新日本
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スポーツ 2009年09月11日 15時00分
長州直撃 みのる発言に反発
「いまのプロレスはオープンキッチン」。長州力がプロレス界に問題提起を投げかけた。全日本プロレスの8・30両国大会において、全日本期待の星・征矢学が長州に弟子入りを志願。長州は無言でその場を去ったが、本人に征矢を受け入れる気持ちはあるのだろうか?そして長州の考えるプロレスの在り方は。 −−8・30両国大会で征矢選手が、土下座をして長州さんに弟子入りを志願しましたが、長州さんとしては彼を受け入れるつもりですか? 「僕はどっちでもいいですよ。スタンスは変わらない。藤波さんのところのドラディション、佐山のリアルジャパン、新日本であろうが、誰と組んでも誰とやっても構わない。ただね、時代遅れなことはしない方がいいですよ。プロレス界が大変なときに、土下座した者がマスコミに載って反響を呼ぶようなことはまったくないですよ」 −−征矢選手は覚悟を決めて師である西村修選手から離れたわけですが、ちなみに、長州さんを全否定する西村選手の凄まじい怨念については、どう受け止めていますか? 「俺個人のストーリーはないですよ。自分で何か課題をつけてああだこうだとやるというのは、ここ何年かはないですよ」 −−両国では船木誠勝選手がプロレス復帰を果たしましたが、全日本のリングで船木選手との接点が生まれてくれば、またなにか面白いものが生まれるんじゃないかという期待もありますが、船木との接点は入れ違いですよね。 「やっぱりね、人生のいたずらみたいなもので、そういうめぐり合わせがあったらあったでどうなったか分からないし、なかったからこういう状態でいるんだろうし。組まれれば僕は誰とでもやるけど、流れの中に自分から入っていくというのはないですね」 −−船木選手の宿敵の鈴木みのる選手は、以前に「ラリアットプロレスは20年前に終わっている」と発言していて、明らかに長州さんを意識した発言だと思うのですが。 「やっぱり自分のスタンスは変えられるものではない。自分の持っているものでいままでリングに上がってきて、それはいわゆる『引かない』ですよ。でも彼の言うように、すべてが終わっているのかもしれないし(笑)」 −−それはないと思います。 「いや、本当ですよ。謙遜でもなんでもない。やっぱりいろんなケガもしてきたけど、三沢君のような事故が起きるし、やっぱり無事にリングを下りて無事に終わりたいというがありますよね」 −−征矢選手に限らず、いまのプロレス界は若い選手たちが頑張っていますよね。 「ウン、若い奴は頑張っているよね。ただ意味合いは違うけど、征矢君の四角いパンツは好きじゃない。パンツはトランクスで黒い靴にすべき。僕のいまのプロレスの捉え方は、これは別にいまの時代が悪いというわけではなくて、すべてのリングの中が、いま流行のオープンキッチンですね。すべて見えている。選手全員がシェフで、料理を作るところからすべてが見えている。客は安心して見れるよね。でもプロレスというジャンルはちょっと違うね。やっぱり客が安心したらこの世界は面白くないんじゃないかな。ノレンの奥から手だけ出て、出てきた定食に『エッ』と驚いて、それを食べて『誰が作っているんだ』とわからない方が俺はいいと思うんだけどね」 −−そうした問題提起は業界のためになるものですよね。 「それは俺が一人で感じるだけだよ。問題提起とか、そんな偉そうなことは言ってないですよ。ただ、客が安心しているところがもうシンドいというか。それに選手は気付かないと。見る方もワクワクしながら会場に足を運んでほしいという部分がありますから」
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スポーツ 2009年09月11日 15時00分
格闘技界斜め斬り・三者三様 IGF 選手がテーマを打ち出せ
吉川 今回はアントニオ猪木のIGFを取り上げたいと思います。8・9有明大会でIGFは2周年を迎えたわけですが、いまだに団体のカラーが見えてこない感じですね。 菊池 訳がわかんないんだよな。猪木のことだから何かやりたいというのはわかるけど、IGFで何をやりたいのかが見えてこない。試合を見てもいつも後味が悪くて、肩透かしを食った感じなんだよ。 永島 猪木自身が一番困っているんじゃないかな。結局、自分がやろうとしている方向性とスタッフが噛み合わないところがあると思うよ。 吉川 小川直也、高山善廣、ボブ・サップ、ジョシュ・バーネットという4本柱によるエース争いという図式は見えてきましたが、その極上の素材をまだ十分に活かしきれていないですからね。 菊池 団体としてやっているのか、単発のお祭りとしてやっているのか、そこのところも訳がわからない。テーマの見えない大会だと、レスラーだって張り合いがないよ。 吉川 大会が2、3か月に一度だと、話題が継続しないですし。 永島 要はテーマを決めないから話題が飛び飛びになって切れてしまう。ただ、明確なテーマは猪木ではなく、選手たちが打ち出すべき。新日本の全盛期のスタイルは、フロントがアイディアを出し、それを選手が作り上げていっていた。それが猪木の目指していることだと思う。選手はもっと責任感を持つべきで、現時点では選手がそれに応えられていないんじゃないかな。 菊池 参加している選手は、IGFだけでレスラー生活をしているわけじゃないから、「猪木に呼ばれたんだからしょうがない」とやっている部分もあるんじゃないの。 吉川 猪木といえばストロングスタイル。それがIGFの一つの方向性になるかと思いますが、最近はよく「プロレスも格闘技も一緒」と言いますよね。 菊池 昔は東京プロレス旗揚げ戦の猪木VSバレンタイン戦や、新日本旗揚げ戦の猪木VSゴッチなんかはストロングスタイルの原点とされたけど、団体が大きくなってからは実践してないもんな。振り返れば、猪木がやった一連の異種格闘技戦がストロングスタイルだったんだろうな。でもIGFは異種格闘技戦がメインでもないし。 永島 彼が「プロレスも格闘技も一緒だ」と言っているのは、意味合いが違うんだよね。猪木は別として、選手たちがパフォーマンスをする必要はないんだよ。猪木は「リング上は闘いだ」というテーマを強く打ち出したいのに、試合からは闘いのスピリッツというものが出てきていないように思う。 吉川 選手は心のどこかで、猪木の顔色をうかがっているのかもしれないですね。 菊池 猪木にも問題はあるよ。いまの猪木からは、昔のような「マット界をかき回してやる」という燃えるような野心じゃなくて、大会が成功すればいいという小さな野心を感じるんだ。 永島 そんなことはないですよ。彼は選手から「猪木さんもういいですよ、ここは僕たちに任せてください」と言われることを望んでますから。<プロフィール>菊池孝(きくち・たかし)史上最長のプロレス評論家永島勝司(ながしま・かつじ)本紙統括プロデューサー吉川義治(きっかわ・よしはる)元週刊ゴング編集長
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スポーツ 2009年09月10日 15時00分
虎が吠える 佐山サトル見参!!(2) 金曜8時にプロレス戻すために
「プロレスを以前のように人気のあるものにしたいですね」と、よく言われる。だが、なぜだか皆さん、一番重要な部分を口にしなかったり口ごもる。それは「セメント」である。 プロレスでの私の仕事は、プロレスを復活させる手助けをすること。リアルジャパンを盛り上げるのではなく、本来の基盤を作り直して、プロレスに夢を託す選手やファンへ、金曜8時台の本格的プロレスの土台を築き直すことだ。 レスラーとしてのセメントとは、打撃技に対処でき、レスリングにたけ、関節技や絞め技やポジショニングに絶対の自信を持つことである。プロレスラーとしての最低の資格だ。セメント技術を知らず作られるプロレスと、セメントを染み込ませたプロレスの違いは歴然である。セメントの定義も知らず、セメントを語るエセプロレスラーが多いことが、現在のプロレス衰退の最大の原因である。 確かにセメントを越えたところにプロレスはあるが、セメントを知らずに越えることは出来るわけがない。また、セメントを熟知していても越えることはできないのがプロレスの難しさ。 2番目が、幼稚な学芸会を平気でやってのける、ウケ狙いの素人感覚と大技の連発。田舎芝居よろしく、拍手をもらうための飛び技。観客はバカではない。女性や子供はだませても、ちゃんとしたオーセンティックな大人には通じないのだ。 タイガーマスク時代のように子供たちにウケることが重要? 確かにタイガーマスクは子供にウケた。だが、子供だましでウケたのではない。ビデオを見ていくら研究しても、セメントを知らない者が、あの試合センスは出せない。飛んだり跳ねたり走ったりは誰でも出来る。タイガーマスクは当時の新日本プロレスの英知が生んだものだ。 選手諸君! 私のビデオを見るなら、アントニオ猪木のビデオを見なさい。そこにすべてが書いてある。 子供だましで子供はついてこない。本物の目で見ている父親や兄弟に、憧れを抱き、ファンになっていくのだ。 さあ、早く見極めよう本物のスタイルを! 明日の本格的なプロレス時代の幕開けのために。
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スポーツ 2009年09月09日 15時00分
新日本プロレス 中邑“棚ボタ”リベンジ
破壊から創造へ、新日本プロレス中邑真輔=写真=が“真時代”を切り開く。次期シリーズ最終戦(27日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)のIWGPヘビー級王者決定戦を控え、8日には都内の道場で調整。G1覇者・真壁刀義へのリベンジを誓った。 G1では準優勝に終わったものの、準決勝でチャンピオン棚橋弘至の右目を破壊して王座返上に追い込んだことから、期せずしてベルト奪取の機会を得た中邑。いわば棚橋を葬り“棚ボタ”で舞い込んできた王座決定戦について口を開いた。 「ゴタゴタした中で自分でチャンスをつかんだ。全然レディ(準備OK)じゃないけど、それがモノにできるようにする」。中邑からしてみれば、自らの手でライバル棚橋の“目”をつみ、切り開いた絶好機でもあるのだ。 冷酷なまなざしで至宝獲りをうかがっているが、この一戦が持つ意味はただのベルト獲りのチャンスだけではない。G1決勝戦で敗れた因縁の真壁とのリマッチ。当然ながら雪辱を果たすために期するものがある。 G1では戦慄の「ボマイェ」を武器に予選リーグから負けなしの7連勝で決勝まで勝ち上がったが、最後で真壁にそのボマイェをブロックされて仕留めきれず。逆に3カウントを許す不覚をとっただけに、いまだ「あのとき顔面を打ち抜いておけば…」と後悔の念がある。 それだけに「次はそうはいかない」。今度こそボマイェで真壁を破壊し、選ばれし求道者は“真時代”を創造するつもりでいる。
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スポーツ 2009年09月08日 15時00分
WWE 一匹狼・山本がECWで大活躍
世界最高峰のエンタメプロレス団体・WWEが提供する「ECW」に参戦を果たし、見事アメリカンドリームをつかんだ元新日本プロレスの山本尚史が、第二のレスラー人生で『YOSHITATSU』として輝きを放っている。かつてWWWFで成功を遂げたドラゴン・藤波辰爾に劣らず、いまや“第2のタツ”もその評価はうなぎ上り。日本で陽の目を見られなかったレスラーは、今やメジャーを狙う一番手となっている。 昨年WWEと契約を結び、2軍のFCWから昇格をうかがっていた山本が、6月末に1軍の舞台となる「ECW」でデビューした。その快挙は日本でも日本テレビのワイドショーで取り上げられるなど、暗い話題の多いプロレス界に明るい話題をもたらした。 初戦から元US王者のシェルトン・ベンジャミンをハイキック一閃で破る華々しいデビュー。トップ戦士相手に初陣を飾ったことからも、団体サイドの期待の高さがうかがえる。 新日本時代の山本といえばことごとくチャンスをモノにできなかった。棚橋弘至や永田裕志と組んでIWGPタッグ王座に挑戦するも、一度もベルトを腰に巻くことはできなかった。 そんな男が、FCWでの1年の下積みを経て、YOSHITATSUとして花開いた。本人が明かしたところによれば、このリングネームはFCWでエージェント兼実況コメンテーターを務めるダスティ・ローデスから「ある日いきなり呼ばれて『今日からお前はヨシ・タツだ』と決められた」とのこと。父親の「芳龍」からとった説や、スーパーマリオに登場するキャラクター「ヨッシー」とドラゴンの「龍」を組み合わせてヨシ・タツになったなど諸説あるが、結果的にこの由来のよく分からない名前が良かったのかも。 新日プロ関係者が指摘する。「ヨシタツがこの先どこまで活躍できるかわかりませんが、当時のWWWFで活躍した藤波さんを超えるような偉大なレスラーになるかもしれないよね。まあ山本と藤波さんは性格的に似ているところもあるし、ある部分で何を言われても動じないから。向こうで大成するならそれぐらい神経が図太くないとね」。世界最高峰の舞台で飛躍を続ける第2のタツが、スーパースターとして日本凱旋を果たす日が待ち遠しい。
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スポーツ 2009年09月08日 15時00分
ノア 田上&川田“険悪タッグ”
プロレスリング・ノアの田上明社長が7日、都内の同事務所で会見。故・三沢光晴さんの追悼興行の追加カードが発表、10・3大阪府立体育会館大会で9年ぶりに川田利明とのタッグ結成が決定した。 田上社長は9・27日本武道館大会の追加カードとして秋山準&鈴木みのる&杉浦貴VS力皇猛&モハメド ヨネ&KENTA、さらに天龍源一郎、佐々木健介ら参戦を発表。10・3大阪大会の追加カードとして田上&川田VS秋山&KENTA、杉浦VS高山善廣、新日本プロレスの蝶野正洋、青柳政司の参戦も決定した。 中でも注目カードは、全日本プロレス時代以来、田上は9年ぶりに川田とタッグ復活だが「川田は三沢さんの後輩であり、三沢さんともタッグを組んでいたし、その後は僕と組んでました。三沢さんとの共通点は川田。オレと川田のチームは面白いんじゃないか」と経緯を説明。 だが、その一方で「もう(試合まで)会わないと思います。私生活のつながりもない。仲良しコンビじゃない」。コンビでの連携は話し合わず、ぶっつけ本番で臨むという。 なお、蝶野のカードについては「小橋あたりとやったことがあるので、タッグマッチ、6人タッグで組ましてやったら面白い。小橋と蝶野は組ませてやりたいね」とタッグ結成を示唆していた。 豪華カードが続々発表となった三沢さん追悼興行だが、田上&川田は本当に大丈夫なのだろうか。一抹の不安がつきまとっている。
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スポーツ 2009年09月08日 15時00分
全日本プロレス 高山が9・26挑戦者・小島をこき降ろす
三冠ヘビー級王者の高山善廣が、全日本プロレス9・26横浜文化体育館で挑戦を受ける小島聡をコキ下ろした。 8・30両国国技館大会で、諏訪魔との死闘を制して王座を死守した高山。試合後に小島から挑戦をアピールされたが「諏訪魔より強いとは思えない。自分がトップを走っていると思い込んでいるだけ」と対戦に否定的だった。 両者の三冠戦が正式決定してからも、挑戦者として小島を認めていない。いくら小島から「王者として器が小さい。品格がない」と“口撃”されても、高山のモチベーションは高まる気配がない。 「彼が器が小さいと言うなら、俺の器は小さいのかもしれないね。ただひとつ言えるのは、王者の品格がどうのとも言っていたけど、諏訪魔が頑張った三冠戦のあとにしゃしゃり出てくる方が品格がない。結局、テメエのことしか考えていないということ」と小島をまるで評価をしていないが、チャレンジャーとしての実績は申し分ない。小島といえば前回の王者時代は、05年2月の新日本プロレスIWGPヘビー級王者・天山広吉とのダブルタイトルマッチを制し、史上初のメジャータイトル同時戴冠を達成した。 しかし高山は言う。「まぐれで三冠を獲って、棚ボタでIWGPを獲って、いい気になった。IWGPなんか天山が勝手にコケたんだもん(脱水症状でKO負け)。だからなんとも思わない。こう言うとまた“人をさげすむしかない王者”と言うだろうけど、オレは事実を言っているだけ。褒めるところがない」。 また、両国大会では諏訪魔との三冠戦がメーンではなく、セミファイナルで行われるという処遇に、疑問を呈した高山だったが、今回はなんと、自らメーン取り下げを願い出た。 GURENTAIの盟友・鈴木みのるが、地元横浜で船木誠勝と注目のシングル対決を行うこともあり、「小島君相手だと、一番の試合にはなりそうにない。鈴木対船木がメーンでいいでしょう。むしろ第1試合でいいんじゃないの」という高山。シングル初対決となる挑戦者にまったく興味を示すことなく、勝って当然の相手と見下した。 屈辱的な言葉の数々に、小島の怒りが沸点に達するのは必至であり、今後の小島の反攻がみものとなってきた。
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スポーツ 2009年09月04日 15時00分
新連載 格闘技界斜め斬り・三者三様 プロレスの先みえた両国の快事
吉川 週刊ゴングの名物企画だった三者三様の復活です。第1回は全日本の8・30両国大会を振り返りたいのですが、誰よりもインパクトを残したのは、やはり船木誠勝になりますよね。 菊池 約20年ぶりのプロレス復帰だったけど、船木はプロレス心を忘れていなかったな。本当にいいセンスをしているよ。殴り合い、関節の取り合いはパンクラスよりスピードアップしていたもんな。 永島 俺が知っている船木は新弟子の頃で、実際に新日本で試合をしているのを見たことはまりないんだよね。ただ、評判は耳に入ってきていた。顔もいいし、体もまだまだ大きくなるし、新日本の将来を支える男になるという話で、猪木も同じような評価をしていたからね。 吉川 デビュー当時、未来の星といわれた船木が、プロレス界を照らす星として戻ってきましたね。 永島 もともとそういう資質を持っていたわけだから、あれくらいのことは出来て当然だと思うし、武藤はしっかり見定めていたと思うよ。武藤も天才的な感性を持っているからね。 菊池 セミの三冠戦も見応えがあった。体幹の太い選手がぶつかりあえば迫力が出るよ。あれが本当のプロレス。諏訪魔を見直したよ。あれだけの試合をやれば十分。技のミスもあったけど、迫力でカバーして、見終わったあと、爽快感があった。小橋は高感度100%で小島といい戦いをしたし、カズのジュニア選手権も素晴らしくて、本当にいい大会だった。 吉川 8月は両国国技館での試合が例年になく多く、新日本のG1決勝、DDT、そして全日本とどの大会も超満員の入りで、この夏は不況といわれているプロレス界が底力を見せましたね。 永島 俺が一番驚いたのはDDT。超満員になるとは思わなかった。ドラゴンゲートも3月に両国で大会を開いたけど、DDTとは狙いと目的が少し違っていて、今回のDDTの成功は女子プロを含むインディーにすごく勇気を与えたんじゃないかな。 菊池 みんないい大会で、いい味を出していた。G1は一つのシンボルで、DDTはお祭りでお客を喜ばせ、全日本は試合で見せて、大満足だった。ああいうムードの大会が続けばプロレス界は盛り上がってくる。 吉川 両国大会を成功させた団体に共通する点、独自色が強いことですね。 永島 地道な努力の積み重ねが花開く時期にきているのかもしれない。<プロフィール>菊池孝(きくち・たかし)史上最長のプロレス評論家永島勝司(ながしま・かつじ)本紙統括プロデューサー吉川義治(きっかわ・よしはる)元週刊ゴング編集長
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スポーツ 2009年09月03日 15時00分
新連載 虎が吠える 佐山サトル見参!!(1) 私は空中戦の先駆者ではない
我が「興義館」道場には茶室と切腹場がある。その昔、サムライは不動心を求め、無頼の気がある武士達に、ゆるぎない正当な姿勢を求め、その立ち居振る舞いを育てるため、茶の心で余裕と誇りを体に染み込ませた。 興義館の切腹場は切腹をするためのものではない。サムライとして心を引き締めるための覚悟の場である。ストロングスタイルとはセメントを基本にした、固いレスリングと思われているが、そうではない。 当時、私が育った新日本プロレスは、レスラーとしての誇りから育てられ、練習ではセメント重視、私生活では服装も厳しく、敬語の本まで読まされた。内面から育てられたのだ。プロレスに対しての信念や義や態度をも含めた生き方である。 力道山先生から猪木会長(私の場合)へ引き継がれた魂の世界だ。タイガーマスク全盛時でさえ、本道から外れてはならないと、猪木会長や山本小鉄さんらの目が怖かった。「佐山さんは空中戦の先駆者ですね」とよく言われるが、まったくあり得ない。 飛んだり跳ねたり大技の連発は誰でも出来る。魂の中から戦いとして仕留める結果でなくてはならないのだ。受けを狙い、単に見せるために飛んだり、大技を連発させるのは学芸会に過ぎない。魂で育ち、ナチュラルで試合が構成され、その迫力を観客に伝えるもの、これがストロングスタイルだ。 現在、私の本業は武道を創作することである。歴史に恥じないものを創るため、国家の威信をかけ心血をそそぎ、今までの常識を超えた精神観と科学からなるものだ。ある大きなプロジェクトと共に進んでいる新武道だが、OBとして、このままプロレスが道化師の側へどんどん地位を落としていくのは納得いかない。 だから私はプロレスを助ける。そしてプロレスが戻った頃、私はそこにいないだろう。今は義のために全力を尽くす。
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スポーツ 2009年09月02日 15時00分
長与千種 ダイニングバー閉店
金融危機の不況で飲食店の縮小、閉店が相次いでいるが、その波はプロレス界にも及んでいる。サイドビジネスをしているプロレス選手のお店は、どこも厳しい状況だという。 最近ではクラッシュギャルズとして一世を風びした長与千種が、東京・湯島で経営していたダイニング&バーが閉店した。理由は業績不振と言われており、一時は人気を博し、サラリーマンも数多く通っていたそうだ。残念といわざるを得ない。女子プロレスに関しては、2年前に大向美智子が六本木で開いていた飲み屋もクローズしている。表向きの理由は結婚と引退のためであったが、実情はこちらも経営難だったという話だ。 また、新日本プロレス相談役の坂口征二が経営していた坂口道場の狛江道場も6月いっぱいをもって閉館。ドラディションのヒロ斎藤をはじめ、多くのフリー選手が練習場として使っていただけに、トレーニング場所に困るレスラーもいるという。坂口道場は横浜道場のみの営業となった。 聞くところによると、危険水域にあるお店はまだまだ多く、閉店という負の連鎖は続きそうである。
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