新日本
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スポーツ 2021年06月28日 11時30分
新日本7.1後楽園で遺恨勃発の永田裕志と石井智宏がシングル対決!壮絶な前哨戦必至
新日本プロレスは7.1東京・後楽園ホール大会のカードを発表した。第3試合からメインの第5試合までは、翌日7.2後楽園大会で行われるNEVER無差別級6人タッグ王座戦(王者組の後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIのCHAOSに、天山広吉&小島聡&永田裕志の第三世代トリオが挑戦する)の最終前哨戦として、シングル3番勝負がマッチメイク。そのトリは石井と永田の果たし合いが飾ることになった。 今回の王座戦の発端となったのは、6.22後楽園大会だ。王者組がEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷を下し防衛に成功した直後、第三世代トリオが姿を現し、永田が「新日本プロレス本隊を腰抜け呼ばわりしてるそうだが、なんなら試してみるか?石井、どうする?」とアピール。王者組が6.2後楽園大会で内藤哲也&SANADA&BUSHIを相手にベルトを防衛した後、「次はどこだ?本隊の腰抜けどもか?」(石井)と挑発したことに、第三世代が決起した格好だ。 この永田の言葉に対し、石井は猛然と襲いかかるも、エルボーで返り討ちに遭う。そして、怒り心頭の石井の要求により、翌日の6.23後楽園大会の対戦カードが急遽変更され、両軍は10人タッグで激突。共に一歩も下がらず、試合後も番外戦を繰り広げた。その後、バックステージで石井は「元IWGPヘビー級チャンピオン? 元『G1(CLIMAX)』覇者?そのクソの役にも立たねえ肩書にアイツらしがみついてるだけなんだよ。テメーらで火種作れよ。どうせ今回も俺が挑発しなかったら来なかったんだろ?」と一時代を築いた第三世代をバッサリ。さらに、「テメーらのプロレス人生、最後の思い出作りに俺が協力してやるよ。せいぜい悔いのないように頑張れよ。テメーらとの違い見せつけてやる!」と痛烈な言葉を投げかけた。 一方の永田は「殺せるもんなら殺してみろ。そんなに俺はヤワじゃないから。オマエらなんかよりハードトレーニングもして、パワーもまだまだあるから。心配すんな。叩きのめしてやる」と貫禄のコメント。5月にジョン・モクスリーとIWGP USヘビー級王座戦を敢行し、世界中の評価を得たことにより、健在ぶりを見せた永田は、かなり自信がある様子。 凄まじい前哨戦になるのは必至な状況だ。(どら増田)
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スポーツ 2021年06月23日 10時50分
新日本ザックに敗れた辻陽太「ブリティッシュスタイルもいいけど俺はルチャ・リブレ」
新日本プロレスは22日、『KIZUNA ROAD』を東京・後楽園ホールで開催した。 第2試合では、辻陽太がザック・セイバーJr.にチャレンジマッチ。先日の後楽園大会では、ザックのパートナーであるタイチに挑戦しており、タイチから評価を得ている。試合は辻がザックを相手に真っ向からテクニック合戦を繰り広げ、終盤、辻はリバースゴリースペシャルを決めるも、隙を狙っていたザックはその状態から首4の字固めで捕獲。そのまま締め上げてギブアップ勝ちを収めている。 バックステージでザックは「生意気な野郎だ。ツジはいくつだ?ヤングライオンを名乗ってるが、見た目は45歳くらいだ。映画の『ナチョ・リブレ覆面の神様』を彷彿とさせるな。背中に食らったダメージはデカい。大したもんだな、ツジ。(日本語で)イイネ!ヤングライオン2人とも実力はあるが、お前は“オールドライオン”の方がしっくりくるぞ。お前は頑張ったが、まだまだだ。俺の足元にも及ばないレベルだ。ツジはルチャ・リブレの技に拘ってるようだが、無駄だ。今日は珍しくテッカーズ(テクニック)を見せてきたじゃねえか。そこは認めてやる。この間ウエムラを俺の道場に入れてやると言ったが、ツジも俺の'VEGAN SOY BOY TEKKERS DOJO'に来ていいぞ。名前はもっとキャッチーなものに変えた方がいいかもな」と辻を評価。 続けて、「それからナイトウの野郎、コソコソと仕組みやがって。SANADAは悪いことはしない奴だと知っているから責めないが、ナイトウの野郎はずる賢い。俺たちがサインしたのは調印書でもないっていうのに。チャンピオンとして、あいつらにチャンスをやってもいいと最初は思っていたが、こんなことになったらもうお前にベルトに挑戦する資格はない。だからウエムラ&ツジ組に変更だ。もうシングルで 2 人とも片付けたとは言え、俺はナイトウなんかよりはこの 2 人をもっと高く評価している。ナイトウ、お前には挑戦させてやらない!俺たちが(7月11日の)サッポロでベルトを防衛する相手はツジ&ウエムラ組だ。絶対にお前じゃない、ナイトウ!」とIWGPタッグ王座に挑戦表明している内藤哲也&SANADAを牽制した。 一方、敗れた辻は「ザック・セイバー・Jr.……、やっぱりスゲーや。どんな相手でも、自分のスタイルを貫いて戦ってくる。こんな時代に、母国であるイギリスに帰らずに日本に残ってずっと戦い続けてる。まさにプロフェッショナルだ。正直言って、俺がめざしているのは彼のような“ブリティッシュスタイル”ではない。ただ、今までの自分がどこまで通用するのか、今日は試してみたかったんだ。“ブリティッシュスタイル”も面白いかもしれないな。だが!俺がめざしているのはあくまでもメキシコ、“ルチャ・リブレのリングの上”だ!」とメキシコ遠征をターゲットにしていることを断言している。◆新日本プロレス◆『KIZUNA ROAD』2021年6月22日東京・後楽園ホール観衆 328人▼シングルマッチ(20分1本勝負)●辻陽太(13分58秒 首4の字固め)ザック・セイバーJr.○(どら増田)
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スポーツ 2021年06月22日 11時30分
アンギャロがアメリカタッグトーナメントで新日本マット復帰!永田裕志&成田蓮もエントリー
新日本プロレスがアメリカから世界配信している『NJPW STRONG』エピソード45の中で、7月10日(土)から配信されるエピソード48から、8チーム参加のタッグトーナメント『TAG TEAM TURBULENCE』が開催されることが決定した。この参戦チームの中に、元IWGPタッグ王者であり、約5年ぶりの新日本マット復帰となる、“Good Brothers”カール・アンダーソン&ドク・ギャローズがエントリーすることがアナウンスされた。『TAG TEAM TURBULENCE』優勝チームには、大会特製トロフィーが贈呈される。 1回戦のカードは次の通り。カール・アンダーソン&ドク・ギャローズvsTJP&クラーク・コナーズ永田裕志&成田蓮vsフレッド・イェハイ&ウィラー・ユータケビン・ナイト&The DKC vsロイス・アイザックス&ジョレル・ネルソンブロディ・キング&クリス・ディッキンソンvs JRクレイトス、ダニー・ライムライト 注目は、約5年ぶりとなる“Good Brothers”カール・アンダーソン&ドク・ギャローズの新日本マット参戦だろう。アンダーソンは、旧LA道場出身であり、ロッキー・ロメロや中邑真輔(現WWE)、プリンス・デヴィット(現・フィン・ベイラー/WWE)らと共に汗を流した、言わば“新日本プロレス育ち”の選手。2008年2月に『NEW JAPAN CUP』1回戦の永田裕志戦で新日本マットデビューを果たした後は、ジャイアント・バーナードとのタッグ“BAD INTENTIONS”で『G1 TAG LEAGUE』優勝、IWGPタッグ王座を戴冠。2013年5.3福岡でデヴィット、タマ・トンガ、バッドラック・ファレとともにバレットクラブを結成した創設メンバーであり、同11月よりギャローズと新タッグを結成し、IWGPタッグ王座を3回獲得、『WORLD TAG LEAGUE』でも優勝を果たしている世界屈指の名タッグチーム。 2016年2.20東京・後楽園ホール大会でアンダーソンはギャローズとともに新日本を退団し、同4月よりWWEに参戦。WWEでもAJスタイルズと共闘。RAWタッグ王座を2度獲得。2020年7月からは、IMPACT WRESTLINGに参戦。今回はアメリカマットながら、ファン待望の新日本プロレス“復活”参戦を果たす。1回戦では、アンダーソンと同じく旧LA道場出身のTJP&現LA道場出身のクラーク・コナーズとのコンビと激突。復活第1戦で、Good Brothersがどんな闘いを披露するのか注目だ。 同じく1回戦に登場する永田裕志&成田蓮組は、フレッド・イェハイ&ウィラー・ユータ組と対戦。唯一の日本人コンビとしてエントリーされた永田&成田組、ベテランの永田とLA道場で武者修行中の成田がどんなコンビネーションを見せるのか?対するイェハイ&ユータ組は、アメリカのインディーマットで注目を集める新鋭コンビ。果たして勝敗の行方は?永田は1回戦を制すればアンギャロと再会する可能性がある。 また、ケビン・ナイト&The DKCは、LA道場のフレッシュコンビ。無限のポテンシャルを秘めたケビンと、いつ何時も気迫満点のDKCのタッグが1回戦突破を狙う。一方、“West Coast Wrecking Crew”ロイス・アイザックス&ジョレル・ネルソンは、タッグ経歴でもキャリアでも数段上手の実力派チーム。LA道場タッグが大金星をゲットか? それともアイザックス&ネルソンが返り討ちにするのだろうか。 さらに1回戦、唯一の遺恨カードとなるのが、“Violence Unlimited”ブロディ・キング&クリス・ディッキンソン組と、“Team Filthy”JRクレイトス&ダニー・ライムライト組の一戦。かつてTeam Filthyで同門だったトム・ローラーとのSTRONG無差別級王座戦に名乗りを上げたディッキンソンを、ライムライトとクレイトスは、エピソード40で追放!孤立したディッキンソンの元に現れたのが“入墨怪獣” キングだった。復讐に燃えるディッキンソンがキングとの強力コンビで、クレイトス&ライムライトを叩き潰すのか? それともスニーキーな闘い方も熟知するFilthyが迎撃するのか注目が集まるところだ。 アンギャロはWWE退団後、去就が注目されていたが、アメリカとは言え新日本マット登場で、コロナ明けの日本マット復帰も見えて来た。(どら増田)
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スポーツ 2021年06月21日 11時00分
新日本7.25東京ドームでIWGP世界ヘビー級王者、鷹木信悟に飯伏幸太が挑戦!
新日本プロレスは5月29日から開催延期となっていた『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』東京ドーム大会の振替日が、「7月25日(日)」に正式決定したと発表した。また、この日のメインイベントがIWGP世界ヘビー級選手権で、チャンピオン鷹木信悟に飯伏幸太が挑戦する。 鷹木は、6.7大阪・大阪城ホール大会にて、第2代王者ウィル・オスプレイが返上したIWGP世界ヘビー級“王座決定戦”でオカダ・カズチカと対戦。待望論も後押ししたのか、死闘の末に、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで劇的勝利し、第3代王者となった。試合後、鷹木は「初防衛の相手は、俺はもう決まってんだよ」とマイクし、飯伏を呼び出すと、「俺が言いたいことは一つ。このベルトを懸けて!俺とやるのか、イエスか、ハイか、ここで答えてみろ!」と返答を迫ると、飯伏は「イエスでもハイでも、どっちでもいいんだよ!やってやるよ!」と即答。鷹木は、新日本に参戦した当初から「意識する相手」として飯伏の名前を挙げており、昨年の10.7広島・広島サンプラザホール大会で行われた『G1クライマックス』公式戦での初シングル戦では勝利を奪取。だが、昨年の『G1』に優勝し、今年の1.4東京ドームで二冠王者となった飯伏が、鷹木を挑戦者として名前を挙げることはなく、飯伏は鷹木を相手にしないように見えていた。 一方、飯伏は、4.4両国でのオスプレイとのIWGP世界ヘビー級王座戦の最終前哨戦となった3.30東京・後楽園ホール大会の試合後のマイクで、「彼(オスプレイ)に足りないものは、まだたくさんありますから」「“その部分”を持ってるヤツが、“そこ”にいますけど」と解説席に座っていた鷹木に熱視線を送っていた。鷹木は後に「飯伏幸太が言った意味が分かった気がする」とも語っており、鷹木と飯伏は、ともに“昭和57年生まれ”の同級生であることから、シンパシーを感じる部分はありそうだ。ともに他団体から新日本プロレスにやって来て、団体の頂点を掴んだ選手。今回は、東京ドームのメインという「最高の舞台」で最高峰のベルトを賭けて、IWGP世界ヘビーの第3代王者と初代王者が正面激突するというのも興味深い。 この発表を受け、6.16後楽園大会で鷹木は「飯伏とならば、激烈な潰し合いができる!オレらしか出来ない潰し合いをしようぜ!」と語れば、飯伏は「4代目は、俺ですよ」と自信がありそう。新日本にとって初となる夏の東京ドーム大会は、生え抜きではない2人が大会を締める。 なお、5月15日から延期となっていた神奈川・横浜スタジアム大会は正式に中止が発表された。(どら増田)
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スポーツ 2021年06月17日 11時00分
新日本・アメリカ帰りの小島聡が快勝!第三世代トリオが意地を見せる「すげぇ俺、必要とされてるわ」
新日本プロレスは16日、新シリーズ『KIZUNA ROAD』を東京・後楽園ホールで開催した。 第3試合は、飯伏幸太&真壁刀義&本間朋晃と天山広吉&小島聡&永田裕志の第三世代トリオによる本隊同士の6人タッグが実現。久々の登場となる真壁や、アメリカ遠征帰りの永田や小島が元気溢れるファイトを展開。最後は小島がカウンターのラリアットで本間を沈めて3カウント。 バックステージで永田は「まぁ飯伏とやれてよかったなぁと。アメリカ帰りの永田裕志、もうちょっと明るくすごい状態で、皆さんの歓迎を受けたかったけど、日本はまだちょっと暗いかなと。世の中の風評もマイナスなことばっかりだし、アメリカと違って、何か小さくね。今、新日本プロレスもこんな世の中でこそ、もっと明るく素晴らしいものを世の中に提供しなきゃいけないですよ。ファンの人も縮こまってないで、もっと我々を信じてすごいものを見に来てほしいですね。とにかく、アメリカで俺は、とてつもない先を見てね、コロナ禍の先の素晴らしい世の中を見てきたから、日本も負けず劣らず、見てきた我々から、そういうものを与えられるような試合をしていきたいなと思いましたね。飯伏は次、挑戦するらしいですね。IWGP 世界ヘビー級。いいんじゃないですか。その次期チャレンジャーと序盤戦えて、ちょっと見ない間にすごい成長してるなと思ったしね。飯伏が取ったらベルトに挑戦したいなと、ちょっと思っちゃいましたね。カモン、飯伏!」と飯伏を意識。 天山は「いやあ久しぶりに第三世代揃い踏みでね、永田とコジがやーっと帰ってきて、もう何年、1年2年ぐらいいなかったみたいなね、ちょっと寂しかったですよ。でもやっと帰ってきて、久しぶりに今日組んでみて、やっぱり違うよね。やっぱり第三世代、テンコジそして永田、俺ら組んだらやっぱり、何の怖いものもないもん。余裕で試合もできたしね。せやからこのまま、この新日本の戦いの中で、どういう展開になるか分からないけど、この3人っていうのはこれからメチャクチャちょっと押していきたいなって。テンコジ、そして永田と3人で、何か大きいことできんかなって、すごい考えてますよ。まぁコジと永田の意見も聞かないと分かんないですけど、しっかりと3人で話し合って。何かしら目標を見つけないと、俺たちもやってる意味がないし。せっかくアメリカでね、すごいいい経験して帰ってきて、このままスルーするわけにはいかないし、しっかりと何かをとらえていきたいなと思います。ビッグチャンスが来るように、掴みに行きたいと思います」とまだまだチャンスを掴んでいく考えを明らかにした。 小島は「小島聡、約1か月弱のアメリカ遠征を終えて、帰ってきました。アメリカでずっと生活して、手前味噌だけど、『すげぇ俺、必要とされてるわ』って感じることができた。自信持って、もっともっとプロレスラーとして生きてていいんだなと思ったし、そうするべきだとすげぇ痛感した。何も怖がらず、何もビビらず、正々堂々と生きていこうって、アメリカの大きな場所で、すごいそれを痛感しました。生活しながら、改めて新日本プロレスっていうものが、世界中ですげぇ、すげぇ価値のあるものだっていうことも痛感したし、その中で小島聡という人間が、まだプロレスラーとして生きていること、それを世界中の人に、特にアメリカの、今回行った IMPACT のプロレスラーの人たちに知ってもらった。というか、知っていてくれた。俺のことを、ほとんどの人が。それを、これからも自信持って、誇りに思って、プロレスラーとして頑張っていきたいと思います」とアメリカ遠征で自信がついた様子。 第三世代は、まだまだ元気が有り余っているのだ。◆新日本プロレス◆『KIZUNA ROAD』2021年6月16日東京・後楽園ホール観衆 319人▼6人タッグマッチ(30分1本勝負)飯伏幸太&真壁刀義&●本間朋晃(11分56秒 片エビ固め)天山広吉&小島聡○&永田裕志※ラリアット(どら増田)
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スポーツ 2021年06月16日 11時30分
新日本ザック・セイバーJr.が上村優也に完勝!「ユーヤは俺の道場に来い」
新日本プロレスは15日、新シリーズ『KIZUNA ROAD』を東京・後楽園ホールで開催した。 第1試合は、ヤングライオンの上村優也が、前日の鈴木みのる戦に続いて、現IWGPタッグ王者ザック・セイバーJr.とシングルマッチで対戦した。試合は上村がザックのテクニックに食らいついていく展開に。終盤、上村は閂スープレックスを狙うも、ザックは切り抜けると変形のサーフボードストレッチ、セレクテッド・テクニカル・ワークス 2004-2013を決め、貫禄のギブアップ勝ち。最後は上村の肩をポンポンと笑顔で叩く余裕を見せている。 バックステージでザックは「あの野郎……俺の腕は“麺”でできてるんだから、あいつに壊せるわけがない。俺の体の85%が麺だ。生意気な野郎だ。(日本語で)ジョウズね。(英語に戻って)あいつのテクニックは凄いよ。でも俺を倒せるほどではないってことだ。二人ともさっさと海外遠征に行かせるべきだったのにな。俺から一つ提案だ。ユーヤは俺の道場に来い。テッカーズの全てを叩き込んでやる。俺のテッカーズはオーガニックで、ヴィーガンで、大豆でできてるんだ。あの野郎、ちょっとイケメンだからって生意気過ぎないか?ツジはブサイクだし、態度もデカくない。ユーヤは俺にフジナミ(藤波辰爾)の技を使おうとしてきた。俺にとってはよく知り尽くしてる技の一つだけどな。フジナミが見てたらどう思っただろうか。これからビールでも飲んで、腕をアイスで冷やすとするか。気持ちを落ち着かせないとあの野郎を殺しかねないからな」と上村を評価したのかどうかは定かではないが、上村はザックにこれだけのコメントを出させるぐらいの爪痕は残したということだろう。 一方、敗れた上村は「僕の今の技術じゃ、ザック選手の足元にも及ばないです。クソッ!またすぐに彼の前に立って、ギブアップ言わしてやる!ありがとうございました」とかなり悔しい表情を浮かべていたのが印象的だった。コロナ禍において、なかなか海外遠征が厳しい情勢になっているが、現在の新日本は海外でも経験出来ないようなスター選手とのシングルマッチが組まれるだけに、上村も辻陽太も新日本のリングで成長していくのは悪くない。かつての棚橋弘至がそうだったように。◆新日本プロレス◆『KIZUNA ROAD』2021年6月15日東京・後楽園ホール観衆 247人▼シングルマッチ(20分1本勝負)●上村優也(12分34秒 セレクテッド・テクニカル・ワークス 2004-2013)ザック・セイバーJr.○(どら増田)
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スポーツ 2021年06月15日 11時30分
新日本・棚橋弘至が付き人の辻陽太とシングル「お前がスター選手になるまで残っといてやるよ」
新日本プロレスは14日、新シリーズ『KIZUNA ROAD』を東京・後楽園ホールで開幕した。新日本は後楽園3連戦を行う。 第2試合では辻陽太が、自身が付き人を務め、入団前から憧れの存在だった棚橋弘至にチャレンジ。辻は果敢な攻めを繰り出し、終盤にはジャイアントスイングからのスピアーで見せ場を作る。だが、棚橋は辻のすべてを受け止めた上で、最後はテキサスクローバーホールドをガッチリ決めてギブアップ勝ち。棚橋が貫禄を見せつけている。 バックステージで棚橋は息を弾ませながら、「座ってもいいかな?座ってもいいかな?(と言ってコメントスペースに座り込む)クソ!スタミナのペース配分が、狂ったな。(試合時間)5分…。5分でフィニッシュまで持っていこうと思ってた。それが倍か…!?辻の成長だな…。辻にしろ、上村にしろ、ヤングライオン(の期間)が、ほかの僕たち例年のヤングライオンよりも長くなってる。こういうコロナ禍の状況だから、なんとも仕方ないけども。タメが長ければ長いほど、デッカくて美しい花を咲かすと思うから、腐らずに1歩1歩(進んでもらいたい)。もう1回だ、辻。お前がスター選手になるまで、新日本プロレスのトップレスラーになるまで、俺が残っといてやるよ」と辻との再戦を明言。付き人の成長に目を細めるとともに、自身もトップに居続けることを誓っていた。 辻はコメントスペースで片膝をつきながら、「俺が今、このリングに立ってるのは、まぎれもなく棚橋さんのおかげだ。棚橋さんがいなければ、今の俺はないだろう。感謝なんか言葉じゃ言い表せないぞ。だからこそ、棚橋さん、あなたを超えた時に、俺は本物のプロレスラーになるんだ」といずれ棚橋を倒して恩返しをすることを改めて心に決めたようだ。 辻は15日にタイチと、16日にはオカダ・カズチカとのシングルマッチを控えており、熱望している内藤哲也とのシングル実現に向けて、大きなチャンスが与えられている。◆新日本プロレス◆『KIZUNA ROAD』2021年6月14日東京・後楽園ホール観衆 347人▼シングルマッチ○棚橋弘至(13分36秒 テキサスクローバーホールド)辻陽太●(どら増田)
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スポーツ 2021年06月09日 10時50分
IWGP世界ヘビー級戴冠の鷹木信悟が「オレはやっぱ飯伏を追いかけてきた」と次期挑戦者への思いを告発!
新日本プロレスは8日、毎年恒例の大阪のビッグマッチ『DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL』(大阪府の要請により6日の日曜日は無観客試合になるため、7日に延期)、大阪・大阪城ホール大会の一夜明け会見を行った。 会見には、オカダ・カズチカとの新王者決定戦を制して、第3代IWGP世界ヘビー級王者となった鷹木信悟が出席。鷹木は「昨日、バックステージでも言ったけど、ほんとホッとしてるっていうのが俺の一番の気持ちだったかな。だって、オスプレイと福岡でやった時、『背水の陣だ』『崖っぷちだ』って言って、そこで負けたから『俺、しばらくは出れねーな』なんて思ってたんでね。ほんと運が良かったのかわかんねーけど、そんな中、オスプレイが全治未定でイギリスに帰ったということで、『言うだけいってみよう』とそういった中でタイトルマッチが決まって、『オカダもよく出てきたな』と思うよ。彼は彼で病み上がりで不安な部分があったと思うけど、オカダを百戦錬磨のトップ中のトップの男だから、俺は何にもそんなことは気にせず、120パーセントの鷹木信悟でぶつかったけど、昨日の試合なんか振り返ってみると、最初の5分ぐらいなんかオカダ、息も上がってるように見えたから、もしかしたら病み上がりなのが影響してるのかな。それとも、『これはオカダの戦略なのかな』なんてことを考えながら、ちょっと攻めさせてみたり、じゃあ今度は行ってみようなんて思ったけど、ほんと試合後半はそんなことを考える余裕もなかったけど、ただ一つ、俺の中で俺らしくないと思うけど、決めてたことが一つ、『レインメーカーだけは絶対に食らっちゃいけねーな』と」と試合を振り返った。 「まあでも、オカダ、棚橋(弘至)とかいるけど、俺は内藤(哲也)とか飯伏(幸太)のような同世代の人間に負けるのが一番イヤだから、やっぱりアイツらと競争してきたっていうのが常に……。これはもう飯伏がデビューして、内藤なんかは浜口道場の時から一緒なので、俺は新日本に来た理由はいろいろあるけど、やっぱ飯伏を追いかけてきたっていうのは過言じゃないんだよね。『飯伏幸太とはしかるべき場所でやるんだ』と。もともとは新日本にいない2人だけど、気付いたら俺が対戦したい相手がほとんど新日本にいたんで、『これは俺自身も新日本に行くしかないな』っていう気持ちが何年も前からあったんで、そういう中で2018年10月8日ね、新日本に初参戦してそこから2年と8か月か……」と続けて感慨深げな表情を浮かべる。 さらに、「まあ、飯伏も何を考えてるのかわからないけど、昨日リング上で『イエスかハイか、ここで答えてみろよ』『このタイトルマッチをやるのか?』って聞いてみたけど、なんかイエスでもノーでもないけど『やってやるよ』と言ったんで、飯伏幸太とこのベルトを賭けてタイトルマッチ、しっかり組んでもらうよ、新日本には。俺はもう飯伏とやれるんだったら、場所はどこでもいいかなと。ただ、チャンピオンとして俺から要望を言わせてもらうと、飯伏幸太って何考えてるかわからないんでね、何度も何度も対戦して、アイツの気持ちを確かめたいっていうのもあるんで、できれば前哨戦は何度か組んでもらえたなと思うんで。あと場所は会社に任せるので、新日本に」と続けて、飯伏とのタイトルマッチの日時、会場は新日本に一任するとのこと。 「俺はこうやって第3代IWGP世界ヘビー級王者となったけど、別に俺は何も変わらないよ。いつも通り鷹木信悟らしく、元気ハツラツに暴れ狂うつもりなんで。ということで、俺の言いたいことは以上です」と最後は鷹木らしい発言で会見を締めた。 今後は飯伏とのタイトルマッチがいつになるのかが、注目される。(どら増田)
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スポーツ 2021年06月08日 10時50分
新日本・飯伏幸太が粘るコブをカミゴェ葬!IWGP世界ヘビー級王座挑戦へ
新日本プロレスは、毎年恒例の大阪のビッグマッチ『DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL』大会を7日(大阪府の要請により6日の日曜日は無観客試合になるため、1日延期)、大阪・大阪城ホールで開催した。 ここまで激しい抗争を繰り広げてきた飯伏幸太とジェフ・コブが、ついに一騎打ちを果たす。その遺恨が勃発したのは4.4東京・両国国技館大会だ。飯伏がウィル・オスプレイとの死闘に敗れ、IWGP世界ヘビー級王座から陥落した試合直後、コブが追い打ちのツアー・オブ・ジ・アイランドを炸裂。 3.30東京・後楽園ホール大会の6人タッグで飯伏のカミゴェにフォール負けを喫したコブが、そのリベンジに向けて強烈なデモンストレーションを敢行。続いて両者は4.29鹿児島・鹿児島アリーナ大会でのタッグ戦で、飯伏は棚橋弘至を、コブはアーロン・ヘナーレをパートナーに対決。飯伏はヘナーレをカミゴェで沈めると、試合後にコブに対して「ボクが今まで見てきた中でも、ナンバーワンアスリート。両国を覚えてるから、試合をしてほしいです」とシングルマッチを要求。両者の決着戦の機運が一気に高まっていた。本来であれば5.15神奈川・横浜スタジアム大会(延期)での対戦が濃厚だったが、激しい前哨戦を経て大阪城でシングルマッチが実現だ。 試合はゴングが鳴っても両者ともになかなか動かない。まず飯伏が打撃を仕掛けていくが、コブもエルボーで対抗。コブはタックルで飯伏を倒すとマウントを取り、エルボーで叩き潰す。場外でもエルボーで押していくコブに、飯伏は声を上げて悶絶。リングに戻るとヒザを落とすコブ。飯伏が打撃で反撃を試みるもコブがパワーで押し潰してしまう。 アテネオリンピックにレスリングのフリースタイルで出場しているコブは、グランドでも飯伏に密着して優位に進める。その場飛びムーンサルトは膝で迎撃した飯伏だが、逆に膝を痛めることに。しかし、何とか打撃のラッシュを見せると、飯伏がその場飛びムーンサルト。これをカウント2で返すと、コブはバックドロップからその場飛びムーンサルト。一気に攻めようとするコブを場外に落として、ダイブするもコブがキャッチ。これを切り抜けて、今度は高さのあるラ・ケブラータが炸裂。 トップロープの攻防では、飯伏がスワンダイブ式雪崩式フランケンシュタインシュタイナー、さらにボマイェを決めるもカウントは2。カミゴェはベリー・トゥ・ベリーで切り返されてしまう。飯伏はカミゴェもヒットさせるがこれもカウントは2。逆にカミゴェを切り返してコブゴェがモロにヒットするも飯伏は何とか返す。しかし、最後は飯伏が絶叫しながらカミゴェを決めて熱戦に終止符を打った。メイン終了後、飯伏はIWGP世界ヘビー級王者となった鷹木信悟から次期挑戦者に逆指名され、これを受諾。本来なら飯伏の腰にあったベルトを取り戻しに行く。◆新日本プロレス◆『DOMINION 6.6 in OSAKA-JO HALL』2021年6月7日大阪・大阪城ホール観衆 3045人▼スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)○飯伏幸太(19分54秒 片エビ固め)ジェフ・コブ●※カミゴェ(どら増田)
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スポーツ 2021年06月03日 10時50分
新日本IWGPジュニア戦を控えたデスペラードとYOHがバチバチの前哨戦を展開!
新日本プロレスは2日、『Road to DOMINION』を東京・後楽園ホールで開催した。 第2試合は、SHO&YOH&田口隆祐のCHAOS&新日本本隊のジュニアトリオと、エル・デスペラード&金丸義信&DOUKIの鈴木軍が6人タッグマッチで対決。6.7大阪・大阪城ホール大会のIWGPジュニアヘビー級王座戦を目前に控え、王者デスペラードと挑戦者YOHはさらにヒートアップ。試合は終盤、混戦模様の中、DOUKIがYOHにスープレックス・デ・ラ・ルナを狙う。だが、YOHはこれを切り抜けると、DOUKIをOut Of Printで捕らえてギブアップ勝ち。試合後、YOHとデスペラードは視殺戦を繰り広げ、お互いに本番まで待てない様子だった。 バックステージで「今、オレたちはね、オレとYOHさん、このIWGP ジュニアタッグのベルトを持ってる。でもね、今はね、YOHさん、大事な大事なタイトルマッチ控えてる、うーん。だから、タイトルだからといってタッグチャンピオンなんだよね、オレは、うん。今、タッグだからこそサポートに回る。必ず、YOH さん、大阪、獲ってくれると信じてる。心から応援してる。YOH さんが獲ってから、ジュニアがどんな風になるのか楽しみで仕方ない、刺激的だ」とYOHがIWGPジュニア王者になった際には、初防衛戦の相手として指名を受けているSHOが語ると、YOH は指を折って、数えるようにしながら「リスペクト、覚悟、信念……、それだけ持って、リングに上ってきます」とデスペラードにメッセージ。 デスペラードは「ウ~ン、ウンウンウン。ま、チームが負けてるっていう時になんですがね。ようやく、頭と身体が繋がってきた。まあ1個で何がわかるんだってぐらいなんじゃ……。ずっとこれだけやってる人間でね。わーかるんだよ。さあ、そこでだ。YOH、お前は何が変わった?まあ確かに昨日のどうしようもないどっちに行きたいのかわからないヒットロープ。アレに比べりゃあまあメリハリが効いてて、自分が何がしたいのかよくわかったよ。最後言ったな?覚悟を持って上がる。いいじゃない。覚悟しとけってのはよ、ど三一(さんぴん)がよう言う、“次はお前だ覚悟しとけ”、自分はなんの覚悟もないくせにな。そういうことを、アイツは覚悟を持って上がるって言った。なあ、ちょっとずつ何かが変わりつつある……のかもしれないし。て、まあ大阪でやってみたら、まあ“いつものYOHくんでした”って終わるかもしれない。楽しみだぜ!」とチャンピオンとしてのコメントを残している。決戦まで待ったなしだ。◆新日本プロレス◆『Road to DOMINION』2021年6月2日東京・後楽園ホール観衆 447人▼6人タッグマッチ(20分1本勝負)SHO&○YOH&田口隆祐(10分48秒 Out Of Print)エル・デスペラード&金丸義信&DOUKI●(どら増田)
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