DeNA
-
スポーツ 2021年05月06日 15時30分
中日・京田に「常軌を逸してる」ファンドン引き ボールボーイに防具を投げつけ、死球の怒りは2週間前に伏線アリ?
5日に行われた中日対DeNAの一戦。「4-0」でDeNAが勝利したこの試合で、中日・京田陽太が見せた行動がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-4」と中日4点ビハインドで迎えた8回裏に起きた行動。この回中日はDeNA3番手・山崎康晃から阿部寿樹、福田永将がヒットを放ち2死二、三塁とチャンスを作る。さらに、ここで打席に入った京田が山崎から死球を受け、2死満塁と一発出れば同点の状況となった。 ところが、京田は死球を受けた直後、持っていたバットを地面にたたき付け激高しながら一塁へ。さらに、死球を受けた箇所の状態を確認しに寄ってきたトレーナーや、防具を回収するため近づいてきたボールボーイの足元に向け、着用していたバッティンググローブやレガースを投げ捨てた。 >>元中日・川上氏が味方野手に激怒「牽制投げたろか」 “馴れ合い”への不満を暴露しファン驚愕「そんなこと考えてたのか」<< この京田の行動を受け、ネット上には「大事な商売道具を無関係の人間に投げつけるってどういう神経なんだ」、「レガースなんかはそれなりの重さがあるんだから投げたら危ないだろ」、「周囲の人や物に八つ当たりするのは小学生レベルの行動」、「バットを叩きつけた時点でうわっと思ったけど、さらに裏方の人に防具を投げつけるなんて常軌を逸してる」といった苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「京田ってついこの間も山崎に死球ぶつけられてなかったか?」、「全く褒められた行動では無いけど、京田は先日山崎に当てられたばかりだからなあ」、「得点機をモノにするチャンスを山崎に潰されたイライラもあったんだろう」と、死球をぶつけた山崎を絡めたコメントも複数見受けられた。 「今回山崎の死球に激怒した京田ですが、4月20日・DeNA戦でも山崎から死球を受けています。この時の京田は特に怒りは見せず落ち着いた様子で一塁へ歩きましたが、今回は山崎が前回から短いスパンで再びぶつけてきたことや、走者を自分のバットでかえせなくなったことで怒りを抑えられなかったのかもしれません。ただ、その怒りを山崎ではなく無関係の裏方スタッフにぶつけるのは違うと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 5日終了時点で「.233・1本・6打点・27安打」と今一つの成績にとどまっている京田。そのこともあってか、一部からは「仮に死球じゃなくても打てた可能性は低いのでは」と厳しい声も挙がっている。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2021年04月26日 17時30分
DeNA・乙坂、苦しむチームの道を切り拓く! 一軍昇格即スタメンで持ち味発揮
乙坂智が25日のタイガース戦で、いきなり存在感を示した。一軍昇格しての初戦、1番センターでスタメン出場した乙坂は、昨日大敗した嫌な流れを断ち切ろうと第一打席では初球を振り抜く積極性を見せると、まだ一人のランナーも出せない状況で4回先頭として登場。難攻不落のタイガース先発のジョー・ガンケルのスプリットをレフトへクリーンヒットを放ち、3番タイラー・オースティンのレフト前ヒットで先制のホームを踏んだ。同点の5回にはカット、スプリット、ツーシーム、ストレートと全てのボールに対応し粘ると、9球目のストレートをセンターへ弾き返すと、4番の佐野恵太のライト前ヒットで勝ち越しのホームイン。1点ビハインドとなった7回、先頭で回ってきた打席では、タイガースの勝利の方程式の一角、岩貞祐太から巧みにボールを選びフォアボールで出塁し、オースティンのツーベースで同点に追いつく三度目の生還を果たした。最終打席では昨年はヒットを1本も打てなかった左腕だが、19年のCSでサヨナラホームランを打った岩崎優相手に、ライトライナーで打ち取られはしたが、いい感じで捉えていた打球だった。 昨年までのラミレス政権下では「使い勝手のいい選手」との評価を得て、主にバックアップメンバーとして一軍に帯同し続けていたが、今年は春季キャンプから二軍生活。横浜に帰ってきてからのオープン戦で3試合合流し、3フォアボール1盗塁と持ち味を発揮したが、その後は声がかからない状況だった。 それでもファームでの直近5試合で14打数8安打としっかりと調整を続け、好調をキープしたことは突然の昇格、しかもスタメン起用でいきなり結果を残したことで明確となった。2017年、伝説の泥んこCSで代打3ランホームランを放った相性のいい甲子園で存在感を示した乙坂智。生まれも育ちも横浜の生粋の浜っ子が、横浜一心のスローガンの元で戦う今シーズン、なかなか埋まりそうで埋まらないリードオフマンの座を、遅ればせながらも一気に奪って行きそうな勢いを感じる。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年04月22日 16時45分
DeNA、今こそ思い出せ「横浜一心」! 9連敗と苦戦続くも、低迷脱出の兆しは投打に
23試合消化、3勝16敗4引き分け勝率.158の最下位。打率リーグ5位.227、防御率.4.79リーグ最下位。現在も引き分けを挟み9連敗中と苦しすぎる戦いを強いられているベイスターズ。フェルナンド・ロメロら新外国人の入団会見の際に、三原一晃球団代表が「最も大きな原因は、外国人選手の入国が遅れてしまったことだと思います。我々の仕事ができていなかった。申し訳ない」と謝罪する異例の事態となっている。 21日のドラゴンズ戦では、これまで防御率.5.84で、前回ベイスターズ打線も得点は出来ないながらも、5回6安打4四球と攻めた勝野昌慶相手に、6回まで入江と佐野恵太のフォアボールのみで、あわやノーヒットノーランかと思わせるようなゲームで大敗。三浦大輔監督も「何とかしようと皆でやっているが結果が出ない…」と見ているのが辛くなるような現状だ。 しかし、ポジれる要素もあったのも事実。先発のドラフト1位ルーキー・入江大生は、3回までは力のあるストレートを武器に9人で片付け、5点ビハインドで登場した2番手の櫻井周斗は、嫌な流れを断ち2回無失点と好投。開幕ダッシュの躓きの一つの原因ともなった石田健大も、リラックスできるポジションながら1イニング1奪三振を含む3人でピシャリ。待ちに待ったエドウィン・エスコバーも復帰登板し、ほぼぶっつけ本番のためか失点はしたものの、MAX155キロの剛球は健在だった。 打撃もタイラー・オースティンに1号ホームランが飛び出し、ネフタリ・ソトも右方向に長打と復調気配。9回には祖父江大輔から宮崎敏郎がセンター前ヒットで3割復帰を果たすと、佐野もスライダーをライト前に運ぶヒットを放つなど、完敗の中にも明日への機運が高まる終わり方に見えた。まだ地元横浜で1勝しか出来ていないのは現実だが、今こそ三浦監督がファンに願った「横浜一心」を胸に、ファンも街も一丸となって援護射撃をする時ではなかろうか。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2021年04月19日 17時30分
DeNA、ソト&オースティンコンビがお目覚め? 開幕から苦戦も外国人パワーで反撃開始!
開幕から苦しい戦いが続いてしまっているベイスターズだが、待望の外国人、ネフタリ・ソト&タイラー・オースティンが徐々に復調。遅ればせながら反撃の体制が整ってきた。 本来なら打線の核としての役割が期待されていたソト&オースティンの長距離砲コンビだが、新型コロナの影響で来日が遅れ、やっと登録されたのが4月13日。代打からスタメンと出場機会を増やし、少しずつチームにフィットしてきた印象だ。 8連敗中ともがくベイスターズは18日のジャイアンツ戦、終盤7回で0−2のビハインド。嫌な雰囲気が横浜スタジアムに漂う中、ソトのバットが火を吹いた。「打ったのはフォークです。低めの球でしたが、うまく捉えることができました」と振り返る一打は、体勢を崩されながらもボールをバットに乗せ、白球はレフトスタンドへ。すると8回、デッドボール、送りバント、進塁打とジワジワとランナーをサードまで進め、オースティンがサード強襲の同点打。「みんなが繋いでくれたチャンスだったので、貢献できて良かった」とチームファーストの彼らしくコメントもイケていた。 ソトは打率.176、オースティンは打率.235とまだ数字は上がってきていないが、今シーズンは練習試合やファームの試合の実戦形式の経験は皆無。完全なぶっつけ本番で一軍に合流し、ともに打席に18回しか立っていない状況だけに仕方がないと言えよう。 昨年は開幕が遅れる変則日程で、開幕前の実戦形式練習が少ない状況の中、アレックス・ラミレス前監督は「主力バッターは30から40打席立たないと、バッティングの感覚はつかめない」と常々口にしていた。自らの経験に基づいたその言葉は、本当にそれに近い状況になっただけに信憑性は高い。順調に行けば来週末あたりには、40打席近くに届くと見られるソトとオースティン。彼らの調子が上向くとともに、三浦ベイスターズの反撃の狼煙も上がって行くはずだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年04月15日 17時30分
DeNAドラ1・入江「しっかり修正したい」 同期・牧の援護虚しく雨に泣く
ベイスターズ期待のドラフト1位右腕・入江大生(明治大)が14日、六大学リーグで慣れ親しんだ神宮球場でプロ初勝利を目論んだが、降りしきる雨に泣かされる形となり、悔しい敗戦投手となってしまった。 開幕ローテーション入りを果たした入江は、この日で3度目の登板。1,2回を粘りながら無失点に抑えると3回には打席へ入る。夏の甲子園で3試合連続ホームランを放った打棒は健在で、鋭いファールを打つなどピッチャーを威圧。結果、フォアボールを選んで出塁すると、同期入団ドラ2の牧秀悟(中央大)の右中間2点タイムリーヒットで先制。いい流れとなったが、その裏にデビュー戦でも打たれた塩見泰隆と村上宗隆にやられ、逆転を許すと、雨が強まり30分弱の中断。それでも集中力を保ち、その後は気合が伝わるピッチングで立ち直ったかに見えたが、5回に山田哲人に2ランを浴び降板し、結果敗戦投手となってしまった。 降板後、入江は「悪天候の中でも最高の準備をして臨みましたが、勝負所で打たれてしまい試合を作ることができなかったことは反省点です。自分の力不足を感じています。次回の登板までに投球フォーム、体のコンディションをしっかり修正したいと思います」と悔やみつつ、リベンジを誓った。 今までのピッチングを振り返ると、最速151キロで投球の約半分を占めるストレートは威力十分だが、ツーシーム、スライダーの変化球の被打率の高さが目立つ。また左バッターは.242と抑えているが、右バッターに対しては被打率.429、OPS1.262と苦手にしていることが、はっきりと数字に出ている。 このままのローテーションで行けば、次回はドラゴンズ戦となることが濃厚。4月7日の登板時には、宮崎敏郎のタイムリーエラーもあり、不運な敗戦だった。入江の登板時には12打数7安打、ホームラン2、打点6と強烈な援護射撃をしてくれる同期の牧の力を借り、変化球の修正と対右打者対策で、今度こそ待望の初勝利を挙げてもらいたい。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2021年04月15日 11時10分
DeNA、助っ人コンビの復帰が東京五輪にも影響? “打点王ルーキー”の処遇を稲葉監督も注視か
ルーキーの孤軍奮闘が、東京五輪を戦う侍ジャパンのメンバー編成にも影響を与えそうだ。 4月14日の東京ヤクルト戦も落とし、5連敗。DeNAは今季最多の借金9で最下位に沈んでいる。そんな中で、開幕から全17試合に3番で出場し、同日も逆方向の右翼席に5号ソロアーチを放ったのが、新人の牧秀悟内野手(中央大)だ。 「日本代表の稲葉篤紀監督が視察しています。お目当てはヤクルトの山田哲人選手だったようですが」(スポーツ紙記者) 同日の山田は2本の本塁打を放ち、稲葉監督にもしっかりとアピールができたようだ。しかし、最下位・DeNAの中で猛打を振るう牧にも興味を示していた。 >>中日・大野の五輪代表入りは当確? 稲葉監督との意味深なやり取り、その裏にある不安要素とは<< 「牧の代表招集は十分にあり得ます。大学日本代表の4番でもあり、NPBスタッフも当時の活躍を見ています」(球界関係者) 目下、牧の「打点17」はリーグトップ。DeNAの三浦大輔監督も「牧の前に走者をためて」と、その勝負強さを認めていた。 ところが、である。その牧の守備位置が変更になりそうなのだ。侍ジャパンの常連メンバーとの兼ね合いも考えなければならなくなった。 「試合後、三浦監督は(この日代打で今季初出場した)ソト、オースティンの両外国人選手のスタメン起用も示唆していました。外野手のオースティンはともかく、ソトと牧を同時に使うとなれば…」(前出・同) ソトは2018、19年の本塁打王であり、昨季も本塁打25、打点78を稼いだ優良外国人選手である。しかし、守備がヘタクソで、三浦監督は「負担の少ない一塁手に固定」との構想だった。一連の新型コロナウイルス禍で来日が遅延し、「一塁・牧」でスタートしたのだが、構想通り、ソトを一塁に回すとなれば、牧のポジションを考えなければならない。 「いや、牧は元々二塁手です。大学時代と同じ二塁を守らせればいいだけのこと」 多くの関係者、特にDeNAサイドからそんな声が聞かれた。 二塁・牧。これを侍ジャパンに重ねてみると、ちょっと厄介なことになる。広島・菊池涼介、ヤクルト・山田とポジションが重複してしまう。守備の名手・菊池だが、今季は打撃も好調だ。打線の得点能力を考えると、山田を外すことはできない。これまで、侍ジャパンは「二塁・菊池、一塁・山田」というポジションで、何度か打順を編成してきた。ここに牧が加わると、指名打者を予定していた他選手の起用にも影響してくる。 牧の代表招集は、注目ポイントとなりそうだ。また、DeNAの両外国人選手のスタメン起用について、批判的な意見もある。 「チーム防御率が4点台後半。12球団ワーストです。外国人選手をスタメン起用する目的は打線強化であり、投手陣の失点を打撃で補おうとしているのでしょう。気になるのは、オースティン、ソトの2人にまだ実戦感覚が戻っていないこと」(前出・プロ野球解説者) 両外国人選手のスタメン起用がマイナスに転じてしまうかもしれない。ソトを本来の二塁手でスタートさせ、様子を見る選択肢も考えられるが、打撃好調の牧の打順だけは動かさない方が良さそうだ。 オースティン、ソトが本調子になるまでは…。三浦監督、稲葉代表監督の視線が牧のバットに注がれている。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2021年04月12日 17時30分
DeNAの名手・大和に何が? らしくないミスが続出、復活待たれる鉄壁の守備
「大和のところに飛べば安心」絶対的な守備力を誇る大和に、多くのベイスターズファンはそう感じていることだろう。 しかし今シーズンは、その守備が綻びを見せてしまっている。 11日のタイガース戦、先週プロ初勝利を挙げた若武者・阪口皓亮の立ち上がり。連打とダブルスチールでピンチを迎え、打席には横浜スタジアムで無類の勝負強さを見せる4番・大山悠輔。阪口はしっかりと腕を振り、ショートゴロに打ち取った。「1点はOK」の守備陣形だったため、3塁ランナーはホームインするも、ショート大和がファーストへまさかの悪送球…。セカンドランナーまでホームを踏み、「ミスをしようと思ってはやっていないが、結果先制の2点。なかなか流れが来なくなる」と三浦監督も頭を抱える大きなエラーだった。 なかなか勝てなかった開幕7戦目のカープ戦でも、大和らしからぬプレーがあった。先頭打者・田中広輔の打球を、大和が名手らしい打球方向予測で三遊間に動くも、読みを誤り打球は二遊間へ。機敏な動きでなんとか追いついたが、結果内野安打で出塁を許す。その後ピンチは広がり、西川龍馬のファーストゴロで、牧秀悟がセカンドへ送球すると大和がまさか落球。1日のスワローズ戦でも、ピッチャー国吉佑樹が太田賢吾の打球を股で挟んで打球を処理し、セカンドへ送球するもカバーに入った大和はキャッチできずピンチが広がった。送球はベースに当たっていただけに、方向が逸れたわけではなく、大和ならば捌いてほしい場面だった。 今まではエラーが付いたとしても、その守備範囲の広さからによるものも多かったが、今シーズンはイージーミスが目立ってしまっている。2017年にFAでタイガースからベイスターズに移籍してきた際、「守備だけでも打率3割以上の価値がある」と当時のGM・高田繁氏に評価され、ラミレス前監督からは「優勝するための最後のピース」と言われた大和。若いチームの最年長プレーヤーとしても、持ち前の守備力復活が待たれる。写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年04月08日 17時30分
DeNA・神里がポイントゲットの打順で躍動! 三浦監督の斬新起用で6番問題は解決か
快足外野手・神里和毅が、打線のポイントとなる6番で活躍。三浦監督の期待に見事に応えている。 犬をも振り切ったとの逸話を持つほどの俊足が持ち味の神里だけに、リードオフマンなど上位打線を任されることが多かったが、三浦監督は6日のドラゴンズ戦から6番で起用。それが見事にハマり、初戦は天敵・大野雄大からグランドスラムで撃破すると、7日も猛打賞と気を吐いている。 昨年は梶谷隆幸がガッチリと手に入れていた1番センターの座だったが、ジャイアンツへのFA移籍によりチーム内の争いが激化。最右翼と見られていた神里本人も「奪いたい気持ちしかない。何としてもレギュラーでやらないといけない。やるしかないと思っています」とキャンプ前から気持ちを前面に出していた。しかし、春季キャンプは二軍スタートだった桑原将志が、オープン戦から猛アピールに成功し1番センターを奪取。神里はベンチスタートとなってしまった。 状況が変わったのは4日のカープ戦。未だ勝利のなかったチームの起爆剤としての期待を背負い、1番センターとしてスタメン起用。3回には右中間に先制ソロホームランを放ち、守備でもダイビングキャッチでチームを鼓舞し、お立ち台に上がる活躍で勝利に貢献した。 すると、名古屋でのドラゴンズ戦からはクリーンアップ後の6番に座り、2試合で8打数5安打と大活躍。好調の上位打線、不動の4、5番・佐野恵太&宮崎敏郎の後のランナーの溜まる可能性の高く、ポイントゲットの重要な打順で見事に機能している。 外国人選手の合流が遅れ、開幕から苦戦を強いられているベイスターズだが、昨年まで日の目を見なかった関根大気、人的補償加入の田中俊太、驚異のルーキー・牧秀悟らの奮闘もあり、図らずともチームのオプションは増している。誰もが認めるポテンシャルを誇る神里も、固定概念に囚われない三浦監督の手腕の元で、様々な才能が開花しそうな予感がする。写真・ 取材・文/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年04月05日 17時30分
DeNA・三浦監督、開幕9試合目で遂に初白星! “リアル孝行息子”阪口にかかる期待
開幕してから9戦目の4日、待ちに待った勝ち星を手にした三浦新監督。記念のウイニングボールは、クローザーの三嶋一輝から監督へと渡ったが、監督は迷わずこの日プロ初勝利を挙げた阪口皓亮にプレゼントした。 5年間務めたラミレス監督から三浦大輔監督に指揮官が代わり、昨年主にファームにいた阪口は春季キャンプから一軍に抜擢。オープン戦でもアピールを続け、開幕ローテーションの6枠目をルーキー・入江大生と争っていたが、結果的には敗れた形となりファーム調整を続けていた。 しかし、開幕3戦目の先発だった平良拳太郎が右肘の張りのため登録抹消され、思わぬ形で回ってきた登板。前日は「気負うことなく全力で腕を振るだけ」とコメントしていたが、「朝起きてから僕自身も勝っていない、チームも勝っていない。少なからず緊張してました」とプレッシャーを感じながらも、5回無失点と最高の結果を出した。マウンドをリリーフ陣に託した後、「試合が終わるまで緊張を感じていた」とし、ベンチに戻ってくる先輩たちには「ナイスピッチング!ナイス粘り!」と声を掛け続け、最後まで戦った結果、嬉しいプロ初勝利を手にした。 三浦監督も5回のピンチには「今日だけではない。今後のことを考えても乗り越えないと」と交代はせず、阪口も見事に応えた。「昨年ファームでいいピッチングをし、日に日に成長していった。オープン戦でもいいピッチングをしていたが、ファームスタートとなってもしっかり調整してくれた。阪口にとっても本当にいい1勝」と目を細めた。 ウイニングボールは「女手一つで3兄弟を育てて頂いた恩返し。1勝目のボールは母にプレゼントしたいと思っていた」と、この日も兄と共に観戦に来ていた最愛の母に贈ると宣言。 プライベートでもピッチングでも“孝行息子”ぶりを発揮した阪口皓亮。自身&三浦監督&DeNA10周年イヤーと、初めて尽くしの1勝を掴んだ右腕の爽やかな笑顔が、重苦しい横浜の空気を一挙に変えて見せた。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2021年04月02日 19時30分
DeNA・三浦監督に「大輔辞めろって」チームOBが苦言 サヨナラ機で犯していたミスをズバリ指摘、ファンからは賛否の声
野球解説者の高木豊氏(元横浜他)、齊藤明雄氏(元横浜)が、1日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。DeNA・三浦大輔監督に苦言を呈した。 3月26日の開幕戦から同月31日まで白星がなく、1日のヤクルト戦も「11-11」と引き分けに終わったDeNA。今回の番組で高木氏と齊藤氏は、9回裏の三浦監督が“無策”だったことを問題視した。 >>元横浜・高木氏、DeNAバッテリーに激怒「納得いかない」 敵選手からも見抜かれていた? 敗戦を招いた配球に「やむを得なかった」の声も<< 「11-11」と同点で迎えた9回裏、DeNAは1死から関根大気がヒットで出塁したが、後続の牧秀悟、佐野恵太が打ち取られサヨナラはならず。この場面について高木氏は「(関根が出塁した時点で)ベンチに神里(和毅)、宮本(秀明)っていう足のスペシャリストがいるんですよ」、「相手からすると神里は走る、宮本は(足が)一番速いみたいな(選手)、(だから代走に送って)プレッシャーかけてると違った形になったのかなっていう(印象がある)」と、三浦監督は関根に代走を出すべきだったと主張した。 高木氏に続いて、齊藤氏も「(代走を出せば)石山の方もクイックや牽制をしたりしなきゃいけない(状況になっていた)」、「(DeNA側は石山に)バッターの方に7割、走者の方に3割神経をやらなきゃ(割かせないと)いけない。見てると(石山は)バッターオンリーでいっている(打者だけを意識している)ような投げ方(だった)」とコメント。ヤクルト守護神・石山泰稚は一塁走者の関根を気にするそぶりを見せていなかったため、代走策で揺さぶりをかけた方がよかったのではと指摘した。 齊藤氏が話し終わった後、「(今季は)9回で打ち切りなので、そこらへんは惜しみなく使ってもよかった」とさらに続けた高木氏。「勝てなかったら言われますからね、大輔辞めろって」と、ファンも不満を募らせているのではと推測していた。 今回の放送を受け、ネット上には「確かに代走送って石山に圧力をかけるのはアリだった」、「代走出して『盗塁仕掛けるぞ』って思わせたら牽制ミスとか誘えたかもしれない」、「開幕から未勝利が続いてるから、『何としても勝ちに行く』っていう采配を見せてほしかった」といった反応が多数寄せられている。 一方、「神里や宮本出すべきとか言ってるが盗塁成功率知ってるのか、適当なこと言うな」、「関根を含めて全員成功率7割以下だから、下手に動かなかったのはむしろ正解ではないか」、「後続のクリーンナップを信用して託したんだろ、考えも無しに策を打たなかったわけがない」といった否定的な声も複数見受けられた。 「高木氏、齊藤氏は関根に神里や宮本といった代走を送るべきだったと主張していますが、この3名の通算盗塁成功率は関根が『.625』、神里が『.649』、宮本が『.500』。なお、盗塁成功率は一般的に7割を切ると得点期待値が下がると言われるため、仮に代走を出していても劇的な効果は見込めなかったと考えているファンも少なくないようです。また、関根出塁後のDeNA打線は牧、佐野、宮崎敏郎とクリーンナップを迎える打順だったため、三浦監督は代走策よりも後続打者のバットに懸ける方を選んだのではという見方もされています」(野球ライター) 同戦後に「勝てないのは全て監督の責任」と選手たちをかばったことが伝えられている三浦監督。2日からは開幕3カード目・広島戦に突入するが、なかなかつかめない今季初勝利を手にすることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
DeNA砂田投手「公園で遊んでる方々自粛して」ランニングなども批判で賛否 「健康維持のため必要」大臣発言も
2020年04月13日 12時35分
-
スポーツ
パズルに英語にオンライン飲み会? DeNA、緊急事態真っ只中で選手たちが行っているリラックス法とは
2020年04月09日 17時30分
-
スポーツ
DeNA、“コロナ特例”で一人勝ち? ヤクルト・中日と明暗分ける、FA取得日数の短縮によるメリットとは
2020年04月07日 11時45分
-
スポーツ
ロッテ平沢、DeNA倉本に「トレードしたほうが良い」元ロッテ里崎氏の発言に批判 「そんなにネガティブ?」と反論も物議
2020年04月06日 19時00分
-
スポーツ
DeNAの伝統“ドラフト2位イケメン枠”を継承! 即戦力左腕・坂本裕哉にかかる期待
2020年04月06日 17時30分
-
スポーツ
DeNA、ブルペン陣にニューフェイス! 期待のルーキー・伊勢大夢が目指す開幕一軍
2020年04月02日 17時30分
-
スポーツ
「離れていても心はひとつ」 DeNA、開幕延期・無観客でもファンと繋がるアプローチとは
2020年03月31日 06時30分
-
スポーツ
DeNA・ラミレス監督「粛々と従うしかない」 東京オリンピック延期決定でベイスターズに迫り来る余波
2020年03月26日 17時30分
-
スポーツ
DeNA、開幕延期が吉と出る? 3年目左腕・櫻井周斗が狙う開幕ローテーション
2020年03月19日 17時30分
-
スポーツ
無観客に取材規制…DeNA、猛威を振るうコロナウイルスに厳戒態勢続く
2020年03月16日 17時30分
-
スポーツ
ラミレス監督も「プレッシャーに打ち克つ」と太鼓判! DeNA新キャプテン・佐野恵太が目指す不動の四番の座
2020年03月12日 17時30分
-
スポーツ
現在オープン戦ホームラン王! DeNA、新外国人タイラー・オースティンが対応すべきポイント
2020年03月09日 17時30分
-
スポーツ
過去の助っ人スターターはパッとしないが…DeNA、マイケル・ピープルズにかかる期待
2020年03月05日 17時30分
-
スポーツ
DeNA、苦しみから解放された三浦二軍監督の台頭は間近? “センバツ無観客化”がラミレス監督の投手運用に影響する可能性
2020年03月05日 11時45分
-
スポーツ
DeNAラミレス監督、巨人・阪神より中日を警戒? 「Aクラスに入れる」昨シーズン5位から飛躍を断言するワケは
2020年02月18日 17時00分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分