DeNA
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スポーツ 2020年05月24日 11時00分
DeNA・倉本「レベルアップして開幕を迎えたい」 復活を期すユーティリティプレイヤーに高まる期待
20日に横浜スタジアムで練習を行った倉本寿彦内野手が、球団を通じてその様子を公開した。 約1か月前の4月28日の自主練習では、「実戦感覚を失わないように、打つ量を確保する」ことと、「ウエイトトレーニングの量を増やしつつ、柔軟性も失わないようにバランス良く取り組んでいる」とコメントしていたが、19日からチームは全体練習を再開。6月下旬の開幕を目指す方針に、「これから開幕に向けて、より緊張感も高まり実戦も増えてくると思いますが、しっかりと準備をしてレベルアップした状態で開幕を迎えたい」と、自主トレでの成果を加味した姿でその日を待つ。 久々のユニフォームを着ての練習には、「やはりユニフォームを着てグラウンドでプレーできることは、気持ちも前向きになりますし、更に気持ちが引き締まります」と率直な気持ちを吐露。「コンディションも体調も問題ありません。練習環境にもスムーズに対応することもできています」と、不安はない。 2年前まではショートの不動のレギュラーだった男だが、2018年は85試合出場に留まり、昨シーズンに至ってはわずか24試合出場で、打率.121と不本意な成績に終わっている。しかし、昨年のフェニックスリーグから、「スムーズにバットが出るように」と打撃フォームを変更し、オープン戦でも打率.333と結果を出した。その後、オープン戦から練習試合に切り替えられた横浜スタジアムでのゲームでも、本来のショートとしてスタメンに名を連ねるなど、ラミレス監督からも期待を寄せられていたことが窺えた。 そのラミレス監督は全体練習が開始された19日、「試合数は間違いなく減る。“Day by day baseball”を初めから100%で行う」と、フレキシブルな采配で1戦1戦大切に戦っていくと宣言した。いわゆる“捨て試合”を作ることが出来ない状況では、倉本の2016年.301、2017年.342と高い得点圏打率を誇る勝負強さと、内野ならどこでも守れるユーティリティ性はチームにとって心強い存在。2年間の悔しさを胸に、今年はチームを勝利に導く男意気を見せる。 文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年05月18日 17時30分
DeNA・齋藤「始まるぞという気持ち」 3年目の有望株、開幕へ向け着々と準備中
昨年ブレイクの兆しを感じさせた中継ぎ右腕・齋藤俊介の自主トレの様子が、球団を通じて公開された。 4月の下旬の段階では「開幕が決まるまでは、一日一日を大事にトレーニングに取り組んでいきたい」とし、「維持するというよりも成長するイメージ。フィジカル的に強くなることで自信が付き、メンタルも安定してくると思います」と、その意義を説いていた。今は「筋力的に強くしてきたものを、野球に活かせるようにしています。負荷を重くするのではなく、軽くしてスピードや動きを重視して、野球に繋がるトレーニングへと少しずつ移行しています」と、より実戦的な方向にシフトしているようだ。 コンディションは「段階的には5割くらいの状態」とのことだが、「強く、大きくしてきた筋肉を速くしていく移行期ですが、シーズンが始まる頃には強くした身体を早く動かせると思う」と、自信を見せていた。 長く続く自粛生活の日々だが、「自分の場合、身体の硬さが課題なので、自宅で動画を見てヨガなどをやっています。ランニングやウェイトトレーニングなどのハードトレーニングの割合が多かったので、重要な柔軟性を出すために多くの時間を掛けています」と、山崎康晃と共に、1月に宮古島で行った自主トレの際にも課題として上げていた、胸郭周りの柔軟性を得るために、引き継ぎ取り組んでいることも明かした。 2017年ドラフト4位、大学、社会人を経て即戦力として期待されて入団した右腕だが、ルーキーイヤーのキャンプ時にいきなり右肘痛で戦線離脱。最終的に痛みは右肩に移行し手術を敢行。一年目を棒に振り、昨年7月5日にやっと一軍のマウンドを踏んだ齋藤。昨年はそこから主に中継ぎで経験を積み、今年はラミレス監督から「キャンプMVP」に選出されると、オープン戦でもセーブシチュエーションでも起用され結果を出すなど、期待度は上がっている。 早ければ6月19日の開幕を目指すプロ野球。齋藤も「素直に始まるぞ、という気持ちになりました」と胸を弾ませる。今シーズンの目標「ホールドポイントが付く状況での登板」を増やすべく、いまは着々と準備を進めていく。 写真・文 /萩原孝弘
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スポーツ 2020年05月14日 17時30分
自主練習でパワーアップ! DeNA・神里はおうち時間を有効活用!
ベイスターズのトップバッター候補として期待されている神里和毅が13日、自主練習の取り組みを球団を通じて公開した。 約1か月前の4月19日には「プレーのレベルが落ちないように、ウエイトトレーニングなどで身体を作り直し、さらにパワーアップ出来るようにしたい」と、開幕が見えない状況において、自らの肉体改造に着手したと明かしていた。13日の練習後には「自主トレ期間中の成果が出て、筋量も2キロ増えていました」と、思い通りの結果になっていたとのことで、青空の中、久し振りの屋外の横浜スタジアムのフリーバッティングでも、「ホームランも何球か入りました。本当に気持ち良かったです」と、白球をスタンドインさせながらいい汗を流したようだ。 パワーアップの秘訣は、インターバルトレーニングの「タイマー式タバタ式トレーニングで体幹」を、パワーリフティングからボディビルダーに転身し、現在トレーニング指導者の「山本義徳さんの動画を見つけて、ウエイトトレーニング」の2点で身体を鍛えた。いずれもYouTubeで探し、自宅で過ごす時間を有効活用した結果が表れたようだ。ルーキーイヤーは5本、昨年は6本とホームランをマーク。昨年の長打率は.407とセ・リーグ19位で、トップバッターとして優秀な数字を残している。今年は更なるパワーアップでスケールアップを図る。 12球団代表者会議での6月の中旬から後半の開幕を目指す方向性を、12日の臨時オーナー会議でも確認されたことで、感染状況を見極めながらの前提ではあるが、最短で6月19日の開幕がターゲットとされた。神里も「トレーニング、スイング、打つこと全てにおいて量を増やしている」とピッチを上げ、来たるべき日に向けフィジカルを仕上げていく。3年目を迎える3拍子揃ったイケメンスピードスターは、どのような進化を見せてくれるのか。楽しみに開幕を待ちたい。文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年05月11日 17時30分
DeNA・伊藤光、母に感謝「メンタル的な話をしてもらった」 昨年は“母の日弾”プレゼントも
ベイスターズの扇の要・伊藤光捕手が母に対する想いを、球団を通じて公開した。 愛知県岡崎市出身の伊藤光は少年時代、ボーイズリーグ「東名古屋スターズ」に所属。そのころの思い出を「小学校高学年と中学生の3年間は、家から一時間ほどかかる野球チームに所属していまして、ほぼ母親の車で送り迎えをしてもらっていました。母親はマラソンをやっていたこともあり、試合の日の車中ではメンタル的な話をしてもらったり、試合の振り返りをしたことも思い出です」と、野球に関してサポートしてくれた母親との、車内での貴重な時間を振り返った。 昨年の母の日は5月12日、敵地広島・マツダスタジアムでのカープ戦、途中からマスクを被った伊藤は5回に先頭打者として初打席が回ってくると、レフトスタンドへホームランを放つ。0-6と大差を付けられていた劣勢ではあったが、「何とか出塁して、流れを変える思いで打席に入った結果、ホームランになってくれた」と喜んだ一打は「母の日に本塁打を打つことができて嬉しかったことを覚えています」と、記憶にしっかりと刻まれている。今年はまだ開幕すら出来ない現状で、2年連続母の日アーチはプレゼントできないが、「毎年贈らせてもらっている」と明かす花束で、母への感謝を表したようだ。 「自主練習期間中に、体重が筋量だけで1キロ増えたので、凄く良いことだと思います」と自己評価。実戦を離れ、さらに練習環境も十分ではない現状で、数多くの選手が筋肉量減少する傾向がある中において、フィジカルのコンディションも上々のようだ。昨年はベイスターズの正捕手として君臨し、DeNA史上最長の4年契約を新たに交わした伊藤光。今年は戸柱恭孝、嶺井博希のほかに、自らのトレードの相手でもあった高城俊人もライバルに加わり、正捕手争いは激化しているが、幼少のころからの「母の愛」を胸に、来るべく開幕へ向けて鍛錬を続ける。 文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年05月09日 17時30分
DeNAに朗報! 鉄腕エドウィン・エスコバー「肩や膝含め、身体の状態は良い」
新型コロナウイルス感染防止の観点から、自主練習が続いているベイスターズ。当初6日までとされていたが、緊急事態宣言延長を受け17日に再変更すると発表された。先の見えない状況の中、2月のキャンプ中に「右膝蓋大腿関節外側軟骨損傷」との診断を受けていた、エドウィン・エスコバーの近況が球団を通じて発表された。 6日には、横浜スタジアムでウォ―ミングアップ、キャッチボール、ノック、ランニング、ウエイトトレーニング、エクササイズと精力的に汗を流した。週に1回はブルペンに入りピッチング練習を行っているそうで、「肩や膝含め、体の状態は良いです。まだ、開幕日が決まっていないので、ブルペンには週に1回しか入っていませんが、他の日は遠投などを行い体の状態の維持に努めています」とコメント。ピッチングはキャッチャーを座らせて、持ち球全て投げているとの事で、気になる怪我の状態も悪くなさそうだ。 外出自粛を強いられている中、「不要不急の外出は控えています。家で過ごす時間が多くなっているので、体重が増えないように気を付けています。球場での練習の際は、必ずウエイトトレーニングを行い、家で道具を使用してエクササイズを行っている」と工夫して体調管理をしていると明かした。さらに、「ランニングをすることが好きなのですが、外で走るのも控えています」と不自由な現状には、「エアロバイクを購入しようと考えています」と家の中でも有酸素運動を行えるようにと思考を凝らす。また、「球場を使用できる日は必ず来て、練習する時はシーズン中と同じような気持ちで練習に取り組み、コンディションを維持して、いつでも開幕してもいいように体を作ることを意識しています」と、どんな場面でもマウンドに立ち続けた剛腕らしく、いつになるか分からない開幕に向けて着々とスタンバイする。 2018年は53試合登板で13ホールドを記録し、昨年はリーグ最多の74試合登板をマーク。ベイスターズのブルペン陣にとって貴重な数少ない左腕でもあり、決して欠かすことの出来ないエスコバー。一時期は開幕絶望と見られていたが、コロナ禍で開幕延期になったこともあり、コンディションを整えることができた。「オトコハダマッテナゲルダケ」の名言を残した鉄腕が戦力として計算できることは、ベイスターズにとって朗報だ。 文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年05月04日 16時00分
プロ野球史上2回目の開幕延期…過去1回だけ実施された2011年、横浜ベイスターズの戦いの軌跡
新型コロナウイルス感染防止対策のため、ゴールデンウィーク真っ只中の現在も開幕していない日本プロ野球界。開幕を延期したのは2011年、東日本大震災が起きた過去一度のみである。 3月11日、宮城沖で襲った大地震。当時TBSが親会社であったベイスターズは、横浜スタジアムで東京ヤクルトスワローズ相手にオープン戦を戦っていた。14時46分に大きな揺れが起ると、警備の若い女性は叫び声を上げその場にへたり込み、照明塔の水銀ランプ同士が接触しガシャンガシャンと音を立てていた。未曾有の大震災は、仙台にある楽天イーグルスと、千葉のロッテマリーンズの本拠地を使用不能にし、3月25日に予定されていた開幕は、4月12日に変更された。 尾花高夫監督の2年目となったベイスターズは、横浜スタジアムで中日ドラゴンズを相手に開幕戦を行った。試合は難攻不落の浅尾拓也から、内藤雄太がセンターへサヨナラヒットを放ち、平日のデーゲームに集まったファンを歓喜の渦に巻き込んだ。勢いそのままにこのカード勝ち越しを果たし、「今年こそ」と淡い期待を持たせたが、それが長く続くことはなかった。 5月からは暗黒時代らしく低迷し、鬼門の交流戦は最下位を脱出するのがやっとの11位。オールスターまでに借金は19まで膨らんだ。後半戦も低空飛行を続け、10月9日には4年連続の最下位が決定。同18日には落合ドラゴンズに本拠地・横浜スタジアムで胴上げを見せつけられる屈辱も味わい、首位から27.5ゲーム差、5位カープにも11.5ゲーム差を付けられた。最終的には47勝86敗11分、勝率.353の成績だった。 前年オフにTBSから住生活グループ(現LIXILグループ)へ身売りが進められるも御破算になり、球団自体も揺れていた年。戦力面でも内川聖一がソフトバンク・ホークスにFA移籍し、2010年に活躍した下園辰哉が、くしくも3.11に右足を骨折し出遅れ、FAで獲得し、中華街で派手な入団外見を開いた森本稀哲は期待外れ。村田修一は前年に続き、144試合に4番としてフル出場したが、“飛ばないボール”の影響もありホームランは20本。前年途中から加入し19ホームランを放ったブレッド・ハーパーは大きく成績を落とし、ターメル・スレッジも怪我での離脱など、両助っ人の働きもイマイチだった。 投手陣は高崎健太郎が防御率3.45で177.1回を投げ抜くも、5勝15敗と勝ち星に恵まれず、三浦大輔も前半2軍落ちも経験し5勝に終わった。開幕を任された山本省吾と、前年10勝を挙げた清水直行はわずか2勝ずつ。震災の影響で日本に不安を感じたブレント・リーチは一度アメリカへ帰り、7月に再来日するも1勝7敗。低迷の理由はいくつも上がる散々たる状況だった。 このオフには現在の親会社であるDeNAに球団の譲渡が決定され、11年間で最下位8回と、目を覆いたくなるような戦績を残したTBS時代は幕を閉じた。野球界だけではなく日本中が混乱を極めた2011年。ベイスターズにとってもまた、ターニングポイントとなった年であった。文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年04月30日 17時30分
DeNA・中川「下半身強化で強い球を」 育成上がりのプロスペクト右腕、ステップアップで狙う一軍初勝利
昨年支配下登録を果たした、伸び盛りの若手右腕・中川虎大が自主練習期間の過ごし方を公開した。 3年目の20歳の若者は、開幕が見えない状況に「モチベーションを保つのは難しい」と、素直な心境も吐露したが、「昨年一年間投げさせていただいて、後半スタミナ不足を感じた」と、イースタンリーグで規定投球回数を投げたからこその課題を見つけた。今は「下半身の強化」で課題を克服する時間に充てると共に、「ケガをしないこと」も大切にしていると明かす。「立場的にもケガをしてしまったら一軍に上がるチャンスが無くなってしまうので、身体作りも大事ですが、ケアの部分も大切にしています」と、冷静に自分と向き合っている。 寮生は外出禁止が続いているが、「映画鑑賞やゲーム」でリラックスする時間を作る。また、昨年アメリカにあるトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」に訪れた際に「自分の英語能力が低いと痛感したので、スキルアップの為に通訳の方に教わったり、教材を購入して勉強を始めました」と、空いた時間を自分磨きに利用。意識の高さも垣間見えた。 3月下旬に行われていたファームでの練習試合でも、最速150キロ越えで、ほとんどが140キロ中盤から後半のストレートを軸に、フォーク、カットボール、スライダーを操る若さ溢れるピッチングを披露していた。その際も、「アウトに取るのが仕事ですが」と前置きした上で、「強い球をしっかりと投げて、まっすぐで押していく」ことと、「悪い時といい時の差をなくす」ことをテーマにし、実際に結果も出していた。 昨年7月に育成から支配下登録を勝ち取り、同28日には一軍デビューも果たした中川虎大。ファームでは11勝、防御率2.25と2つのタイトルも手中に収めた期待の若手右腕は、自主練習期間をうまく利用して、去年果たせなかった一軍初勝利と、一軍定着に向けてステップアップして行く構えだ。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年04月27日 17時30分
DeNA・乙坂「スキルアップできる時間が増えた」 ポジティブに自分を磨き来たる開幕へ
昨年自己最多の97試合に出場し、CSでも土壇場でホームランを放つなど印象に残る活躍を残した乙坂智。自主練習が続く現状にも、ポジティブに捉えてトレーニングに精を出している。 この期間に「前日の夜にしっかりと次の日の計画を立てる」ことを念頭に置き、「なんとなく1日を過ごす」ことを防ぎ、時間の有効利用を図る。 昨年の開幕時点では、厳しい外野手争いに敗れるような形となり2軍スタート。4月下旬からは最後まで1軍で躍動したが、「年間を通じて高い水準でパフォーマンスを発揮するために」と、オフにはアメリカに渡りトレーニングを敢行。オープン戦でも3割を超える打率を残し、練習試合でもスタメン起用されるなど、首脳陣の評価も上がっていた。 照準を絞っていた3月下旬の開幕は延期されたが、「モチベーションが下がることはありません。自分のスキルアップが出来る時間が増えたことをプラスに捉えています」と、ポジティブに捉える。「昨年できなかったこと」の改善をオフに掲げていたが、具体的には「スイングの精度と変化球への対応力」だったようで、「3月のオープン戦で経験した実戦感覚を元に、今は基本練習を大切にして、短期間でも集中する」ことを大切にしているようだ。 自宅にいる時間も増えている状況にも、「部屋で素振りするために畳を購入」し、「素足で振ることで感覚を確かめている」と工夫。「ロビンソン・カノ、クリスチャン・イエリッチ、コディ・ベリンジャーなどのMLB選手」の動画をYouTubeで研究し、コービー・ブライアント(元NBA、故人)の本を読むなど、STAY HOMEならではの時間を過ごしている。 横浜高校直属の先輩で、兄のように慕っていた筒香嘉智が今年からメジャーに旅立ったが、野球に取り組む姿勢だけではなく、「自分だけではなく周りを思いやり、感謝を忘れない気持ち」も引き継ぐ。クールな外見とは裏腹に、動物好きでボランティア活動にも取り組む優しい好青年の乙坂は、横浜高校時代から度々足を運んでいた横浜スタジアムで輝く姿をファンに届けるため、ポジティブに己を磨き続ける。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年04月25日 11時30分
DeNA、“1番・センター”は誰の手に? 神里・桑原・梶谷、自主練習中のそれぞれの取り組み
ほぼレギュラーが固まっていたベイスターズにあって、混沌を極めていたポジションが“1番・センター”。開幕が未定となっている今、レギュラー候補の有力3名が、自主練習中の取り組みを明かした。 2016年シーズン途中から2017年シーズンまで、不動のレギュラーの座を掴んでいた桑原将志は、限られた時間の中でショートダッシュなど瞬発力系のトレーニングを組み入れることで、「身体のキレを落とさないようにする」ことに重点を置く。さらに、「身体の柔軟性を失わないように」心がけており、自宅でも「ストレッチを多く取り入れている」と明かす。来たるべき日に向けて「ベストに近いパフォーマンスを出せる」ように日々を過ごしている。 その桑原から2018年、ルーキーイヤーの開幕直後よりレギュラーを奪った神里和毅は「ウエイトトレーニングなどで身体を作り直し、さらなるパワーアップを」狙うと共に、「打撃練習で量を打つ」ことにも取り組んでいる。「調子の良かった去年の春先の感覚を思い出しながら、打席で構えた時に右肘にゆとりを持って」マシンを相手に打ち込む。自宅では「バランスボールなどで体幹を鍛え」、YouTubeでは「イチローさんの打ち方を見て」参考にしている。 右肩の手術から完全復活を目指す、筒香嘉智と共に新生DeNAベイスターズの顔だった梶谷隆幸は「気持ちの持ちようを大切にしています。限られた時間と場所の中で、モチベーションを高くキープ」すると、メンタル面を重要視。バッティングは「自主トレから変えることなく、同じメニューを実施」し、「打撃はずっと調子が良かったので、いい感覚を維持できるように」と、開幕に向けて順調だったコンディションキープに努める。自宅でも「素振りやストレッチ」を欠かさずに過ごしているようだ。 オープン戦、練習試合で、当初レギュラー筆頭と見られていた神里は、オープン戦序盤は不調であったが終盤に向かうにつれて調子を上げ、桑原は抜群の守備力と、積極性を持ちながらもフォアボールを選ぶなど、打席でもクレバーな面も見られた。梶谷は逆方向にホームランを放つなど、持ち前の爆発力を遺憾無く発揮し完全復活をアピール、三者三様の活躍を見せていた。 ほかにも、乙坂智や楠本泰史などの実力者が揃う、外野は層が厚いポジション。ただ、レフトの佐野恵太とライトのタイラー・オースティンは当確ランプが灯っているだけに、センターの一枠を争う状況は、自主練習中も水面下で続いている。いつになるかは不透明だが、開幕時にスタメン発表で最初に誰の名が呼ばれるのだろうか。1日も早くその日が来ることを祈っている。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年04月20日 17時30分
DeNA・三上「効率的に練習しコンディションを維持」 “ブルペン陣の長男”が完全復活へ向け視界良好
長年リリーバーとして活躍していた三上朋也が、完全復活へ向けて調整を続けている。昨年は開幕して間もなく右肘の違和感で戦線離脱。5月中旬にクリーニング手術を受け、9月8日に復帰を果たすも、3失点を喫するなど本来のピッチングにはほど遠く、翌日には登録抹消。結局、昨シーズンはわずか6試合の登板に終わった。 今季も、春季キャンプはプロ入り後初めての2軍スタート。じっくりと調整を積み、3月25日に行われたタイガースとの練習試合で、今季初の一軍登板を果たすと、以前よりもストレートで押すピッチングを見せ、1回無失点とアピールに成功。「しっかりと投げられる姿をアピールできて良かった。腕の振りは(手術前と比べ)同じか、いい状態になっている」と自己評価。ラミレス監督も「とてもいいパフォーマンス。ストレートは150出ていたし、必要な時にストライクからボールになる変化球も使えていてとても良かった」と笑顔を見せていた。 現在は開幕も未定の状況だが、経験豊富で自然体の右腕は「開幕は不透明だがコンディションの維持はしていきたい」とし、球場での練習時間も制限される自主練習を強いられているが、「限られた時間と環境なので、より効率的に練習を行う」と、創意工夫で乗り越えると明かす。本来なら開幕日をターゲットに、逆算して身体を作り上げていくが、「開幕という目標に漠然と向かっていくことは難しいので、一日一日、短いスパンで目標をクリアしていく」ことを心掛けて、練習に取り組んでいる。 2014年のルーキーイヤーから、ほぼ毎年60試合前後マウンドに上がり続け、クローザーやセットアッパーとしてブルペン陣を支えてきた三上。「みんなアマチュアじゃなくプロなんで、まとめ役とかではないですよ」と謙遜するが、選手会長も務めたこともあるその経験と、持ち前のクレバーなピッチングはベイスターズのブルペン陣にはまだまだ欠かせない存在。頼れる長男の復活は、ベイスターズにとって心強いことこの上ない。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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