新日本
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スポーツ 2019年10月22日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「小林邦昭」日本を_熱狂させた“虎ハンター”の軌跡
初代タイガーマスクの三大ライバルとしてダイナマイト・キッド、ブラック・タイガーと並び称される小林邦昭。 マーシャルアーツ風の赤いパンタロン姿で回転蹴りを放ち、禁断のマスク剥ぎにかかるその姿は、今もなお多くのファンの記憶に刻まれている。※ ※ ※ 悪役レスラーほど善人が多いというのはプロレス界ではよく言われることで、確かに根っからの悪人が凶器を持って暴れたときには、傷害事件にもなりかねない。「反則攻撃などで観客をヒートアップさせつつも、相手に大ケガをさせるような試合に支障をきたさない程度のギリギリの線を狙う。性格の善し悪しはともかく、最低限の常識なり配慮が求められることは間違いないでしょう」(プロレスライター) そのためファンの間でも「実はあの選手がいい人で…」というような噂話がよくされるが、そんな中でも“善人確定”と言えそうなのが小林邦昭だろう。 国民的ヒーローだった初代タイガーマスクのライバルとして、マスク剥ぎをもっぱらとしていた頃は、タイガーのファンから目の敵にされていた。脅迫状やカミソリ入りの手紙が頻繁に届き、それで手を切ってかなりのケガを負ったとの逸話もある。 しかし、引退後は新日本プロレス道場の管理人となり、料理をふるまうなど新人たちの面倒を見ていて、それが10年以上にわたって続いているという。 一時期はスイーツ作りに凝っていたため、練習生たちが太ってしまったという女子力高めのエピソードからは、昭和の時代に“虎ハンター”として憎まれていた頃の姿はうかがえない。 マスク剥ぎも本当に素顔を露出させれば終わりなわけで、そのあたりの程のよさも小林の人間性を表しているようではある。 1972年、高校を中退して旗揚げ直後の新日に入門した小林は、翌年の栗栖正伸戦でプロデビューを果たしたものの、長らく前座生活が続く。特別に体が大きいわけでもなく、ルックスも特段よくもなければ悪くもない。空手をやっていたというが、これもプロで実績を評価されるほどではない。入門時に16歳と若かったことを思えば、じっくり修行を積むのも当然の成り行きではあった。 だが、厳しい前座生活の中で、後輩に追い抜かれるとなると話は違ってくる。小林の入門から3年後に入門した佐山聡(初代タイガーマスク)は、170センチそこそこの小柄でありながら練習熱心で、めきめきと実力を上げていった。総帥のアントニオ猪木にも目を掛けられ、小林に先立って1978年に海外武者修行へ出ることになる。「のちに小林は、当時の佐山に嫉妬していたと話しています。そういうことを素直に言えるのも、また善人である証拠なんでしょうが…」(同) 佐山に遅れること2年、小林も海外遠征のチャンスをつかむ。メキシコではアンドレ・ザ・ジャイアントのタッグパートナーに抜擢され、アメリカのロサンゼルス地区ではNWAアメリカス王座を獲得している。 同王座は、かつてボボ・ブラジルやドリー・ファンク・ジュニア、ミル・マスカラスもベルトを腰に巻いた伝統あるもので、小林が遠征した当時のロサンゼルスは低迷していたというが、それでも若手にとっては堂々の勲章と言えよう。★かませ犬事件で自らも一念発起 だが、1982年10月に帰国した小林に対して、華々しい舞台が用意されることはなかった。久々となる日本での試合は、木戸修と組んでの二線級外国人たちとのタッグマッチ。日本初披露となった新技、フィッシャーマンズ・スープレックスで勝利しても反応はいま一つであった。 この時、ファンが待ち望んでいたのはタイガーマスク…小林の1年先に帰国して一大ムーブメントを巻き起こしていた佐山であった。 この格差に暗たんたる思いでいた小林がメインイベントのリングに目をやると、そこで日本プロレス史に残る大事件が起きていた。やはりこの日にメキシコから凱旋帰国した長州力が、藤波辰爾に食ってかかったのだ。いわゆる“かませ犬事件”である。 年齢は長州のほうが上だが、ほぼ同期ということもあり、その姿に感銘を受けた小林は一念発起する。タイガーのライバルとして名乗りを上げたのだった。そうして大阪でシングルマッチが組まれ、小林は禁断のマスク剥ぎを断行する。 それまでタイガーのライバルだったダイナマイト・キッドやブラック・タイガーが純然たるヒールでなかったこともあり、小林の悪役人気は沸騰。勝ちっぱなしだったタイガー打倒への期待もあってか、すぐに組まれた蔵前国技館での再戦では、タイガーへの声援と変わらぬほどの小林コールも起きている。 翌年8月にタイガーが電撃退団したため、実際の抗争期間は1年足らず。シングル6戦はタイガーの全勝(反則4、リングアウト1、フォール1)でありながら、今なおファンの記憶に残る名勝負を繰り広げることになったのだった。小林邦昭**************************************PROFILE●小林邦昭(こばやし・くにあき)1956年1月11日生まれ。長野県小諸市出身。身長183㎝、体重105㎏。得意技/フィッシャーマンズ・スープレックス。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年10月21日 22時30分
柴田勝頼「新日本プロレスはついにアメリカ法人を設立します!」世界戦略本格化!
新日本プロレスは21日に都内の事務所で会見を開き、米国法人『New Japan Pro-Wrestling of America Inc.』を設立すると発表した。 冒頭に流された映像では、LA道場のコーチを務めている柴田勝頼が登場。「新日本プロレスはついにアメリカ法人を設立します!我々LA道場選手一同、ますます頑張って参ります。今後もご期待ください。以上!」と宣言。かねてから話があった米国法人設立を明らかにした。 新日本の菅林直樹会長は、米国法人は新日本プロレスの100%子会社として2020年11月の設立を予定していると発表。米国法人のCEOに就任する新日本プロレス経営企画部の大張高己執行役員は「海外で巨大資本の参入があり、アメリカの市場が拡大している。海外で新日本のストロングスタイルへの愛着やレスラーのレベルの高さが認知され、ファンはニュージャパンに強い思い入れを抱いている。プロレスを見始めて突き詰めると新日本プロレスにたどり着くというファンも多いことが分かった」と強調。 社名については「我々はあくまで新日本プロレスをそのままアメリカにお届けしようという考えから社名もニュージャパンは変わらず、最後にアメリカという地域名を付けた」という。 今後の興行についても大張氏は言及。「アメリカを5つのエリアに分け、西海岸は6つの都市4つの州、中部を7つの都市6つの州などに分け、おおむねこのエリアをカバーして興行を行っていく。今後はLA道場にオフィスを構え、選手の育成やトライアウトも行い、目新しい対戦カードや新しい選手の参戦が実現する」とした。 大張氏が話した「巨大な資本の参入」とは、今年1月に新日本との契約を満了したケニー・オメガ、Cody、ヤングバックスらが旗揚げした新団体AEWを指しているのは言うまでもない。AEWはパキスタン系アメリカ人の大富豪カーン親子がオーナーで、米テレビ局TNTが放送し、アメリカでの市場を拡大。世界最大のプロレス団体WWEに続く団体として注目を集めている。 今後はアメリカでのツアーも開催される見込みで、サイト「新日本プロレスワールド」でも、アメリカ大会の配信を増やしていくとのこと。 柴田の指導の下、LA道場の選手も順調に育っている。今後はWWE、AEW、そしてNJPWによる全米プロレス巴戦が激しく繰り広げられるだろう。(どら増田)
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芸能ネタ 2019年10月21日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★プロとアマの違いは“ファッション”
俺はいま『アリストトリスト』というアパレルブランドを経営している。服やファッションは昔から好きだった。その原点といえば、やっぱり「ワルかったから」に尽きるよ(ニヤリ)。 不良ってのは、ファッションがモノをいう世界なんだよ。だから、髪型にこだわった。ズボンや学ランを特注で作ったりとか、見た目を非常に気にした。不良の中でもビシッとしてるヤツと、だらしないやつが出てくると、そこで不良としての格が決まっちゃうんだよ。つっぱるってことは、ちょっとしたこだわりを貫けるかってことだからな。 プロレスラーになってからも、人から見られる商売だから、身なりには気を使っていた。特に「黒のカリスマ」として、イメージカラーがブラックになってからは、移動するときも常にドレスアップするように心がけていた。 当時のプロレスラーは、巡業バスでの移動中はTシャツ、短パンにジャージを引っ掛けて…みたいな格好が定番だった。外国のレスラーのオフショットを真似したのかもしれないけど、アメリカでもトップレスラーはプライベートもビシッとしているし、リングを降りてもプロ意識が高いから、実はそんな格好の奴はほとんどいない。 プロとアマの違いって、そこなんだよ。やっぱり身なりがキチッとしているかどうかで、実力まで査定されてしまう。アルバイトと正社員だって、制服が違ったりするだろ? やってる仕事や能力はそんなに変わらないかもしれないけど、身なりがちゃんとしてれば仕事ができるようにみえるし、なによりも本人の意識も変わってくるんだよ。 自分が年を重ねてくたびれてくると、若い頃の身だしなみができなくなってくる。だいたい40代くらいから意識が低くなって流行も追わなくなるから、自分のファッションが合ってるのかどうかも分からない。 今夏もよく見かけたけど、オジサンの「短パン」はダメだよね。特に膝上くらいのショートタイプ。俺もはくからあんまり大きな声じゃ言えないけど、オジサンが短パン姿で散歩してるのを見ると、ちょっとどうかなって思う。イマ風の帽子をかぶって、カッコイイTシャツを着てても、ジジイはジジイなんだよ(笑)。 ファッションは自己満足になりがちだ。客観的にみないと本当に似合ってるかどうか分からないから、誰かにアドバイスしてもらうようにしたほうがいい。誰もいないなら、『アリストトリスト』の銀座サロンに来てくれたら、ウチのスタッフが上から下までコーディネートしてくれるよ(笑)。 アリストトリストの服は、基本的に俺に合わせて作ってるから、俺と同世代なら似合うはず。まぁ、俺がちょっと若作りだから、40代でも似合うテイストになってるけどね。********************************************蝶野正洋1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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スポーツ 2019年10月18日 17時30分
スターダムがブシロード傘下に!木谷オーナー「世界に広がる団体にしたい」
人気女子プロレス団体スターダムは17日、ブシロードグループでキックボクシング団体KNOCK OUTを運営している株式会社キックスロードと事業譲渡契約を締結したと発表した。 都内の明治記念館で17日、「新体制発表会見」を行ったブシロードの木谷高明オーナーは、かねてから女子プロレスに興味を示していた。キックスロードの原田克彦社長がリサーチ。今年に入ってから、スターダムに絞って交渉を続けてきた。実際、スターダムの会場で試合を観戦する木谷オーナーや、原田社長の姿が目撃されている。会見に出席したスターダムのロッシー小川社長は、スターダムを「日本一の女子プロレス団体」と評価。「スターダムの未来、将来を考えた場合、ブシロード傘下に入ることでより発展できる」と今回の決断の理由を語っている。 原田社長によると、12月1日から社名をキックスロードからブシロードファイトに変更し、KNOCK OUTとスターダムを運営していくという。小川社長はスターダム部門の最高責任者であるエグゼクティブプロデューサーという形で、引き続きスターダムを舵取りしていく。当面は大きな変化はなさそうだが、KNOCK OUTと同じくBS日テレとTOKYO MXでのレギュラー放送が決定。2021年の旗揚げ10周年に向けて、露出面も強化。来年4月29日には東京・大田区総合体育館に初進出し、ビッグマッチ『東京シンデレラ2020』の開催、同8月8日、9日には東京・後楽園ホール2連戦の開催も決定した。 木谷オーナーは「まず選手環境を良くしたい。もっと伸び伸び試合ができるような環境づくりをしていきます。それから露出を増やしたい。ブシロードのCMや番組にも出していきたいですね。最後はブシロードグループが大切にしているライブエンターテインメントを発信して、素晴らしいスターダムをさらに世界に広がる団体にしていきたい」と展望した。また気になる新日本プロレスとの関係だが、「特殊な大会を除いて現時点で交流することはない」としつつも「世界的にプロレスや格闘技に女子が入っていない大会はない。ある日突然、世の中の空気が変わるリスクがある」と新日本のリングにスターダムの選手が上がる可能性に含みを持たせている。 「今でも素晴らしい団体であるスターダムという団体は可能性がある!」 木谷オーナー、ロッシー小川社長の決断の行く末は新体制1発目のビッグマッチ、来年4.29大田区大会から明らかになりそうだ。(どら増田 / 写真・萩原孝弘)
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スポーツ 2019年10月17日 22時30分
デストロイヤー追悼興行で秋山準がテンコジと対決!藤波&越中とドリームトリオ結成
株式会社H.J.T.Productionは17日、ザ・デストロイヤー追悼興行『ザ・デストロイヤー メモリアル・ナイト〜白覆面の魔王よ永遠に〜』(11月15日、東京・大田区総合体育館)の追加カードおよび追加参戦選手を発表した。 まずデストロイヤーさんと日本プロレス、さらには全日本プロレスで同じ時代を過ごしたザ・グレート・カブキ氏の来場が決定。デストロイヤーさんにささげる毒霧パフォーマンスが見られるかもしれない。 続いて追加カードとして、藤波辰爾(ドラディション)が秋山準(全日本プロレス)、越中詩郎(フリー)とドリームトリオを結成。小島聡(新日本プロレス)、天山広吉(同)のテンコジタッグに、ヒロ斎藤(ドラディション)を加えたnWo JAPANと対戦するという夢のカードが組まれた。 秋山と小島はジャイアント馬場没20年追善興行(2月19日)で激しい闘いを繰り広げており、試合後に小島は「このままでは終わらせない」と再戦を希望していた。新日本ではなかなか出場機会に恵まれないテンコジだけに、中立のリングで同世代の秋山と激しい闘いを見せて「まだまだできる」とアピールしておきたいところ。 今大会が発表されたときから協力を表明していた藤波は「今回デストロイヤーさんの追悼大会ということで出場を決意いたしました。世代的にデストロイヤーさんと戦うことはかなわなかったけど、当時に負けない試合をしたいと思います。せっかくだしデストロイヤーさんの技でもある、足4の字固めで勝ちたいね」と予告。藤波と新日本勢の絡みにも注目したい。 和田京平大会プロデューサーは「デストロイヤーと関わったことがある選手が、本当に少なくなってきて、そんな中で藤波さんは日本プロレスの時から関わりがあり、デストロイヤーさんの遺族も是非フジナミ選手にお父さんのために出てもらいたいていうことをGWくらいから言ってたんだよね。藤波さんにオファーをしたら快諾をして頂き、記者会見にも出席してくれて、デストロイヤーさん家も感謝してますよ」と感謝の気持ちを忘れない。 和田プロデューサーは続けた。「越中も秋山もヒロ斎藤選手もデストロイヤーと戦ったことがあるかどうか覚えてないけど、同じ巡業で周ったことはあるはずだよね。もうデストロイヤーを裁いたレフェリーは服部さんと海野と俺ぐらいかな。コールをしたことがあるリングアナは木原だけじゃないか。時間が経つのが早いよね。またテンコジと秋山でバチバチやってほしいよ。魅力的なカードになったと思いますよ。ご期待ください!!」と見どころを紹介した。 また追加参戦選手として、第2回デストロイヤー杯争奪スペシャルバトルロイヤルに大森隆男、佐野直、LEONAの参戦が決定。これにより、グレート小鹿、百田光雄、菊地毅、垣原賢人、井上雅央、MEN’Sテイオー、大森、本田多聞、相島勇人、TARU、佐野、土方隆司、那須晃太郎、UTAMARO、三富政行、LEONA、力、レブロンがバトルロイヤルに出場する。まだ選手が追加される可能性があるとのことだ。 さらに、全日本プロレスから石川修司、大日本プロレスから野村卓矢、ドラゴンゲートから望月成晃、フリーのTAJIRIの参戦も決まった。カードは後日発表される。 魔王の名の下に開催される“令和初”のプロレスオールスター戦は、古今東西入り乱れた大会になりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月17日 17時30分
新日本スーパーJr.タッグ開幕!デスペ&金丸がSHO&YOHに連勝!
新日本プロレス『Road to POWER STRUGGLE 〜スーパーJr. タッグリーグ2019〜』▽16日 東京・後楽園ホール 観衆1,384人 新日本プロレスの新シリーズ『Road to POWER STRUGGLE 〜スーパーJr. タッグリーグ2019〜』が16日、東京・後楽園ホールで開幕した。 14日に両国国技館で開催されたビッグマッチ『キング・オブ・プロレスリング』からわずか中1日で新しいシリーズに入るというのは異例のこと。今シリーズの柱、スーパーJr.タッグ公式戦4試合が組まれるため、オカダ・カズチカ、飯伏幸太、棚橋弘至らヘビー級の一部主力選手は30日の静岡・ツインメッセ静岡 北館大会から合流する。 14日の第1試合で「エル・デスペラード復帰戦」として、デスペラード、金丸義信とタッグで対戦したロッポンギ3KのYOH&SHO。カード変更となり、思わぬ形で今シリーズの前哨戦となったこの試合は、最後に金丸のウイスキー噴射を食らったSHOを、デスぺラードがピンチェ・ロコで仕留めカウント3を奪取。復帰戦ですんなりと勝利を収めたデスペラードはロッポンギ3Kを「5カ月間何をしてた?」「カッコイイしか取り柄がない」と切り捨てていた。 連敗だけは避けたいロッポンギ3Kの前に、中1日で再び立ちはだかったデスペ&金丸に対して、ロッポンギは試合前に奇襲攻撃を仕掛けて主導権を握ろうとする。しかし、デスペ&金丸はSHOの腰に狙いを定め、ラフ殺法を交え、徹底的に痛めつけていく。終盤、金丸がYOHをウィスキー瓶で殴打。すかさずデスペラードがSHOの腰をイスで殴りつけると、最後はヌメロ・ドスでギブアップ勝ち。デスペ&金丸が白星発信した。一方、敗れたロッポンギ3Kは、スーパーJr.タッグ3連覇と、年末の『ワールドタッグリーグ』、IWGPタッグ王座への挑戦を目指しており、ここでつまずいたのは痛い。早いうちに立て直す必要があるだろう。 メインでは、石森太二&エル・ファンタズモ組とロビー・イーグルス&ウィル・オスプレイ組が対戦。こちらも14日の両国大会で行われたIWGPジュニアヘビー級選手権試合、オスプレイとファンタズモの試合中にひと悶着あった。 ファンタズモのセコンドに付いていた石森が介入、そこにロビー・イーグルスがオスプレイの救出に駆け付け、石森にトペ・コンヒーローを決めて、控室に連れ戻し、オスプレイの防衛に協力した。この因縁深い両チームが対戦した。 9.16鹿児島アリーナ大会で石森&ファンタズモが保持しているIWGPタッグ王座に挑戦するも敗れてしまったオスプレイ&イーグルスのザ・バーズ・オブ・プレイ(B.O.P)。しかし、ここで負けるわけにいかない。トリッキーな攻防の中、悪のインサイドワークでB.O.Pを追い込むと、最後は石森のブラディークロスからファンタズモがCRⅡでイーグルスを捕らえ勝利を収めた。試合後、石森&イーグルスはチャンピオンとして優勝宣言。このチームをどこが止めるのか注目していきたい。 その他、ボラドールJr.&ティタンのCMLLタッグと、田口隆祐&ロッキー・ロメロの監督タッグが白星スタートを飾っている。ジュニアならではのスピーディーな攻防はタッグになると、さらに一瞬たりとも見逃せない面白さがある。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月16日 22時30分
ライガー引退試合第1弾発表!藤波辰爾が14年ぶりに新日本復帰!
新日本プロレスは15日、都内のテレビ朝日で会見を行い来年1.4、1.5の東京ドーム大会で引退する獣神サンダー・ライガーの引退試合“第1弾”を発表した。 『レッスルキングダム14』1.4ドーム大会の「獣神サンダー・ライガー引退試合Ⅰ」では、獣神サンダー・ライガー&藤波辰爾&ザ・グレート・サスケ&タイガーマスク withエル・サムライ 対 佐野直喜&大谷晋二郎&高岩竜一&田口隆祐 with 小林邦昭というスペシャル8人タッグマッチが組まれた。1.5ドーム大会では「獣神サンダー・ライガー引退試合Ⅱ」(カードは後日発表)を行い、『NEW YEAR DASH』1.6東京・大田区総合体育館大会で、引退セレモニーを開催するという。 ドラディションの藤波は新日本の旗揚げメンバーで、かつては社長も務めていた。ライガーとは「ドラゴンボンバーズ」というユニットを結成するなど関係が深い。今年に入りライガーがドラディションに上がるなど、両団体にホットラインができていた。新日本には14年ぶりのカムバックとなる。 みちのくプロレスのサスケとは、新日本やみちのくのリングで闘い、タッグも結成したライバル。タイガーはみちのくから新日本に移籍し、ライガーとジュニアタッグ戦線で共闘してきた。サムライは8月に行われた武藤敬司プロデュース、プロレスリング・マスターズでサプライズ登場し、かつてのパートナー・ライガーと再会している。ライガーは復帰を求めたが本人が拒否したため、今回はセコンドにつく。 対戦相手の佐野は、現在のリングネーム佐野拓真ではなく、新日本時代、ライガーのライバルとして対峙していた頃の本名に戻して、古巣マットに登場。ゼロワンの大谷&高岩は、サムライ、ケンドー・カシン、金本浩二とともに90年代の新日ジュニアを支えてきたメンバーだ。ここに新日本の田口が加わり、ライガーのデビュー戦の相手である小林がセコンドで登場する。レフェリーは、ライガーとスーパーJr.で激闘を繰り広げた保永昇男が務める。新日本の選手が他団体に出場することはあるが、現在の新日本マットは基本的に他団体の選手を上げていない。今回はライガー引退というシチュエーションがOBたちを古巣にカムバックさせた形だ。 会見には、ライガーと藤波が出席。ライガーは今回のカードに関して「引退試合だから湿っぽくなるのもイヤだったので、ちょっと華やかに派手にいこうかなと。ボクがプロレスラーになるキッカケを作った藤波さんとか、ともに闘っていたサスケ選手とかまた新たにタッグを組めると。相手が大谷、高岩、そういったいわゆる、とんがっていたメンバー。そういった人たちとバチバチまたやれるっていうのはすごく楽しみです」と本番を心待ちにしている様子。 「正直、そんなにまだ実感はないんですけど、引退式ってなるとどうしてもみんなシュンってなりがちなので、そうじゃなく『オー、スゲー!』って試合で終われればなと思ってます」と意気込んだ。 藤波は「今回こういう形で1.4東京ドームに上がるキッカケを作ってくれたライガー選手に感謝したいと思います。自分自身がこの場にいて、長年いたこの新日本プロレス、そして今回この1.4に上がれることを、ホントに快く懐の深いところを見せてくれて、藤波辰爾をまたこの新日本のリングに上がる機会を作ってくれた新日本プロレスに対して、ホントに心から感謝を申し上げたいと思います」と感謝を忘れない。 「今、自分自身で久々に興奮というか緊張をしてますが、十数年ぶりに新日本のリングに立つとなると、違った意味で今回、特にライガー選手のパートナーってことで、とにかく足手まといにならないように、今一度コンディションを整えて、準備万端でリングに立ちたいと思います」と、久々の古巣参戦を喜んだ。 ライガーは引退発表会見の際に唯一、佐野の名前を出していた。今回のカードに佐野が入ったことは感慨深いようだ。「ボクが同期で入って、少し佐野さんの方が先輩になるんですけども、『絶対に負けたくねぇ』と思ってて、実は佐野さんもこの素顔のライガーにだけは絶対負けたくねぇ。お互いが常にそう思ってたっていうライバル関係。だから、最後のリングでもそういう気持ちがバチバチぶつかり合うと思うので楽しみですね」と永遠の恋人とも言われた佐野への思いを熱く語っていた。 1.5ドーム大会では「やりたいと思ってくれる選手なら誰でもいい」と特に意中の選手はいない様子。年内は「まだ闘ったことがない選手とやりたい」と口にした。14日の鈴木みのる戦でさらに闘争心が強くなったのではないだろうか。最終章のゴールは華やかなものになりそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2019年10月16日 06時30分
「プロレス界のために」新日本1.4ドームのメインはオカダ対飯伏IWGP戦決定!
新日本プロレス『キング・オブ・プロレスリング』▽14日 東京・両国国技館 観衆9,573人(満員) 8月の『G1クライマックス29』を制し、来年1.4の東京ドーム・IWGPヘビー級選手権挑戦権利証を手に入れた飯伏幸太と、今年4月にジェイ・ホワイトを破り、IWGPヘビー級王座を奪還したオカダ・カズチカ。G1が終わってから、飯伏はG1で敗れたKENTAと、オカダはG1最終戦のタッグマッチでフォールを奪われた鈴木みのるとそれぞれ防衛戦を行い勝っている。14日の国技館は東京ドーム大会前最後となる防衛戦だ。飯伏はKENTAと同じく、G1で敗れたEVILと、オカダもG1で唯一敗れたSANADAとの防衛戦が組まれた。 まず、セミファイナルで飯伏がEVILと対戦。EVILの規格外のパワフル殺法にこの日も苦しめられた飯伏だが、終盤になると飯伏もパワーでEVILと打ち合いを展開して突破口を開くと、カミゴェ2連発が決まり防衛に成功。1.4ドーム大会メインイベントの青コーナーに向けて、歩を進めた。 続いてオカダがSANADAと対戦。SANADAの執拗なSkull End地獄に苦しんだオカダだったが、ラウンディングボディプレスの2発目を膝で迎撃すると潮目が変わる。それでも粘るSANADAに、最後はレインメーカーを決めてカウント3。オカダが36分21秒の死闘を制した。試合後、ライバルと認め合うオカダと、涙を流したSANADAは初めて握手をかわした。 「東京ドームのメインイベント決定だよね?飯伏幸太!出て来い!」 SANADAが去り、マイクをつかんだオカダはこのように絶叫した。挑戦権利証のアタッシュケースを持って現れた飯伏は「オカダさん、おめでとうございます」と称えると「僕にはインターコンチと、そのIWGPヘビー級のベルトが必要なんです。いつまでもあなたじゃ、面白くないでしょ。僕の挑戦、受けてもらっていいですか?」とオカダに問うた。 飯伏、IWGPインターコンチネンタル王者のジェイ、内藤哲也はIWGPヘビー級とインターコンチの2冠を目指しているが、オカダは「金メダルを持ってるのに銀メダルも欲しいと言ってるようなもの」と否定的なスタンス。「何が2冠だこのヤロー!IWGPもオカダ・カズチカもそんなに安く売ってないから!まずはそこを勝ってから2冠と言いなさい!東京ドーム、かかって来い!このヤロー!」と応えた。 カード決定を受けてインタビューブースに現れた飯伏は「これはすごい試合になりますよ。プロレスの可能性をもっと世の中に(広げる)ために必要なんです」とコメント。最後にリング上で「2020年の東京ドームは超満員にします!」と断言したオカダは「満員じゃなくて僕が目指してるのは超満員」と前置きした上で「プロレスを新日本プロレスを知ってもらうことが第一だと思うので、闘いだけじゃなく、しっかりプロレス界が盛り上がることをやっていきたい」と口にした。 オカダは他スポーツとも比較した。「プロレスを好きな人が『プロレスすごいでしょ』と。今ラグビーも盛り上がってますし、バレーボール、体操、陸上もやってたりする中で、僕たちも盛り上がりを見せていかなきゃいけない」と気を引き締める。 「負けたままは悔しいので、プロレスの底力を見せたい。ラグビーはテレビやネットでも盛り上げられてるし、ラグビー知らない人でも『どっちが勝つんだろう?』ってなるわけじゃないですか。そこはプロレスも知らない人がいるというのは悔しいですし、そこは負けてられないなと。ラグビーからは刺激をもらってます」と語り、東京ドームを超満員にして世間にプロレスを広げていく考えを明らかにしている。 飯伏は2冠という目標を、オカダは超満員という目標をそれぞれ抱えた。プロレス界のために盛り上げていく気持ちは同じだ。来年は1.4の翌日に1.5ドームも控えているが、オカダは「そこでも防衛戦をしてもいい」と語っている。もちろん2日連続で超満員にするつもりだ。1.5ドームに関しては今後の展開が気になるが、ひとまず1.4ドームの柱は決まった。まずはオカダと飯伏による1.4ドームに向けた闘いに注目だ。(どら増田 / 写真・藤井ギダイ)
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スポーツ 2019年10月15日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「真壁刀義」実は苦労人の暴走キングコング
今やスイーツ評論家として、あるいはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』にも重要な役回りで出演した俳優として、芸能活動が目立つ真壁刀義。その一方でプロレス界においては、いわゆる冬の時代を支えてきた新日本プロレス復興の立役者でもある。※ ※ ※ 2017年3月、テレビ朝日系で放送された『史上最高のプロレスラーランキング』。そのトップ20に真壁刀義がランキングされたことに、首をひねった昭和のファンは多いだろう。 「テレ朝が放送する新日本プロレスの現役トップ、棚橋弘至やオカダ・カズチカが下駄を履かされて上位にランクされるのはやむを得ないが、真壁なんてスイーツ大好きのバラエティータレントじゃないか」 「本家のブルーザー・ブロディがランク入りしてないのに、なんでモノマネの真壁が…」 ちまたではそういった声が多く聞こえ、18位のハルク・ホーガンと20位のアンドレ・ザ・ジャイアントに挟まれての19位という、並びの強烈さも違和感をいっそう際立たせてしまった。 だが、長らく新日を応援し続けてきたファンからすると、「真壁は当然のランクイン」「むしろ棚橋やオカダよりも上位でいい」との声もあるぐらいなのだ。 「新日の低迷期、いわゆる“冬の時代”を支えてきたのが棚橋と中邑(真輔)、そして真壁でした。中でも、対インディーのハードコア路線などで体を張ってきた真壁に対するファンの信頼は厚く、ヒールの立場でありながら高い支持を受けているのです」(プロレスライター) そのあたりの事情を知らないと「強面のスイーツ好きとしてテレビに出て名前を上げた」と勘違いされそうだが、話は逆で「真壁の人気が高まったからこそテレビに呼ばれるようになった」というのが実際のところなのである。 時系列的には、2006年ごろからアパッチプロレス軍やゼロワンMAX、アメリカのTNAなどと抗争を繰り広げていた真壁が、2009年にG1クライマックスで初優勝し、2010年にIWGP王座を初戴冠、2012年に“スイーツ真壁”として日本テレビ系『スッキリ!!』に初登場という流れになる。 真壁は1996年の入門で、同期にはアマレスで全日本選手権を2度制した藤田和之がいた。一方の真壁は学生プロレス経由でアマ実績もないため、まったく期待されるような存在ではなく、長らく前座、中堅の座に甘んじていた。 天然パーマでゴツい顔面という容貌を活かしてヒールに活路を見いだそうとするも、’05年にアキレス腱を断絶。プロレス自体の人気が低迷していた時期ということもあり、一度は本気で引退を考えたという。★G1の決勝戦が真壁コール一色 転機となったのは故障から復帰した2006年。当時、新日がエンタメプロレスのブランドとして打ち出していた「レッスル・ランド」に、“解き放たれたゴリラ”の異名で登場したことだった。ゴリラは真壁の外見に由来したものだが、そこからキングコングを想起して、ブルーザー・ブロディのごとく鎖をトレードマークとし、入場曲にもブロディの『移民の歌』を採用した。 エンタメのリングで演じるぶんには特に問題とはされなかったが、真壁はこれを通常の試合でも続けた。フィニッシュにはトップロープからのニードロップを使うようになり、その技名に“キングコング”と冠するようになると、一部ファンからは批判の声が上がり始める。 「背丈なども含めたスケール感で本家に遠く及ばない真壁が、ブロディを真似るのは冒とくだというわけです。しかし、そんな批判に臆することなく、真壁はこれを貫き通しました」(同) やがて、ヒールとしての全力ファイトが徐々にファンからも認められるようになり、いつしか真壁は一身に応援を受けるまでになっていた。「その集大成ともいえるのが2009年のG1クライマックス決勝戦。相手は入団時からエース候補としてもてはやされながら大きな結果を残せず、ヒールに転向してからもどこか中途半端な状態でいた中邑。この試合で場内は、本来ヒールであるはずの真壁へのコール一色に染まったのです」(同) 翌2010年にはその中邑の顔面に、コーナートップからのキングコング・ニードロップを食らわせてピンフォール勝ちを収め、IWGP王座を奪取する。 一方、真壁に敗れた中邑は、その後、ヒールともまた違った“クネクネ&イヤァオゥ!”の独自スタイルで復活することになる、そうしてみると真壁は、今やWWEスーパースターとなったシンスケ・ナカムラの生みの親とも言えようか。 決して才能に恵まれていたわけではなく、体格やルックス、バックボーンにも秀でたものはない。平凡なレスラーで終わってもなんら不思議のなかった真壁が、己の信念を貫くことでトップに立ち、大きな喝采を得ることになった。これもまたプロレスというジャンルの面白さであろう。***************************************真壁刀義(まかべ・とうぎ)1972年9月29日生まれ。神奈川県相模原市出身。身長181㎝、体重110㎏。得意技/キングコング・ニードロップ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2019年10月15日 22時30分
「試合を組め」7年ぶりの鈴木みのる戦でバトルライガー解禁!完敗に再戦アピールも…
新日本プロレス『キング・オブ・プロレスリング』▽14日 東京・両国国技館 観衆9,573人(満員) 来年1月の東京ドーム大会で引退が決まっている新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーが14日、東京・両国国技館大会で“旧知の仲”であり、因縁が勃発していた鈴木みのるとシングルマッチを行った。 「このままでいいのか?」 これまでみのるがライガーを挑発しながらも投げかけていた言葉は、かつてライガーがみのるに贈った言葉と言われている。両者のシングル対決は2012年12.23東京・後楽園ホール大会以来、約7年ぶりのこと。最後の対決は、ライガーにとっても恐らくこれが最後になるであろう両国国技館となった。ライガーは両国で幾多の名勝負を繰り広げただけに、最後の相手が「試合じゃなく喧嘩」「潰し合い」とまでライガーの怒りの沸点が達したみのるというのは面白い。 いつもの入場テーマ曲とともにライガーが姿を見せると、会場は大きなどよめきに包まれた。それも無理はない。上半身は裸、マスクは視界を開けて角の数を減らした「対ヘビー級」「格闘技戦」の時だけ披露してきたバトルライガーで登場したのだ。9.22兵庫・神戸ワールド記念ホール大会で見せた鬼神ライガーに続いてのレアバージョンでの登場は、ヘビー級であり、かつては格闘技戦で対戦したことがあるみのる戦が、最後のバトルライガーの舞台に相応しいと言ってもいいだろう。 試合はいきなり喧嘩モードで始まると思いきや、藤原喜明門下生の2人らしく、序盤はグラウンドの攻防を繰り広げるなど、“藤原教室”時代を懐かしむかのような展開にファンは釘付けになった。しかし、闘いが場外に移ると、まずライガーがイスで思いっきり叩き、ラフ殺法を仕掛ける。これに対して、みのるも黙っているはずがなく、フェンス攻撃やロープを使った関節技でライガーを苦しめていく。 最後は両者の打撃戦となったが、パワーで勝るみのるに、張り合っていたライガーも力が尽きていき、ゴッチ式パイルドライバーで万事休す。最後の一騎討ちは、みのるに軍配が上がった。試合後、リングに椅子を持ち出したみのるは、ヤングライオン(若手)を椅子で蹴散らすと、大の字のライガーに対して椅子を大きく振りかぶるもリングに投げ落とし、正座をして一礼。これぞ藤原イズムであり、ゴッチイズムだ。この光景に場内は大きな拍手に包まれた。 何とか立ち上がり、マイクを握ったライガーは「鈴木!ありがとな!」と叫んで退場。インタビューブースでは「きょうは負けた!でも新日本プロレス、1.4まで3か月ある。俺は諦めない。レスラーは負けたら根に持つんだ。絶対仕返してやる。もう一度あいつとのカードを組め!」と再戦を猛アピール。さらに、「俺を怒りMAXにされてくれたことは『ありがとう』だ」と語り、ファイターとしての炎を点けてくれたことに関しては感謝している。一方のみのるは「もう限界ですって辞めていくヤツが、先頭走ってるヤツに何をもってしたって、勝てるわけないじゃないか。俺とあいつの17年間、いやいや、32年間の男のケジメだ」と語るなど、最後の一礼もしかり、この試合でケジメをつけたことを明らかにしているだけに、これが最後のシングルになりそうだ。(どら増田 / 写真・藤井ギダイ)
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