まずは、コロコロチキチキペッパーズ。結成わずか3年だが、スキンヘッドで超美声のナダルが口にする「やっべぇぞ」が、芸人のあいだで浸透しつつある。すでに、関西ローカルながらも『明石家電視台』(MBS)と『ごぶごぶ』(同)、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)などで取り上げられ、明石家さんま、ダウンタウンを爆笑させた。
さらに、4月に放映された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の3時間SPでは、“ザキヤマ&フジモンがパクりたい-1GP”で、山崎弘也とFUJIWARA・藤本敏史がパクって、まねて、気に入った。同番組でふたりがまねたことによって、過去にはクマムシ、ピスタチオがブレイク。そんな好実績ある企画で採用されたコロコロチキチキペッパーズ。「やっべぇぞ」も、その仲間入りをはたせるか?
すでに『歌ネタ王決定戦2013』で優勝した、女装キャラのすち子。彼は元漫才師のビッキーズで、解散後は吉本新喜劇の座員に転身。次期座長、副座長に昇格していく過程で、おかっぱに瓶底メガネ、Gカップのブラジャーをした関西のおばちゃんキャラ・すち子を誕生させた。
その演技力、親近感を抱けるキャラで、すち子人気はゆるやかに上昇。同じ新喜劇の松浦真也がアコースティックギターを弾きながら披露するふたりの歌ネタがウケて、“歌ネタ王”で優勝をはたした。
そんなすち子は現在、吉田裕との“乳首ドリル”をスマッシュヒットさせている。あのももいろクローバーZが挑戦したことでも話題になったが、笑いの本拠地・関西では、このふたりが揃うと歓声が上がり、吉田が上半身を脱いで、ドリル(スポンジ)ですち子が吉田の乳首をプッシュするたびに、一緒に拍手が沸き起こる。
舞台上のインパクトを取るか、コンテストの結果を取るか。笑いの満足は芸人それぞれだが、コロコロチキチキペッパーズと“乳首ドリル”は、今後さらにひと盛り上がりしそうだ。(伊藤由華)