M-1
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芸能ネタ 2015年08月25日 11時45分
「めちゃイケ」構成作家・元祖爆笑王 「しゃべくり漫才」が増えた背景分析「ネタ番組がなくなることで、全てがなくなった」
フジテレビ「笑っていいとも!」、「FNS27時間テレビ」、「めちゃ×2イケてるッ!」など数々の人気バラエティ番組を手掛けてきた放送作家で演芸プロデューサーの元祖爆笑王が、25日に単行本「しゃべくり漫才入門」(リットミュージック)を発売した。 元祖爆笑王は「お笑い冬の陣ということで、ちょっと今はバラエティ全体が低迷していますが、これ幸いで今年は『M-1グランプリ』が復活するじゃないですか。『M-1』って誰でも出場できるので、この本を手にとってもらって勉強して出場してほしい」と語った。今年の年末には、約5年ぶりに「M-1グランプリ」が復活し、バラエティ業界では大きな話題となっている。 2008年に「漫才入門」(同社)を発売したが、約7年ぶりにリニューアル。なぜ、「しゃべくり漫才」をフィーチャーしたのだろうか? それは時代の移り変わりが関わっているという。元祖爆笑王は、ネタ番組全盛期に「爆笑レッドカーペット」(2008年〜2012年)や「爆笑レッドシアター」(2009年〜2010年)なども担当。しかし、現在の状況について「ネタブームの時には他にも『エンタの神様』、『爆笑オンエアバトル』もあって、本当にたくさんネタ番組があった。その頃に比べるとネタ系番組が減ってしまった。『M-1』というコンテストもなくなり、番組も全部終わり、お笑いの学校も今まで10クラスあったのが半分に減ったり…。ネタ番組がなくなることで、全てがなくなってしまった」と説明した。 さらに続けて、「ネタ番組が終わり、コントや漫才をやる番組がなくなった。そうなると必然的にトーク番組が多くなった。『アメトーーク!』、『踊るさんま御殿』とか。いわゆるひな壇にいる人たちが目立つようになって、ひな壇で喋れる芸人が残れるし、次の番組にお呼びがかかる。そのひな壇に出るためには、やっぱり喋れないとダメ。漫才で言うなら、しゃべくり漫才に相当するような、会話のキャッチボールができる奴じゃないとダメだってことで、傾向的には漫才の形もしゃべくりの方が多くなったのが現実」とお笑い業界の背景を分析。元祖爆笑王は太田プロダクション、ホリプロ、ワタナベコメディスクールなどのお笑い養成所の講師も務めており、「学校で教える時に、漫才が上手いの分かったけど、漫才以外にもトークできないと売れないぞって生徒たちに忠告している。もちろん、トークができても漫才が下手なやつもいるけどね」と明かした。 同書は、元祖爆笑王がお笑い専門学校で実際に生徒たちに教えた漫才コントのノウハウを集約。漫才コントの作り方から芸人自身のキャラの確立の方法まで伝授しており、非常に実践的な内容となっている。これから漫才を始める人にも当然役に立つ情報が満載だが、漫才を見る側の人間にとっても非常に興味深い内容となっている。「精神論だけではなく実際に漫才をつくりながら教えていくっていう、起承転結がしっかり盛り込まれています。お笑いの技術論を掲載している本は他にはない。笑いがとれる仕組みを教えています」と自信を露わにした。
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芸能ネタ 2015年07月15日 15時30分
“芥川賞受賞芸人”なるか又吉直樹
「第153回芥川賞・直木賞」の発表が、いよいよ明日(16日)に迫った。今年の話題は、芥川賞にノミネートされたピース・又吉直樹の文芸デビュー作『火花』に尽きるだろう。今年はじめ、同作が掲載された文芸雑誌『文學界』2月号が発売されるや、またたくまに品切れ。その後、2回も版を重ね、1933年の創刊以来最高となる累計4万部に達した。 5月には、「三島由紀夫賞」に入賞。残念ながら、3対2の決選投票で敗れたが、芸人界初の快挙は称賛するに値した。この落選が逆にPRにつながったのか、芥川賞発表を控えた今月には、50万部の発行部数に到達している。 今回の又吉旋風は、出版界に吹いた文字通りの“神風”だが、振り返れば2000年代、芸人が活字の世界を賑わせたことはあった。もっとも有名なのは、麒麟・田村裕だ。 自身が幼少期に経験した貧乏エピソードを綴った自伝『ホームレス中学生』(07年)は、累計売り上げ225万部超え。ダブルミリオンに達したことで、ドラマ、映画化もされて、関連書籍も多種類、出版された。田村が手にした印税は、およそ2億円。おかげで音信不通になっていた実父と再会、家を購入、結婚、一児のパパになるなど、運気は右肩上がり。ところが、活動拠点を地元の関西から移さなかったため、表舞台であまり目にしない。現在は、趣味のバスケットボールに心血を注ぐいっぽう、知人のバーでアルバイト。かつての億万長者の片鱗がまったくないのが、実情だ。 さらにさかのぼり、90年代の主役といえば、有吉弘行と森脇和成の猿岩石だ。ふたりは96年、『進め!電波少年』(日本テレビ系)で、香港からロンドンまでのユーラシア大陸およそ3万5千kmを190日かけてヒッチハイクで横断。その奮闘をまとめた書籍“猿岩石日記”シリーズは累計250万部を突破。凱旋ライブには西武球場(現:西武プリンスドーム)で3万人を集客し、歌手デビュー曲『白い雲のように』は113万枚をセールス。社会現象となったが、これをピークに人気は緩やかに下降していき、04年に解散した。 又吉の場合は、ピースとして漫才で“M-1グランプリ”、コントで“キングオブコント”の決勝舞台を踏んでいるだけに、笑いの面でも盤石。ここに、「芥川賞受賞芸人」の肩書きが加われば、鬼に金棒だが、神は又吉に微笑むか…? 結果に胸が高鳴る。(伊藤由華)
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芸能ネタ 2015年07月08日 15時00分
お笑い芸人 ナニワの注目株!
キングオブコント、M-1グランプリ、THE MANZAI。今年下半期に向けて、大型コンテストが始動しはじめる。そんな本戦に勝ちあがってくるかは不確かだが、浪速のお笑いシーンで今、ジワジワきているコンビを紹介しよう。 まずは、コロコロチキチキペッパーズ。結成わずか3年だが、スキンヘッドで超美声のナダルが口にする「やっべぇぞ」が、芸人のあいだで浸透しつつある。すでに、関西ローカルながらも『明石家電視台』(MBS)と『ごぶごぶ』(同)、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)などで取り上げられ、明石家さんま、ダウンタウンを爆笑させた。 さらに、4月に放映された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の3時間SPでは、“ザキヤマ&フジモンがパクりたい-1GP”で、山崎弘也とFUJIWARA・藤本敏史がパクって、まねて、気に入った。同番組でふたりがまねたことによって、過去にはクマムシ、ピスタチオがブレイク。そんな好実績ある企画で採用されたコロコロチキチキペッパーズ。「やっべぇぞ」も、その仲間入りをはたせるか? すでに『歌ネタ王決定戦2013』で優勝した、女装キャラのすち子。彼は元漫才師のビッキーズで、解散後は吉本新喜劇の座員に転身。次期座長、副座長に昇格していく過程で、おかっぱに瓶底メガネ、Gカップのブラジャーをした関西のおばちゃんキャラ・すち子を誕生させた。 その演技力、親近感を抱けるキャラで、すち子人気はゆるやかに上昇。同じ新喜劇の松浦真也がアコースティックギターを弾きながら披露するふたりの歌ネタがウケて、“歌ネタ王”で優勝をはたした。 そんなすち子は現在、吉田裕との“乳首ドリル”をスマッシュヒットさせている。あのももいろクローバーZが挑戦したことでも話題になったが、笑いの本拠地・関西では、このふたりが揃うと歓声が上がり、吉田が上半身を脱いで、ドリル(スポンジ)ですち子が吉田の乳首をプッシュするたびに、一緒に拍手が沸き起こる。 舞台上のインパクトを取るか、コンテストの結果を取るか。笑いの満足は芸人それぞれだが、コロコロチキチキペッパーズと“乳首ドリル”は、今後さらにひと盛り上がりしそうだ。(伊藤由華)
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芸能ネタ 2015年06月02日 11時48分
ナイナイ司会「ENGEIグランドスラム」 平均視聴率14.3%記録
お笑いコンビ・ナインティナインが司会を務めた5月30日放送のフジテレビ「土曜プレミアム・ENGEIグランドスラム」が、関東地区で平均視聴率14.3%を記録したことが、わかった。 同番組のコンセプトは、本当に面白い芸人のみが立てる日本一豪華な演芸番組で、「M-1グランプリ」「キングオブコント」「THE MANZAI」などでチャンピオンに輝いた実力派芸人が集結。 ブラックマヨネーズ、フットボールアワー、ロバート、博多華丸・大吉、東京03、サンドウィッチマン、笑い飯、ウーマンラッシュアワー、爆笑問題らが芸を披露した。 次回は7月放送予定。
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芸能ネタ 2015年05月23日 11時45分
「M-1グランプリ」詳細発表 出場資格がコンビ結成15年以内へ変更
2010年以来、約5年ぶりに復活するお笑い賞レース「M-1グランプリ」の詳細が23日、発表された。 出場資格はプロ・アマ・所属事務所を問わず、2人以上のコンビで結成15年以内(2000年1月1日以降結成)。賞金金額は1000万円。 2010年大会までは出場資格は結成10年以内だったが、今大会の出場資格変更について「今回の復活まで5年のブランクがあります。出場資格をこれまでと同様に結成10年以内とした場合、現在結成11年目の方はラストイヤーの挑戦チャンスを失ってしまったことになります。それらのことも踏まえて今年は結成15年以内とする事にいたしました」と理由を説明。 予選は8月より1回戦がスタート。決勝戦は2015年冬に行われ、ABC・テレビ朝日系列全国ネットにて生放送される。ただ、予選日程、決勝戦放送日時などの細かい部分に関しては引き続き調整中だという。
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芸能ネタ 2015年05月08日 11時45分
オードリー春日 フィンスイミング日本代表選出! 日の丸の重み実感「負けたらバッシングの荒し」
お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が、フィンスイミング男子サーフィス50m部門の日本代表に選出され、7日に都内で記者会見を開いた。6月6日にイタリア・ラヴェンナで開催される「フィンスイミングワールドカップマスターズ大会」に出場する。 3月に行われた「ジャパンマスターズ大会」のサーフィス50m部門で3位にランクイン。上位者に欠員が生じたため、春日は繰り上げ選出となった。元々、TBS「炎の体育会TV」の企画でフィンスイミングを始めたのがきっかけで、番組内でスイミングを重ねる内に手応えを感じていったという。「才能があったんでしょうね」と自慢げだった。 2008年「M-1グランプリ」で敗者復活から2位にまで上り詰めたオードリー。春日は「M-1」の敗者復活と日本代表の繰り上げ選出を重ね合わせ、「敗者復活は得意。敗者復活でこの世に出てきた男なんでね。縁起がいいなと。プラスに捉えています」と超ポジティブ。 日本代表として戦いに行くことには、「身も引き締まりますね。日本代表、国民の期待を背負っているんだっていう。自分ひとりの身体じゃないんだっていう。これで負けたらバッシングの荒しですからね」と日の丸の重みを感じていた。 自信満々の春日は、「一番良い色のメダルしか考えていない。代表として行くワケですから、金を狙います!」と高らかに宣言。実際に春日のベストタイムは前大会の5位と同等で銅メダルとは0.3秒差、メダル獲得も射程圏内となっている。 「メダル獲れたら…、各局でレギュラー番組が欲しいですかね」と宣言し、メダルを獲れなかった場合は想定していないとしながらも、「髪の分け目を変えますか!? それか大喜利の番組に独りで出る。とんでもない罰ですね。入国拒否でもいいですよね。そのぐらいの覚悟で行きますよ」と気合いが漲っていた。
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芸能 2015年04月01日 15時30分
その後のハーフ芸人事情、再び!
デニス・植野行雄やマテンロウ・アントニーのように、さかんにテレビに出ているわけではない。テッパンネタを、いくつも持っているわけではない。しかし、この“2TOP”のように、外国語を話せない次世代のハーフ芸人は、まだいる。再び紹介していこう。 “よしもとのウエンツ瑛士”と呼ばれるほど、超イケメンなのは、あわよくば・ファビアン。父がドイツ人で、母が日本人。透き通った肌に、キラキラした瞳は、ジャニーズアイドルさながらだ。 一家は、ファビアンがお腹の中にいるとき、徳島県に移住。日本の文化しか知らずに育ったため、当然のように日本語を話せない。成人後は、慶應義塾大学に進学。モテるコースを着実に歩んだが、英語は不得意のまま。好きな教科は、古文と漢文と日本地理という鉄のポリシーを貫いた。 父がイラン人、母が日本人なのは、デスペラードのエマミ・シュン・サラミ。イランの民族衣装に身を包んだ漫才では、“M-1グランプリ”の準決勝まで進出したほど、その腕は本物だ。 すごいのは、幼少期。イラン革命が起こった年に産声をあげた。父はテヘラン大学の教授だったが、革命が起こったことによって、サラミが9歳のときに、母の故郷である北海道に逃避。ファビアンと同じく、日本の文化にまみれて育った。 見た目は、バリバリの中東系。そのため、バイトの面接は落ちまくり、30社以上で不採用になった経験の持ち主。銭湯へ行くと、子どもから「テルマエ・ロマエだ!」と、古代ヨーロッパと銭湯をモチーフにした大ヒット映画に揶揄されることもある。 フィリピンパブに通っていた遊び人の妻帯者が、そこのホステスを口説き、前妻と離婚。再婚したフィリピン人とのあいだに産まれたのは、おもんばか・大久保健。名前も顔も、きわめて日本人のため、コンパでは「ハーフはまだ来ないの?」と聞かれるほど。フィリピン人の母は、超美人。故郷の駅名になったほどだ。 年々増えている、ハーフ芸人。しかし、出自だけではもう、笑いを取ることができなくなりつつある。その前途は厳しく、テレビで活躍できるのは実力も兼ね備えた、ほんのひと握り。ハーフ芸人に、明るい未来は待っているのか?(伊藤由華)
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芸能ネタ 2015年03月29日 12時00分
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol38 タイムボム)
バッハの末裔という、スゴすぎる経歴。イケメンハーフで、華麗なる血族。いわゆる、超スーパーおぼっちゃまだ。夏にはパパになり、妻は小島よしおの元マネージャー。彼の名は、ニック。テレビ出演を重ねている日米漫才師。探れば、まだある!? (伊藤雅奈子) −−ニックさんの金持ち伝説が、スゴすぎます! 高桑「いちばん最初に会ったとき、靴紐を結べなかったですから」 ニック「お手伝いさんが、いつもやってくれてたからね」 高桑「自転車も乗れないでしょ?」 ニック「うん。いつも、送り迎えをしてもらってたから」 高桑「僕が今着てるスーツも、ニックのお母さんに買ってもらったんですよ。クレジットカードをバンッ! て出してたんで、値段は知らないけど」 ニック「10万(円)ぐら〜いっ?」 高桑「この感覚がね、普通なんです(笑)」 ニック「若手芸人はどうやって電気代払うかとかあるけど、そういうのはないね。バイトもやらないし、家賃もママ(の負担)だし」 高桑「ちょっと前なんて、“俺、出すから”って、相方に3,000円ぐらいするとんかつ屋に連れて行ってもらったし。家族が、スゴいから」 ニック「おじいさんが、ドイツからアメリカに来て保険会社を作って。パパがそれを増やしておっきい金にして、お医者さん。お母さんも元医者で、今は芸術家みたいな感じ。事務所ライブを観るために、しょっちゅう(日本に)来てるけど。日本語、わかんないのに」 高桑「うらやましいなと思うけど。僕は夜勤のバイトして、バイト終わりでオーディションに行って、夜はライブがあって、またそのままバイトに行くみたいな毎日だから。あるとき、眠たそうな顔してた僕を見たニックが、“そんなんじゃ体が壊れちゃう。バイト代は俺が出すから、休め”って(笑)。で、それをニックが家族に話したら、お父さんが、“相方がそんなに大変なんだったら、毎月仕送り40万円送ってあげる”って。さすがにもらえないよって」 −−そんな“伝説”だけが注目されてしまうのは、どうですか? 高桑「すごい武器になってると思いますよ。強すぎるエピドードがあって、お金もあって。僕がどんなに作っても、こんなナチュラルなキャラには勝てないし、それはコンビを組んだときにわかってたので。ニックがひとりでテレビに出ることも、何とも思わないし」 ニック「でも、僕は正しくない日本語ですべってる…。この人(高桑)のおかげでおもしろくしてもらってるし。あと最近、厚切りジェイソンが出てきたことで、落ち込んだ。単純に、嫉妬してます」 高桑「厚切りジェイソンが初めてテレビに出たとき(※14年12月29日の『速報!有吉のお笑い大統領選挙2014』=テレビ朝日系)、何回も電話かかってきたから、“俺、もう終わった…”って」 ニック「“お笑い大統領”観てから、俺、めっちゃがんばるようになったよ。日記をつけたり、すべらない話を書いたりするようになった」 −−今後の夢を、聞かせてください。 高桑「コンテストで決勝に残りたいです。『M-1』があるんならそこも、『THE MANZAI』でも、なんとか!」 ニック「これはプライドの問題かもしれないけど、お金持ちとかでは、売れたくないです、正直言ったら。お金持ちのエピソードだけを言って、フォローがなかったら、イヤじゃない? エピソードのうえで笑いを取ることが大事だと思うので、今はおもしろい人として売れたい。漫才がおもしくなって、それで売れたい。前はそれができてなかったから、今はそれが目標です」【プロフィール】ニック(左) '86年10月生まれ、米国カリフォルニア州出身。高桑翔汰 '91年5月生まれ、神奈川県出身。サンミュージック所属。2011年結成。(次回は15年4月最終週に更新)
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芸能ネタ 2015年03月07日 10時00分
冬開催の「M-1」で厳しい問題が浮上! “3者にメリットなし”
お笑い賞レース「M-1グランプリ」の12月開催によって、厳しい問題が浮上した。 6日、朝日放送の会見で脇阪聰史社長は「M-1グランプリ」の開催時期について、詳細は調整中だとしながら11月か12月に延期することを明かした。2001年〜2010年まで毎年12月に開催されていた同大会。脇坂社長は、開催の延期理由を「一番いい時期はいつなのかということで、冬がベストという判断に至った」と説明した。当初の発表(2014年7月)では、来年夏に復活させる計画を発表していた。 「M-1」の冬期開催で気になるのは、「THE MANZAI」の存在。現在お笑い賞レースの最高峰と位置づけられている同大会は、「M-1」終了以降の2011年からスタートし、毎年12月にフジテレビで決勝戦の模様が放送されている。 もし、両大会が12月に行われた場合、厳しい問題が浮上する。 お笑い賞レース、特に「THE MANZAI」や「M-1」などの大きなレースに出場する際、芸人たちは長年、試行錯誤したネタで勝負することが大半。そうなれば当然、両大会で同じネタを披露するコンビも必ず現れる。お笑いネタに関して、ネタ自体の面白さも大事だが、やはり「初見の驚き」というのが、非常に重要。一度ネタを観てしまうとオチや展開が分かってしまい、笑いが半減してしまうという点が懸念される。 「M-1」について審査方法の詳細は発表されていないが、「THE MANZAI」は、テレビの視聴者が一番面白かったコンビにリモコンのdボタンで投票する“国民ワラテン”という方式を採用している。例えば、「M-1」が先の日に開催され、「THE MANZAI」が後開催となれば、審査員と視聴者にとって「初見の驚き」が消え、審査に悪影響を及ぼしてしまう。当然、視聴率低下も懸念され、フジテレビにとっては不利となる。また、視聴者が同じネタを観るため、芸人に対して「つまらない」という負の心理を抱いてしまう可能性もある。この状況は、芸人にとってかなりマイナスだ。もし、「M-1」が後に開催される場合にも同様のマイナスポイントは発生する。 つまり12月開催は視聴者、テレビ局、芸人の3者にとって何のメリットもないということになる。果たして、「M-1」と「THE MANZAI」は共存できるのだろうか。
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トレンド 2015年02月24日 15時30分
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol37 マツモトクラブ)
「誰?」。テレビを観ているみなが、そう思った。今月10日に放映された『R-1ぐらんぷり2015』で、敗者ステージ2位の好成績を収めて、決勝戦に進出。“R-1”常連のエハラマサヒロ、“M-1”ファイナリストのアジアン・馬場園梓を退けて、Bブロックを制した。正体不明の謎のピン芸人。その素顔は…。(伊藤雅奈子) −−“R-1”を終えて、生活は変わりましたか? 「まず、本番が終わって楽屋に戻った時点で、メールの件数が200件。驚いたのは、オンエア前のツイッターのフォロワー数が600だったんですけど、オンエアが終わって楽屋に戻った時点で、3000人になってて。そっから伸びて、今は7000人ぐらいですね。あと、事務所の近所に“カレーの王様”があるんですけど、そこでカレー食ってたら、ぜんぜん知らない人から、“僕は優勝だと思いました”って言われました(笑)。それぐらいですかね、変化といえば」 −−芸人さんになるまでの経緯を聞かせてください。 「高校を卒業して、東放学園放送専門学校に行って、テレビとか放送作家の、裏方の仕事をしたかったんですね。でも、実習でいろんなところに行ってるうちに、カメラを回す側じゃなくて、出る側になりたいなぁと、ヤラしい気持ちが出てきまして(笑)、『劇団シェイクスピア・シアター』に所属したんです。21歳のとき」 −−バイトをしながら役者を目指すという、よくあるパターンで? 「そうです。新宿にあるドイツ風の、ちょっと高めでちょっとおしゃれぶった風の居酒屋さんで。劇団のころから、今もやってます。昔は週5〜6で入ってましたけど、最近は週1で、出れるかどうか。“R-1”の2日後にも行ったんですけど、誰にも何も言われませんでした(笑)」 −−劇団員からなぜ、芸人さんに転身したんですか? 「劇団では年に2回の本公演と、あと、都内の高校を周って、高校生にシェイクスピアを観せる鑑賞会をやってたんですけど、金銭面でヤバクなってきまして…。借金が増えて、まずは返さなきゃいけないということで、劇団を辞めました。派遣社員としてフルで働いて、夜はさっきのバイトに行ってっていう生活を1年ぐらいやってたんです。けど、iPhoneが出て、それで自分の声を録って、芝居と合わせた映像をネットにあげたら、劇団時代の友だちが観て、「ソニーという事務所がある」と言ってくれて。で、ここに来たら、すぐに入れて(笑)、1週間後にライブに出て、そのネタをやりました。2011年の11月ぐらい」 −−たった1台のiPhoneから、“R-1”決勝戦で通用するネタが誕生したんですね。 「当時は単純にエネルギーが余ってて、iPhoneという、今まで持ってなかった物を手に入れて。それも、パチンコで17万ぐらい勝って手に入れたんですけど(笑)、ボイスメモがあり、カメラがあり。いじってるうちに、遊びの延長線上でネタができたんですね。ネタも、普通にみなさんが感じる“あるある”からスタートしたいというのがありまして。“R-1”で1本目にやったストリートミュージシャンも、実際に、新宿の駅前で歌ってる人の、「そんな近くに立つ?」って位置で聴いてる人を見たりするんで(笑)。ネタの入り口は、日常風景から入ったほうがいいと思ってるんです。そのほうが、ウケますし」 −−今後の夢は? 「まずは、バイトを辞めることですね。あとは、専門学校で学んだので、映像は撮ってみたいです。芸人さんが映画を撮ってるのも、憧れてますし」【プロフィール】本名:松本洋平 '76年6月生まれ、東京都出身。ソニー・ミュージックアーティスツ所属。2011年デビュー。(次回は15年3月最終週に更新)
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