新日本
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スポーツ 2009年08月24日 15時00分
DDTプロレスリング 三四郎、両国で約9000人にインディー魂注入
男も女も『インディー祭』。23日、都内各地でインディー・プロレスが大爆発した。なかでも高木三四郎率いるDDTプロレスリングは両国国技館に9千人近い大観衆を集め、予告通りインディー魂をみせつけた。復興に懸命のプロレス界に、どうやら新しい波が起こりそうな予感がする。 DDTはもう、インディーという言葉ではくくれない。23日、初進出を果たした両国国技館大会は超満員札止めとなる8865人の観衆を動員。メジャー団体でも両国国技館、日本武道館は集客に苦戦をする時代である。用意された客席がビッシリと埋まる光景は、大健闘どころか驚異的である。 試合はダークマッチを含む全10試合で、ロイヤルランブル、ハードヒット戦、男色系マッチなど、実にバラエティに富んだラインナップ。色合いが同じ試合が一つとしてない。 観客を飽きさせない構成も見事だが、試合だけでなく映像を駆使してファンを楽しませてきた映像プロレスのパイオニアによる、今大会の作り込みもまた見事。 エンターテイメント色の強い試合では、選手たちがとことんバカらしく戦い、それが笑いと一体感を生む。高木三四郎いわく「いい大人がバカ騒ぎして、お客さんも一緒にバカ騒ぎするのがDDTのプロレス」。 メーンでは生え抜き選手の飯伏幸太、HARASHIMAがグレードの高い試合を見せつけ、きっちりと大会を締めくくってみせた。このふり幅の広さがDDTの魅力であり、若い力の躍進は団体の未来を明るく照らすものだ。 1997年5・14北沢タウンホールで旗揚げをしてから12年。高木は「ファンの人がもっと大きい夢を見続けるなら、一緒に日本武道館、東京ドームを狙いたい。この勢いをいかに継続させていくかが課題。毎年やっていかないと意味がない」と来年7月25日に再び両国国技館に進出することを発表。 さらに言葉を続ける。「プロレス不況と言われるけど、まだまだプロレスは死んでいない」。固定観念にとらわれず、限界を設けずにまい進してきたDDTは、プロレス復興の鍵を握る存在になってきそうだ。 高木はみちのくプロレス会長のザ・グレート・サスケと対戦。試合にはお互いの認定した凶器の使用可能のウェポンランブルのルールが適用された。おでん・携帯電話・お互いの嫁・和桶と様々な凶器が入り乱れたこの試合。高木は自爆で悶絶するサスケをシットダウン・ひまわりボム・オン・ザ・ロッカーで仕留め勝利をもぎ取った。試合後一致団結した二人はさっそくタッグを組み、9・27後楽園大会でヤス・ウラノ&KUDOの持つKO-Dタッグ王座に挑戦することにになった。 新日本プロレスの黒いカリスマ・蝶野正洋はポイズン澤田JULIEと対戦。ポイズンの呪文や得意技キャトルミューティレーションに苦しめられることはあったもののSTF・ケンカキック・コブラツイストなどを繰り出し、最後はKO勝ち。 ポイズンの呪文にかかり右手を震わせてしまった蝶野は「レスラーそれぞれお客さんの声援とかが一つのエネルギーになる。お客さん達の気持ちがそうさせた」と分析。 それに対し、してやったりのポイズンは「蝶野とやるのは100年早かった。それでも俺の勝ちだよな。通じただろ、俺の必殺技。見ただろ」と記者に息巻いていた。 メーンでは“ゴールデンスター”飯伏幸太が王者HARASHIMAの持つKO-D無差別級王座に挑戦し、見事奪取に成功、初戴冠を果たした。 蒼魔刀の必殺技に加えダイビングボディープレスなど空中戦も見せる王者に対し、飯伏が新技のフェニックス・プレックス・ホールドを放ち、勝負を決めた。 戦い終えた飯伏は今後について「今までと同じく、DDTだけでなく他団体にもあがる」とした上で「(ノアの)GHCジュニアと(新日本の)IWGPジュニアとこのベルト(KO-D無差別級)の3本を賭けてキャンプ場でタイトルマッチがやりたいです」とDDTのチャンピオンらしい野望を語っていた。 高木「サスケさん自身も大人げないが、あの自爆はもっと大人げない。試合には勝ったが勝負では負けた」 サスケ「いつかみちのくも両国やりたい。サスケ40歳になってもまだまだやれる」 蝶野「DDTとカラーの違いはあるよ、正直。でもプロである以上お客さんを楽しませないとな」 ポイズン「100年後、150年後にもう1回やろう。お前らもう死んでるかもしれないけど魂でプロレスやってやるよ」 飯伏「(連戦で)ずっと走りっぱなしで疲れている部分もあった。でも、王座が獲れて無くなりました。たくさんの人の前に立てたことがうれしい。DDTは今から出発です」
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スポーツ 2009年08月24日 15時00分
DEEP “戦う元外タレ芸人”が再起V
元お笑い芸人で格闘家のベルナール・アッカが23日、「DEEP43」後楽園ホール大会で柳澤龍志を撃破。わずか7秒殺の高速決着をやってのけ、メジャーリング復活をアピールした。 かつては「HERO'S」や「Dynamite!!」で闘ってきたアッカは、現在DEEPで出直し中。この日はゴング直後の右ハイキックをサク裂させてダウンを奪い、そのまま鉄ついでラッシュをかけてKO勝ち。復活を印象付け、試合後は「俺も年だし最短距離でいきたい」「またあそこで闘いたい」と大舞台に舞い戻る決意を示した。 まさしく圧巻の勝利だったアッカに対し、一方の柳澤は決着に納得してないのか「(攻撃は)利いてない」とぶんむくれ。勝って古巣の新日本プロレスG1覇者・真壁刀義と闘う青写真も描いていたが、そんな事も一発でブッ飛ぶ敗戦となった。
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スポーツ 2009年08月22日 15時00分
新日本プロレス G1「名言・珍言」回顧録
プロレス界の真夏の風物詩・新日本プロレス「G1クライマックス2009」が、デビュー13年の苦労人・真壁刀義の初優勝で幕を閉じた。G1は幾多の名勝負が繰り広げられたが、その傍らでは報じられなかった珍場面など、リング内外でさまざまな出来事も起きた。プロレスの醍醐味ともいうべき舞台裏で飛び出した名言や珍言。本紙厳選の5本をお伝えする。 この夏に初めて真夏の最強戦士の称号を手にした真壁は、試合後のコメントでもMVPにふさわしいインパクトを残した。公式リーグ戦の大森隆男戦で連敗を喫した際に、ダジャレを交えて発した負け惜しみは、担当記者の中で語り草になったほど。 「大森のヤロウ、きょうだけ大盛り、特盛り、いやメガ盛りの力を出してきやがって。ぜんぜん大盛りじゃねーじゃねーか」 普段は強気一辺倒の暴走コングも、さすがに2連敗は応えたのか。予選突破に黄信号が灯った後だっただけに、「あのギャクをどうとらえたらいいんだ」と首をかしげる報道陣もいた。 アラフォー戦士の生き様を感じさせる名ゼリフだった。公式リーグBブロックの後楽園ホール大会で、永田が中西学と第三世代対決に臨んだ一戦は、大歓声が巻き起こる名勝負となった。 だが、この闘いのもうひとつの見所は、試合が終わってからのバックステージ。4年ぶりの盟友対決に敗れたにもかかわらず、闘いを終えて感無量の永田は、男気あふれるコメントでクールにキメた。 「俺たち第三世代といわれるヤツらをナメんなよ。俺たち生きてる」「腐っても第三世代、腐っても永田裕志、中西学」。真夏の暑さを感じさせない、まさにトレンディドラマさながらのアツいメッセージだった。 開幕2連勝で好スタートを切ったものの、因縁の飯塚高史の襲撃により負傷欠場に追い込まれてしまった夏男の天山。開幕前は「夏といえば天山や」と実に威勢が良かった。 そればかりか、タレント押尾学容疑者が合成麻薬MDMA(通称エクスタシー)の使用で逮捕されたばかりというのに「最後にあの両国でもう一度最高のエクスタシーを味わいたい」と発言した。 まさかの“エクスタシー宣言”に周囲も天山の身を案じたほどだったが、夏男はそんなエクスタシーを味わうことなく、途中リタイアを余儀なくされる散々な夏となってしまった。 準優勝した中邑は背筋がゾッとする異様なコメントで報道陣を凍りつかせた。新必殺技のヒザ蹴り「ボマイェ」(スワヒリ語でオマエを殺すの意味)を武器に公式リーグ戦を全勝で勝ち上がる快進撃だった。 勝っても試合後は言葉少なだったが、同門のCHAOS飯塚高史戦後につぶやいたひとことは実に辛らつ。飯塚の反則攻撃をかいくぐり、ボマイェで倒した中邑は「本当に殺せば良かった」とポツリ。集まった記者たちが一気に静まり返った。 G1クライマックス本戦以外でも注目の舌戦が展開された。G1開催中の愛知大会で行われた新日プロVSプロレスリング・ノアの対抗戦。団体のプライドがぶつかりあう闘いを制し、ノア杉浦貴から「オイ、マシン。オマエやっぱり平田だろ」と挑発されたスーパー・ストロング・マシンは返す刀で「俺は平田じゃねぇ。杉浦君がしょっぱい試合してスイマセンでした」と反論。大喝采をあびた。
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スポーツ 2009年08月22日 15時00分
ZERO1 あいのりレスラー キングコングに怒る
ZERO1「火祭り2009」覇者の“あいのりレスラー”崔領二が21日、新日本プロレス「G1クライマックス2009」覇者・真壁刀義との真・夏男決定戦(29日、東京・後楽園ホール)を前に決起集会を開催。頂上対決を前に真壁の態度に不快感を示し、返り討ちを誓った。 16日のG1クライマックスに乗り込み、真壁に挑戦状を叩きつけていた崔。この日は、同事務所近くの芝新堀町児童遊園で青空会見を行い、打倒真壁に向けて地元の芝商店街有志の皆さんと「領二会」を結成した。 領二会は、真壁の応援団「刀義団」に対抗したもの。当日は林宏直会長を中心に、100人ほどがハチマキ姿で一枚岩となって応援するという。心強い援軍を得た崔は「白黒つけるんで任してください」と語った。 真夏のリーグ戦を制した者として負けられない意地もある。「リスクを怖がって、旬の選手が戦わないのは、嫌だった。旬の人間がぶつかりあうことに意義がある」と対抗心をギラつかせた。 一方の真壁といえば、新日本9・27神戸大会で中邑真輔とのIWGPヘビー級王座決定戦に挑むことがすでに決定している。「この試合をやる前に、それを決めるのはナメてる。ケガしないだろうと思って組んでると思うんですけど、そううまくはいかないということを思い知らせたい」と怒りをあらわにした。 なお、試合は両者合意のもと、ルールが30分1本勝負から時間無制限1本勝負となった。
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スポーツ 2009年08月21日 15時00分
大仁田元センセイ 麻生首相、鳩山代表をブッタ斬り
元参議院議員の大仁田厚が30日に投開票される衆院選を前に“邪道流”で政局をブッタ斬った。自民党・麻生首相、民主党・鳩山代表も真っ青の“毒説”がさえ渡る。返す刀でタレント議員の先輩として橋下・大阪府知事、東国原・宮崎県知事の地方分権問題にもメスを入れた。さあ聞いてもらおう“邪道節”を。 大仁田厚は2001年7月29日に実施された参院選に自民党の比例区で当選。一期務めて政界を引退したが、現在も政治家の知り合いは多く、18日の衆院選公示前から政党を問わず、何人かの候補者の応援演説を行っている。 「俺はもう自民党でもないしね。個人的に応援する人を応援させてもらっている」という大仁田は、街頭での応援演説の際、世論調査の政党支持率が示すように、民主党に風が吹いていることを肌で感じ取ったという。 「自民党がだらしないから、民主党にやらせてみようという空気は感じるね。麻生さんの失言や閣僚の不祥事だけではなくて、安倍さん、福田さんが途中で政権を投げ出しているわけだから、この国を自民党に任せていいのかという不信感が見て取れる。景気がよければまた違ってくるんだろうけど、景気が落ち込み、医療制度、年金など問題は山積みで、国が閉塞感に包まれているから新しいものに期待する声があるだろうね」 さらに、大仁田は続ける。ここから“邪道節”が始まる。「だから自民党は悪い部分を反省しないといけないんじゃないの。やっぱり長く政権を持っていると腐るからね。腐っても鯛の自民党かもしれないけど、鯛も養殖の鯛だと身の締まりが少し悪くなる」 ただし、大仁田は「民主党が100%いいという雰囲気ではない」ともいう。 話をプロレスに置き換え、自身がインディー団体のFMWを設立して、メジャー団体の新日本プロレスに噛み付いていった過去を引き合いに出し「仮に与党の自民党が新日本で、野党の民主党がFMWだとするなら、メジャーとインディーの立場が変わるわけだから、これはもう歴史的なこと。いままで大臣を出せず、ある種、冷や飯を食ってきた民主党のモチベーションが上がるのはよく分かる。ただし、政権が交代して良くなるかといったら、期待ばかりではなくて、国民は将来の不安から疑問符もつけている」 今回の衆院選は“地方分権”も一つのテーマになっている。各政党が選挙戦をにらみ、知名度のある大阪の橋下徹知事、宮崎の東国原英夫知事らのアピールを軽視できなくなった側面もあるが、タレント議員といわれた大仁田の目には橋下知事らの奮闘はどのように映っているのだろうか? 「地方分権は前から叫ばれているけど、これまで国主導型だったのが、有名人が知事になってメディアへの露出が多くなり、そういった意見もちゃんと通るような時代になった。それはいい傾向だと思う。でも大変だろうなって。逆にメディアの目があるから何事も細心の注意が必要だろうし。だからこそ、より執務に真剣に取り組んでいるんだろうね。ただ、徳川幕府がそんなに簡単に政権の座を渡さなかったように、官僚が既得権を地方に渡すかといったら、簡単にはいかないように思う」 また、大仁田は元参院議員という立場から「ここらで参議院の在り方も考えないといけないよね。参議院の重要性を高めるのか、それともまったく無くすのかということを、もう一度議論すべきだと思うよ。参議院は拒否権が認められていないから、少数にして拒否権を発動できるシステムをとるとか。結局、衆議院を制したところが国会を制する図式になっている。一院制もありといえばありかもしれないけど、二院制というものをもう一度見直すべきなのかもしれない」と言及。さらに続ける。「おそらく今回の選挙は投票率が高くなるはず。8月30日の開票結果については、各政党は国民の審判を真摯(しんし)に受け止めないといけないと思うよ」と付け加えた。 本業であるプロレスラーとしての今後の活動は、9月26日に東京・新木場1stRINGで自主興行を開催するが、「プロレスは政治と非常に似通ったところがあって閉塞感が感じられる。まあ、いまの俺はそんなに影響力はないだろうけど、プロレスは好きなんだよね。やっぱりやっていたい。プロレスをやることで自分が元気づけられるしね」と、プロレスこそ活力源とした。
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スポーツ 2009年08月21日 15時00分
DDT HARASHIMA 先輩後輩対決に意欲
23日に初の両国国技館大会を開催するDDTのKO-D無差別級王者HARASHIMAが20日、新日本プロレスのG1クライマックスを制した“暴走コング”真壁刀義に激突のラブコールを送った。 HARASHIMAにとって真壁は帝京大学プロレス研究会時代の3年先輩。同じ大学の先輩後輩が2週連続で両国のメーンを飾ることも運命のイタズラか。 「(DDT両国大会のメーンを務める)自分の位置を考えた時、真壁さんが視野に入ってきました」とようやく先輩の背中が見えてきたというHARASHIMAは「真壁さんがG1を両国で獲ったんで、ぼくにとっては良い流れ。業界に入ってからずっと同じリングに上がりたいと思ってました。先輩後輩対決がやりたいです」と力強く宣言した。 HARASHIMAは両国大会のメーンで“ゴールデンスター”飯伏幸太との3度目の対決に臨む。飯伏との今までの対戦成績は2戦2勝。ここで飯伏に勝ちDDTナンバーワンの座を不動のものとし、もう一歩“先輩狩り”へ前進したいところだ。 「G1チャンピオンになればすぐ狙われる立場になる」との真壁のコメントがあったが、また一人刺客が現れた。
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スポーツ 2009年08月19日 15時00分
全日8・30両国大会緊急特報 船木 新日参戦へ
船木誠勝が古巣・新日本プロレスに参戦する可能性が強まった。 船木は18日、サムライTVの対談番組で獣神サンダー・ライガーと再会した。新日本入門はライガーが1年早く、船木は後輩にあたるが、昔から気の合う2人は気兼ねなく話せる間柄。約20年前のヤングライオン時代のこと、一緒にサーキットをしたイギリス遠征時代のエピソードなど、当時の思い出を語り合った(放送は24日23時〜24時)。 興味深い話としては、船木はイギリス遠征後に新日本からUWFに移籍(1989年4月)しているが、実は遠征前に高田延彦、山崎一夫が開いてくれた送別会で勧誘を受けていたことを告白。その時、イギリス遠征後にUWFに入る約束を交わしたことを明かした。 ライガーは船木が全日本プロレス8・30両国大会でプロレス復帰することについては「すべてに期待する。話題性もあるし、センスもある。船木の復帰は温故知新という側面もあって、一度振り向いて、将来のプロレスがどう進むべきかを見つめ直すタイミングなのかもしれない」と大歓迎の姿勢。 船木は両国大会に向けて、調整は順調に進んでおり「15歳で始めた仕事なので、細胞が覚えていて体が勝手に動く。リングに上がることができれば生きていける」という。 さらにライガーは、船木との再会に運命を感じ、新日本への参戦を要望。「棚橋、中邑、後藤とやってほしい。面白い試合になる。みんな見てみたいはず」とラブコールを送り、自身もライバルであった船木との対戦を希望した。 船木は現在、両国大会に全神経を集中させているが、8月30日以降については「復帰してからは制限をしていない。可能性は広めていきたい」と古巣への参戦に前向きな姿勢をみせた。新日本のいまの選手については、棚橋の試合を見たことがあり「使う技がオリジナルで、けっこう印象に残っている」。船木のプロレス復帰で、マット界は大きく動き出す。
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スポーツ 2009年08月19日 15時00分
メジャーリーグ極秘情報 レッドソックス・田沢編
史上初の快挙を演じたボストン・レッドソックスの田沢純一は、大先輩・松坂大輔と正反対の日本人メジャーリーガーとして期待されている。 マック鈴木、多田野数人(現日本ハム)といったマイナーからのメジャー昇格と違って、昨年12月、アマ球界からいきなりメジャー契約。この日本人初の事例に加え、今年8月11日のタイガース戦では初先発で初勝利という画期的な記録を残した。16日のレンジャーズ戦こそ10安打4失点で2敗目を喫したが、田沢の評価は下がらない。この田沢の活躍には、今後の日本球界からのメジャー入りの道を変える重大な意味がある。 「苦しかったが、2Aで教えられたように、初球からストレートを投げ込むことなどを実行した」。5回3失点でメジャー初勝利を挙げた田沢はこう語っている。メジャー契約だが、まずは2Aでみっちり英才教育を受け、3Aでの登板も経験。マイナー合計20試合に先発して9勝7敗、防御率2.25の実績をあげてのメジャー昇格が初先発、初勝利に直結したと認めるのだ。 この点にこそ、これまでの日本メジャーリーガーと違った田沢の大きなセールスポイントがある。メジャーリーグ経験者の球界OBがこう明かす。「メジャーに来る日本のトップ投手は、例外なく素晴らしい変化球を持っているが、それに頼りすぎる傾向がある。日本のプロを経験していない田沢は米国流の育成法で成長していく投手だ」と。 「変化球に頼らず、直球を四隅に投げる制球をつけることが、メジャーでも成功する第1条件と考えている。真っすぐが四隅に投げられるようになったら、次はツーシームにしたり、カット気味に投げたりと、ボールを動かしてみる。ひねる変化球は制球もむずかしく、早いカウントで多投すると、ボールが増え、球数も多くなる」というのが米国メジャー流。 日本プロ野球流を全く知らない田沢だから、素直にメジャー流を一から吸収していく。投げ込みの日本流と球数制限のメジャー流の調整法を巡って大騒動が起こったばかりの松坂のようなことはあり得ない。米国のメディアが「球団批判だ。とんでもない話だろう。松坂はトレードに出されてもおかしくない」と、大騒ぎし、松坂バッシングを展開したのは、何事においてもメジャー流がベストだという強固なプライドがあるからだ。 田沢が今後も勝ち星をあげていくようならば、松坂はますます窮地に追い込まれていくことになるだろう。復帰がスムーズにいかなければ、放出説が再燃する恐れもある。今後、メジャー入りを望んでいる日本のプロ野球選手にも影響が及ぶだろう。ポスティングでの落札金も入れて総額100億円プレーヤーと日米で話題を呼んだ松坂に対し、新日本石油ENEOSから日本プロ野球を経ずにレッドソックス入りした田沢は年俸4000万円にすぎない。 メジャー球団側とすれば、費用対効果、メジャー流への対応など考えれば、日本プロ野球界のトップ選手とアマ球界の逸材のどちらにメリットがあるか一目瞭然だろう。第二の田沢獲得により熱が入るようになるのは、自然の成り行きだ。アマ球界の逸材たちのいきなりのメジャー入りにも拍車がかかる。現に今秋のドラフトの超目玉の花巻東・菊池雄星がメジャーへの関心を示し、プロ球界側は動揺している。
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スポーツ 2009年08月18日 15時00分
全日本プロレス8・30両国特報 武藤「奥の手」使う
全日本プロレス8・30両国国技館大会のメーンでは武藤、船木誠勝VS蝶野正洋、鈴木みのるという超豪華タッグ戦が実現するが、いま4人の中で話題をさらっているのは、約20年ぶりにプロレス復帰を果たす船木になる。 そうした現状に武藤がジェラシーを抱いているかと思いきや「それはしょうがない。船木をナビゲートしたのは俺なんだから、彼が注目されることに対しては嬉しさのほうが大きい」という。 ただし、メーンは武藤の25周年記念試合になるだけに、主役の座を譲るつもりはない。25年の一つの集大成として、自身が身につけてきた技をフル活用する気構えだ。 現在の武藤の必殺技といえばシャイニングウィザード、四の字固めになるが、大一番では切り札のムーンサルトプレスを見せ、幾多の名勝負を制してきた。 昨年の新日本10・13両国大会では、中邑真輔とのIWGPヘビー級選手権試合で「とっさに出た技。今まで何回かしか使ったことがない」という“奥の手”フランケンシュタイナーでベルトを死守。両国大会ではチャンスがあれば、それらの技を狙ってくる可能性は高い。 懐が深く、技の引き出しの多い武藤が隠し持つ技は他にもある。ジャーマンスープレックス、弓矢固め、鎌固めなども得意技に挙げられる。しかし、武藤は長年肉体を酷使してきた結果、首と膝の痛みが慢性化。同箇所に負担のかかる前記の技は控え気味となり、最近は使用しなくなっている。 武藤は「だからといってやらないままなら退化してしまう」と両国大会での解禁に意欲的。立ち止まることを嫌い、常に前進し続けることで進化してきた武藤は、25周年記念という舞台で、その生き様を見せつけるつもりだ。 なお、武藤はメーンに関しては「試合をやってみないと断言できないけど、やってみて過去の思い出を箱にしまうのか、自分をさらけ出して何かが続くのか…。それは試合をした4人が感じること。たとえば鈴木と船木は過去の清算になるのか、未来はあるのかは、まだわからない」と気を引き締め直した。
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スポーツ 2009年08月18日 15時00分
新日本プロレス 棚橋弘至 右目重傷でIWGP王座返上!
セルリアンブルーのマットに衝撃の事態だ。右目を負傷していたIWGPヘビー級王者の棚橋弘至が、眼窩内側壁骨折で全治1カ月の診断。これに伴って9・27神戸大会で予定されていたV2戦の消滅と、タイトルを返上が発表された。 やはりG1で負ったケガの代償は大きかった。16日に行われた「G1クライマックス準決勝」の中邑真輔戦で、棚橋は10分過ぎに右目にハイキックを食らって負傷。試合に敗れて大会後はすぐさま病院直行し、即入院するハメになってしまった。 この日は午前中に精密検査を行い、午後から3時間に渡って手術。全治1カ月の診断を受け、同社広報によれば「棚橋選手はIWGP実行委員会が決めた裁定に従うとのことでした」とのことから、無念の王座返上と時期シリーズ全戦欠場、併せて9・27神戸大会で予定されていた防衛戦も消滅することになった。 痛すぎる大黒柱の離脱。同社の菅林直樹社長は「選手生命はもちろん、日常生活にもかかわるようなケガですから、しょうがないことです。全治は1カ月ですが、それから復帰するまでにはプラスどのくらいといった感じ。しっかり治してもらいたい」と頭を抱えていた。
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