DeNA
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スポーツ 2021年03月18日 17時30分
DeNA・田中が復活登板! 2年半振りのマウンドでの躍動にファン歓喜
16日に行われた、ファームでのイースタン・リーグ春季教育リーグ西武戦の9回表、耳に馴染んだ“International Love”の特徴的なイントロが、横須賀スタジアムに響いた。マウンドに向かった田中健二朗に、熱心なファンは目いっぱいの拍手で後押しした。 左肘の故障で2019年8月15日にトミージョン手術を敢行したが、昨年末には「今まで通りの感覚で投げていると、痛みや強い張りが出てしまう。張りが強くなるとリハビリの途中のようにノースローになってしまうので、それだけは避けないと」と苦しみを明かし、「感覚を変えないと投げられないので、苦労しています」と素直な心境も吐露。紆余曲折ありながらも、2018年9月16日以来の実戦登板にたどり着いた。 結果は10球を投じ、1イニングを無失点。「めちゃくちゃ緊張して、めちゃくちゃフワフワしていた」と振り返るマウンドは、最初のバッター愛斗に対し、初球から代名詞でもある113キロの縦の大きなカーブでストライクを取り、追い込んでからも再び98キロのカーブで空振り三振を奪う。続く呉念庭にセンター前ヒットを許すも、長谷川信哉を129キロスライダーでセカンドゴロに打ち取り、ダブルプレーが完成しお役御免。ストレートの最速は139キロながら、落ち着いたマウンド捌きを見せ、復帰戦としては上々の内容だった。 今年32歳を迎える田中は「そんなに僕には時間が無いので、来年何がなんでも復帰したい」と年末に不退転の決意を表明。「一日でも早く、3月のオープン戦からをめざしてやって行きたい」との目標を口にしていたが、ファームながらも3月中に一歩目を踏み出せたことは大きい。 慢性的なリリーフ左腕不足に陥っているベイスターズ。今シーズンは毎年フル回転しているエドウィン・エスコバーは、コロナの影響で開幕不在。石田健大や砂田毅樹、ルーキーの池谷蒼大らでブルペンを守っていく公算だけに、田中が完全復活すれば大きな助けとなる。現在の背番号046から、0が取れる日を、チームもファンも待ち侘びている。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年03月16日 20時30分
巨人・井納の”恥ずかしい”負傷が憶測呼ぶ 原監督もあ然のアクシデントに「相変わらずの宇宙人ぶり」の声も
昨季までDeNAで「168登板・50勝60敗10ホールド1セーブ・防御率3.94」といった数字を残し、今季から巨人に加入しているプロ9年目・34歳の井納翔一。17日・中日戦の登板を回避した理由が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 井納は登板2日前の15日、ジャイアンツ球場での練習中に頭部裂傷を負い数針縫うアクシデントに見舞われたと複数メディアが報道。病院で手当てを受けた後に練習に復帰したとのことだが、当初は打者が放った打球が直撃したのではと多くのファンから心配の声が挙がっていた。 ところが、続報によると井納はグラウンド内ではなく、建物に頭をぶつけて頭部裂傷を負ったとのこと。負傷の詳しい状況は不明だが、原辰徳監督が「恥ずかしくて言えないぐらい」と意味深なコメントを口にしたことも伝えられた。 >>巨人・秋広に元木ヘッドが「おかしいでしょ」 新人なのにコーチを酷評? 超生意気発言にファンも驚き<< 今回の一件を受け、ネット上には「数針縫うくらい頭ぶつけたってどういうこと?」、「離脱に至ってないのは安心だけど、なんで負傷したのか経緯が凄く気になる」、「恥ずかしくて言えないって一体どんな怪我の仕方なんだ」、「風呂場で滑って転んだとかそんなレベルなのか?」といった反応が多数寄せられている。 一方「他投手なら『大丈夫か!?』ってなるけど、井納だから『らしいな…』って感じで捉えてしまう」、「井納は奇天烈エピソードには事欠かないから、今回の負傷もなぜか納得してしまう」、「巨人に行っても相変わらずの宇宙人ぶりだな」といったコメントも複数見受けられた。 「今回話題となっている井納は昨季まで所属したDeNA時代に、“新人合同自主トレ中、突然グラブを2つ並べて『バナナのたたき売りだよ!』と叫び周囲が困惑”、“コーチに試合前『やるべきことは分かるな?』と激励されるも、『何かあるなら教えてください』と逆質問”、“愛車故障中に借りた代車を気に入り3週間で4000キロを走行”といった珍エピソードを複数残し、ファンの間では『宇宙人』とも称された選手。そのため、一見不可解な今回の負傷についても心配の声が寄せられるかたわら、『井納ならやりかねない』という感想を抱いたファンは少なくないようです。ただ、原監督としては2年総額2億円(推定)で獲得したローテ候補の予期せぬ負傷は頭が痛いところでしょうが…」(野球ライター) 長期離脱には至らず16日にも練習に参加したが、一部メディアでは開幕ローテ入りに暗雲が立ち込めているという見方もされている井納。今後の実戦登板で首脳陣の信頼を取り戻すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月15日 17時30分
DeNAドラ2・牧がOP戦絶好調! 開幕スタメンも濃厚に? 過去の先輩を超える活躍は見られるか
ベイスターズドラフト2位指名の牧秀悟(中央大)がオープン戦で猛アピールを続けている。安打を放った相手は、山本由伸(オリックス)、上沢直之(日本ハム)らのエース級から、14日にはあの田中将大(楽天)からマルチヒットと大物撃ちを果たし、目下.381と高打率をマーク。新人合同自主トレの際から「新人ですけど開幕スタメンを」とハッキリと言い切っていた目標にかなり近づいた印象だ。 過去ベイスターズのルーキーの開幕スタメンは、2016年、ドラ3・柴田竜拓(國學院大)が直近。敵地広島で7番セカンドでスタメンに名を連ねると、プロ初打席でクリス・ジョンソンからセンターへ決勝タイムリーと、新任のラミレス監督に初勝利を届ける大活躍を見せた。2015年はドラ3・社会人出身の倉本寿彦(日本製薬)が7番ショートでスタメン出場し、2打席目の5回にジャイアンツのエース・菅野智之からヒットを放った。その前となると2009年、1番センターにドラ1の松本啓二朗(早稲田大)、8番サードでドラ3の山崎憲晴(横浜商科大)と球団では50年振りとなる、2人の大卒ルーキーが抜擢。山崎は猛打賞と大活躍を見せ、新時代到来への期待が高まったオープニングゲームだった。 仮入団の際は「自分のセールスポイントはバッティングです。率を残すところと、チャンスでのバッティングが持ち味だと思っています。将来的には右打者で日本を代表する打者になりたいです」との目標を口にし、その為に常々「一発でボールを仕留める」ことを念頭に置きながら、フォアボールを選ぶ選球眼も兼ね備える。「三振することが嫌い」と公言し、ファールで粘る姿勢も三浦監督のめざす野球にはフィットしている。実際、「送りバント、進塁打、フォアボールも取れる。“おっ”と感じさせるものは持っている」と指揮官からの評価は高く、外国人選手が開幕に間に合わない今シーズン、ファーストかセカンドでのスタメンが濃厚だ。ここまで順風満帆に来ている牧秀悟。過去のスタメンルーキーの先輩たちを越える活躍を、26日東京ドームの開幕・巨人戦で見せてくれることを期待したい。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年03月12日 15時30分
DeNA、前巨人・宮國の獲得はダメ元?「問題の解決になってない」ファンが疑問の緊急補強を敢行したワケは
昨季まで巨人(2011-2020)でプレーし「205登板・21勝21敗19ホールド1セーブ・防御率3.59」といった数字を残すも、同年限りで戦力外となっていたプロ11年目・28歳の宮國椋丞。DeNAが12日、育成契約で獲得する方針を固めたと複数メディアが報じた。 報道によると、球団は新型コロナの影響で現在まで助っ人10名が来日できていないことを受け、先発・リリーフの経験がある宮國に着目したとのこと。また、今永昇太、東克樹ら主戦投手が故障明けで開幕に間に合わないことも獲得決断の一因であるとみられている。 昨季巨人を戦力外となった宮國は、同年オフにプロ野球12球団合同トライアウトを受けるも他球団から声はかからず。ただ、その後も今年1月に元同僚・内海哲也(西武)との自主トレ、2月は1人での自主キャンプをこなすなど、現役続行に向けトレーニングを続けていた。 >>巨人・堀内元監督が巨人投手にズバリ指摘「素質が開花する前に怖さを知った」 戦力外の伏線は7年前にあった?<< 今回の一件を受け、ネット上には「投手不足どうするんだろうって思ってたところの宮國獲得は驚き」、「オファーを信じてここまでトレーニングしてた甲斐があったな」、「先発もリリーフも不足してる状況だから、育成とはいえチャンスはありそう」といった反応が多数寄せられている。 一方、「故障明けの宮國を獲得したところで問題の解決になってない」、「トライアウトで棒球投げてた投手が使い物になるとは到底思えない」、「一軍起用に目途つけてるうちに離脱者が復帰して、何のために獲ったのか分からない結果になりそう」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「宮國は昨季右肩を痛め『21登板・0勝0敗・防御率5.33』と振るわず、トライアウトでもその影響からか、自己最速の150キロにはほど遠い140キロ程度しか球速が出ていなかった投手。報道によると右肩の故障は完治しているとのことですが、宮國は故障前年の2019年も『28登板・0勝2敗3ホールド・防御率3.94』と今一つ。そのため、DeNA側は本当に故障の治癒具合に加え、癒えた後の実力も慎重にチェックする必要があります。また、実力が合格だとしてもサインプレーの確認や調整登板といった段階を踏まなければならず、一軍起用までにはそれなりに時間がかかることが濃厚のため、獲得の効果は薄いと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 一部では「育成契約なら年俸も安いだろうし、ダメ元で獲ったんじゃないか」という声も挙がっている宮國。新天地で救世主となるような活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月11日 18時05分
DeNA・関根、プロ8年目でついにブレイク? 打率8割越えの絶好調で猛アピール中!
8年目の関根大気がオープン戦で絶好調。必死のアピールを続けている。 今年は沖縄の春季キャンプでは一軍メンバーに抜擢され、以来今まで一軍に帯同。横浜に戻ってのオープン戦でも好調をキープしている。5日のオリックス戦に守備から途中出場すると、8回の打席でライト前にヒットを放ったのを皮切りに、7日にはスタメンでオリックスのエース格・山岡泰輔から2安打と、チーム唯一のマルチヒットをマーク。10日の日本ハム戦では守備から試合に入り、7回にセンター前ヒットで打点を挙げると、9回には一塁線を鋭く抜くツーベースヒットと、長打も記録した。これでトータル6打数5安打と、まるでバットが打ち出の小槌のような状態で、打率はなんと.833と驚異の数字を残している。 高卒ルーキーだった2014年には終盤戦ながら初スタメン初ヒット、翌年の開幕ジャイアンツ戦では当時抑えの切り札だった澤村拓一から、東京ドームのライトスタンドへ突き刺す初ホームランをブチ込むなど、新生ベイスターズの象徴となるような期待を背負っていたプロスペクトプレーヤーだったが、ホームランは今までこの1本のみ。ファームでは2018年.308、19年.329、20年.301と毎年高打率を残し、「ファームではやることがない」状況ながら、一軍では2016年の70試合出場から年々試合数は減少。昨年もキャンプ序盤にチャンスを得たものの、結局昨年シーズン中はプロ入り初となる一度も昇格なしとなってしまった。 しかし、現在ベイスターズの外野は、外国人選手の入国のメドが立っていないことも関係し、レフトの佐野恵太以外は未定。三浦監督も「レギュラーを固定するのが理想」としながらも、「調子のいい選手を使っていく」との方針で、オープン戦でも神里和毅、細川成也、桑原将志、乙坂智、楠本泰史らをテスト起用している。ラミレス政権下では日の目を見なかった関根大気が、今年こそ群雄割拠の外野バトルに割って入る。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年03月08日 17時30分
DeNA・森だけじゃない! チーム期待の大型内野手・田部の非凡な才能
沖縄の春季キャンプを打ち上げ、本拠地横浜スタジアムでオープン戦に突入したベイスターズ。5日に行われたオリックス・バファローズ戦で、2年目の田部(たなべ)隼人内野手が一軍のゲームに参加した。沖縄での試合ではファームながら打率4割をマークしたこともあり、ハマスタ初戦に呼ばれた形となった。守備からゲームに入った田部は「そんなに多くないチャンス。思い切ってやろう」と心に決めて8回の打席に入り、2球目のフォークを思い切りよく振り抜くと、打球はレフト線へと一直線。ワンバウンドでフェンスに当たる打球速度の速さと、レフトの好守備もありシングルヒットとなったが、内容の良い打席だった。 7日の日曜日、独立BCリーグ神奈川フューチャードリームスとのファーム練習試合でも三遊間を抜くヒットを放ち、アウトになった打席もいい当たりを飛ばすなど好調さが目に付いた。セカンドに入った守備でも、嶺井博希のワンバウンド送球を巧みなグラブハンドリングで捌きランナーの足元にタッチし、盗塁を阻止することに成功。攻守ともにハツラツとしたプレーで、チームの勝利に貢献した。 同期には、同じ高卒で内野手のドラフト1位ゴールデンルーキー・森敬斗がいるが、ドラフト5位の田部は入団時から「(ドラフト1位の)森には負けない」とライバル心を隠さない。実際、ルーキーイヤーの昨年は、ファームで森の打率.210に対し田部は.240と上回った。昨年ファームでの石川雄洋のベイスターズ最後の試合を兼ねた最終戦では、1点ビハインドの場面の最終回にタイムリーで石川を生還させ、延長10回にはサヨナラタイムリーで再び石川を還し、惜別のグータッチを交わすなど“持ってる”男でもある。力感を感じさせないスムーズなスイングから繰り出される当て感の良さは、天性の才能を感じさせる田部隼人。昨年より身体も一回り大きくなり、伸び盛りの185センチの大型内野手は「プロに入ったらドラフト順位は関係ない」を証明し、今年は横浜スタジアムの晴れ舞台で脚光を浴びる。 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年03月04日 17時30分
DeNA、鉄腕エスコバーも来日未定…更に増していく石田の存在感
コロナ禍で一都三県は緊急事態宣言が2週間延長される公算が高まり、未だに育成を含む全外国人選手の来日が更に延びることが決定的なベイスターズ。 投手陣では先発、中継ぎと両睨みで獲得したフェルナンド・ロメロ、トミージョン手術明けながら評価の高いケビン・シャッケルフォードの新外国人選手は、ビザの関係と隔離期間もあり開幕の合流は絶望的。2019年オフに2年契約を結んだエドウィン・エスコバーも、開幕は相当厳しい状況になってしまった。 2017年シーズン途中にファイターズからトレード移籍してきたエスコバーは、18年53試合、19年はリーグ最多の74試合、昨年も56試合登板と中継ぎとしてフル回転。最速160キロ、平均でも155キロに迫るストレートを武器に、ラミレス前監督の“マシンガン継投”の中核を担う存在だった。決めセリフの「オトコハダマッテナゲルダケ」が示す通り、毎日でも投げたいタイプの貴重な左腕の不在は、ブルペン陣にとってこの上ない痛手だ。 現在一軍の中継ぎ左腕は、昨年復調した砂田毅樹とルーキーの池谷蒼大だけに、エスコバーの穴を埋める存在になり得るのは、やはり石田健大となるだろう。2017と18年に2年連続で開幕投手を務めたが、19年は中継ぎ~先発~中継ぎと、難しい起用法を任された上で結果を残した。昨年は先発としてコンディションを整えていたが、中継ぎ左腕が手薄な状況から、フタを開ければ中継ぎに専念し自己最多の50試合に登板。厳しい場面でも涼しい顔でピンチを脱する、安定感抜群のピッチングを披露し、リーグ5位の26ホールドポイントを記録した。 昨年末、三浦新監督は石田の起用について、「現状は中継ぎで」とコメントしていたが、3月になっても外国人選手の入国ができていない状況では、ブルペンの中心としてチームを支える存在となりそうだ。先月27日も7回からマウンドに上がると、ピンチを迎えるものの冷静に切り抜け、1回を無失点と中継ぎとして順調に調整できている様子。昨年まで選手会長の座も務め、人望と責任感を併せ持つ石田健大は、今シーズンも中継ぎのリーダーとしてベイスターズを引っ張っていく。文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年03月01日 17時30分
DeNA、外国人選手の来日が不透明な状況に…チャンス拡がる大砲・細川にかかる期待
コロナ禍で一都三県は未だに緊急事態宣言下の日本。昨日で沖縄の春季キャンプを打ち上げたベイスターズは、今なお育成を含む全外国人選手の来日が未定と、アタマの痛い状況が続いている。 打撃陣では、2018、19年と2年連続ホームランキングのネフタリ・ソトと、ハッスルプレーの代償による怪我の影響で、65試合出場に留まりながらも20本塁打でホームラン率は11.9とインパクト十分だったタイラー・オースティンの主軸の2人が未定となっている。 最悪の場合、日本人打線で挑まなければならない事も視野に入れた場合、長打力が魅力の細川成也にはかなりの期待が集まることになりそうだ。高卒ルーキー時には、キャンプでマッチョボディでチームメイトに驚かれるほどの肉体が話題となり、その年の2017年終盤に一軍に昇格すると、NPB史上初の高卒新人でデビューから2試合連続ホームランをマーク。そのままクライマックスシリーズ、日本シリーズでも活躍を見せ、昨年ファームでは13ホームラン、53打点、出塁率.448と堂々の三冠を達成。良化の理由には、このオフに4年連続となる秋山翔吾(レッズ、前西武)との自主トレ参加も関連している。 「ボールを長く見た方がいい」との“秋山の教え”を実践し続け、「そう簡単にはできなかったが、去年、一昨年ぐらいからちょっとずつ掴めてきた」ことで、イースタンで三振は270打席で62個、フォアボールはトップの48個を選ぶことに成功。また、追い込まれても右方向へ捌くバッティングも身につけ、打率と出塁率もアップした。アピールポイントの長打力も健在で、一軍での昨年11月1日のタイガース戦では、あわや場外、レフトスタンドの最上段を襲う驚愕弾でファンの度肝を抜いて見せた。 沖縄の練習試合での打率は3割を超え、着実に成長を見せる細川。不動のセンター梶谷隆幸のFA移籍と、ライト起用が確実なオースティン不在で、レフトの佐野恵太以外の2ポジションが未定の現状は追い風の今、開幕スタメンに向け、週末からのオープン戦でもアピールを続けていく。取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年02月25日 17時30分
DeNA・桑原が滑り込みで1軍へ!「右の俊足」の希少性を武器にチャンスを活かす
沖縄春季キャンプ中のベイスターズで24日、燃えるガッツマン・桑原将志外野手の一軍・宜野湾への合流が発表された。 昨年は34試合出場で打席はわずか42しか与えられなかった上、打率も.139と結果は残せず、ファームでも.245と不調から抜け出せなかった。三浦監督が就任しての初のキャンプでも二軍スタートとなり嘉手納で汗を流していたが、二軍のキャンプ打ち上げが25日となる中で、最後の最後で一軍でのチャンスが巡ってきた形だ。 17日の一軍の練習試合に呼ばれた際は、センターそしてトップバッターとして起用され、試合開始直後の初球を積極的にスイングし、レフトへツーベースヒットと持ち味を発揮し、三浦監督始め一軍首脳陣へのアピールにひとまず成功した。その後の練習試合での結果は芳しくなかったが、今週末の26、27日両日に行われる初のオープン戦の実戦でテストされることとなった。 2016年のシーズン途中から、同い年の乙坂智、2歳下の関根大気との外野手争いを制し、レギュラーの座を掴み取った桑原。すると、翌年は「1番・センター」で全143試合に出場。打率.269、本塁打13本の成績を残し、背番号も「37」から「1」に変更。そのまま中心選手として君臨するかと思われたが、2018年のオープン戦、打率.167と調子を崩してから、ここ数年本来の調子を取り戻せていない状態だ。 但し、現状のベイスターズ外野陣は、レギュラー確定の昨年のリーディングヒッター佐野恵太を除き、神里和毅、関根大気、宮本秀明、乙坂智、楠本泰史の左の俊足タイプと、タイラー・オースティン、細川成也、蝦名達夫の右の大砲タイプの二通りの編成。右の俊足という希少性と、2017年にUZR(守備指数)17.7と12球団トップの数値を出した外野守備力、2018年には企図20回で17個の盗塁を決めた走力を武器に、再びレギュラー奪取に挑んでいく。文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年02月25日 11時10分
DeNA・三浦監督、機動力強化が不発でも余裕を見せるワケ シーズンの行く末は前巨人・田中次第?
横浜DeNAベイスターズのキャンプを訪れたファンは、きっと同じ感想を持ったはずだ。「声が出ている」「明るくなった」と――。 これも、三浦大輔新監督のチーム改革の一環だが、不安要素もないわけではない。「機動力」は、開幕戦には間に合わないようだ。 「三浦監督は『今はそれでいい』と言っていますが」(プロ野球解説者) 対外試合6試合を終えて、約34%。何の数字かというと、盗塁の成功率だ。21回も仕掛けたが、成功したのは7回しかない。就任した直後から俊足の神里和毅外野手の1番定着を理想と語っていたように、チームに機動力を定着させようとしていた。 足の速い選手も少なくなく、その狙いは間違っていないが、盗塁の成功率がこんなに低いようではペナントレース本番では怖くて仕掛けられないだろう。 >>DeNA・三浦監督、戦略明かし「失敗する予感しかしない」反発の声 昨季も3チームが掲げた機動力強化のデメリットとは<< 「二軍監督だった昨季、ファームの選手を走らせ、手堅くバントも多用していました」(前出・同) 今さらだが、そんな試合運びを見て、「三浦監督の誕生は近い」とメディアも確信していた。一軍を預かっているラミレス監督は犠打、盗塁を仕掛ける作戦をあまり好まなかった。盗塁数は20年まで2年連続でリーグ最少、犠打においては5年連続、つまり、監督だった全5年間、「バントで送る」という攻撃を嫌った。 三浦監督は二軍で真逆なことをやっていたのだ。 「チームに走るという意識を植えつけるのが狙いなのか、本当にペナントレース本番でも『機動力』を絡めるつもりなら、ベンチも動かなければなりません」(球界関係者) プロ野球の盗塁とは、「足が速い」という選手個々の身体能力だけではほとんど成立しないのだ。昭和時代からそうだが、スコアラーが対戦チームの主力投手の映像を集め、牽制球を投じる時とそうでない時のクセを徹底的に分析する。また、2000年代からはバッテリーの配球傾向も合わせて研究するようになり、「球速の落ちる変化球が投じられた時に走る」というやり方も定着している。 外から見る限り、DeNAのスコアラーなど裏方スタッフがそういった研究をしている形跡も見られないのだ。 三浦監督は盗塁の成功率が低いことをメディアに質問され、こう答えている。 「やってみないことには、何ができて何ができなかったのかが分からない。やってみて、見つかった課題をつぶすように練習で取り組んでいけば…」 「簡単には変わらない」の言葉も何度か繰り返していた。三浦監督も盗塁が選手とスコアラーの共同作業であることは分かっているはずだ。額面通りに受け止めれば、機動力野球への変貌よりも、チームの意識改革という第一段階が目的のようだ。 「対外試合が始まってから、FA移籍した梶谷の人的補償で巨人から獲得した田中俊太内野手の名前を挙げるようになりました。二遊間の守備固めを狙っての田中獲得でしたが、田中は対戦投手のクセや配球傾向にも着目でき、三浦監督の評価もうなぎ登りです」(前出・同) その田中が定位置を獲得し、巨人戦で機動力を発揮してくれたら、痛快なシーンとなるだろう。三浦監督は現役時代から「やってみろ」が口グセだ。成功すれば御の字、失敗してもそれが後の糧となるという持論だ。今は盗塁成功率の低い選手たちに「なぜ、失敗したのか」を考えてほしいと思っているのだろう。 すぐに「答え」を与えない。考えさせている。遠回りかもしれないが、人に教えられたことよりも自分の見つけたことの方が本当の力になる。三浦改革はその歩みは遅いが、着実に進んでいるようだ。(スポーツライター・飯山満)
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