新日本
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スポーツ 2008年04月30日 15時00分
全日本プロレス 諏訪魔が佐々木健介を破って3冠新王者に。さらなる高みを目指す新王者に武者修行プランが浮上した
全日本プロレス3冠ヘビー級選手権が29日、愛知県体育館で行われた。チャンピオン・カーニバル覇者の“次世代のエース”諏訪魔が、王者・佐々木健介を破り初戴冠。意地と執念で新政権を発足させた次世代のエースは、理想の王者像を目指し、さらなる成長を遂げるべく武者修行プランをブチ上げた。 全日プロの“次世代のエース”諏訪魔が新時代の扉をこじ開けた。 春の祭典チャンピオン・カーニバルを制覇し、健介との頂上対決を実現させた諏訪魔。シリーズ開幕前には母校・中央大学のレスリング部で特訓を敢行。3冠奪取に向け、通常の3倍の練習量を行って自らを追い込んだ。 そして迎えた決戦のリング。試合は30分に及ぶ激闘となった。 序盤から王者の洗礼を浴びた。ヘッドロックで捕獲されると、健介はスッポンのように離れない。さらに逆水平を35連発、エプロンからの断崖式トルネードボム、雪崩式フランケンシュタイナーなど、健介から非情攻撃のオンパレードを受けた。 だが、厳しい攻めでスイッチの入った諏訪魔はネックブリーカードロップで反撃に転じると、かんぬきスープレックスで健介をブン投げた。 その後は一進一退の攻防。ラリアートを連発する王者を、諏訪魔は真っ向からねじ伏せた。ローリングラリアート、ラリアート2連発からチャンピオン・カーニバルで新日本プロレスの棚橋弘至を沈めた伝家の宝刀ラストライドを発射。それでも健介は肩を上げた。奥の手を返され、諏訪魔は打つ手がなくなった。 ならばと最後は「ベルトを欲しいって気持ちだけだった」という意地の一撃。初公開となる執念のフロッグスプラッシュで粘る健介を圧殺。悲願の3カウントを奪取し、馳浩PWF会長から3冠ベルトを手渡された。 チャンピオン・カーニバルをデビューから史上最速の3年5カ月で初優勝し、3冠王者との頂上対決を制したことで名実ともにエースとなった諏訪魔。「このベルト巻いた瞬間からオレが締めなきゃって責任感でいっぱいだね」とし「力でねじ伏せる。そんなチャンピオンになりたい」と所信表明した。 だが、一方では「本当にこのベルトにオレが成長させられるような感じがします」と不安を抱えている。 そこで諏訪魔は理想の王者に一歩でも早く近づくためのプランを描く。「今の道場でやっていてもできることが限られてしまう。それこそドリー(・ファンク・ジュニア)さんの開いた道場なんかに出向いて、NWAの帝王学を学んでみたい。レスラーとして幅も広がるだろうし、さらなる成長が見込めるんじゃないか」と“武者修行”を熱望した。 「3冠戦では誰もが諏訪魔は強えって言われる試合をしたい。全日本を盛り上げたい」とあくなき向上心を持つ“次世代のエース”は、王道マットに新たな歴史を刻んでいく。
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スポーツ 2008年04月28日 15時00分
新日本プロレス 武藤敬司がIWGPヘビー級新王者に。早くも包囲網が敷かれた
新日本プロレスIWGPヘビー級チャンピオン中邑真輔が27日、大阪府立体育会館で全日本プロレス武藤敬司に敗れて王座陥落。まさかの至宝流出を許した。エース中邑のV3失敗により、緊急事態がぼっ発してしまったセルリアンブルーのマット。しかし、その舞台裏では、早くも7月奪還に向けての挑戦者擁立レースが始まった。 エースのV3戦に待ち受けていたのは王座流出という悲劇だった。 プロレスリングマスターの横綱相撲にまんまとやられた。エプロンサイドでのドラゴンスクリューに加え、場外では鉄柵越しにドラゴンスクリュー。そればかりか足四の字、ミサイルキックで幾度となく右足を破壊された。 反撃のタイミングすらつかめずに攻めあぐねた。インサイドワークに長ける武藤から立ち上がり10分過ぎまで防戦一方。だが、延髄斬りで流れを断ち切って一気に畳みかけた。必殺ランドスライドもカウントは2・9。ここぞとばかりに飛びつき腕十字でも捕獲したが、タップは奪えなかった。 すると今度は逆に「ムトウ」コールが会場を包み、武藤から掟破りの首へのドラゴンスクリュー、シャイニングウィザード3連発で形勢逆転を許してしまう。もはや青色吐息。最後は肩をあげることができずに22分34秒、ムーンサルトプレスでフォールされ、無念の3カウントを献上した。 武藤に8年4カ月ぶりのIWGP戴冠を許してしまったことで、新日プロにとってはまさかの至宝流出劇となってしまった。この緊急事態に菅林直樹社長は「1月からいい雰囲気でしたから、正直ショックです」と動揺を隠しきれないが「こちらで挑戦者を決めて、早いうちに大きな会場でタイトル戦を行います」と宣言。次のビッグマッチとなる7月の札幌決戦でのタイトル戦が濃厚となった。 問題の次期挑戦者には早くも候補者がチラホラ。試合後にリング上で中邑の敵打ちをアピールしたRISEの後藤洋央紀をはじめ、この日「これからはオレらが本隊」「他団体とやっていく態勢をつくる」などと意向を漏らしたレジェンドの蝶野正洋や長州力もこの先、条件さえ合致してくれば、IWGP戦に出撃する可能性は十分ある。 王座流出で動き始めた次期挑戦者の選定。緊急事態が発生したセルリアンブルーのマットはまたしても激動の時代に突入してしまった。
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スポーツ 2008年04月28日 15時00分
新日本プロレス “友情タッグ”の意外な結末
ひたむきなベテラン2人に想定外の結末が待ち受けていた。 “友情タッグ”天山広吉&飯塚高史がIWGPヘビー級タッグ王者・真壁刀義&矢野通に挑戦。ここまで順調だった友情タッグだが、まさかの事態に見舞われた。 この日の大阪大会のセミファイナルで行われたIWGPヘビー級タッグ選手権。GBH軍のセコンド介入が禁止されるという異例の通達がなされたが、それでも関係なく得意のラフファイトで仕掛けてきたドヒール王者チームに、天山が場外で血だるまにされた。 真壁のチェーン攻撃などにより、わずか開始10分で顔面から大流血した天山だったが、真壁のイス攻撃を食らいそうになった飯塚を捨て身でカット。この“友情プレー”に会場は大「テンザン」コールに包まれる。だが、その直後に異変発生。なぜか相棒の飯塚がタッチに応じないのだ。 そんな中でも天山は孤軍奮闘。モンゴリアンチョップやTTDでひとり気をはいたが、最後はとうとう味方だったはずの飯塚から魔性のスリーパーで絞め落とされ、真壁のキングコングニードロップで完全に息の根をとめられてしまった。 まんまとはめられた天山は試合後は担架で医務室に急行。その一方、天山を裏切った飯塚は一言も発さないまま、初防衛を果たしたGBH真壁&矢野とガッチリ握手。また、飯塚を呼び込んだ真壁が「この世の中に友情なんて存在しねーんだよ」と雄たけびをあげれば矢野も「これで(飯塚は)幹部だよ」と高笑いだ。 GBHに寝返った飯塚によりもろくも崩れ去ってしまった友情タッグ。過去にGBHから離脱して友情タッグを結成した天山にとっては、またしても仲間から裏切られる散々な結果となってしまった。
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スポーツ 2008年04月26日 15時00分
緊急企画 2大タイトル決戦を徹底分析
いよいよゴング目前となった新日本プロレスIWGP戦と、全日本プロレス3冠戦の2大タイトルマッチ。27日に行われる新日プロ大阪大会のIWGPヘビー級選手権では王者・中邑真輔VS挑戦者・武藤敬司が、29日に行われる全日プロ愛知大会の3冠ヘビー級選手権では王者・佐々木健介VS挑戦者・諏訪魔が行われる。くしくも世代闘争の様相を呈している両タイトル戦。果たして注目の2大決戦はどんな決着をみるのか。 ◆新日本プロレス◆新旧天才対決となる中邑と武藤のチャンピオンシップ。IWGP史上最年少王者記録を持つ“神の子”現チャンピオンの中邑が、プロレスマスターの“奇才”武藤敬司を迎え撃つ。この世代を超えた天才対決は現時点でどちらが優勢なのか。 ここまでの勢いでいえば、断然中邑に分があるとみていい。今年の1・4東京ドーム大会でライバル棚橋弘至を下し、自信2度目の王座戴冠。その後は元五輪金メダリストのカート・アングルとの王座統一戦に加え、春のG1覇者で新日プロ最強挑戦者の棚橋弘至を立て続けに破ってきた。 コンディションも万全。第2次政権を築いてからは、昨年8月のG1クライマックスで痛めた肩痛の心配もない。だが、相手が試合巧者の武藤とあって、IWGPを過去10度防衛した“ミスターIWGP”永田裕志からも「あのカートに勝って一戦ごとに成長している中邑に勝ってもらいたいが、武藤さんはそう簡単にはいかないだろう」という声が聞こえてくる。 チャンピオン・カーニバル(CC)こそ予選リーグ敗退だった武藤だが、この一戦では長年のキャリアで培った変幻自在のひらめきがどう働くかにかかっている。 ◆全日本プロレス◆3冠王者の佐々木健介とCC覇者の諏訪魔による全日プロの頂上決戦が行われる。そもそもこの2人は健介のノア参戦に諏訪魔が噛みつき遺恨が生じ、CCでは30分時間切れ引き分け。いよいよ29日の頂上対決で決着をつけることになる。 果たして安定感抜群の健介に、若きチャレンジャー諏訪魔が新時代を切り開くことができるのか。だが、過去5年間で3冠王者VSCC覇者は4回対戦し、3冠覇者が3勝、CC覇者が1勝。諏訪魔にとってはCC覇者不利の気掛かりなデータが残っている。とはいえ、今年のCCでは決勝で新日プロ春のG1覇者・棚橋弘至に激勝して最年少Vを果たすなど、ネクストジャンボの勢いは増すばかりだ。 一方、戦前から「ドッカーンと勝つ」と口にしている健介は「力を爆発させるっていう意味で、ボルケーノ・イラプションもチャンスがあれば、出していきたい。完璧に決まれば失神する可能性もあり得るね」とV3に向けて秘密兵器投入も辞さない構え。 諏訪魔の新時代到来なるか、はたまた健介が壁となって立ちはだかるのか、全日本の未来を占う一戦になる。
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スポーツ 2008年04月25日 15時00分
新日本プロレス 永田裕志の対戦相手決定! ゼロワンMAX田中将斗が痛烈な“弾丸”
新日本プロレス永田裕志の5・2復帰戦(東京・後楽園ホール)の対戦相手が24日、ゼロワンMAX田中将斗=写真=&日高郁人&崔領二に決定。決戦に先駆けて、“弾丸戦士”田中が過激な挑発を行った。 4・13後楽園ホール大会のリング上で一触即発になった永田と田中。この日は5・2で永田&中西学&金本浩二と対戦することが正式決定した田中がコメントを発表し「リングサイドにドクターを必ず座らせてくれ」と挑発。病み上がりの永田に危険な“弾丸”を放っていた。
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スポーツ 2008年04月24日 15時00分
新日本プロレス 永田裕志のキラー化がレベルアップ
脳の異常により戦線離脱していた新日本プロレス“ミスターIWGP”永田裕志が23日、都内の同事務所で会見。5・2後楽園ホール大会で行われる対ゼロワンMAXとの6人タッグ戦で復帰することを発表した。ようやく正式に復帰戦が決まったミスターIWGPだが、果たしてこれまで通りファンを魅了するおどろおどろしい“キラーファイト”は可能なのか。しかし、そんな不安をよそに“キラー永田”はさらなる進化を遂げていた。 「これからはリングにあがる上で生きるか死ぬかの覚悟を持って闘う」。ミスターIWGPは悲壮な決意を秘めていた。 永田はこの日の会見で本紙既報通り5・2後楽園ホール大会での復帰を表明した。対戦相手は決まっていないが、中西学と金本浩二と組み、ゼロワンMAX勢との6人タッグ戦に臨むことが決定。これにより13日の後楽園ホール大会で挑戦状をたたき付けられた田中将斗らとの決着戦が濃厚となった。 およそ2カ月ものリハビリ生活を経てようやく決まった復帰戦に「田中はオレにとって面白くない、正直ムカつく相手」とすでに闘志ムキ出しの永田だが、果たして現在その怨念を爆発させられるだけの万全のコンディションはできているのか。 あえてこの日の会見で「これからはリングにあがる上で生きるか死ぬかの覚悟を持って闘う」とただならぬ決意を示したのが気がかりだが、あくまで永田は「本番形式の動きもやってるし問題ない。復帰するからにはかつての永田裕志を超える闘いを見せる」とキッパリだ。一体ミスターIWGPに何の変化があったというのか。 「血圧が上がったりすると、焦点が合わなかったり、クラッときて症状が出やすいのは確か。なのでトレーニングを開始した最初のころはその辺が心配になったりもしたが、いまは自分でそれをうまくコントロールできるようになった」 なんと、このリハビリ生活を乗り越え、永田で言うところの“キラースイッチ”が、自らの意のままに切り替えられるまでに進化。つまり、これまで感情の高ぶりによってのみ見られた自らの意志で“白目ムキ”も自由自在にコントロールできるというのだ。 きょう24日に40歳を迎えた新生・永田裕志はどんな闘いをみせるのか。リング上で怨敵・田中と対峙すれば、おのずと“キラースイッチ”を入れる可能性があるだけに、5・2の復帰戦から目が離せない。
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スポーツ 2008年04月23日 15時00分
全日本プロレス 武藤敬司が27日の新日本プロレス中邑真輔とのIWGPヘビー級戦に向けて非情予告。“デーモン武藤”降臨へ
全日本プロレスの“天才”武藤敬司が中邑真輔を粉砕する!27日の新日本プロレス大阪府立体育会館大会で、中邑の持つIWGPヘビー級王座に挑戦する武藤が22日、怪気炎を上げた。8年4カ月ぶりに王座返り咲くため“デーモン武藤”降臨を予告し、「左腕を破壊する」と非情通告。ベルト奪取を誓約した。 天才が新日プロの至宝奪取に燃えている。 27日の新日プロ大阪大会で1999年12月、天龍源一郎に敗れて以来、8年4カ月ぶりのIWGP王座返り咲きを狙う武藤。「チャレンジャーとしてオレに白羽の矢を立ててくれたことに感謝している。大阪ではいい試合をできるよう「一生懸命頑張る」と意気込んだ。 中邑とはシングル初対戦。2004年にタッグマッチで一度だけ対戦経験があるものの、情報はほぼ皆無に等しい。それでも「海外に行ったら知らないヤツばっかとやるし、情報がない相手ってのは得意分野だよ」と自信タップリ。そればかりか「全日本のリングでしか(防衛戦を)やんねぇかな」と、早くもベルト奪取後の青写真まで飛び出すほどの余裕ぶりだ。 「時にオレは冷たく、冷酷になるからな」。悪魔のような残酷な攻撃も辞さないという。 武藤は、先ごろ行われたチャンピオン・カーニバルで首を負傷している太陽ケアの首にドラゴンスクリュー。さらに小島の右ひじが悪いと見るや徹底して右腕を狙い、腕ひしぎ逆十字固めで破壊した。 それだけに「たとえば首が悪いってわかれば、首を攻めるし、ウイークポイントを発見したら徹底的にいっちゃうよ」。非情攻撃の集中砲火を浴びせるつもりだ。 王者の中邑といえば、昨年8月に行われたG1クライマックス準決勝の永田裕志戦で左肩を負傷し、欠場に追い込まれている。そんな古傷を武藤が黙って指をくわえてみているはずがない。「左腕を破壊しちゃうかもな」とその弱点に狙いを定めた。 「オレは今まで狙ったベルトは全部獲ってきている。ということは(挑戦が決まった時点で)あのベルトは狙われたってことだよ」とベルト奪取を高らかに宣言した武藤。運命のゴングまであと5日に迫った。
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スポーツ 2008年04月23日 15時00分
DREAM 田村潔司が秋山成勲にGP出頭要請
「DREAM.2」(29日、さいたまスーパーアリーナ)でミドル級G開幕戦に出場する田村潔司が22日、神奈川県内のUファイルキャンプ登戸で公開練習を行った。船木誠勝とのUWF対決を前に盤石ファイトを誓約。その上で欠場発表した秋山成勲に痛烈メッセージを突きつけた。 第2次UWF時代の先輩レスラー、船木との20年越しの闘いに臨む田村は「自分はUWFでデビューして20年、船木さんは新日本からUWFに入って20年。お互いに背負ってきたものがある。勝ち負けはどうでも良い」と胸中を明らかにした。 宿命の対決とあって準備に抜かりはない。この日のスパーリングでは、グラウンドで腕ひしぎ逆十字でタップを奪取し、スタンドでも強烈なミドルキックを連発。現在の状態は「ここ2、3年の間で一番良いコンディション」という仕上がりだ。 UWF対決に向けてまさに絶好調の田村はコメントの方も“舌好調”。鼻骨骨折でGP出場が消えた秋山について言及した。まず「ケガに関しては本人しかわからないことですからねぇ…」と口火を切れば「良い意味でも悪い意味でもああいうイメージがついちゃってる人ですから、何回戦からでも出てきていい」と“GP出頭要請”だ。 ついには「でも船木さんとの試合が終わればいろんな展開が見えてくる」と意味深メッセージまで放った田村。あくまで「秋山選手との対戦っていうのはまだわからない」としたものの、その眼差しは直接対決を見据えているかのようだった。
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スポーツ 2008年04月18日 15時00分
新日本プロレス 棚橋弘至VS藤波辰爾の行方
新日本プロレスは17日、5・5「PREMIUM」でレジェンド藤波辰爾から要求のあった“フェロモンボディー”棚橋弘至の参戦に応じる見解を示した。これにより師弟対決は決定的となったが、どうやら当の棚橋は約5年7カ月ぶりとなる恩師との再会マッチにイチモツを抱えているよう。フェロモンボディーがその複雑な胸中を明かした。 「オレが辛い時期にそばにいてほしかったのに…」。棚橋は複雑な表情を浮かべた。 5・5蝶野正洋プロデュース興行「PREMIUM」(東京・後楽園ホール)に出場するドラディション藤波から「棚橋クンとやりたい」と対戦要求を受けていた棚橋。この日は新日プロからPREMIUM出場に関してGOサインを出す方針が示されたが、肝心の棚橋はかつての師匠からのメッセージにどこかつれない。 開口一番「あの藤波さんにいま、このタイミングにオレが指名されるとは」とつぶいた棚橋は、対戦オファーに「ただ、いくら藤波さんとはいえ、いまのオレの指名料はハンパなく高いッスよ。ナンバーワンのキャバ譲並みにね。それこそドンペリニヨンぐらいくれないと」と呼応。必至に平静を装い、ただただニヒルな笑みを振りまく。 新日プロで唯一いまでもドラゴン継承者を公言している棚橋だが、師匠からの対戦要求になぜ乗り気ではないのか。フェロモンボディーが続ける。「誤解しないで下さい。藤波さんとやるのが決して嫌ってわけじゃありません。いままでオレは藤波さんの後継者って勝手に名乗らせてもらってここまで来た。だから今回はその使用料ってことで闘いますよ」 2002年10月6日に後楽園ホール大会でシングルマッチに敗れて以来となる5年7カ月ぶりの再会マッチにこそ応じたが、藤波には特別な思いがあるようで「だけど、ここ数年オレが苦しかった時にどうしてあの人はそばにいてくれなかったんだ」と吐露。どうやら新日プロに“放置”されたことが引っかかっているようだ。 「藤波辰爾という人にはいろいろ積年の思いがある。早く肌に触れて思いを伝えたいッス」と棚橋。恋する乙女のようなまなざしでそう打ち明けると、悩ましげにロングヘアーをかき分けていた。
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スポーツ 2008年04月18日 15時00分
ゼロワンMAX 大谷晋二郎が蝶野正洋戦の先にあの男との再会を見据える
ゼロワンMAXの大谷晋二郎が17日、29日の東京・後楽園ホール大会で激突する新日本プロレスレジェンドの“黒いカリスマ”蝶野正洋戦を前に監察官に名乗り。蝶野をぎん味し、必勝を誓ったが、その裏にはあの盟友に対する思いがあった。 「蝶野正洋が何を考えているのかわからない」。大谷は困惑していた。 29日の後楽園大会で大森隆男と組み、蝶野&安田忠夫と対戦する大谷。「安田と蝶野がどういう意図で組んだかさっぱりわからない。一体何が言いたいのか、確かめる戦いだと思っている」。黒いカリスマを丸裸にするつもりだ。 続けざまに「蝶野との決着はゼロワンのマットでつけれたらと思っている。(5・5)プレミアム前に決着をつけたい」と狙うは蝶野からのフォール勝ちだ。 蝶野狩りに躍起になる大谷だが、胸には秘めたる思いがあった。「永田(裕志)とは遅かれ早かれやりあう運命にあると思う」。確かに大谷は社長就任の際、対抗戦に発展した場合、永田と対戦を熱望してきた。それだけに、一刻も早く目の前の敵を倒し、永田戦に近づけなければならないのだ。 この日、SAC本部で行われた会見では、5月17日の越谷・桂スタジオ大会で“ミスターデンジャー”松永光弘との一騎打ちが決定し、「僕はデスマッチをやるつもりはない。二度とウチのリングに上がれないようにしてやります」と“完全追放”を宣言した大谷。もはや、二手、三手先を見据えている。
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