ロッテ
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スポーツ 2020年12月06日 11時00分
広島のFA選手に“セルフ戦力外”の危機! 争奪戦どころかテスト入団の憂き目に、ロッテ・松永の二の舞に懸念?
2012年ドラフトで1位指名を受けロッテに入団し、今季まで「359登板・16勝15敗135ホールド1セーブ・防御率2.91」といった数字を残しているプロ8年目・32歳の松永昂大。その松永が3日、今年8月に取得した国内FA権を行使した。 松永はソフトバンクに2連敗し今季終戦となったCS(11月14、15日)後からFA行使を熟考していることが伝えられていたが、3日に権利行使に必要な書類を球団側に提出。誰にも相談することなく権利行使を決断したという松永は、「他チームの評価を聞きたいというのが一番」と理由を語っている。 >>ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす<< チームでは貴重なリリーフ左腕である松永のFA宣言を受け、ネット上には「左腕は他に小島(和哉)や中村(稔弥)ぐらいしかいないから抜けられたらマズい」、「今季は故障であまり投げられなかったけど実力は確か、球団は何とか慰留に尽くしてほしい」といった残留を願うコメントが多数寄せられている。一方、一部では「人的補償(松永はBランク)が発生する故障明け選手を獲る球団なんかあるのか?」、「下手したら広島の木村みたいにドロ沼に陥りそう」というコメントも見られた。 名前が挙がっている木村昇吾は、現役時代に横浜(2003-2007)、広島(2008-2015)、西武(2016-2017)でプレーした内野手。2017年の西武退団後はクリケット選手に転身し40歳となった現在もプレーを続けているが、広島時代にFA権行使が原因で選手生命の危機に立たされたことがある。 木村がFA権を行使したのは、当時プロ13年目・35歳だった2015年11月。同年まで8年間広島でプレーし「645試合・.270・3本・65打点・265安打」といった数字をマークした木村は、スタメンでの出場機会を求めてFA宣言。35歳という年齢面に加え年俸も4100万円(推定)と安くはない中での宣言だったため、当時は水面下で既にどこかの球団と話がついているのだろうという見方が大半だった。 しかし、宣言後の木村は移籍先が決まるどころか、他球団が獲得調査を行っているという報道すらない異例の状況に。さらに、広島も宣言残留は原則として認めないというスタンスであったため、木村はこのままだと36歳となるシーズンを所属先なしで迎えるという大ピンチに陥った。なお、木村は人的補償が不要なCランクの選手であったため、各球団は実力やコストを純粋に判断した上で木村を“スルー”したものと思われる。 12月に入ってもいっこうに進展がなく、現状を伝える報道の中では「何もない」という悲壮感あふれるコメントもしていた木村だったが、同月下旬にようやく転機が訪れる。同月上旬に内野のバックアッパーだった脇谷亮太が巨人にFA移籍していた西武が、木村に翌年2月1日から始まる春季キャンプにテスト生として参加することを提案。もちろん木村はこれを快諾し、テストという条件付きながら現役続行へ望みをつないだ。 「挑戦する機会を与えてくれた西武に感謝したい。目いっぱい、頑張りたい」と喜びをあらわにした木村は、翌年の西武春季キャンプにテスト生として参加。期間はキャンプ初日の2月1日から10日間程度の予定だったが、西武・鈴木葉留彦球団本部長(当時)は「覚悟を十分に見せてくれた」とテストに取り組む木村の姿勢を高く評価し、期間終了前の5日に年俸2000万円(同)で契約。同日の入団会見で「すごくうれしくありがたい気持ちでいっぱい」と西武に感謝を述べた木村に対し、ネット上にも祝福や安堵の声が多数寄せられた。 FA宣言があだとなり一時は選手生命の危機に陥った木村だが、今回の松永はロッテ側が宣言残留を認めているため、球団が姿勢を変えない限り木村のような事態に陥る可能性はほとんどないといえる。また、木村の場合は内野のスーパーサブという役割が自軍の中堅・ベテランでまかないやすい役割であるためなかなか声がかからなかったが、松永の立ち位置であるリリーフ左腕はロッテだけでなく球界全体で見ても貴重な人材。そのため、むしろ今オフのFA市場では屈指の“人気銘柄”となる可能性の方が高いといえるだろう。 今季は左ひじのコンディション不良によりわずか5試合の登板にとどまったものの、登板試合では1点も取られていない松永。3日時点では他球団が獲得調査を行っているという報道はないが、果たして今後手を挙げる球団は現れるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月04日 17時00分
ロッテ・唐川、億越え確実でもFA宣言しなかったワケは ファンからも疑問の声、球団の“誠意”は金額・年数以外にも?
2018年シーズンに取得した海外FA権を、今オフ行使するかどうか注目を集めていたロッテのプロ13年目・31歳の唐川侑己。4日、その唐川が権利を行使せずチームへの残留を決断したことを複数メディアが報じた。 唐川はプロ入りした2008年から今季まで先発・リリーフとして「278登板・72勝70敗33ホールド・防御率3.72」といった数字を残し、全試合リリーフ登板だった今季は「32登板・1勝1敗14ホールド・防御率1.19」とほとんど点を取られなかった投手。成績に加え人的補償が不要なCランクということもあり、権利行使なら複数球団による争奪戦が確実視されていた。 実際、本人も行使するか熟考していたようで、先月までは行使を検討しているという報道も多かったが最終的に残留を決断。残留を伝える報道では、唐川が「来年もマリーンズでやると自分で決めたからには、自分の活躍で恩返しできればなと思っています」と決意を新たにしたことが伝えられている。 >>FA残留のロッテ・荻野に「出て行ってもらいたかった」反発の声?生え抜きベテランの複数年契約に賛否が分かれるワケは<< 主力リリーフである唐川の残留を受け、ネット上には「勝ちパターンに欠かせない唐川の残留は間違いなく朗報」、「流出したら一番困る立ち位置の選手だから残ってくれてホッとした」、「フロントもしっかり慰留に尽くしてくれてありがたい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「宣言すれば1億円プレイヤーにもなれただろうに何が残留の決め手だったのか」、「残るってことは球団側からよっぽどいい話をもらったのか?」といった疑問も複数見受けられた。 「球界では左右を問わず実績のあるリリーフは貴重な存在のため、唐川も仮に宣言していれば獲得を狙う他球団からかなりの条件を提示されていたことは確実。今季年俸が6200万円(推定)ということを踏まえると、年俸1億円超えの複数年契約ゲットも十分あり得たでしょう。その状況の中残留を決めたということは、もしかしたらロッテ側から手厚い金額・年数以外の“誠意”を示されたのかもしれません。一般的に選手と球団の契約について金額・年数以外の詳細が明かされることはほとんどないのですが、先発への再転向確約や引退後の指導者手形付与といった条項が盛り込まれている可能性もあるでしょう。また、こうした好条件を引き出すために、唐川はわざと権利行使をちらつかせたのではと推測しているファンも散見されますね」(野球ライター) 唐川とロッテが結んだ契約内容について、現時点(4日午後0時半)で詳しい内容は伝えられていない。どのような条件で残留を決めたのか気になっているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月02日 17時00分
FA残留のロッテ・荻野に「出て行ってもらいたかった」反発の声? 生え抜きベテランの複数年契約に賛否が分かれるワケは
昨年6月に取得した国内FA権を、今オフ行使するかどうかが注目されていたロッテのプロ11年目・35歳の荻野貴司。2日、その荻野が権利を行使せずロッテに残留する見通しとなったと複数メディアが報じた。 報道によると、荻野はソフトバンクに2連敗し今季終戦となったCS(11月14、15日)終了後からFA権行使を検討していたとのこと。だが、球団が複数年契約を提示し強く慰留したことを受け、プロ入りからプレーするロッテへの残留を決断したという。 今オフのロッテは11月30日にリリーフ・澤村拓一が海外FA権行使を表明し、同じくリリーフの唐川侑己、松永昂大もFA行使を検討中。また、チェン、ハーマンの両助っ人も保留者名簿から外れるなど投手陣の大量流出が起こる可能性が浮上しているが、その状況の中ひとまず野手陣の主力である荻野の引き留めには成功した形となる。 >>ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす<< 荻野の残留を受け、ネット上には「今オフは流出関連のニュースばかりだったけど荻野は残ってくれて本当に良かった」、「年齢を考えると、この複数年で生涯ロッテも確実になったかな」、「フロントはこの調子で他選手の残留も成功させてくれ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「故障体質の35歳に複数年はリスク高すぎ」、「藤原とか和田とか若手も出てきてるし、無理に慰留に動く必要は無かったのでは?」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「2010年のプロ入りからロッテでプレーする荻野は、今季までのプロ11年間で『784試合・.280・32本・214打点・774安打・220盗塁』をマークしている俊足巧打の外野手。ただ、2012、17、19年以外はいずれもシーズン中に故障離脱するなど怪我の多い選手でもあり、今季も右足の負傷で53試合の出場にとどまりました。球団は荻野が生え抜きでファン人気も高い選手であることや、ベストナイン、ゴールデングラブを獲得した昨季のように体調が万全ならリーグ屈指の実力があることを加味して慰留に努めたのだと思います。ただ、今回の複数年契約により荻野の年俸は今季の7800万円(推定)から1億円前後になることが濃厚ですので、一部ファンはフル稼働を計算しにくい荻野への厚遇はコストパフォーマンスが悪いのではと疑問を抱いているようです。また、藤原恭大や和田康士朗といった若手外野手が今季頭角を現したことを踏まえ、『若手育成のためにはむしろ出て行ってもらった方が良かった』と主張するファンも散見されますね」(野球ライター) 流出の話題が相次いで噴出する中、ファンにとっては朗報といえそうな荻野の残留。ただ、来季36歳になるベテランの残留を手放しでは喜べないファンも少なからずいるようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月01日 10時45分
ロッテ澤村が海外FA権を行使!「悔いのない選択をしたい」残留も視野
千葉ロッテは11月30日、澤村拓一投手がFA権を行使することになったと発表した。澤村には複数のメジャー球団が調査していると言われており、澤村はメジャー行きを模索しつつ、宣言残留を認めているロッテの残留も視野に入れて決断することになる。 澤村は佐野日大高から中大を経て、2010年のドラフト1位で、希望していた巨人に入団。レジェンド故・沢村栄治氏の背番号「14」(永久欠番)を1つ超える言う意味で、「15」を選んだという経緯もあった。2011年に新人王に輝くなど先発として活躍していたが、クローザーに転向すると、2016年には最多セーブのタイトルを獲得するなどチームに貢献した。しかし、2017年にトレーナーのミスから長胸神経麻痺と診断され離脱。2018年は完全復活出来なかったものの、2019年には先発と中継ぎで活躍し、リーグ優勝に貢献。プロ10年目の今年は開幕から安定感に欠いた投球が目立ち、三軍に降格する屈辱を味わっていたところ、シーズン途中にロッテへ電撃トレード。 移籍先のロッテでは、150キロ台をコンスタントに計測する本来の投球を見せ、井口資仁監督は優勝争いを演じるチームで勝ちパターンに澤村を組み込んだ。その結果、22試合の登板で防御率1.71という好成績を残しロッテファンの心を掴むとともに、自身も自信を取り戻すことが出来たと言えるだろう。 澤村選手は「このたびFA権を行使することになりました。これまで数多くの人に恵まれて支えてもらってこの権利を獲ることができました。心より感謝をしています。今回は色々な人と話をした中で思い切って行使をすることにしました。自分の野球人生なので悔いのない選択をしたいと思います」とコメント。ロッテに移籍してなければ決断出来なかったことは澤村自身がいちばん理解しているだけに、残留も視野に入れながら夢であるメジャーへの道を探っていく。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月30日 11時30分
ロッテD2位、中森「1年目の目標は15勝」高卒で二桁勝利を目標に掲げる
千葉ロッテは26日、兵庫・神戸市内のホテルで、今年のドラフト2巡目に指名した中森俊介投手(明石市立明石商業高等学校)と契約を行ったと発表した。 契約金は6000万円、年俸720万円。金額は推定。背番号は新入団会見にて発表を予定している。中森は最速151キロで制球力も高く、スライダーなど変化球も多彩に操ることが出来る。甲子園の出場経験も豊富で、明石商業では、1年夏から3季連続で甲子園に出場し、通算8試合で5勝3敗、防御率2.53、47奪三振の成績を残している。明石商業からは主将の来田涼斗外野手がオリックスに3巡目で指名されており、同じパ・リーグとあって、一軍の公式戦というプロの舞台で再会し、対戦する機会もあるだろう。 契約を終えた中森は「ピンチでも動じない強気のピッチングが持ち味なので、プロでも強気のピッチングを貫いて1年目から頑張りたいと思います。1年目の目標は15勝を挙げることです。ちなみに大好きなお菓子は“パイの実”です。あのサクサク食感のパイとチョコレートのバランスが最高です!」と高校生とは思えない15勝宣言。球団は高卒選手は昨年ドラフト会議の目玉だった、競合の末、1位で入団した佐々木朗希投手ですら、コロナ禍で選手層が薄くなった際にも一軍には上げず、ファームでじっくりと育てていることから、中森が1年目から15勝出来るぐらい登板出来る可能性は極めて低いが、プロ入り後、一発目の会見でここまで大きな目標を掲げる選手はなかなかいないだけに、インパクトは強く残った。 入寮しチームに合流する年明けまでに、春季キャンプを完走出来る体づくりが出来るかどうかが大きなポイントになるだろう。プロの壁に当たったとしても、この日の気持ちを持ち続けることで、勝ち星が付き難いパ・リーグで15勝を達成してもらいたい。このコメントは井口資仁監督の目にも留まっているはず。厳しい視線を突き放して欲しい。 また、球団は原嵩投手に支配下選手契約を結ばない旨を通知した上で、育成契約を行う予定であること、育成選手の森遼大朗投手、高濱卓也内野手を自由契約とし再度、育成契約を行う予定であることを発表している。(どら増田)
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スポーツ 2020年11月25日 20時30分
ロッテ・澤村、トレードの原因はプロ2年目にあった?「どうしたのこの体」川口元コーチが投球を狂わせた誤算を明かす
元フジテレビアナウンサーでフリーの田中大貴アナが24日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元巨人投手コーチで野球解説者の川口和久氏がゲスト出演。ロッテ・澤村拓一が巨人時代に不振にあえいだ理由を語った。 澤村がプロ入りした2011年から2014年にかけ、一軍投手総合コーチとして指導にあたった川口氏。今回の動画では巨人時代に思うような成績を挙げられなかった理由として、澤村がプロ2年目の2012年にあったという誤算を挙げた。 >>巨人、直江・山下の自由契約は大補強の布石?「人的逃れの可能性もある」今オフ5人目の“育成落ち”に憶測飛び交う<< 2010年ドラフトで1位指名を受け巨人に入団し、翌2011年に「11勝11敗・防御率2.03」でセ・リーグ新人王に輝いた澤村。川口氏によると当時の澤村はストレートとスライダーの2球種しか試合で使える球がなかったというが、それでも2ケタ勝利を挙げられる期待の投手だったという。 ところが、動画内で具体的な時期は明かされていないが、2012年の開幕前に澤村を見ると「すっげー体格が良くなってた」という川口氏。「お前どうしたのこの体?」と聞くと、日本ハム・ダルビッシュ有(当時/現カブス)も通っていたトレーニングジムでオフシーズン中、筋力トレーニングに励んだ結果筋肉量が増加したと言われたという。 一般的に筋トレは球速、スピン量の増加といったメリットがあると言われているが、川口氏によると澤村には「(下手に)筋肉をつけちゃったもんだから肩が回らない」というデメリットが生じてしまったとのこと。また、肩の可動範囲が狭くなったことにより、「スライダーが(1年目と比べて)曲がらなくなった」という。 スライダーの威力が落ちた影響で、残る球種のストレートを相手打者に狙い打たれる場面が増えてしまったという川口氏。澤村はリリーフに転向した2015年ごろからスプリットを持ち球に加え投球を組み立てていたというが、川口氏は「これ(スプリットを軸とした投球)が出来上がった頃にロッテにトレード(された印象が強い)」と、スライダーを失った影響が長引いたことが結果的に今年9月のロッテへのトレード移籍につながったと主張していた。 川口氏はこの他にも2013年日本シリーズで楽天に勝てなかった理由や、コーチ時代に巨人・菅野智之からかかってきたという驚きの電話について動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「3か月くらいのオフ期間で見違えるくらい筋肉つける努力自体はすごいと思うが、何事もやり過ぎは良くないってことなのかもしれない」、「結局1年目の成績が現状キャリアハイだからなあ、行き過ぎた筋トレがなければと思うともったいない」、「そこから覚えたスプリットが今の武器になってるのがまだ救いだな」といった反応が多数寄せられている。 1年目の2011年に好成績を残した澤村だが、2年目の2012年に「10勝10敗・防御率2.86」と数字を落とすと、翌2012年以降の2年間は計10勝と年々低迷。リリーフに転向した2015年から今季のロッテ移籍前までの期間も「17勝16敗45ホールド74セーブ・防御率2.88」と思うような成績は挙げられていなかったが、ロッテ移籍以降はスプリットを武器に「0勝2敗13ホールド1セーブ・防御率1.71」と活躍しチームのパ・リーグ2位に大きく貢献している。 ロッテでの活躍もあり、今オフ複数のメジャー球団から獲得に興味を持たれていると伝えられている澤村。ただ、筋トレによる誤算がなければ、巨人のエースとして大成する未来もあったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田中大貴アナの公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC95Lxy4H7OA0w-bVzIvFyzg
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スポーツ 2020年11月17日 17時00分
大量流出危機のロッテに「ソフトバンクの二の舞」ファン悲鳴 来季の最下位は濃厚? 慰留失敗で待ち受ける苦難とは
今シーズン勝ちパターンの一角として「32登板・1勝1敗14ホールド・防御率1.19」といった成績を残し、チームのパ・リーグ2位に大きく貢献したプロ13年目・31歳の唐川侑己。17日、その唐川が海外FA権の行使を検討していると複数メディアが報じた。 報道によると、2018年シーズンに海外FA権を取得した唐川はそれ以降、今後の野球人生について真剣に考えるようになったといい、昨年にはFA権を行使する場合に備え代理人と契約していたとのこと。また、唐川の年俸ランクは人的補償が発生しないCランクのため、権利行使の場合は複数球団による争奪戦が確実視されている。 ソフトバンクに敗れCS終戦となった15日以降、チェン(0勝3敗・防御率2.42)、澤村拓一(0勝2敗13ホールド1セーブ・防御率1.71)、ハーマン(3勝2敗23ホールド1セーブ・防御率2.15)の主力3投手にそれぞれ流出の可能性があると報じられているロッテ。今回の唐川を含めると、今オフに最大4投手がチームを去る危機が訪れている。 >>ロッテ、今オフ主力が大量流出か「内々に調査されていた時期が…」球団は井口監督の采配にもメス?<< 迫る大量流出危機を受け、ネット上には「これまで報じられてる3人でも相当痛いのに、唐川まで移籍の可能性があるのは辛すぎる」、「勝ちパターンの投手が一気に抜けるのはマズい、最低でも2人は残留させてほしい」、「コロナ禍で懐厳しいかもしれんが、球団は何とか相応の条件を出してくれ」といった反応が多数寄せられている。 同時に「全員抜けたら前のソフトバンクみたいになる」、「下手したら一昔前のソフトバンクの二の舞になりそうで怖い」と、ソフトバンクを絡めて危惧する声も複数見受けられた。 「ソフトバンクはリーグ優勝・日本一に輝いた2011年、杉内俊哉(8勝7敗・防御率1.94)、和田毅(16勝5敗・防御率1.51)、ホールトン(19勝6敗・防御率2.19)の先発3名と、野手の川崎宗則(.267・1本・37打点・161安打)の計4名が同時に流出。その結果、翌2012年は3位に順位を落とすと、2013年には4位で2008年以来5年ぶりのBクラスに転落。2013年オフに中田賢一、岡島秀樹、サファテ、李大浩ら総勢8名の大補強を敢行した結果2014年に再びリーグ優勝・日本一に輝きましたが、球界随一の選手層を誇るとされるソフトバンクでも主力の大量流出にこれだけ苦しんだことを考えると、選手層がそこまで厚いわけではないロッテなら一気に最下位に転落する可能性も少なくありません。2位とはいえ終盤までソフトバンクと優勝争いを演じた今シーズンの躍進を無駄にしないためにも、球団フロントは相当の覚悟と責任を持って残留交渉に当たる必要がありそうです」(野球ライター) 現在指揮を執る井口資仁監督が就任した2018年以降、5位、4位、2位と毎年着実に順位を上げているロッテ。この流れのまま来シーズン優勝を勝ち取るためには前述の4名は必要不可欠な存在だが、果たして残留交渉を円滑に進めることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月16日 11時35分
ロッテ、今オフ主力が大量流出か 「内々に調査されていた時期が…」球団は井口監督の采配にもメス?
澤村、鳥谷、チェン・ウェインの去就は…。パ・リーグのクライマックスシリーズ(以下=CS)に敗退し、千葉ロッテはさらなるチーム強化に乗り出す。井口資仁監督は“鬼”に成り切れないかもしれない。 >>ロッテ・細川、“ベニー首投げ事件”の裏話を告白「引っ張っても全然動かなくて…」同僚がドン引きした衝撃の光景とは<< 「CSの舞台となったペイペイドームのネット裏には、メジャーリーグの関係者も来ていました。米スカウトではなく、日本国内で契約しているスポーツマネジメント会社のスタッフでしたが」(地元メディア) お目当ては澤村拓一投手だ。9月に千葉ロッテに移籍して以降、強気のストレートが蘇り、150キロ台のフォークボールがメジャースカウトの目にも留まった。すでに海外FA権を取得していることから、米メディアも「お手頃価格」として、千葉ロッテ移籍後の活躍を伝えていた。 CS第2戦後、澤村は「悔しい気持ちしかない」と敗戦を悔やんでいた。そのコメントから、“完全に千葉ロッテの一員”になったとも捉えることもできたが、こんな情報も聞かれた。 「今年に入り、澤村はスポーツマネジメント会社と契約しています。その会社にはロッテの吉井理人投手コーチもいます。メジャー移籍のための準備であり、千葉ロッテ移籍もそのルートが絡んでいたと思われます」(球界関係者) また、残留か否かで情報が錯綜しているのが、鳥谷敬内野手だ。新型コロナウイルスに感染してチームを離れてしまったこともあるが、出場試合数は42。打率1割3分9厘、打点6は物足りない数字だ。“元身内の関係系メディア”は「来季も!」と現役続行を伝えていたが、CS終了後の第一声は「球団がどういう風に考えているかが分からない」だった。額面通りに捉えれば、鳥谷自身と球団は「来季の話」を全く交わしていないことになるが…。 パ・リーグに詳しいプロ野球解説者がこう言う。 「CSの敗因は、打線です。チーム打率が12球団ワーストではソフトバンクの投手陣を打ち崩せません。外国人選手を含め、『打撃力優先』の補強をしないと、来季は厳しい」 鳥谷の打率は1割台。残留は難しいというわけだ。もっとも、12球団ワーストの打率でもCS進出を果たせた勝因だが、投手の継投策に尽きる。「唐川、ハーマン、益田」と繋いでいく勝利の方程式が出来上がり、それを補う澤村の存在も大きかった。 澤村のメジャー移籍志望を分かっていて途中加入させたようだが、やはり、慰留の説得は行うべきだろう。打撃面の強化は投手陣の安定が大前提だ。 「ロッテ打線はバントを1回で決められない、得点圏に走者を進めても、『あと1本』が出ないという拙攻が目立ちます。攻撃面での参謀が悪いのか、それとも、井口監督の采配に原因があるのか、内々に調査されていた時期がありました」(前出・関係者) 先発のコマ不足を補うためにシーズン終盤で獲得したチェン・ウェインは、メジャー復帰を第一希望としているそうだ。 逆転優勝を懸け、終盤戦で緊急補強した澤村、チェン。そして、若い野手陣をサポートするために獲得したベテランの鳥谷の去就が気になる。優勝を狙うチームに進化させるのなら、井口監督は自身の采配を含め、冷静に補強ポイントを整理しなければならないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年11月15日 17時00分
阪神・福留、ロッテ・楽天は獲得の価値アリ? バットの実力以外にも、44歳の大ベテランがもたらすメリットとは
これまで中日(1999-2007)、カブス(2008-2011)、インディアンス(2011)、ホワイトソックス(2012)、阪神(2013-)でプレーし、NPBでは「1909試合・.289・281本・1057打点・1909安打」をマークしている43歳の福留孝介。11日、その福留が選手、スタッフらに退団のあいさつを行ったことを複数メディアが報じた。 今シーズン「43試合・.154・1本・12打点・12安打」と不振に終わった福留は、今シーズン限りで阪神を退団することを6日に球団が発表。同日に二軍で選手、スタッフにあいさつしたが、一軍の最終戦が11日に行われるのに合わせ、試合前に甲子園のロッカールームを訪れ一軍選手やスタッフとも別れのあいさつを交わしたという。 >>阪神、今オフ大激震か矢野監督も“フロント主導”に混乱、能見の戦力外は大幅リストラの布石?<< 来シーズン以降の現役続行を希望しているため、今後は他球団から誘いがあるかが焦点となる福留。一部ファンからは今季の成績や来年44歳を迎える年齢面を踏まえ新天地探しの難航を予想する声もあるが、獲得がメリットになりそうな球団がないわけではない。 福留は今シーズンこそ上記のように成績は振るわなかったが、それ以前は毎年2ケタ本塁打や100安打前後をコンスタントにマークしていた選手。通算得点圏打率「.290」と勝負強さも兼ね備えているため、打力に乏しい球団ではスタメン・代打の両方でまだまだ戦力になれる可能性は少なくない。 今シーズンの各球団のチーム打撃成績を見ると、チーム打率はヤクルト(.242)、ロッテ(.235)、代打打率は巨人(.189)、楽天(.149)がそれぞれのリーグでワーストの数字となっている。他選手へのアドバイスといった間接的な好影響も含め、このあたりの球団には獲得のメリットがあるのではないだろうか。 中でも、特に獲得のメリットが大きそうなのはロッテ、楽天のパ2球団。ロッテは今シーズンのチーム内首位打者が中村奨吾の「.249」と貧打に苦しんでおり、代打も佐藤都志也(.310)以外に常時送り出せる人材は不足しているため、スタメン・代打のどちらでも福留が戦力として貢献できる可能性は十分。また、昨オフ阪神を退団後入団した鳥谷敬が練習態度やアドバイスで若手に好影響を与えている点を踏まえると、福留獲得でも同様の効果が期待できるかもしれない。 楽天は浅村栄斗(.280・32本・104打点)、鈴木大地(.295・4本・55打点)、ロメロ(.272・24本・63打点)といった補強組の打者が活躍した一方、生え抜きの打者で彼らに追随するような選手が思うように出てきておらず、この点が今季リーグ4位に終わった一因ともいわれている。ただ、裏を返せば生え抜きが力をつければ必然的にチーム順位も上がるという見方もできるため、福留をコーチ兼任のような形で招いて生え抜きの底上げを図るのも一手かもしれない。 6日の二軍でのあいさつを伝える報道の中では、「体は元気なんで。気持ちが折れていない分、『まだまだ』というところ」と現役続行へ闘志を燃やすコメントもあった福留。その福留の獲得の手を挙げる球団は果たして現れるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月14日 11時00分
パ・リーグCS、軍配は2位ロッテに? 14ゲーム差の首位に“下克上”、ブルペンの奇策が突破口となるか
9日に行われた2試合をもって、レギュラーシーズンの全日程が終了したパ・リーグ。本日14日から、1位ソフトバンク対2位ロッテのクライマックスシリーズが行われる。 両球団の今季対戦成績は、「12勝11敗1分」でロッテが1つ勝ち越し。しかし、内訳を見ると前半12試合は「8勝3敗1分」とロッテが圧倒しているが、後半は「4勝8敗」と逆にソフトバンクにカモにされている。 優勝したソフトバンクにアドバンテージの1勝が与えられる上、例年の6試合制(4勝先取)ではなく4試合制(3勝先取)で行われることもあり、ロッテは圧倒的不利という見方もされている。ただ、レギュラーシーズンで14ゲーム差をつけられた相手に対し、“下克上”を成し遂げる隙が全くないわけではない。 まず鍵となりそうなのは、どれだけ四死球をもぎ取れるかという点。今季のソフトバンクはチーム防御率「2.92」とリーグ断トツトップの数字だが、一方で与四死球数は「513個」でリーグワースト2位。一方のロッテ打線は奪った四死球数が「549個」でリーグトップであることから、強引にヒットを狙わず待ち球作戦で相手の自滅を誘う戦い方が基本線になるだろう。 もちろん、試合では待つだけでなくどこかのタイミングで勝負をかける必要もあるが、そのタイミングとして適しているのが2回と7回。今季のソフトバンクはレギュラーシーズンで42敗を記録しているが、この42敗のイニング別失点を見ると2回(44失点)と7回(41失点)で40失点以上を喫している。先発の立ち上がり、勝ちパターンに入った直後に難がある点を踏まえて攻勢をかければ効率良く点が奪える可能性は高そうだ。 このようにして奪った得点を守り切るためには、当然ながら投手の人選も重要な要素となる。ロッテの先発陣を見ると美馬学(対ソフトバンク防御率2.70)、石川歩(同2.27)、チェン(同1.29)といった相性のいい投手が3枚そろっているため、CSではこの3名を投入し一気に3タテを狙う公算が大。ただ、この3名以外には二木康太(同3.20)も好相性であるため、昨オフ一時リリーフを務めていた石川の代わりに二木を先発起用し、石川はロングリリーフとして柔軟に起用するやり方も面白いかもしれない。 2010年のCSではソフトバンクを「4勝3敗(アドバンテージによる1敗含む)」で下して突破し、その後日本シリーズも制しているロッテ。10年前の再現を果たせるのか、本日から始まる決戦は大きな注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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