好調の自覚はあるものなんだな」、「石川の四球は狙ってたのか、てっきり苦手意識強すぎて力んだ結果と思ってた」、「相手チームや監督がプレゼント贈ったのは知らなかった、どっちも粋な事するなあ」といった反応が多数寄せられている。 球界では2006年の中日・山本昌以来6年ぶり、球団としては1999年の佐々岡真司(現広島監督)以来13年ぶりの偉業だった前田のノーヒットノーラン。達成から8年後に明かした裏話は多くのファンを驚かせたようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について前田健太の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCJlavxr4G9OFkymtkbKZmOw
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スポーツ 2020年07月06日 18時30分
DeNA・ラミレス監督に「意味が分からん」ファン困惑 またしても物議の継投策、本人は「経験してもらいたかった」と弁明
5日に行われたDeNA対ヤクルトの一戦。この試合でDeNA・ラミレス監督が打った継投策が、ネット上のDeNAファンの間で物議を醸している。 問題となったのは、「8-0」とDeNA8点リードで迎えた9回裏の継投。この回ラミレス監督は石田健大に代え、パットンを3番手の中継ぎとして投入。パットンはヤクルトの先頭・坂口智隆をレフトフライに打ちとり難なく1アウトをとった。 ところが、この直後ラミレス監督はパットンを降板させ、ドラフト3位ルーキーの伊勢大夢を4番手としてマウンドへ。急なタイミングでの交代に思うところがあったのか、パットンは首をかしげながらマウンドを降り、その後はベンチで頬づえをつき、ふてくされたような表情で戦況を見つめていた。 >>DeNA・ラミレス監督に「理解不能」批判の声継投ミスに元巨人・上原氏も苦言、試合後の弁明にも反発相次ぐ<< その後伊勢が1点を失うも、「8-1」で試合には勝利したDeNA。しかし、ラミレス監督の継投を受け、ネット上には「は?何でこのタイミングで交代?」、「打たれた訳でも無いのに意味が分からん」、「パットンめちゃくちゃ不服そうだけど、一体何の意図があるんだ」といった困惑の反応が多数寄せられている。 一方、「大差がついてたし、多少打たれてもいいから伊勢に経験を積ませたかったのでは?」、「ヤクルトはこの後山田、村上(宗隆)、青木(宣親)と好打者が続くから、伊勢に場数踏ませる意味合いがあったんじゃないか」といった、交代の理由を推測するコメントも複数見受けられた。 「試合後の報道では、継投の理由についてラミレス監督が『ああいう状況で経験してもらいたかったというのがある』と語ったことが伝えられています。ヤクルトの主力打者相手に経験を積ませることで、伊勢を早く計算の立つ中継ぎにしたいという思惑があったようです。ただ、この理由についてもファンからは『じゃあパットン出さずにイニングの頭から伊勢を出しとけよ』、『絶対事前に説明してなかっただろ、パットンかなり不満げだったし』といった批判が挙がっていますが…」(野球ライター) ラミレス監督は6月30日の対巨人戦でも、それまで1失点の好投を見せていた濱口遥大を6回途中に突如降板させ物議を醸している。相次ぐ不可解な継投は「今後の戦いへ向けた準備の一環」、「今試せる継投は全て試して、中盤以降の戦いに備えているのでは」との見方もされているが、果たして今回の継投は今後吉と出るのだろうか。文 / 柴田雅人
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2020年04月09日 17時30分
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2020年04月07日 11時45分
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DeNA、ブルペン陣にニューフェイス! 期待のルーキー・伊勢大夢が目指す開幕一軍
2020年04月02日 17時30分
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スポーツ
「離れていても心はひとつ」 DeNA、開幕延期・無観客でもファンと繋がるアプローチとは
2020年03月31日 06時30分
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スポーツ
DeNA・ラミレス監督「粛々と従うしかない」 東京オリンピック延期決定でベイスターズに迫り来る余波
2020年03月26日 17時30分
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スポーツ
DeNA、開幕延期が吉と出る? 3年目左腕・櫻井周斗が狙う開幕ローテーション
2020年03月19日 17時30分
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スポーツ
無観客に取材規制…DeNA、猛威を振るうコロナウイルスに厳戒態勢続く
2020年03月16日 17時30分
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スポーツ
ラミレス監督も「プレッシャーに打ち克つ」と太鼓判! DeNA新キャプテン・佐野恵太が目指す不動の四番の座
2020年03月12日 17時30分
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スポーツ
現在オープン戦ホームラン王! DeNA、新外国人タイラー・オースティンが対応すべきポイント
2020年03月09日 17時30分
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スポーツ
過去の助っ人スターターはパッとしないが…DeNA、マイケル・ピープルズにかかる期待
2020年03月05日 17時30分
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スポーツ
DeNA、苦しみから解放された三浦二軍監督の台頭は間近? “センバツ無観客化”がラミレス監督の投手運用に影響する可能性
2020年03月05日 11時45分
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スポーツ
DeNAラミレス監督、巨人・阪神より中日を警戒? 「Aクラスに入れる」昨シーズン5位から飛躍を断言するワケは
2020年02月18日 17時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分