新日本
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スポーツ 2008年07月14日 15時00分
新日本プロレス 中西学が武藤敬司とのIWGP戦を前に鉄のカーテン
新日本プロレスの現IWGPヘビー級王者・武藤敬司に挑戦する“野人”中西学が鉄のカーテンを敷いた。13日の群馬・前橋大会では1999年のG1クライマックス決勝で武藤からタップを奪ったアルゼンチンバックブリーカーで快勝。試合後は多くを語らず、嵐の前の静けさを漂わせる。 武藤とは前哨戦なしの一発勝負。12日には調印式でチャンピオンと顔を合わせ「もしアイツが作戦を練ってきたら怖い」とけん制されたが「何もあらへん。不言実行」と吐き捨てるのみだった。 その言葉はこの日の闘いをみれば一目瞭然だった。8人タッグ戦で自ら先発を買って出るや大暴れ。対峙した後藤洋央紀を野人ラリアートで場外まで吹っ飛ばし、最後はアルゼンチンで稔から勝利。武藤への無言のメッセージを送り「すべては札幌や」と言葉少な。 あくまで「武藤戦だからどうとか、向こうが何か作戦があるからどうするとかないわ。こっちはなにも想定せぇへん」とノープランを強調する。鉄のカーテンを敷く裏には「去年までは相手の攻撃を受けてそれをさばく感じやってたけど、今のオレは自分から仕掛けてやってここまできた。何も考えない方がええ」という自然体の作戦(?)がある。 周囲の雑音を遮り、いよいよ本番モードに突入した野人が、初のIWGP戴冠に黙々とひた走る。
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スポーツ 2008年07月14日 15時00分
ゼロワンMAX 破壊王2世誕生へ。故橋本真也さんの長男・大地くんプロレスデビュー宣言
ゼロワンMAXが13日、東京・ディファ有明で故・橋本真也さんのメモリアル興行を開催した。同興行には橋本さんの長男、大地くんも来場。高校卒業後のレスラーデビューを志願した。この決意表明にゼロワンを主宰するファーストオンステージ(FOS)も歓迎の意向を示した。いよいよ”破壊王2世”誕生が現実味を帯びてきた。 橋本さんの命日にあたる11日に3周忌を迎えた。この日の興行で大地くんは、橋本さんと親交のあった元新日本プロレス取締役の永島勝司氏とのトークショーに参加。生前の橋本さんの勇姿が映像で流される中、大地くんも在りし日の父親との思い出を振り返った。 さらに、トークショには橋本さんの入場テーマ曲「爆勝宣言」を手がけた鈴木修氏も参加。鈴木氏から「爆勝宣言オーケストラバージョン」を受け取り「父親が大きすぎたので。使っちゃっていいものかと少し思っています」と困惑気味。それでも、将来のプロレスデビューについては「あります」とあらためて宣言。受け取った曲については「デビューまでとっておいて、デビューのとき使いたいですね」と慎重。 現在、高校1年生の大地くんは、小学6年生から創天会・空手(緑帯)、中学からキックボクシング、総合格闘技で鍛錬している。デビューは高校卒業後を見据え「自分ではそう思っています。高校生をやりながらの同時進行は難しいと思う」と語った。 早ければ、3年後にもデビューの可能性が出てきた破壊王2世。FOS関係者は「『お父さんの意志を受け継ぎ、デビューするリングはウチで用意させたい』と中村(祥之)さんは語ってました」と語る。ゼロワンでは早くも教育プランもあるようで「(練習生と)同じスタートラインで特別扱いはしません。新人の1人としてデビューさせます」(同関係者)と特例を認めず、一から鍛えあげていく方針だという。 「破壊王の遺伝子を受け継ぐわけですから、(闘っていく中で)型破りなものをだんだん出していってほしい」。関係者の期待も大きい逸材、低迷するプロレス界の起爆剤になれるか。
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スポーツ 2008年07月12日 15時00分
ハッスル 高田総統が触手 山本モナがハッスル入り!?
11日のハッスル東京・後楽園ホール大会で、高田モンスター(M)軍の高田総統が、不倫騒動で時の人となった山本モナの獲得をブチ上げた。一連の騒動でキャスターを務めるフジテレビ・関西系情報番組「サキヨミ」の出演見合わせ、他の番組への出演も自粛という厳しい処分が所属事務所から下されたが、総統が救いの手を差し伸べようとしている。 「あっぱれ!」プロ野球読売巨人軍の二岡智宏内野手との“ラブホ不倫”が発覚し、キャスターとしての品格が問われ、謹慎処分に課せられたモナに、総統は最大級の賛辞を送った。 この日、全試合終了後、後楽園ホールのバルコニーで定番の“高田劇場”を繰り広げた総統。得意の時事ネタとして話題のモナに触れ、「洞爺湖サミットを差し置いて、わずか9800円のホテルで話題をさらった。モナちゃん、お前は最高のモンスターだ!」と大絶賛。その上で「M軍の全力を注ぎ、我がM軍に引き入れるのだ!」と謹慎処分によって、事実上テレビから干された格好のモナを、自身の軍団に呼び込む考えを明らかにした。 M軍関係者によれば「モナさんは他人のものがお好みということなので、既婚者の男性を中心にスカウト部隊を結成する計画もある」という。総統はよほどモナが気に入ったのか、獲得に向けたスペシャルチームを結成し、M軍幹部に迎え入れようと企んでいる。 くしくもM軍は5月に行われたハッスル上半期の最大イベント「ハッスル・エイド」で、“愛と美と闘いの女神”インリン様という大きな戦力を失ったばかり。数々の男性と浮名を流す美貌とプロポーションは、インリン様に引けをとらない。しかも野球やサッカーなどのプロスポーツ界に加え、政界にまで“コネクション”を持つだけに「ポスト・インリン様」としてはうってつけの逸材だ。 モナが所属する北野オフィスのビートたけしといえば、かつて「たけしプロレス軍団」を結成。新日本プロレスにビッグバン・ベイダーを刺客として送り込んでおり、プロレス界とのパイプもある。総統の企みは身を結ぶ可能性は十分だ。 2006年10月、民主党の細野豪志議員と“路チュー不倫騒動”を起こし、謹慎後の翌07年にはスイカのかぶりものでバラエティー番組での復帰を果たしたモナ。今度はハッスルのリングで復帰か。
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スポーツ 2008年07月12日 15時00分
ハッスル 越中詩郎がGP参戦 高田延彦出て来いや〜!!
7・6福岡国際センター大会で幕を開けた「ハッスルGP2008」に新日本プロレス、越中詩郎の参戦が決定。トーナメント制覇の先に高田延彦との対戦を訴えた。 「新しい日本の代表」としてGP参戦が決定し、来場した越中は、27日の横浜文化体育館ではトーナメント1回戦でモンスター℃と対戦することが決まった。「誰が相手でも関係ねえ。一人で全員倒してやる」と意気込み、「総統だか何だか知らんけど、オレは高田延彦を引きずり出してやる。何が総統だ!あんなもん、すべてはぎ取って現実に戻してぶった斬ってやるって」と気合を込めた。
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スポーツ 2008年07月10日 15時00分
新日本プロレス ジャッキー・チェンと共演!? 中邑真輔にスクリーン進出計画浮上
新日本プロレスの中邑真輔に仰天計画がふって沸いた。9日に都内で行われたジャッキー・チェン出演の映画ドラゴン・キングダム」(26日公開)の試写会に招かれたが、水面下でスクリーン進出プランが浮上。なんとシネマ俳優への道が画策されているという。 セルリアンブルーのマットでイケメン集団RISEを率いて闘いを繰り広げている中邑。この日はRISEの後藤洋央紀とプリンス・デヴィットとともに、アクション映画のチャリティー試写会に来場ゲストとして訪れた。 ジャッキーの大ファンだという中邑は「ジャッキーの映画は全部見てる。『ポリスストーリー』のDVDはボックスも持ってる」と興奮気味。この日はあくまで来場ゲストだったため、舞台上でジャッキーと絡むことはなく「いつか夢が叶えばいいッスね」と語ったが、実はそんな中邑に思わぬところから白羽の矢が立った。 新日プロのフロント幹部が言う。「先日、ある映画関係者から中邑選手の資料を求められました。まだ非公式な段階ですが、もし正式にオファーがくればとても良いお話。本人の意向が第一ですが、現状なら芸能活動の一環として十分そういった要請には応えられる」 新日プロといえば、映画出演を経験しているトップ選手が少なくない。昨年は蝶野正洋と天山広吉らが北野武監督の映画「監督・ばんざい!」に出演したほか、中西学もアカデミー女優の菊池凛子が出演した映画「恋するマドリ」に出演するなど、所属レスラーが次々にスクリーンデビューしている。それだけに、中邑の映画進出も十二分にあり得るのだ。 「4月にIWGP王座から陥落してしまった今なら、中邑選手はスケジュール的にもほかのことができる時期。もちろん王座奪還に向けてG1初優勝も期待したいところですが、あの甘いルックスで闘い以外の幅も広げるべき」とは前出フロント幹部。チャンピオンとして上半期の新日マットを牽引してきた中邑からスポットライトが消えることはなさそうだ。
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スポーツ 2008年07月10日 15時00分
ゼロワンMAX ゼロワン幹部が永田裕志を逆挑発
7日に東京・後楽園ホール大会で行われた新日本プロレスの永田裕志VSゼロワンMAX・田中将斗のシングル戦が、リング外で波紋を呼んでいる。 G1制覇後、田中との完全決着戦を見据える永田から「アイツを倒せば、この闘いは終わるから」と通告されたゼロワン。 しかし、この発言に意外なところから反論が出た。ゼロワンを主宰するファーストオンステージ(FOS)の中村祥之渉外部長だ。プロモーターも務める同氏は「誰か田中将斗の首獲ってみろ。それからだ」と対抗戦終結発言にダメ出し。さらに「都合のいいことばかり言うな。うちが(逆にフォールを)獲って終わりですよ」と逆挑発した。 そればかりか、巻き返しによほど自信があるのか「全敗したら土下座する」と自ら不退転の決意を表明した。後半戦に向けて士気は高まるばかりだ。
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スポーツ 2008年07月09日 15時00分
新日本プロレス 天山広吉の大逆襲が始まった
新日本プロレスで孤立していた“猛牛”天山広吉が大逆襲劇だ。8日の東京・後楽園ホール大会では怨敵・飯塚高史との決着戦に完勝。さらにかつての盟友・小島聡と再合体し、G1制覇に向け息を吹き返した。 昨年はGBHと仲たがいし、4・27大阪大会では友情タッグを結成していた飯塚にいきなり裏切られた。その後はGBHに寝返った飯塚と抗争を続け、この日は決着をつけるべくランバージャックデスマッチに臨んだ。 闘いの舞台はリング上のみというルールにもかかわらず、序盤から場外乱闘に引きずり込まれて大流血。これまでなら、成す術なく悶絶していたが、この日は違った。飯塚の鉄製グローブを取り上げて装着。そのままモンゴリアンチョップで反撃に出た。 目の色が変わった猛牛は狂牛と化し、エプロンから場外に向けて断崖式のTTDで爆殺。会場がどよめく危険極まりない一撃で流れを引き寄せ、最後はダメ押しのアナコンダバイスで勝利した。 試合後はGBH勢に集団リンチされたが、全日本プロレスの小島が救出にかけつけた。かつてテンコジタッグで一時代を築いた盟友の友情に触れ、天山は「まだ諦めへん。G1を獲る」と決心。セコンドにつく仲間もいない事態だったが、終わってみれば相方の友情で逆境を打破した。 絶望の淵から這い上がった天山は、真夏の祭典を前に完全復活を遂げた。
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スポーツ 2008年07月08日 15時00分
新日本プロレス 永田裕志が完全復活へののろし
新日本プロレスの“ミスターIWGP”永田裕志が7日、東京・後楽園ホールでゼロワンMAXとの対抗戦に臨んだ。復帰後初となるシングル戦だったが、因縁うごめく田中将斗とは決着がつかなかった。またも遺恨清算が先送りとなったミスターは、完全復活に向けて再起ロードを掲げた。 この日のメーンで中西学とのタッグでゼロワン最強タッグ、田中&大谷晋二郎の炎武連夢を迎え撃った。序盤から執ようにエルボーで挑発してくる田中と真っ向勝負を繰り広げ、雪崩式エクスプロイダーにバックドロップホールドと大技を連発、田中の伝家の宝刀スライディングDも腕折りで返した。 最後まで粘る田中を仕留め切れず、30分時間切れ引き分け。脳の異常から復帰した5・2に続きドローだったことから、試合後は一騎討ちでの延長戦を志願。これが認められて、5分限定で復帰後初のシングル戦となったが、ここでも終始攻勢を続けながら3カウントを奪えなかった。 またしても決着は先送りの結末に、永田は「次、田中と闘うときは最高のシチュエーションでやりたい。アイツを倒せば、この闘いは終わるから」と再戦を熱望。「あす(8日)、後藤洋央紀とのシングル、その先にG1の優勝が見えてくる」とシングル戦線への完全復帰の道程を示した。 G1制覇後の田中戦を見据える永田。田中との決着戦へミスターは完全復活ののろしをあげる。
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スポーツ 2008年07月07日 15時00分
新日本プロレス 中西IWGP挑戦者レースに終止符
新日本プロレスの次期IWGPヘビー級王座に挑戦する“野人”中西学が6日、東京・後楽園ホール大会で、タイトル強奪をもくろむ真壁刀義との血戦に爆殺勝利。とうとう野人が至宝奪還に向け、新日プロ内の挑戦者レースに決着をつけた。 7・21札幌大会で全日本プロレス武藤敬司が持つIWGPヘビー級王座に挑戦する中西。6・15に後藤洋央紀との次期挑戦者決定戦を制しながら、この日はかねてからタイトル挑戦に「そんなの認めねぇ。中西が挑戦するなんてオレは聞いてねぇ」と異議を唱えていた真壁との決着戦に臨んだ。 戦前から「中西をぶっ壊して、試合できねぇようにしてやる」と息巻く真壁のラフ殺法に苦悶した。場外戦でチェーン巻きラリアート、ナックルを受けて額から大流血。それでもほとばしる鮮血に野人が奮い立つ。パックリ割れた額も何の、強烈な頭突きで反撃ののろしをあげ、トップロープ最上段からの雪崩式ブレンバスターで完全に形勢逆転だ。 勢いは止まらない。場外に転げ落ちた真壁に野人プランチャを発射。最後は13分28秒、大☆中西ジャーマンで息の根を止めた。試合後は「見たか。IWGPは絶対に取り返したる。そのためやったらどんな闘いでもしたる」とIWGP爆殺デモ葬にご満悦。一方の真壁は「まだだ、まだ終わらねぇぞ」と復讐を誓った。 「何が何でも7・21札幌まで無傷で行ったる」と中西。王座挑戦が決まってから、いまだ負けなしの野人は勝利を重ねるごとに勢いを加速させている。
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スポーツ 2008年07月07日 15時00分
マット界初のNPO法人「九州プロレス」設立
プロレスで九州ば元気にするバイ!九州の、九州人による、九州のためのプロレスを目指して設立されたのがNPO法人「九州プロレス」だ。福岡県志免町出身のプロレスラー、筑前りょう太が「プロレスで九州を元気にしたい」という思いを込めて福岡県の認証を受け、2月から活動を始めている。世界初の試みとなるNPO法人プロレスの活動はどういうものなのか、筑前さんに聞いた。 九州プロレスのホームページでも紹介されているが、NPO法人としてのプロレス団体は世界初とのこと。NPOは一般的に「民間非営利団体」と呼ばれ、営利を目的とせず、社会貢献を目的として活動する民間団体のことをいう。 「非営利といっても、利益をあげてはいけないという意味ではないんですよ。事業を行って適正な利益をあげることは全く問題はないんです。長く活動を続けていくには資金が必要ですからね」 それにしてもなぜNPO法人なのか?筑前さんが2000年から07年まで所属していた千葉県を拠点に活動するプロレス団体「KAIENTAI-DOJO」に秘密がありそうだ。 「KAIENTAI-DOJOには約30人のプロレスラーがいたんですが、みんなプロレス職人ばかり。地元の異業種の人たちとの交流を深め、パイプ役になれるようなヤツはいないか、と白羽の矢が立ったのが僕だったんですよ」 それまでも「KAIENTAI-DOJO」として千葉県商工会議所青年部に入会し、同時にNPO法人「まちおこし千葉」にも所属して、市街地活性化運動に取り組んだ経験があった。さらに九州産業大学商学部を卒業していたため、その筋の知識もあり、抵抗感はなかったという。 「千葉は東京の隣に位置しているのが自慢だとハナからナンバー2に甘んじている。福岡出身の僕にはその感覚が理解できなかった。もっと千葉に住んでいることに誇りを持てるようにしないといけないと思って。千葉駅前でリングを組んでプロレスやったり、60代以上のお年寄りに楽しんでもらえるようにR-60と銘打って試合を組んだ」 「KAIENTAI-DOJO」だけでなく、新日本プロレスに「魔界倶楽部の魔界2号」というマスクマンとして出場。新日本のエース、棚橋弘至選手と名勝負を繰り広げたこともある。 四角いリングで華々しく闘いながら、地元千葉では異業種の仲間と連帯して地域活性化のために活動する一風変わったプロレスラーだった。 昨年11月、千葉マリンスタジアムで約5000人の観衆を集めてプロレスの試合をする幸せに恵まれた。千葉のど真ん中でプロレスができて、もう何もやり残したことはないと思った。 「もともと『筑前りょう太』の名前を売ったら、生まれ故郷に戻りたいと考えていた。今がちょうどいい機会だろうと…」 九州にはすでに福岡の華☆激、大分のFTO、熊本の求道軍といった地域密着型のプロレス団体が活動している。他団体と差別化し、プロレスで九州を元気にしたいという目的をはっきりさせるためにNPO法人のプロレス団体を思い付いた。 「プロレスの地産地消ですね。今のところ所属レスラーは8人ですけど、今後は16人くらいまで増やしたい。九州以外の団体から選手を招聘することは今のところ考えてません。あくまで継続を念頭に置きたい。観客から『この前出ていた選手がどうしてきょうは出ていないのか』と言われたくありませんから」 ゆくゆくはディズニーランドのような存在を目指している。 「例えば九州プロレスと関わったら元気になったと言われたいし、九州以外のところから九州プロレスを観戦するために九州に来てもらい、地元で飲食し、宿泊して、お金を消費してもらえたら…それが九州プロレスの使命かもしれない」 プロレスこそ子どもからお年寄りまで年代に関係なく楽しめる大衆娯楽である。これまでプロレスとは縁のなかった人たちにアピールできるように「屋台」「にわか」「金印」「山笠」など福岡名物をイメージしたキャラクターのレスラーを作っていくという。 「例えば屋台をひいて登場するようなレスラーがいても面白いじゃないですか。プロレスは誰にも親しんでもらえる歌謡曲のような存在なんですから」 7月6日には「旗揚げ戦」(福岡市天神・西鉄ホール)を行ったが、地元・福岡を中心に波及効果も出始めている。4月から福岡のケーブルテレビ「J:COM」で九州プロレスの情報を中心にした「きゅーぷろ・ちゃんねる」がスタート。筑前には、町おこしをテーマにした講演依頼も寄せられているという。【「みちのくプロレス」サスケが築いた「地域密着型」の礎】 1993年3月に東北地方を中心に興行を展開し、日本初となる地域密着型のプロレス団体「みちのくプロレス」を旗揚げしたのは、ザ・グレート・サスケだった。現在では筑前が手掛ける「九州プロレス」など、地域密着型プロレスの礎を築いた。 きっかけはメキシコ修行時代の経験だった。ローカルな会場でも観客が集まり、老若男女が熱狂するリングに「カルチャーショックを受けた」という。首都圏や地方でも大都市での興行が中心だった当時のプロレス界にあって「地方を活性化させたい」という郷土愛から、故郷・岩手を中心とした東北地方を活動拠点にした。 地方の小さな田舎町などを中心とした異色の興行戦略に苦労も絶えなかった。大都市での興行とは違って大きな収入は見込めない。「いかに規制概念を壊せるか」を考えながら興行を展開した。 リングの設営、チケット販売、宣伝・営業活動なども社長のサスケを中心に所属選手たちが行った。いまでこそインディー団体では当たり前の光景だが、当時はまだ斬新だった。「小規模会場でもやっていけるように、ローリスク、ローリターン、ローコストで」を追求しながら、地道にファンを開拓していった。 2003年、サスケが岩手県議会に出馬した際に、トップ当選した結果は、みちプロがいかに地域に密着していたかの証明だろう。 みちプロは今年で旗揚げから15年の節目を迎えた。現在ではみちプロを模倣するように地域密着型のプロレス団体も全国各地に数多く存在している。「15年間やってきて、私の真似をしている人もたくさんいる。やってきたことは間違いなかったということでしょう」 「あえてローカルなヒーローを目指した」というサスケが、筑前ら“後輩”たちに確かな道程を示した。
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