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WWEタイトル総ナメのレイ・ミステリオ、MITBラダー戦に出場

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レイ・ミステリオ

 世界最大のプロレス団体WWEのレイ・ミステリオが、日本時間11日に開催する次回PPV『マネー・イン・ザ・バンク(MITB)』ラダーマッチに参戦する。

 MITBラダーマッチは、天井に吊された王座挑戦権の権利書入りブリーフケースを8選手が、ラダーに登って奪い合うルール。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため無観客試合ということもあり、戦場はリングではなく、WWE本社の地上階から始まりブリーフケースは屋上に吊るされるというから驚きだ。

 メキシコ出身のマスクマンであるミステリオは、1996年からアメリカWCWで活躍すると、その後、WCWがWWEに買収されたため2002年にWWEと契約。2015年まで最前線で活躍し、世界的なスーパースターとして確固たる地位を築いた。WWE退団後は、古巣であるメキシコAAAに電撃復帰を果たし、2018年にWWEの『ロイヤルランブル』にサプライズ登場。同年6月には新日本プロレス大阪・大阪城ホール大会に参戦し、棚橋弘至、獣神サンダー・ライガーとドリームトリオを結成。ライオンマークとのハーフマスクが話題となった。同年8月には『G1クライマックス』最終戦の東京・日本武道館大会に参戦。6人タッグマッチながら、オカダ・カズチカと対戦している。

 同年10月にWWEと再契約。中邑真輔からシングルマッチで勝利を収めるなど、健在ぶりをアピール。WWEではWWEヘビー級、WWE世界ヘビー級、WWEインターコンチネンタル、WWE US、WWEタッグ、WWEクルーザー級、ロイヤルランブル優勝とタイトルを総ナメしている。WWEヘビー級、タッグ、インターコンチネンタルのトリプルクラウンを達成したのは、現時点で29人しかいない。軽量級のミステリオが達成したのは快挙と言っても過言ではないだろう。

 そんなミステリオが次に狙うのはMITBラダーマッチを制することだ。再びメインストーリーに絡んでいくためにもこのチャンスは逃すわけにはいかない。

(どら増田 / 写真・©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

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