橋本さんの命日にあたる11日に3周忌を迎えた。この日の興行で大地くんは、橋本さんと親交のあった元新日本プロレス取締役の永島勝司氏とのトークショーに参加。生前の橋本さんの勇姿が映像で流される中、大地くんも在りし日の父親との思い出を振り返った。
さらに、トークショには橋本さんの入場テーマ曲「爆勝宣言」を手がけた鈴木修氏も参加。鈴木氏から「爆勝宣言オーケストラバージョン」を受け取り「父親が大きすぎたので。使っちゃっていいものかと少し思っています」と困惑気味。それでも、将来のプロレスデビューについては「あります」とあらためて宣言。受け取った曲については「デビューまでとっておいて、デビューのとき使いたいですね」と慎重。
現在、高校1年生の大地くんは、小学6年生から創天会・空手(緑帯)、中学からキックボクシング、総合格闘技で鍛錬している。デビューは高校卒業後を見据え「自分ではそう思っています。高校生をやりながらの同時進行は難しいと思う」と語った。
早ければ、3年後にもデビューの可能性が出てきた破壊王2世。FOS関係者は「『お父さんの意志を受け継ぎ、デビューするリングはウチで用意させたい』と中村(祥之)さんは語ってました」と語る。ゼロワンでは早くも教育プランもあるようで「(練習生と)同じスタートラインで特別扱いはしません。新人の1人としてデビューさせます」(同関係者)と特例を認めず、一から鍛えあげていく方針だという。
「破壊王の遺伝子を受け継ぐわけですから、(闘っていく中で)型破りなものをだんだん出していってほしい」。関係者の期待も大きい逸材、低迷するプロレス界の起爆剤になれるか。