セルリアンブルーのマットでイケメン集団RISEを率いて闘いを繰り広げている中邑。この日はRISEの後藤洋央紀とプリンス・デヴィットとともに、アクション映画のチャリティー試写会に来場ゲストとして訪れた。
ジャッキーの大ファンだという中邑は「ジャッキーの映画は全部見てる。『ポリスストーリー』のDVDはボックスも持ってる」と興奮気味。この日はあくまで来場ゲストだったため、舞台上でジャッキーと絡むことはなく「いつか夢が叶えばいいッスね」と語ったが、実はそんな中邑に思わぬところから白羽の矢が立った。
新日プロのフロント幹部が言う。「先日、ある映画関係者から中邑選手の資料を求められました。まだ非公式な段階ですが、もし正式にオファーがくればとても良いお話。本人の意向が第一ですが、現状なら芸能活動の一環として十分そういった要請には応えられる」
新日プロといえば、映画出演を経験しているトップ選手が少なくない。昨年は蝶野正洋と天山広吉らが北野武監督の映画「監督・ばんざい!」に出演したほか、中西学もアカデミー女優の菊池凛子が出演した映画「恋するマドリ」に出演するなど、所属レスラーが次々にスクリーンデビューしている。それだけに、中邑の映画進出も十二分にあり得るのだ。
「4月にIWGP王座から陥落してしまった今なら、中邑選手はスケジュール的にもほかのことができる時期。もちろん王座奪還に向けてG1初優勝も期待したいところですが、あの甘いルックスで闘い以外の幅も広げるべき」とは前出フロント幹部。チャンピオンとして上半期の新日マットを牽引してきた中邑からスポットライトが消えることはなさそうだ。