まずデストロイヤーさんと日本プロレス、さらには全日本プロレスで同じ時代を過ごしたザ・グレート・カブキ氏の来場が決定。デストロイヤーさんにささげる毒霧パフォーマンスが見られるかもしれない。
続いて追加カードとして、藤波辰爾(ドラディション)が秋山準(全日本プロレス)、越中詩郎(フリー)とドリームトリオを結成。小島聡(新日本プロレス)、天山広吉(同)のテンコジタッグに、ヒロ斎藤(ドラディション)を加えたnWo JAPANと対戦するという夢のカードが組まれた。
秋山と小島はジャイアント馬場没20年追善興行(2月19日)で激しい闘いを繰り広げており、試合後に小島は「このままでは終わらせない」と再戦を希望していた。新日本ではなかなか出場機会に恵まれないテンコジだけに、中立のリングで同世代の秋山と激しい闘いを見せて「まだまだできる」とアピールしておきたいところ。
今大会が発表されたときから協力を表明していた藤波は「今回デストロイヤーさんの追悼大会ということで出場を決意いたしました。世代的にデストロイヤーさんと戦うことはかなわなかったけど、当時に負けない試合をしたいと思います。せっかくだしデストロイヤーさんの技でもある、足4の字固めで勝ちたいね」と予告。藤波と新日本勢の絡みにも注目したい。
和田京平大会プロデューサーは「デストロイヤーと関わったことがある選手が、本当に少なくなってきて、そんな中で藤波さんは日本プロレスの時から関わりがあり、デストロイヤーさんの遺族も是非フジナミ選手にお父さんのために出てもらいたいていうことをGWくらいから言ってたんだよね。藤波さんにオファーをしたら快諾をして頂き、記者会見にも出席してくれて、デストロイヤーさん家も感謝してますよ」と感謝の気持ちを忘れない。
和田プロデューサーは続けた。「越中も秋山もヒロ斎藤選手もデストロイヤーと戦ったことがあるかどうか覚えてないけど、同じ巡業で周ったことはあるはずだよね。もうデストロイヤーを裁いたレフェリーは服部さんと海野と俺ぐらいかな。コールをしたことがあるリングアナは木原だけじゃないか。時間が経つのが早いよね。またテンコジと秋山でバチバチやってほしいよ。魅力的なカードになったと思いますよ。ご期待ください!!」と見どころを紹介した。
また追加参戦選手として、第2回デストロイヤー杯争奪スペシャルバトルロイヤルに大森隆男、佐野直、LEONAの参戦が決定。これにより、グレート小鹿、百田光雄、菊地毅、垣原賢人、井上雅央、MEN’Sテイオー、大森、本田多聞、相島勇人、TARU、佐野、土方隆司、那須晃太郎、UTAMARO、三富政行、LEONA、力、レブロンがバトルロイヤルに出場する。まだ選手が追加される可能性があるとのことだ。
さらに、全日本プロレスから石川修司、大日本プロレスから野村卓矢、ドラゴンゲートから望月成晃、フリーのTAJIRIの参戦も決まった。カードは後日発表される。
魔王の名の下に開催される“令和初”のプロレスオールスター戦は、古今東西入り乱れた大会になりそうだ。
(どら増田)