DeNA
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スポーツ 2020年09月23日 11時25分
DeNA・ラミレス監督が山崎を重用するワケ 優勝はもはや目標ではない?
原巨人が両リーグトップで50勝に到達した9月22日、ひと足早くデーゲームで行われた阪神対DeNAの一戦は“来季”を感じさせた。 「この日、投じたストレート11球全てが150キロを超えていました。それでも打たれるとは…。不振の原因は技術的な問題ではなく、精神的に何かあるのではないか」(プロ野球解説者) DeNAの守護神・山崎康晃のことだ。山崎は1点リードで迎えた6回からマウンドに上った。先頭打者こそ抑えたものの、その後、3連打を浴び、同点を許してしまった。本来ならば、試合中盤で出てくる投手ではない。9回の最後を担うクローザーだが、不振で配置替えとなっている。 >>DeNA・山崎に「二軍に落とせ」ファン激怒 元横浜・齊藤氏も苦言、まさかの背信投球が続くワケは<< 150キロ強を計測した状態を指して、前出のプロ野球解説者がこう言う。 「山崎の不振の原因は、勤続疲労だと思ってきました。前回登板の巨人戦(9月20日)も失点しています。2試合とも、ストレートを狙い打ちされている感もあります」 ストレートを狙い打ちされている状況は、ラミレス監督にも報告されている。それでもあえて勝ちゲームで起用してきた理由だが、「来季のため」だと予想されている。失点を積み重ねることで、「ストレート主体のピッチングスタイルを変えるべき」ということを、本人に自覚させているのではないか、と。 「山崎にはフォークボールもありますが、基本的に力でねじ伏せるタイプ。打ち損じを誘うピッチングもできれば、息の長いクローザーになれるんですが」(前出・同) ラミレス監督は来季も見据え、成績を落とした主力選手たちに復調のきっかけを与えようとしているようだ。「来季」と言えば、野手陣でも、そんな選手起用が見られた。 22日、一軍復帰したベテラン助っ人のホセ・ロペスをスタメン起用している。 「ロペスは不振で二軍落ちも経験しました。残り試合を一軍で過ごせば、来季からは外国人枠から外れます。そうすると、ロペス以外の外国人選手を4人も一軍登録することができます」(ベテラン記者) もっとも、今季の残り試合を捨てたわけではない。2位でペナントレースを終えるのと3位に甘んじるのとでは、雲泥の差がある。「原巨人を最後まで苦しめた」という結果が残れば、来季の士気も高まるからだ。 「ラミレス監督の契約は『1年』。今オフに契約を延長するか、新監督を迎えるかをフロントが判断します。一般論として、退任する監督は自身の成績を上げ、次に繋げようと選手を酷使する傾向にありますが、ラミレス監督はリリーフ陣に連投をさせたくないと、ブルペン管理を今も徹底しています」(球界関係者) 選手を犠牲にしない。一見、簡単そうに見えてできないことだ。ラミレス監督は“良い指揮官”と言えそうだ。 育成名目で若手中心のスタメンを組めば、ファンが離れてしまう。観客数の上限が緩和されたというのに、ペナントレースが消化試合になってしまうとは皮肉な限りだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月21日 17時30分
DeNA・佐野、8月月間MVP男は止まらない! 難しい成績の安定化を果たす「修正と維持」
8月度「大樹生命月間MVP賞」の打者部門を見事に手にした佐野恵太。8月、26試合全て4番の座にどっしりと座り、打率.343、ホームラン6本。「ここが一番うれしい」とこだわっているも打点22と稼ぎまくり、クラッチヒッターの証でもある得点圏打率は.394と、打線のコアとして文句ない働きを見せた。 昨年ベイスターズは、3人が月間MVPに輝いた。5月の投手部門ではエース今永昇太が、4勝1敗、防御率1.78、クオリティスタート率100%と圧巻の内容で受賞。しかし6月は一転、2勝1敗、防御率4.56、クオリティスタート率も50%と数字を落とした。 7月は打者部門でホセ・ロペスが受賞。24試合で28打点、8ホームランのうち2本がグランドスラム。殊勲打も8回を数え、ヒーローインタビューに“いつも上がっている”印象さえあるほどだった。8月に入ると調子を落とし、打率.217、ホームラン2本、打点も9と冴えない成績になってしまった。 同じ7月の投手部門では、ストッパー・山崎康晃が受賞。12試合に登板し1勝7セーブ、防御率は0.75と無双状態でチームを上昇気流に乗せる活躍。“夏に弱い”との課題を克服したかに見えたが、8月は7セーブをマークしたものの、サヨナラホームランを浴びるなど悪い印象もあり、防御率も4.50と数字を下げてしまった。 昨年受賞の3人とも翌月の数字は芳しくなく、MVP受賞者に限らずとも絶好調を維持することはなかなか難儀だ。しかし佐野は今シーズンの開幕当初の6月は打率.351、7月.330と波がなく、ここまで調子が安定している。「1日の終わりにその日の反省をしっかりして、次の日に向けて準備をする作業」を毎日のルーティーンワークとし「調子を修正したり、良いところは維持できるように」と考えながら試合後、横浜スタジアムのライト付近で素振りを繰り返す。その姿から慢心はみじんも感じられない。スタミナ切れが心配される夏場にもスイングは鋭さを増し、長打も増えている点からも心配は杞憂に終わりそうだ。 自身の首位打者も見えてくる状況には目もくれず「しっかりと打点を稼いで、チームの勝利に貢献したい」と言い切る頼れるキャプテン。44番の背中は日に日に大きく見えてきた。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月17日 17時30分
DeNA・坂本、左腕王国の灯は消さない! “負けないルーキー”が再びローテーション定着へ
昨年ドラフト2位指名された坂本裕哉が15日、先発3戦目にして2勝目を挙げ、ケガから復帰2戦目で結果を残した。 ベイスターズは2018年には石田健大、今永昇太、濱口遥大、東克樹の左腕カルテットでローテーションを形成するなど、左腕王国として名を馳せていた。昨年も今永がエースとして君臨し、濱口、先発中継ぎとフル回転した石田らが中心となっていたが、東が左ひじ故障で離脱。結果的にはトミージョン手術を受けることとなった辺りから、王国に暗雲が立ち込め始めた。 今シーズンもエース今永を中心に、濱口、石田に3年目の櫻井周斗、ルーキー・坂本が台頭し、左腕ローテーションは健在と思われた。しかし、櫻井は結果を残せず、チーム事情から石田は中継ぎとなり、開幕は今永、濱口、坂本の3人がローテーションに残った。その後、デビュー戦で坂本が見事に勝利したがその試合で足をくじき登録を抹消され、8月半ばには今永までもが左肩違和感でまさかの離脱。残ったのは濱口一人となってしまった。 「思ったより時間がかかった」と本人も振り返るように、坂本が復帰したのは約2か月半後の9月8日。久々の横浜スタジアムでのマウンドは、生命線のコントロールがイマイチで5回7失点と厳しい内容。しかし、味方打線の奮闘で引き分けとなり、黒星は付かなかった。プロとして重要な“負けない運”を味方に付け、次戦は9月15日人生初の神宮での登板となり、2回に2失点を喫したものの、3回からは立ち直り、打たせて取るピッチングで6回途中まで粘り、見事2勝目を手にした。 12日に久し振りとなる4勝目を挙げた濱口と坂本がローテーションの核になり、今はエース今永の復帰を待つ。来年には「憧れでずっと背中を追いかけていた」立命館大学の先輩・東克樹らと共に再び左腕王国を築く為にも、坂本にはルーキーイヤーにしっかりと爪痕を残してもらいたい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月14日 17時30分
DeNA、恒例の「キッズ STAR☆NIGHT 2020」が開催! 憧れのマウンドやグラウンドで子どもたちは熱狂、ROLANDも始球式で華を添える
横浜DeNAベイスターズは、9月12日のドラゴンズ戦を「キッズ STAR☆NIGHT 2020」として開催した。横浜夏の一大イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」の子ども向けイベントで、来場者全員に子どもサイズのスペシャルユニフォームが配布された。今年は「大人から子どもへ野球の魅力を伝える」をコンセプトに、様々なイベントが用意された。 入場時には、キッズサイズのスペシャルユニフォームが配布され、子ども達のテンションは上がり、試合前のセレモニアルピッチでは、横浜市内の小学校に通う6年生の少年がマウンドへ。ベイスターズベースボールスクールのコーチも務めるOBの加賀繁さんからの教えを念頭に入れ、「足をしっかり踏み込んで、思いっきり投げました」と振り返った。 始球式には、帝京高校で山崎康晃とクラスメイトだった“ホスト界の帝王”ROLANDさんが登場。「自信がなければ(始球式を)受けていない。男らしくストレートを内角高めに」。金髪を束ね、サングラス姿で投げ込んだが、白球は無念にもバッター大島洋平の背中を通過する大暴投。「難しかった!」と悔しがり、「また練習してリベンジしたい」と再登場に闘志を燃やしていた。また、「今まではジャイアンツファンだったが、始球式に登壇させていただき素直に嬉しかった。これからはベイスターズファンになります!」と宣言。山崎にも「世間から色々言われるのはスターの宿命。負けじゃなくて勝ちの途中だと思っている。だから一緒に頑張ろう!」とエール。山崎も「勇気もらえる!」と気の置けない仲間の金言を受け止めていた。 試合後の花火も、子どもに人気の「鬼滅の刃」の曲『紅蓮華』に乗せて打ち上がり、「親子でチャレンジ!ベイスターズ」では100名の親子が、まだ戦い終えたばかりのグラウンドで野球の基本である走攻守を体験。スターマンらのキャラクター達と共に選手も登場し、子どもたちは笑顔で身体を動かし貴重な体験を楽しんでいた。 コロナ禍の影響でイベントは催し難い状況の中、趣向を凝らして開催された「キッズ STAR☆NIGHT 2020」。試合も勝利し、大勢の子どもたちの笑顔が弾けていた。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月10日 17時30分
DeNA、ついに虎アレルギー払拭? 7年連続負け越し中の天敵に“打ち勝つ野球”で今年こそリベンジを
2013年の14勝10敗以来、7年間勝ち越せていない苦手タイガース相手に、今年は6勝6敗2引き分けと互角の戦いを見せている。 過去の戦績を振り返ると、2014年は8勝16敗、2015年11勝14敗、2016年9勝15敗1分、2017年10勝14敗1分、2018年8勝17敗、2019年8勝16敗1分。トータル54勝92敗3分で38もの負け越しで、散々たる成績。ラミレス政権となってからもちろん勝ち越しはなく、開幕時には毎年のように“対タイガース”の戦い方の質問が指揮官へ向けて飛ぶなど、虎アレルギー対策は重要課題となっている案件である。 >>DeNA、2年目右腕コンビがローテーションで躍動! 大貫と上茶谷が埋める今永&平良の穴<< ところが、今シーズンはここまで6勝6敗2分とがっぷり四つの戦いで、久々の勝ち越しも見えてきた。 昨年までの数字と見違えて違うのは打撃成績。チーム打率が.250を超えたのは2017年.251の1回のみで、2016年は.216、昨年も.232と低迷していたが、今シーズンはここまで打率.290、OPS.802と好調だ。中でも、打線のコアとなっている選手たちの活躍が目立ち、リードオフマンの梶谷隆幸が打率.367、3ホームラン、4番でキャプテンで只今リーディングヒッター・佐野恵太が.386、3ホームラン、代わりの利かない不動のサード・宮崎敏郎は.389、3ホームラン、2年連続ホームランキング・ネフタリ・ソトも.302、ホームラン2本と、しっかりと仕事を果たしてくれている。 昨日は今シーズン3回対戦し2敗を喫し、横浜スタジアムでも3戦3敗と苦汁を舐めさせられていた苦手のサイドスロー・青柳晃洋に5回8安打を浴びせ、土を付けることに成功した。また、長年苦しめられてきた天敵・福留孝介をここまで8打数ノーヒットに抑え込むなど、苦手意識を払拭できる流れは出来てきた。 残りは今日を入れて10試合。昨年の CSでも破れた屈辱も胸に刻み、今年こそ勝ち越して虎アレルギーを克服したい。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月07日 17時30分
DeNA、2年目右腕コンビがローテーションで躍動! 大貫と上茶谷が埋める今永&平良の穴
2年連続開幕投手で、今年も5勝をマークしていた絶対エース・今永昇太と、今シーズン8試合連続クオリティスタートを達成し、一時期防御率トップと大ブレイクを果たした平良拳太郎。ベイスターズローテーションのコアとして活躍していた左右の両輪がともにケガで離脱し、一気に苦しくなったスターター陣を、開幕ローテーションを逃した2年目の右腕二人が支える活躍を見せている。 まず、7月2日に一軍初先発を果たした大貫晋一は4回2失点、10日は1イニング3失点KOと結果を出せず、中3日で挑んだ崖っぷちの14日の登板で8回自責点1の快投。ラミレス監督の信頼を勝ち取ると、そこから破竹の5連勝をマーク。8月後半には体調不良も報じられ、29日には4回で降板するなどスタミナ面での心配もあったが、9月5日には暑い広島でのデーゲームで自身初完投で6勝目。前カード首位のジャイアンツを2位で追う立場ながら屈辱の3連敗を喫し、前日も12点を挙げながらも8,9回に4点を取られ同点に追いつかれ、勝ち切れないなど嫌なムードが漂う中、大貫は「いつもリリーフに助けてもらうことが多いので、少し役ませることができたならうれしい」と胸を張る快投。13連戦中ながら酷使されているリリーフ陣を休ませる貴重なピッチングが流れを変え、土曜日曜の連勝に結びついた。 そして、そのバトンを引き継ぎたいのが上茶谷大河。オープン戦は好調だったが、練習試合で肘の違和感を発症。初登板は7月24日までズレ込み、そこから3戦で11失点と精彩を欠き、ファームで再調整し2試合に先発し、計7回を投げ10奪三振、わずか1失点の内容で再び一軍に呼び戻された。そこから2戦、やっと“らしさ”を取り戻している。「ファームでストレートの強さに拘って」取り組んだことで、カットボールなど多彩な変化球も活きてきた。9月1日のジャイアンツ戦では菅野智之と堂々投げ合い、打席でも気迫を全面に出し、キャプテン佐野恵太も「上茶谷が食らい付いていたので」とコメントするほどチームを活性化した。 「左腕王国」と言われていたベイスターズだが、現在ローテーションにいるのは濱口遥大のみ。昨年のルーキーイヤーで球団史上初の計13勝を挙げた上茶谷&大貫の、未来を担う2年目コンビが核となり、先発陣の屋台骨を支えていく。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月04日 20時30分
巨人・田口に「クオリティ高い」「馬鹿にしてんのか」賛否の声 吉川・丸・亀井…試合中の同僚モノマネが物議
3日に行われた巨人対DeNAの一戦。試合は「13-4」で巨人が勝利したが、同戦で巨人・田口麗斗が見せたプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>巨人・後藤コーチに「違反行為じゃ?」疑問の声相次ぐ 三塁ランナーへの“肉体的援助”、高津監督の抗議も実らず<< 問題となったのは、「13-1」と巨人12点リードで迎えた6回裏1死一、二塁でのプレー。ここで第4打席を迎えた田口だが、この打席ではそれまでの打席で見られた普段のバッティングフォームではなく、同僚の吉川尚輝、丸佳浩、亀井善行と酷似したフォームをそれぞれ披露した。 具体的には初球がバットを垂直に立てたフォーム、2球目から4球目がバットを寝かせて右足を後ろに開いたフォーム、そして5球目がバットを揺らしながら構えるフォームという順番だった。 田口は打席内で一度もバットを振らず見逃し三振に倒れるが、ベンチに下がった後声をかけてきた吉川に対し満面の笑み。また、田口から見て左斜め前に座っていたウィーラーも、ニヤリとした表情で田口を見ていた。 打席内で次々にフォームが変わった田口の姿に、ネット上には「これ絶対にモノマネしてるよな(笑)」、「吉川に突っ込まれてるところみると本当にモノマネしてたっぽいな」、「割とクオリティ高いのが笑える」といった反応が多数寄せられている。 一方、DeNAファンからは「大差ついてるからって余裕こきすぎだろ、馬鹿にしてんのか」、「練習中とかにやるならいいんだけど、試合中にやるのは相手をおちょくってるとしか思えない」といった批判も複数挙がった。 「今回話題になっている田口は、これまでにも球団が手掛ける公式ユーチューブチャンネルが投稿した動画などでたびたび同僚のモノマネを披露している選手。中には動きを大げさに誇張したものもありますが総じてクオリティが高く、動画内ではチームを率いる原辰徳監督が『似てる!』と評価する場面もあります。今回のモノマネもクオリティとしてはなかなかのものでしたが、巨人が大差をつけている状況だったため一部DeNAファンからは侮辱行為と捉えられているようですね」(野球ライター) 試合後の報道では、今回のモノマネについての田口のコメントは特に伝えられていない。本人的にはベンチを盛り上げようという気持ちだったのかもしれないが、気分を害したファンも少なからずいたようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月03日 17時30分
DeNA・オースティン、ファームでやっと復帰! 渇望されるスラッガーのビッグカムバック
ケガにより戦列離脱し、ファームで調整中のタイラー・オースティンが9月2日、ロッテ浦和球場のファーム公式戦で実戦復帰を果たした。3番DHでスタメン出場したオースティンは1回、ランナーをスコアリングポジションに置いたチャンスの場面で、詰まったセンターフライに打ち取られ、2打席目はフルカウントから低めの落ち玉を、3打席目も同じように低めの変化球に手を出し、共に空振り三振の結果となった。 オースティンは開幕から右肘痛でスタメンを外れ、2カード目のドラゴンズ戦から復帰。当初の予定通り3番に座り、鮮烈な4安打デビューを果たし、3戦目には早くも初ホームランもマーク。その後も打率は3割を越え、打点も13と打線の中核を担っていたが、7月10日のタイガース戦でスイングの際に右手人差し指を痛め13日に登録抹消。23日に再登録され期待通りの活躍を見せるも、31日の甲子園でフェンスに激突し首を痛めてしまい、その後の打席でタイムリーヒットを放つなどガッツを見せたことも影響したのか、状態は改善されず、8月5日に再び登録抹消された。 バッティングだけではなく走塁でも全力疾走を怠らず、守備もダイビングキャッチを試みるなどハッスルプレーも魅力の助っ人だが、そのプレースタイルが諸刃の剣となり、結果的には度重なる戦線離脱となってしまっている。 ホセ・ロペスは不調でファームで調整中、ネフタリ・ソトも打球が上がらない状態で、過去二年間打線を引っ張ってきた強力助っ人達も本調子とは程遠い。3人の外国人が並び、超重量打線と恐れられていた開幕直後からのスケールダウン感は否めない状況で、昨日はわずか2安打と元気はない。一昨日にはキープし続けていた2位の座もタイガースに受け渡した。 現在13連戦の真っただ中で、今後も連戦の続く厳しいシーズン。実戦復帰を果たしたばかりでまだ結果も出てはいないが、破壊力抜群の元メジャーリーガーが一日でも早く万全の状態で復帰してくれれば、苦しむ打線の起爆剤としてベイスターズを救ってくれるとファンは信じている。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月31日 17時30分
DeNA・倉本、気迫のヘッドスライディングは健在! 打率は「.313」、2年間の悔しさを胸に再び輝く
6年目の倉本寿彦が復調し、存在感も増している。今年は開幕一軍の座は掴んだものの、当初はバックアップ要員としての役割で、主に代走からの守備固めとして出場機会が限られていたが、6月28日には9番ショートとして初のスタメン起用。しかし、3打数全てで空振りの3三振とタイミングが合わず、7月11日まで代打、代走で4試合途中出場したが、そこまで5打数ノーヒットと結果は残せなかった。 だが、ラミレス監督から「戻したらどうか」と、好調だった2016年のフォームを戻すアドバイスを受けた後の7月14日、久しぶりのスタメンに名を連ね、同点の1アウト満塁で打順が回ってきた4回に、ショートゴロとはなったものの、必死のヘッドスライディングで打点をもぎ取る。この後、今シーズン初安打の他にもう1本ヒットを放つ活躍を見せ、この日が調子を上げて行くターニングポイントとなった。 その後は、ラミレス監督の「対左ピッチャーの時の打率がいい」との理由で、徐々にスタメンの機会を増やしていき、7月30日には決勝打を放つなど月間打率.381をマーク。8月に入ると約半数の試合でスタメン起用され、8月9日には初回満塁決勝ホームランなど活躍。最近では相手が右ピッチャーでも、更に2番でも起用されることもあり、バントをせずとも右方向に転がしランナーを進めるチームバッティングも披露。また、好球必打で若いカウント、特に0-2までは打率5割を超えるが、同時にファールで粘るスタイルも復活し、2-2やフルカウントでも高打率を残すなど、打ち取り辛い打者としてもチームに貢献している。 3年前まではショートの不動のレギュラーだった倉本だが、2018年は85試合出場に留まり、昨シーズンに至ってはわずか24試合出場で、打率.121と不本意な成績に終わった。しかし、今年はすでに35試合に出場し、打率3割を超える活躍。大和、柴田竜拓と共にトロイカ体制で二遊間を形成する重要な戦力となっている。「結果を残すしかない」。年頭に誓った言葉を着実に形にしている今シーズン。6年目の背番号5が、悔しさを背にもう一度輝きを取り戻し始めた。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月28日 17時00分
DeNA・国吉、「チャック全開」で投球していた?「これが本当のオープナーか」登板時の姿が話題、試合後のコメントにも反響
27日に行われたDeNA対広島の一戦。試合は「3-2」でDeNAが勝利したが、同戦に登板したDeNA・国吉佑樹の姿がネット上のファンの間で話題となっている。 「3-2」とDeNA1点リードの8回表に4番手で登板した国吉は、広島先頭の長野久義を三ゴロに打ち取ると、後続の鈴木誠也、松山竜平を2者連続で空振り三振に。「1回無失点・被安打0・2奪三振」と相手に付け入る隙を全く与えない好投を見せた。 >>DeNA・ロペス、記録ラッシュ目前で二軍調整へ…ラミレス監督も「いいコンディションで帰ってきて欲しい」<< 話題となっているのは、その国吉の“下半身”。完璧な投球だった国吉だが、実はユニフォームのズボンのファスナーを閉め忘れたままマウンドへ。ファスナーはテレビ中継の画面上でも確認できるほど大きく開いていたが、国吉は最後まで気付かないままだった。 この国吉の姿は登板直後に気付いたネットユーザーの間で話題となり、ツイッターでは投球時の画像や映像も拡散された。これによって多くのファンが知るところとなり、「国吉チャック全開のまま投げてて草」、「リアルタイムで中継見てる時は気付かなかったけど、録画見返したらガッツリ開いてた」、「閉め忘れに気付かないほど登板前から集中してたってことなのかな」、「ファスナー全開で完璧投球、これが本当のオープナーか…」といった反応も多数挙がった。 「プロ野球選手は往々にしてそのほとんどが幼いころからユニフォームを着慣れているものですが、ごくまれに今回の国吉のようにファスナーを閉め忘れていることに気付かないままプレーする選手もいます。現役ではロッテ・レアードが日本ハム時代の2016年にファスナー全開のまま本塁打を放ち、ベンチのチームメイトの爆笑をさらったことが話題になったこともありましたね」(野球ライター) 試合後、国吉は自身の公式ツイッターに「ズボンのチャック開いていたみたいですね 笑」、「失礼しました」と投稿している。ただ、この投稿に対する否定的なコメントはほとんどないばかりか、「今日凄く良かったから次も開けたまま投げましょう!」、「ゲン担ぎで打たれるまで閉めずに投げてみてほしい」と“続投”を願う声も複数寄せられている。文 / 柴田雅人記事内の引用について国吉佑樹の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kuniyoshiyuki65
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