契約金は6000万円、年俸720万円。金額は推定。背番号は新入団会見にて発表を予定している。中森は最速151キロで制球力も高く、スライダーなど変化球も多彩に操ることが出来る。甲子園の出場経験も豊富で、明石商業では、1年夏から3季連続で甲子園に出場し、通算8試合で5勝3敗、防御率2.53、47奪三振の成績を残している。明石商業からは主将の来田涼斗外野手がオリックスに3巡目で指名されており、同じパ・リーグとあって、一軍の公式戦というプロの舞台で再会し、対戦する機会もあるだろう。
契約を終えた中森は「ピンチでも動じない強気のピッチングが持ち味なので、プロでも強気のピッチングを貫いて1年目から頑張りたいと思います。1年目の目標は15勝を挙げることです。ちなみに大好きなお菓子は“パイの実”です。あのサクサク食感のパイとチョコレートのバランスが最高です!」と高校生とは思えない15勝宣言。球団は高卒選手は昨年ドラフト会議の目玉だった、競合の末、1位で入団した佐々木朗希投手ですら、コロナ禍で選手層が薄くなった際にも一軍には上げず、ファームでじっくりと育てていることから、中森が1年目から15勝出来るぐらい登板出来る可能性は極めて低いが、プロ入り後、一発目の会見でここまで大きな目標を掲げる選手はなかなかいないだけに、インパクトは強く残った。
入寮しチームに合流する年明けまでに、春季キャンプを完走出来る体づくりが出来るかどうかが大きなポイントになるだろう。プロの壁に当たったとしても、この日の気持ちを持ち続けることで、勝ち星が付き難いパ・リーグで15勝を達成してもらいたい。このコメントは井口資仁監督の目にも留まっているはず。厳しい視線を突き放して欲しい。
また、球団は原嵩投手に支配下選手契約を結ばない旨を通知した上で、育成契約を行う予定であること、育成選手の森遼大朗投手、高濱卓也内野手を自由契約とし再度、育成契約を行う予定であることを発表している。
(どら増田)