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DeNAの名手・大和に何が? らしくないミスが続出、復活待たれる鉄壁の守備

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大和

 「大和のところに飛べば安心」絶対的な守備力を誇る大和に、多くのベイスターズファンはそう感じていることだろう。

 しかし今シーズンは、その守備が綻びを見せてしまっている。

 11日のタイガース戦、先週プロ初勝利を挙げた若武者・阪口皓亮の立ち上がり。連打とダブルスチールでピンチを迎え、打席には横浜スタジアムで無類の勝負強さを見せる4番・大山悠輔。阪口はしっかりと腕を振り、ショートゴロに打ち取った。「1点はOK」の守備陣形だったため、3塁ランナーはホームインするも、ショート大和がファーストへまさかの悪送球…。セカンドランナーまでホームを踏み、「ミスをしようと思ってはやっていないが、結果先制の2点。なかなか流れが来なくなる」と三浦監督も頭を抱える大きなエラーだった。

 なかなか勝てなかった開幕7戦目のカープ戦でも、大和らしからぬプレーがあった。先頭打者・田中広輔の打球を、大和が名手らしい打球方向予測で三遊間に動くも、読みを誤り打球は二遊間へ。機敏な動きでなんとか追いついたが、結果内野安打で出塁を許す。その後ピンチは広がり、西川龍馬のファーストゴロで、牧秀悟がセカンドへ送球すると大和がまさか落球。1日のスワローズ戦でも、ピッチャー国吉佑樹が太田賢吾の打球を股で挟んで打球を処理し、セカンドへ送球するもカバーに入った大和はキャッチできずピンチが広がった。送球はベースに当たっていただけに、方向が逸れたわけではなく、大和ならば捌いてほしい場面だった。

 今まではエラーが付いたとしても、その守備範囲の広さからによるものも多かったが、今シーズンはイージーミスが目立ってしまっている。2017年にFAでタイガースからベイスターズに移籍してきた際、「守備だけでも打率3割以上の価値がある」と当時のGM・高田繁氏に評価され、ラミレス前監督からは「優勝するための最後のピース」と言われた大和。若いチームの最年長プレーヤーとしても、持ち前の守備力復活が待たれる。

写真・取材・文  /  萩原孝弘

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