ロッテ
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スポーツ 2021年03月12日 18時30分
プロ初登板のロッテ・佐々木に「まだまだ課題はある」球界OBが指摘 無失点投球が称賛も問題視された球質とは
12日に行われたロッテ対中日のオープン戦。「3-2」でロッテが勝利したこの試合で、ロッテのプロ2年目・19歳の佐々木朗希がプロ入り後初の実戦登板を果たした。 2番手として6回表にマウンドに上がった佐々木は、主力の京田陽太、阿部寿樹、ビシエドを相手に「1回無失点・被安打0」と好投。ビシエドからは152キロのストレートで見逃し三振を奪い、直後にビシエドが思わず苦笑いを浮かべる場面もあった。 2019年10月のドラフトで1位指名を受けロッテに入団した佐々木は、首脳陣の意向で昨季はほぼ通年で一軍に帯同したが一・二軍共に登板は0。迎えた今年は一軍キャンプ(2月1~12日)、二軍キャンプ(同月13~25日)での調整を経て、3月1日から一軍に合流していた。 >>登板回避のロッテ・佐々木に「非常に順調」井口監督が手応え? 大久保氏が聞いた今後の構想に、心配していたファンも安堵<< 佐々木の投球を受け、複数の球界OBがSNSを通じコメントしている。元日本ハム・森本稀哲氏は、同日に自身の公式ツイッターに投稿。「ウオーー!! こりゃ本物だわ!」と、この日最速153キロをマークした佐々木を称賛した。 同日に自身の公式ツイッターに投稿した元ソフトバンク・斉藤和巳氏は、「まだまだ課題はある」とコメント。課題の内容については触れていないが、その一方で「1軍のマウンドに立った事が…大きな課題をクリアしたという事」と、今日は登板できたこと自体が収穫との見方を示した。 佐々木のプロ初登板を受けて、ネット上にも「プロ初登板としては上々のナイスピッチングだった」、「中日最強打者のビシエドから見逃しで三振奪うとは思わなかった」、「常時150キロ投げてたから改めて凄い素材なんだと感じた」といった反応が多数寄せられている。 一方、「球がほとんど浮き気味だったのがちょっと不安」、「変化球を1球しか投げなかったのは気になる」、「1イニングでさっさと下がっちゃったし、シーズンでの一軍登板はまだ時間がかかりそうだな」といったコメントも散見された。 「今回プロ初登板で無失点投球を見せた佐々木ですが、同戦で投じた12球のうち11球は真ん中から高めに上ずり、唯一低めに行ったスライダーも外角に外れるボールに。また、球速も高校時代の最速である163キロからは10キロほど遅かったので、制球面、体力面ともにまだまだ課題があるといえるでしょう。ただ、プロ入りから実戦登板がなかった佐々木に対しては『いつになったら投げるんだ』といった不満の声も少なくありませんでしたので、同戦でマウンドに上がれたこと自体は間違いなく評価に値するでしょう」(野球ライター) ドラフト指名から約1年半を経て、遂にプロとしての第一歩を踏み出した佐々木。今後の登板にも大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について森本稀哲氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/onifukkusencho斉藤和巳氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kazumi_saitoh
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スポーツ 2021年03月10日 11時30分
千葉ロッテ新スタジアムDJにYUIさんを採用!「マリーンズらしさを掴んだパフォーマンスを」
千葉ロッテマリーンズは9日、ZOZOマリンスタジアムのスタジアムMCに「YUI(ゆい)」さん(男性・33歳)を新たに採用することとなったと発表した。YUIさんは横浜DeNAベイスターズでスタジアムDJの経験がある。 YUIさんは12日のオープン戦中日ドラゴンズ戦(ZOZOマリンスタジアム、13:00試合開始)からスタジアムMCとして、選手呼び込みコールや試合開始前セレモニーでのMC、ホームランコール、イニング間イベントでのMC等の業務を担当するとのこと。 なお、これまで2005年から16年にわたりZOZOマリンスタジアムにてスタジアムDJを務めた野田美弘さんが、2021年から放送室でのディレクター業務を担当することが併せて発表されている。野田さんのDJも人気があっただけに残念だが、今後も裏方としてマリーンズを支えていくというニュースは朗報と言っていいだろう。 YUIさんのプロフィールとコメントは次の通り。1987年12月19日、神奈川県生まれ。日本語と英語、中国語のトライリンガル。NHK BS1「ワールドスポーツMLB」プロ野球ナレーション(2020年)、横浜DeNAベイスターズスタジアムDJ(2017~19年)他。野球に精通しているだけに、マリンスタジアムの演出を盛り上げる即戦力として期待が高まる。 スタジアムMCに決まったYUI さんは「初めてマリーンズの試合を観戦した際に、地鳴りの様な熱狂的な応援に圧倒されたことを鮮明に覚えております。1日でも早くその一員になれるよう、しっかりとマリーンズ“らしさ”を掴んだパフォーマンスができるように努力してまいります。沢山勉強し、『優勝』に向け毎試合全力でMCに励みますので、皆さまのお力添えをよろしくお願い致します」とチーム優勝の力になりたいとコメント。場内アナウンス担当の谷保恵美さんと一緒にマリンスタジアムを盛り上げてくれるはずだ。 まずは12日のデビュー戦に注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2021年02月18日 15時30分
メジャー契約の澤村拓一にロッテ河合オーナー代行&井口監督がエール!「夢の続きを開花させて欲しい」
千葉ロッテから海外FA権を行使してメジャーリーグ入りを模索すると表明していた澤村拓一投手がボストン・レッドソックスと2年契約を結んだと16日、レッドソックスが発表した。 澤村はレッドソックスと2年契約で、3年目は球団と澤村投手の双方が契約を継続するかどうかそれぞれ選択できるという。澤村は2010年、巨人にドラフト1位で入団し、1年目の2011年には11勝を挙げて新人王に輝き、その後クローザーに転向すると、2016年には最多セーブのタイトルを獲得。2020年シーズン途中にロッテへトレードされると、本来のキレとスピードが戻り、22試合の登板で防御率1.71の成績で、勝利の方程式の一角を担っている。 澤村は自身のインスタグラムを更新し、「この度ボストン・レッドソックスと契約させて頂きました。海外FA権を行使してからの今日に至るまで悩み抜いて決断しました。決断するまでの想いや経緯は自分の言葉で話せる機会にお話させて頂ければと思います」と近いうちに、会見などで契約までの経緯を説明する考えを明らかにした。 送り出す形となったロッテの河合克美代表取締役オーナー代行兼社長は「彼の夢が実現することは非常に嬉しいこと。アメリカで夢の続きを開花させてほしいと思っています。在籍は短かったけれど、彼が入った事でファン、チームに凄いインパクトを与えてくれた。ロッテの澤村がメジャーでも活躍してもらえると非常に嬉しい。ぜひ頑張ってもらいたいと思います」とエールを送った。澤村が迷った理由はこうしたロッテ球団の温かい気持ちがあったことや、ロッテに移籍したことにより、自身が復活出来たのも大きいのだろう。 自身もメジャー経験がある井口資仁監督は「短い期間でしたが昨年の彼の活躍、存在は非常に大きかった。彼が得た権利で彼の選んだ道。アメリカでの活躍をとても楽しみにしています」とキャンプ地である沖縄・石垣島からメッセージを寄せた。澤村のメジャー入りにより、ロッテは全選手の去就が固まっただけに、新しい勝利の方程式を構築していく。 澤村が契約したレッドソックスのキャンプは、今月18日(日本時間)からフロリダ州で始まる。(どら増田)
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スポーツ 2021年02月18日 12時55分
Rソックス入りのロッテ・澤村、“粋な”移籍報告にファン歓喜 「千葉からボストンへ」込められた思いに「凄く感動的」の声
ロッテからレッドソックスへのFA移籍が17日(現地時間16日)に発表されたプロ11年目・32歳の澤村拓一。自身の公式インスタグラムに投稿した内容が、ネット上のロッテファンの間で話題となっている。 澤村はこの日インスタに、レッドソックス本拠地・フェンウェイパークのグラウンドに立つ自身の写真をアップ。「この度、ボストン・レッドソックスと契約させて頂きました」、「決断するまでの想いや経緯は、自分の言葉で話せる機会にお話させて頂ければと思います」という文章を添えてファンに移籍を報告した。 話題となっているのは、その投稿の最後に記載された文章。澤村は「Departing Chiba for the new journey in Boston」(ボストンでの新たな旅へ向け千葉を出発)、「#千葉からボストンへ」と、ロッテのホームタウンである「千葉」という地名を強調した一文をそれぞれ記載している。 >>「バッターボックスで笑ってる」ロッテ・澤村がマウンドで恐怖? 巨人時代から“カモ”にされている苦手打者を明かす<< 澤村の投稿を受け、ネット上には「日本からではなく、千葉からって表現してくれてるのはロッテファンとしては凄く感動的」、「『千葉』から挑戦することを強調してくれてありがとう、MLBでも精一杯頑張ってほしい」、「マリーンズで投げてくれた数か月のことは絶対忘れません。レッドソックスに行っても応援し続けます」、「ロッテの澤村から世界のSAWAMURAになってくれ」といった反応が多数寄せられている。 「2010年ドラフトで1位指名を受け巨人に入団した澤村は、プロ1年目の2011年から2019年までに『317登板・47勝49敗50ホールド74セーブ・防御率2.74』といった数字をマーク。ただ、昨季は巨人で『13登板・1勝1敗1ホールド・防御率6.08』と不振にあえぎ一時は三軍まで降格しました。しかし、9月7日にロッテにトレード移籍すると、『22登板・0勝2敗13ホールド1セーブ・防御率1.71』と復活を見せチームのCS進出(2位)に貢献。この活躍がなければ今回のレッドソックス入りは実現しなかったでしょうから、澤村もトレードで迎え入れてくれたロッテには相当感謝しているようですね」(野球ライター) 2年総額3億2000万円(推定)という条件でレッドソックス入りした澤村。ロッテへの感謝を胸に臨むMLBの舞台ではどのような成績を残すのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について澤村拓一の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/hirokazu.sawamura
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スポーツ 2021年02月16日 15時30分
ロッテ・益田、球界屈指の“シンカー”の秘密を明かす 指先は全く使わない? 独自のテクニックにファン驚愕
15日放送の『球辞苑』(NHKBS1)に、ロッテのプロ10年目・31歳の益田直也がVTR出演。自身の得意球である球種・シンカーの秘密を明かした。 今回番組で取り上げられたテーマであるシンカーを、昨季12球団投手の中で一番投げている益田(投球割合33.1%)。VTRでシンカーを投げる際の握り方や意識について語った。 >>ロッテ・澤村、MLBで通用するのは1年だけ? Rソックス入り決定報道、平野・牧田らの二の舞を避けるポイントは<< 益田はシンカーを「生命線」だといい、「なかったら抑えられない。それぐらい自分の中で、一番大事な球種」と強調した。試合では遅い球速で変化量が大きいものと、速くて変化量が小さいものの2種類を使い分けているという。 そのシンカーの握りについて、益田は右手人差し指と中指の間を大きく空ける握り方を披露。ただ、「(ポイントは)なるべく人差し指に抑えがかかるように(という点)。残りの指は添えてるだけ」と大事なのは人差し指1本だけなのだという。 益田は続けて、「スライダーとかカーブとかは指先(が変化を左右する球種)なんですけど、(シンカーは)指先ではない。イメージは(人差し指の)第一関節に指先がある感じ」、「(人差し指の握りの深さで)舵をとっている。(握りを)深くするほどスピードが落ちて、浅くするほどスピードが上がる」とコメント。人差し指の側面をどうボールにかけるかで変化量を調整していると明かした。 また、益田は「一番大事なことは、ストレートと同じフォームで投げなきゃいけない(こと)」とも発言。打者の思惑を外すため、ストレートと同じ腕の振りで投げることもシンカーを活かす大切なポイントであるという。 ロッテの本拠地であるZOZOマリンスタジアムは球場近くの海から強い風が吹くため、「(シンカーは)ドームでももちろん落ちるんですけど、風が強いともっと曲がってくれる」と地の利もあると口に。「コントロールさえできれば、なかなか打つのは難しいかなとは思います」と自信をのぞかせていた。 今回の放送を受け、ネット上には「人差し指だけで緩急をつけてるのは知らなかった」、「指先じゃなくて指の側面で制御してるのは興味深い」、「第一関節に指先って考え方は無かった、自分も部活で真似してやってみよう」、「益田はツーシームも持ってるから、それも含めて投げ分けられたら相当厄介だろうな」といった反応が多数寄せられている。 プロ入りした2012年から昨季まで「526登板・26勝35敗145ホールド119セーブ・防御率2.91」といった成績を残し、2013年には最多セーブ(33セーブ)も獲得している益田。その活躍を支えているシンカーの秘密に驚いたファンは多かったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月13日 11時00分
ロッテ・澤村、MLBで通用するのは1年だけ? Rソックス入り決定報道、平野・牧田らの二の舞を避けるポイントは
これまで巨人(2011-2020)、ロッテ(2020)で「352登板・48勝52敗64ホールド75セーブ・防御率2.77」といった数字を残し、昨季終了後に海外FA権を行使しMLB移籍を狙っていたプロ11年目・32歳の澤村拓一。10日、レッドソックス入りが決定的になったと複数メディアが報じた。 昨年11月末のFA行使からしばらく具体的な動きはなかったが、今月5日になりMLB球団との交渉へ向け渡米していることが伝えられていた。報道によると、澤村側は自身に興味を抱くMLB球団から、移籍先をレッドソックスに絞り交渉。メディカルチェックもクリアし正式合意に至ったという。 昨年、巨人所属の9月までは「13登板・1勝1敗1ホールド・防御率6.08」と不振に陥ったが、同月7日にロッテにトレード移籍すると「22登板・0勝2敗13ホールド1セーブ・防御率1.71」と見違えるような成績を残した。プロ入り前から目標としていたMLBの舞台に挑むことになるが、近年MLBに挑戦したリリーフ投手たちはみな苦戦をしいられている。 >>「バッターボックスで笑ってる」ロッテ・澤村がマウンドで恐怖? 巨人時代から“カモ”にされている苦手打者を明かす<< 1999年から2012年まで阪神でプレーした藤川球児は、同年オフに海外FA権を行使しカブスに移籍。NPB時代は最多セーブ(2007,2011)、最優秀中継ぎ(2005-2006)をそれぞれ2回ずつ獲得した実績を持っていたため、MLBでも十分通用するのではという見方は強かった。 しかし、藤川は2013年5月に右ひじの故障に見舞われると、6月11日にトミー・ジョン手術を受けたため「12登板・1勝1敗1ホールド2セーブ・防御率5,25」でシーズンが終了。この手術の影響で翌2014年は15試合登板、レンジャーズに移籍した2015年も2登板しかできず、同年5月22日の自由契約をもってMLB挑戦は終了。その後は同年6~9月に四国IL・高知でプレーした後、2016年に阪神に復帰し昨季限りで引退した。 プロ入りした2011年から西武でプレーしていた牧田和久は、2017年オフにポスティングを使用しパドレスへ移籍。NPB、MLB双方で珍しい存在であるアンダースロー投手がどこまで通用するのか注目を集めたが、シーズン序盤からマイナー降格、メジャー昇格を繰り返すなど苦戦。結局、「27登板・0勝1敗2ホールド・防御率5.40」と不振に終わりオフにメジャー契約枠(40名)から外された。 翌2019年は一度もメジャーに昇格できないまま終わった牧田は、同年オフに楽天に移籍しNPBに復帰。楽天1年目の昨季は「52登板・2勝2敗22ホールド2セーブ・防御率2.16」といった成績を残している。 オリックスで12年間(2006-2017)プレーした平野佳寿は、2017年オフに海外FA権を行使しダイヤモンドバックス入り。移籍1年目の2018年は「75登板・4勝3敗32ホールド3セーブ・防御率2.44」と、セットアッパー・抑えとして素晴らしい数字を残した。 ところが、翌2019年の平野は「62登板・5勝5敗15ホールド1セーブ・防御率4.75」と成績が下落すると、マリナーズに移った2020年も「13登板・0勝1敗1ホールド4セーブ・防御率5.84」とサッパリ。同年オフにFAとなって以降、長らく移籍先が決まっていなかったが、2021年2月6日にオリックス復帰が球団から発表されている。 藤川、牧田は今一つ、平野も活躍できたのは1年だけという直近のリリーフ投手たち。それぞれがMLBで通用しなかったのは、藤川は右ひじを故障したこと、牧田は最速でも137キロと球速がそこまで速くなかったことが主要因とされている。澤村は牧田よりも20キロ以上、最高球速は速い(159キロ)が、右肩の故障に苦しめられた経験もあるためまずはコンディション管理が大事だといえるだろう。 また、2年目以降から通用しなくなった平野については、直球の制球や球速が安定しなくなり、スプリット頼みの投球をしいられたことが不振の原因という見方がある。今回の澤村も平野のように直球とスプリットを武器とする投手のため、直球の質をどう維持するかに相当の注意を払う必要がありそうだ。MLBはNPBに比べフォークやスプリットなど落ちる球に手を出す打者が多いとされるため、もし直球を織り交ぜうまくスプリットを使えれば好成績を残す可能性も十分だろう。 ロッテ所属選手としては、2010年オフの西岡剛(現BC・栃木)以来のMLB移籍となる。近年挑戦したリリーフ投手はみな苦戦しているが、澤村はどんな活躍を見せてくれるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月08日 15時30分
ロッテ・松中コーチから理論を聞き出すマル秘テクニックがある? 元ソフトB・川崎氏が伝授、“土削り指導”の意図も指摘
元ソフトバンクで現在はBC・栃木でプレーする川崎宗則氏が、7日未明放送の『S☆1』にVTR出演。ロッテ・松中信彦臨時コーチの指導の意図を指摘した。 今回番組では川崎氏が巨人、阪神、ヤクルト、ロッテのキャンプ映像を見て、着目した選手の動きや首脳陣の指導に持論を展開する様子を放送。その中で、川崎氏は松中コーチが選手に「ちょっと削る!」と言いながらティー打撃をさせる様子に注目し狙いを解説した。 >>松中氏招へいのロッテに「ダイエーみたいなやり方だ」の声 井口・鳥越らライバル球団OBの入閣相次ぐワケは<< 松中コーチとはダイエー・ソフトバンクで計12年(2000-2011)共にプレーしている川崎氏は、「(言われている選手の)左足を見てください。ほら、土を削ってるでしょ? これは先輩(松中コーチ)の得意なバッティングだったんですよ」とコメント。松中コーチは左足を地面に食い込ませるようにして削れと選手に指導していると指摘した。 川崎氏は続けて、「この『削る』っていうの(の狙い)は、タイミングが崩された時でも自分のスイングができるためにしっかり削る(こと)」、「わざとタイミングを外される練習をしてるんです」と発言。松中コーチは変化球などでタイミングを外されても、左足を残して体勢を維持できるよう意識付けさせていると指導の狙いを解説した。 松中コーチの意図を指摘した川崎氏だが、一方でロッテの若手選手へ向けた珍アドバイスも披露。川崎氏曰く、ダイエー・ソフトバンク時代、自身はしばしば焼酎を持ってお酒が大好きな松中コーチの部屋を訪ね、一緒に飲みながら打撃理論を聞き出し学んでいたとのこと。理論の具体的な内容については触れなかったが、「ロッテの若い選手は(お酒を一緒に飲んで)松中メソッドを聞き出す(ことも一手)。先輩(松中コーチ)は飲んでるんで言ったこと覚えてない(けど)、聞いてる本人さえ分かればいい」と、ロッテの若手打者陣は松中コーチと“飲みにケーション”を図ることもアリなのではと語っていた。 今回の放送を受け、ネット上には「下半身に粘り強さを出して、上半身を崩されないようにする意図なのか」、「川崎さんが言ったことは素人目線だとなかなか気づかない内容だからタメになる」、「一緒に酒飲んで教えを請えっていう助言は独特すぎる、どんなこと聞いたのかも明かしてほしかったな」、「焼酎一本で三冠王の考えが学べるなら安い買い物なのかもしれない」といった反応が多数寄せられている。 現役時代は「1780試合・.296・352本・1168打点・1767安打」といった数字を残し、首位打者(2004,2006)、本塁打王(2004-2005)を2回、打点王を3回(2003-2005)獲得している松中コーチ。その松中コーチの技術・経験をロッテの若手がグラウンド内外でどれだけ吸収できるかも、チームの今季を左右することになるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月04日 21時30分
登板回避のロッテ・佐々木に「非常に順調」井口監督が手応え? 大久保氏が聞いた今後の構想に、心配していたファンも安堵
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が3日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。ロッテ・佐々木朗希の実戦回避について、井口資仁監督から直接聞いたという真相を明かした。 佐々木は1日から始まった春季キャンプで初日からブルペン入りしたが、翌2日に11日の紅白戦は登板回避すると複数メディアが報道。動画で大久保氏はこの件について、自ら電話して聞き出したという井口監督の言葉を明かした。 大久保氏は佐々木の実戦回避について、故障のリスクを嫌ってのことだろうと考えたという。それでも真相が気になり、3日の朝に井口監督に直接電話すると、「非常に順調」という言葉が返ってきたという。 大久保氏は続けて、井口監督が語った登板回避の理由を告白。佐々木は1日にブルペンで捕手を立たせて37球を投げたが、井口監督によると「(首脳陣が)思ったよりも体に張りが出ていた」ため、無理をさせないように登板回避を決めたとのこと。ただ、今年の佐々木は昨年から10日以上も初ブルペンが早かった(昨年は2月13日)ため、井口監督は特に心配はしていないという。 大久保氏は事の真相を聞いた後に「どうすんの今年?」と今季の構想についても聞いたというが、井口監督は「もちろん二軍では登板させるし、(結果次第では)一軍でも考えている」と一軍抜てきの可能性を示唆したとのこと。ただ、「球数をしっかり制限して、いかに長持ちしてもらうかって(いう方が重要)」と、もうしばらくはシーズンを戦える体力作りに重点を置いて育成する方針であるとも語っていたという。 >>ロッテ、佐々木への取材を突然解禁したワケ マー君復帰も追い風に? 井口監督の一軍ローテ抜擢もあるか<< 大久保氏はこの他に自身が思う佐々木の課題や投手が走り込むメリットについても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「故障したからではなく、しないための回避っていうことが知れてよかった」、「一番近くで見てる井口監督が順調っていうなら大丈夫だろう」、「今年は新フォーム習得に取り組んでるらしいし、なおさら焦らせる必要はないよね」、「一軍抜擢が実現する様に佐々木はこれからも頑張れ」といった反応が多数寄せられている。 2019年ドラフトで1位指名を受けロッテに入団した19歳の佐々木は、高校時代に最速163キロを記録した右腕。昨年は首脳陣の意向で開幕からシーズン終盤まで一軍に帯同していたが、一軍・二軍ともに登板なし。プロ2年目の今年は1月27日からキャンプ地の沖縄・石垣市で先乗り自主トレを行い春季キャンプに臨んでいる。 動画投稿日と同じ3日にも佐々木はブルペン入りし、捕手を座らせて33球を投げている。本人は「全体的な体を含めたコントロールが良くなかった」と課題を口にしたが、今後の動向も注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2021年02月01日 11時05分
ロッテ、佐々木への取材を突然解禁したワケ マー君復帰も追い風に? 井口監督の一軍ローテ抜擢もあるか
令和の怪物・佐々木朗希投手がついにベールを脱ぐ。いきなり、160キロ超えなんて異次元のピッチングを見せてくれるかもしれない。 2月1日、プロ野球12球団が一斉にキャプインした。一連の新型コロナウイルス禍で、どの球団も「急ぎでなければ、帰京してから」「オンラインで」と、取材規模の縮小を要請していた。感染者を出してはならないとし、フロント職員は例年以上に緊張している。 >>ロッテ・福田に「居場所は無い」まさかの“戦力外通告”? 里崎氏の見解に賛否、ソフトB時代の起用法を望むファンも<< そんな限られた情報公開の中で、今季の飛躍を窺わせる出来事があった。千葉ロッテがキャンプ地・沖縄県石垣島に先乗りした一部選手の自主練習を公開したのだ。 「室内練習場での様子を見せてくれました。選手に直接話しかけるのはNGでしたが」(地元紙記者) その先乗り組の中に、2年目の佐々木もいた。 佐々木は昨季、シート打撃など実戦形式の練習で「160キロ超えの剛速球」を見せ、ファンは大きな期待を寄せていた。しかし、井口資仁監督は時期尚早とし、二軍戦を含めて“登板ゼロ”に終わった。1月に入って、「今年は競争に加える」と言っていたが、その言葉は本当のようである。 「去年の佐々木は一軍に帯同していました。というか、吉井理人投手コーチの目の届くところで練習させるための一軍帯同でした」(プロ野球解説者) だが、そのシーズン中の練習はほとんど非公開とされ、かつ佐々木個人に話しかける“ぶら下がり取材”も禁止が通達されていた。 そんなベールに包まれた状況に対し、室内での軽い練習とは言え、佐々木の様子を完全公開したのだ。この“変更”は、佐々木を本当に登板させるつもりでいて、また、「佐々木は勝ち星を計算できる投手」とも位置づけたからのではないだろうか。 「チームにも慣れたからか、表情も明るかったですね。年上の選手とも気楽に談笑していました」(前出・地元紙記者) 佐々木はブルペンにも足を運び、20球程度の投げ込み練習も披露した。力感は50%くらいだと思われるが、昨季の個人練習の成果は十分に窺えた。高校時代もそうだったが、佐々木はボールをリリースする瞬間、ちょっと下を向いていた。全力投球で体のバランスが崩れるためだが、自主練習公開の1月29日を見る限り、そういう不安定さはなくなっていた。 「野球メディアの目は、田中将大投手の帰還で楽天に向けられています。佐々木の露出度が少なくなれば、井口監督にとっても好都合です。オープン戦での登板も極力減らし、情報が少ないままペナントレースに突入すれば、対戦チームも混乱するでしょう」(前出・プロ野球解説者) 田中に「負け」を付けるのは、どのチームなのか。また、互角に投げ合うピッチャーは誰なのか…。令和の怪物がその一番手となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年01月28日 20時50分
元広島・高橋氏の暴露話に「だから古巣に帰れないんだろ」呆れ声 選手の指導を放り出したまさかの理由とは
元広島で野球解説者の高橋慶彦氏が27日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 今回の動画で高橋氏は、ロッテコーチ時代(2004-2012)の愛弟子である西岡剛(現BC・栃木)との思い出をテーマにトーク。「強烈に覚えている」という西岡からの相談や、ある試合の9回裏2アウトで西岡に盗塁を指示した際のエピソードなどについて語った。 >>「死ぬか分からんぞ」広島キャンプで鬼軍曹がスパルタ指導! 今なら考えられない光景? 波紋を呼んだ伝説の“素手ノック”事件<< 問題となったのはその中で語った指導面での失敗談。高橋氏は西岡と共にロッテに所属した2004~2010年は「試合が終わってからいつも裏で1~2時間くらいティーバッティングをずっとしてた」とのこと。ただ、居残り練習の途中に知り合いから「今銀座で(飲んでるけど)慶彦来る?」などと飲みの誘いが入ると、「剛をほったらかして銀座に行った(ことがしばしばあった)」と笑い交じりに明かした。 また、高橋氏はこの話の流れで西岡以外にも指導をおろそかにしてしまった選手がいると告白。高橋氏によると、ある日寮で早坂圭介、青野毅の両選手に「俺が帰ってきたら練習しようや」と言って飲みに出かけたが、飲んでいる間にそのことをすっかり忘れてしまったとのこと。その結果、夜中まで寮の練習場で待つはめになった2人に対し、高橋氏は「どうもすいません、その時は」と笑いながら謝っていた。 今回の動画を受け、ネット上には「選手指導で飯食ってるコーチがそれをしたら終わりだろ」、「選手としたら迷惑でしかない話を笑って明かせる神経も信じられない」、「この話ぶりだと西岡に対しても、早坂・青野に対しても何もフォローしてないんだろうな」、「そんな気質だからいつまでも広島に帰れないのでは?」、「自分が球団のお偉いさんだったら、こういう話が聞こえてくる人物は絶対呼ばない」といった反応が多数寄せられている。 「高橋氏は現役時代広島(1975-1989)、ロッテ(1990)、阪神(1991-1992)でプレーし『1722試合・.280・163本・604打点・1826安打』をマークし、引退後はダイエー(1995-1997)、ロッテ(2004-2012)、オリックス(2016)でコーチを務めている人物。ただ、引退後から現在まで公言し続けているコーチとしての広島復帰希望はまだ実現していません。広島から声がかからない理由は1987年の開幕直前に予定された地元TV局主催のイベントへの参加を『開幕へ向け練習したいから出たくない』と拒否し、松田元オーナー(当時はオーナー代行)を激怒させたことが尾を引いているというのが通説ですが、選手への指導より私用を優先するルーズな性格も古巣復帰を遠ざけている一因なのではないかと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 現役時代は広島のみならず全国区の知名度を誇るスター選手として知られ、引退後も多くの広島ファンから古巣復帰を期待されている。ただ、高橋氏の今回の失敗談は多くのファンのひんしゅくを買ってしまったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について高橋慶彦氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC0OskCvXSgVsle9WVLbO9lA
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元ロッテ初芝氏、“ロッテ優勝”は「絶対無理!」と悲鳴 『ファミスタ』の禊、ぺこぱ松陰寺に期待の声?
2020年03月02日 22時30分
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スポーツ
ロッテ・佐々木、来週にも実践デビュー? キャンプで判明の“特異体質”、首脳陣も育成プランを上方修正か
2020年02月05日 11時50分
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スポーツ
ロッテ・福田が“福岡愛”を吐露「こんなに好きなんて」 プロ14年目の千葉転居、溢れる思いにファンから惜別の声
2020年01月29日 16時21分
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スポーツ
ロッテ謎の魚、CDデビュー模索中も新キャラ登場の動きに戦々恐々?!
2020年01月28日 17時30分
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スポーツ
阪神・鳥谷、“ケンカ別れした”古巣に帰還? 仲介に動く大物OB、球団が和解に傾いている理由とは
2020年01月24日 11時48分
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スポーツ
元巨人・上原氏、現役ラスト登板での“惜別タッチ”に「狙ったわけじゃない」 同級生のロッテ福浦に手を差し出した裏話を語る
2020年01月20日 21時30分
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スポーツ
元ロッテ・サブロー氏が楽天へ移籍したワケ ファーム担当への転身、前職での甲子園取材は野望への布石だった?
2020年01月17日 11時37分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分