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メジャー契約の澤村拓一にロッテ河合オーナー代行&井口監督がエール!「夢の続きを開花させて欲しい」

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澤村拓一

 千葉ロッテから海外FA権を行使してメジャーリーグ入りを模索すると表明していた澤村拓一投手がボストン・レッドソックスと2年契約を結んだと16日、レッドソックスが発表した。

 澤村はレッドソックスと2年契約で、3年目は球団と澤村投手の双方が契約を継続するかどうかそれぞれ選択できるという。澤村は2010年、巨人にドラフト1位で入団し、1年目の2011年には11勝を挙げて新人王に輝き、その後クローザーに転向すると、2016年には最多セーブのタイトルを獲得。2020年シーズン途中にロッテへトレードされると、本来のキレとスピードが戻り、22試合の登板で防御率1.71の成績で、勝利の方程式の一角を担っている。

 澤村は自身のインスタグラムを更新し、「この度ボストン・レッドソックスと契約させて頂きました。海外FA権を行使してからの今日に至るまで悩み抜いて決断しました。決断するまでの想いや経緯は自分の言葉で話せる機会にお話させて頂ければと思います」と近いうちに、会見などで契約までの経緯を説明する考えを明らかにした。

 送り出す形となったロッテの河合克美代表取締役オーナー代行兼社長は「彼の夢が実現することは非常に嬉しいこと。アメリカで夢の続きを開花させてほしいと思っています。在籍は短かったけれど、彼が入った事でファン、チームに凄いインパクトを与えてくれた。ロッテの澤村がメジャーでも活躍してもらえると非常に嬉しい。ぜひ頑張ってもらいたいと思います」とエールを送った。澤村が迷った理由はこうしたロッテ球団の温かい気持ちがあったことや、ロッテに移籍したことにより、自身が復活出来たのも大きいのだろう。

 自身もメジャー経験がある井口資仁監督は「短い期間でしたが昨年の彼の活躍、存在は非常に大きかった。彼が得た権利で彼の選んだ道。アメリカでの活躍をとても楽しみにしています」とキャンプ地である沖縄・石垣島からメッセージを寄せた。澤村のメジャー入りにより、ロッテは全選手の去就が固まっただけに、新しい勝利の方程式を構築していく。

 澤村が契約したレッドソックスのキャンプは、今月18日(日本時間)からフロリダ州で始まる。

(どら増田)

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