新日本
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スポーツ 2009年10月02日 15時00分
ドラディション 藤波 ホーガンと合体へ
ドラディションの藤波辰爾が、ワールド・レジェンド構想に夢を馳せた。 5月から長州力&初代タイガーマスクとトリオを結成している藤波は、プロレス全盛期の昭和プロレスの良さを広めるレジェンド路線に力を入れており、9月下旬の北海道ツアー4大会は各大会で満員を記録、盛況に終わっている。 「北海道ツアーは十分な宣伝ができなかったにも関わらずお客が入ってくれて、レジェンドのネームバリューを改めて実感することができた」 確かな手応えを感じる藤波は、1日の新宿FACE大会でも長州&初代タイガーと合体し、ヒロ斎藤&グラン浜田&ドン荒川と対戦。会場を埋めた590人超満員の観客は、ベテラン勢が織り成す円熟味のある戦いに引き込まれていく。最後は藤波がドラゴンスクリューからの足4の字固めで斎藤を下した。その藤波の口からついて出てきたのが、ハルク・ホーガンとリック・フレアーの名前であった。レジェンド路線をスタートさせた際、藤波はフレアーをはじめとする海外のレジェンドたちも巻き込む流れを作りたいとしていたが、海外では大きな動きがあった。 ホーガンがオーストリアで新団体『ハルクマニア』の設立を発表。11月21日に行われる旗揚げ戦では、2008年3月30日の『レッスルマニア24』で引退したフレアーのカムバックも決定した。 これを受けて藤波は「海の向こうでも同じようなことが起きている。レジェンドのホーガン、フレアーが望まれているでしょうね。チャンスがあれば彼らと戦ってみたい」という。 決して不可能ではない。『ハルクマニア』のフロントには新日本時代に交流のあった元WCW副社長のエリック・ビショフがおり、藤波は日本各地をまわるレジェンド・ツアーを推し進めながら、ワールド・レジェンド構想の可能性をさぐるつもりだ。
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スポーツ 2009年10月01日 15時00分
中邑11・3来てくれ!!
IGFが、アントニオ猪木への挑戦をブチ上げた新日本プロレスIWGP王者・中邑真輔に対して、ウエルカムの姿勢を見せた。30日、都内事務所で行われた会見には、宮戸優光GMと宇田川強エグゼクティブディレクター(ED)が出席。いつなんどき、誰とでも試合を組む用意があることを明かした。 現在、新日本プロレスと猪木は疎遠の状態にあり、交流は不可能と思われてきた。宮戸GMはそうした状況を踏まえた上で、「いまのプロレス界の中にあって、非常に勇気ある発言。IWGPの世界統一という理念に基づいた発言だと思いました。これはまさしくIGFが目指しているものであります」とコメント。中邑を敵対視するのではなく共鳴者とみなし、言葉を続けた。 「こういうエネルギーが出てきたのは本当に素晴らしい。新日本さんも会社としてはいろんなお考えがあると思いますが、プロレス界のために、レスラーの本音、闘魂の部分が発展するようにバックアップしていただければと思います」 中邑を受け入れる意思を明確にしたIGFは、闘いの候補地に11・3JCBホール大会をあげた。ただし、ゴリ押しするつもりはない。 宇田川EDは「中邑選手が参戦するかは彼次第ですし、我々は逃げも隠れもしません。戦わないまでも見に来られるようであれば席を用意して待っています」と発言。 猪木は引退しているため、直接対決は実現できないが、宮戸GMは「11月3日、上から下まで見ていただいて、じゃあコイツと栄誉をかけてやろうじゃないかというのがあれば、指名していただくのもありかと思います」と中邑の意向を汲む考えである。 また、事態が進展をせずJCBホール大会を終えた場合は「いつでもどこでも、どんな選手でも用意します」(宇田川ED)と門戸を閉じず、特別興行を開く可能性も視野に入れる。 猪木は現在、ニューヨークに滞在中で10月中旬に帰国予定だが、中邑発言は耳に届いており、IGFは「今回の会見の内容は猪木の意思を反映したもの」という。次なる局面がまったく読めない中邑VS猪木のIWGP闘争から、目が離せそうにない。 打倒アントニオ猪木を掲げた新日本プロレスの中邑真輔は「猪木さん本人の言葉を聞きたい」と態度を崩さなかった。27日の神戸大会で新王者となり、リング上で「イノキ〜! 旧IWGP王座は俺が取り返す」と猪木にケンカを売った中邑。 この日はIGFサイドから、11・3JCBホール大会の来場を要求されたが、あくまで「代理人とか代弁者じゃなくて猪木さん本人の言葉を聞きたい」とのスタンスを固持し「今日IGFさんが会見されるということで、他の方にも聞かれましたけど、自分としては時間もない。その気ならすぐ話はつくだろうし、スルーされるならされるでね」と語っていた。
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スポーツ 2009年10月01日 15時00分
格闘技界斜め斬り・三者三様 中邑が猪木に宣戦布告
吉川 今回は緊急特別編として、新IWGP王者の中邑真輔が、IWGP創始者の猪木に宣戦布告した問題を取り上げたいと思います。新日本のオーナーが猪木からユークスに変わってからは、新日本と猪木は相容れず、接点がまるでなかったわけですが…。 永島 聞くところによると犬猿の仲で、新日本では猪木という言葉は禁句らしいしね。でも俺は中邑の行動は当然のことだと思う。IWGPといえばやはり猪木。IWGPの価値観をあげるために、初代王者の猪木は避けて通れないし、これを止めるのはおかしいよ。 菊池 新日本は猪木とはもう関わらないほうがいいよ。また丸め込まれていいように使われるかもしれない。猪木が試合をするわけじゃないんだから、きっかけを与えるだけになってしまう。 永島 菊池さん、それは違いますよ。こんなスキャンダルはない。犬猿の仲になっているからこそ面白いんですよ。プロレス界は当事者が嫌うことをやればファンが一番盛り上がる。だから猪木も新日本もこのスキャンダルをうまく生かすべき。新日本にもいろんな事情があるだろうけど、IWGP王者が口にした言葉を受け止めてほしいね。中邑と“猪木が代表に立てた”選手とやるとなれば、いまのボーダレスのプロレス界にものすごいクサビを打ち込むことになる。 吉川 ただ、新日本は中邑の発言に困惑気味ですね。新体制になってからは棚橋、中邑の二本柱で新しいものを作り出しながら、猪木の影を徐々に消してきたわけですから。 菊池 急に猪木といわれてもな。中邑がストロングスタイルを掲げる以上、猪木へのこだわりはあるんだろうけど、むしろ意識しなくていいんだよ。「猪木のストロングスタイルとは違うんだ、これが本当のストロングスタイルだ」というものをやってくれればいいんだよ。 吉川 ただ、中邑も新日本と猪木の関係を理解しているはずで、にも関わらず猪木に食ってかかるところに、覚悟のほどが見て取れます。 永島 IGFも上品な言葉で対応するのでなく、来るなら来いでいいんだよ。それに宮戸の言葉ではなく、猪木に国際電話を入れて、猪木の正式コメントを出すのが当たり前。やるなら戦争でなければ意味がないよ。<プロフィール>菊池孝(きくち・たかし)史上最長のプロレス評論家永島勝司(ながしま・かつじ)本紙統括プロデューサー吉川義治(きっかわ・よしはる)元週刊ゴング編集長
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スポーツ 2009年10月01日 15時00分
新日本プロレス 大谷 10・12IWGP防衛戦 橋本魂で獲る
新日本プロレス10・12両国大会で開催されるIWGPヘビー級選手権の調印式が30日、都内の同事務所で行われた。王者・中邑真輔に挑むZERO1の大谷晋二郎が静かな闘志。破壊王に捧ぐIWGP獲りを誓った。 25周年記念興行を行う蝶野正洋から「ZERO1の魂、破壊王の魂、お前に任せる」としてIWGP挑戦を打診された大谷。この日は調印式に臨み「このIWGPのリングに立つのは大谷晋二郎。当然橋本さんの思いも背負っているけど、ZERO1そして大谷が大谷であるためにIWGPを獲りに行く」と決意をにじませた。 今回のIWGP奪取への思いは特別なもの。この一戦を「俺が橋本さんのZERO1旗揚げに参加したことが間違いじゃなかったことを証明する」と位置づけており、当然ながら団体の看板を背負ってリングにあがる覚悟。 「ベルトを獲ったら橋本さんの墓前に報告に行きたい」。当日は橋本さんの長男・大地くんが、セコンドにつくことも決定的という。ZERO1そして破壊王の魂を背負って古巣のリングに舞い戻る大谷。8年8カ月ぶりのIWGP挑戦の最後には、リングのど真ん中で爆勝を誓う。
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スポーツ 2009年09月30日 15時00分
新日本プロレス 蝶野 王者・中邑に喝
新日本プロレス10・12両国大会でデビュー25周年記念興行を開催する蝶野正洋が29日、同大会でIWGPヘビー級王者としてタイトルマッチを行う中邑真輔に喝。さらには、正式決定したKONISHIKIのレフェリー参戦についてのある懸念も明かした。 TBSラジオの片山右京がパーソナリティを務める番組「feel the mind」(10月5日から8日まで、各日17時5分から放送)の収録を行った蝶野。この日は自身のプロモート興行に、特別レフェリーとしてKONISHIKIの招集を正式発表した。 今回裁く試合は曙VSジャイアント・バーナードVS吉江豊の巨漢3レスラーがしのぎを削るボディースラム3WAYマッチ。蝶野いわく「ただでさえ3WAYのレフェリングは難しい。試合のカギはレフェリー」とのことから「誰があの3人を裁けるか考えたときに、彼なら3人のケンカに入れると思った」という。 蝶野はKONISHIKIとは古くからの知人で、兄のアティサノエさんに至っては、新日プロで新弟子時代をともにし「一緒に六本木のディスコに行った」間柄。それゆえ親交のあるKONISHIKIにレフェリーを依頼した背景もあるが、その一方で懸念要素も。 蝶野は「あとはエキサイトして試合に加担しないかどうか…」と一抹の不安も漏らし、新日プロの坂口征二相談役を立会人に指名した。 また、同興行で初防衛戦を行うIWGPヘビー級王者・中邑には苦言。試合順が事実上のセミファイナル扱いだったことに「IWGPが頂点じゃないのか。こんなことだからIWGPの価値が落ちていく」と不満をぶちまけられたが、蝶野は「俺の25周年なんだからしょうがないだろ。ならメーンを食うようなインパクトを試合でみせろ」とゲキを飛ばしていた。
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スポーツ 2009年09月29日 15時00分
KONISHIKIが新日参戦
大相撲の元巨漢大関が新日本プロレスに参戦するという仰天情報が舞い込んできた。なんと現在KONISHIKIの名でタレント活動している元大相撲の小錦が、新日プロ10・12蝶野正洋25周年記念興行でリングデビューすることが判明。奇しくもあの聖地・両国国技館に登場するという。 「小錦参戦」情報は新日プロ関係者からもたらされた。「KONISHIKIさんが蝶野さんの興行で両国のリングに上がります」。なんとKONISHIKIがプロレス初体験するというではないか。 いまさらという印象はぬぐえないが、元大関プロレスデビューなら十分衝撃ニュースといえる。ただ、この話よくよく聞いてみると「もちろん闘うワケないでしょう。なんか3WAYでレフェリーやるらしいっすよ」(前出関係者)とのこと。どうやら特別レフェリーとして来場するというのだ。 その舞台はボディースラム3WAYマッチ。曙VSジャイアント・バーナードVS吉江豊による一戦だ。一番最初にボディースラムで投げた選手が勝ちというルールで、巨漢3レスラーがしのぎをけずるものだが、前出関係者によれば「今回はあのでっかい3選手をまとめるのは誰かいないか」と思慮した結果、蝶野プロモーターの粋なはからいでKONISHIKIレフェリーにお願いすることになったのだ。 あくまで今回はレフェリーとはいえ、リング上では何が起こるかわからない。KONISHIKIには実兄にアントニオ猪木と格闘技戦で闘ったアノアロ・アティサノエさんがおり、ひとたびリングに上がれば、その血が騒ぐ可能性がないとは言い切れない。 果たしてKONISHIKIのリングデビューはどんなものになるのか。いずれにせよ、KONISHIKIが新日本プロレスに初参戦すれば、何が起きてもおかしくないのは確か。今回の蝶野興行からますます目が離せなくなってきた。◎王者・中邑 蝶野に毒づく 新日本プロレスIWGPヘビー級王者に返り咲いた中邑真輔が28日、都内の同事務所で一夜明け会見。10・12両国大会での初防衛戦の試合順に不満を漏らし、大会プロモーターの蝶野正洋にも痛烈なバッシングを浴びせた。 真壁刀義との王座決定戦を制し、第3次政権をスタートさせた中邑。この日は初防衛戦が蝶野興行で事実上のセミファイナル扱いだったことがわかり「IWGPが頂点じゃないのか。こんなことだからIWGPの価値が落ちていく」とさっそく不満をぶちまけた。 それだけではない。王座決定戦で下した真壁刀義が10・12両国大会でバトルロイヤルに参戦することにもかみつき「つーかさ、真壁はバトルロイヤルに出る器じゃねーだろ。チョーノはなに考えてんだ」とプロモーター蝶野のマッチメークセンスにも苦言を呈した。 最近は棚橋弘至や中西学と、IWGP実行委員会の規定や会社の裁定を尊重するチャンピオンが続いていた。それだけに“物言う新チャンピオン”中邑がこの先どんな発言をしていくか、注目だ。
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スポーツ 2009年09月28日 15時00分
新日本 中邑戴冠 オレは猪木と闘う!!
セルリアンブルーのマットに“真時代”が到来だ。新日本プロレスの中邑真輔が27日、神戸ワールド記念ホール大会で、G1覇者・真壁刀義とのIWGPヘビー級王座決定戦を制した。第53代王者となり、自身3度目の政権を発足するにあたって“IWGP改革”を標榜。なんとIWGPの創始者アントニオ猪木との新たな闘いにも舵を切る意向を明かした。 “真時代”の幕開けを告げる3カウントだった。 終盤まで一進一退の攻防。後頭部へのキングコングニーを食らって一時は虫の息となったが、なんとかトドメの一撃を見切って窮地を脱する。 20分過ぎにはキングコングニーのお返しとばかりに後頭部へのボマイェで逆襲。これで完全に形勢逆転すると、最後はナックルを放ってきた真壁の顔面に、ダメ押しのボマイェをぶち込み、新王者の勝ち名乗りを聞いた。 今春から「新日本にはストロングスタイルが消えちまった」と嘆き、新ユニットCHAOSを結成して新たなストロングスタイルを探求してきた。G1クライマックスでは、決勝の真壁戦にこそ敗れたものの、新生・中邑の象徴技でもある「ボマイェ」を武器に予選から7連勝。新たなファイトスタイルも確立して結果を残した。 現状の新日マットに物足りなさを感じる中で闘っていただけに、試合後は自ら「聞いてくれ、言いたい事がある」とマイクを握り「新日本プロレスの歴史、全てのレスラーの思い、このIWGPにはこもってる。ただ、このIWGPに昔のような輝きがあるか? 俺はないと思う」と思いをさらけ出した。 現状のIWGP、ひいては新日マットの変革を訴えたのは、もちろん今回描いているチャンピオンロードがあるからにほかならない。「イノキ〜ッ! 旧IWGP王座は俺が取り返す。時代も変われば、プロレスも変わります。それでも俺はやります。ついて来るヤツはついて来て下さい」。 確かに過去2回中邑がベルトを巻いたときには、時代の針が動いた。初戴冠のときはIWGP史上最年少で王者になり、初防衛戦でNWFヘビー級との王座統一に成功。昨年1月にライバル棚橋弘至から王座奪還した2度目の王者の際にも、団体の期待を背負い自身が持つ3代目IWGPヘビー級ベルトと、海外に流出した2代目ベルトの統一戦に臨み、勝利という形で責務を全うした。 すでに次期防衛戦は10・12両国大会でのZERO1大谷晋二郎戦で決定済み。ただ、新日マットとIWGPの変革、さらには猪木との闘いを掲げた中邑が、この先どんな第3次政権を築くのか、今後の展開が楽しみになってきた。
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スポーツ 2009年09月25日 15時00分
新日本プロレス 内紛ぼっ発
新日本プロレスのIWGP戦線をめぐってリング内外がゴタつきはじめた。27日の神戸大会で行われる真壁刀義VS中邑真輔のIWGPヘビー級王座決定戦を前に、10・12両国国技館大会でZERO1大谷晋二郎の次期挑戦を発表したことから、内紛がぼっ発。外敵の大谷も巻き込み、想定外の事態に発展している。 事の発端は、蝶野正洋が21日のZERO1「橋本真也25周年記念興行」に来場した際、大谷を次期挑戦者に指名したことから火を噴いた。今夏G1で負傷したチャンピオン棚橋弘至の王座返上に伴う王座決定戦を待たずして、V1戦の相手を決めてしまったことから、新日内部から不満が爆発した。 中邑が「チャンピオンがいねぇのに、次の挑戦者が決まるなんてバカなこと言ってんじゃねぇ」とブチ切れ。それどころか「ハッキリ言わしてもらうけど、上がこんなんだから新日本が崩れていくんだろうが」と蝶野や会社に不快感を露わにしたのだ。だが、この発言が、次期挑戦が決まった炎の戦士・大谷にも飛び火してしまう。 大谷からしてみれば「蝶野が指名してきたから新日本の総意だと思って挑戦するって受けたのに、いまさら何だってんだ。知ったこっちゃない」というのが本音。蝶野から次期挑戦者に指名されたにもかかわらず、なぜか中邑にケチをつけられた格好なのだ。 呆れ顔の大谷が言う。「俺が新日本にいたころのIWGPチャンピオンっていうのは、そんなことでアレがヤダ、コレがヤダって言わなかった。IWGPヘビー級王者の橋本真也だってそうだった。正直、新日本の内輪モメに巻き込まれたくない。どっちでも良いから決着つけて胸張って出て来い」 思わぬ形で波風が立ってしまったIWGP戦線。それぞれの感情が交錯する中、まずは27日の神戸大会で新王者を決する。
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スポーツ 2009年09月18日 15時00分
世界最高峰ベルトお蔵入りの謎
プロレス界に幻のベルトがあるらしい。誰が、いつ、何のために作ったのか? 関係筋によると、ベルトを作成したのは『PREMIUM』(プレミアム)だという。 プレミアムとは、蝶野正洋がGMを務め、新日本プロレス、ZERO1、ドラディションが協力体制を敷き、団体の枠を取り払ったイベントとして2008年4月よりスタート。しかし、同年12月の第5回大会を最後に休止状態に陥っている。原因の一つとされるのは、ドラディションの藤波爾巳が、退職功労金が支払われなかったのは利益の損害にあたるとして古巣の新日本を提訴したため、協調路線が崩れてしまったようだ。だが、長期ビジョンを策定していたプレミアムは、早い段階でベルトの作成に着手。 ベルトを運用するにあたり、参考としたのはNWAであった。かつてプロレス界の最高峰とされたNWAは、加盟するプロモーターの下に王者を派遣。NWA世界王者はプロレスをより発展させるために、全米のテリトリーを飛びまわって防衛戦を行っていた。団体の枠を取り払ったプレミアムも、同じ目的のもと、認定王者が多団体で防衛戦を行うプランを練っていたという。しかしながら、ベルトは完成したものの、大会が開かれなくなったために、お蔵入りしたのが真相のようだ。
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スポーツ 2009年09月18日 15時00分
格闘技界斜め斬り・三者三様 IWGP戦 新たな伝説を作れ真壁VS中邑
吉川 新日本プロレスの9・27神戸大会で、真壁刀義VS中邑真輔のIWGPヘビー級王座決定戦が行われます。今回はその試合の予想で、ズバリ、どちらが勝つと思われますか? 永島 俺は中邑だと思うな。ただ、真壁もいま絶好調だけに、どっちが勝ってもおかしくないよ。 菊池 俺は真壁だね。開幕戦の後楽園(9月13日)でも完全に乗っていた。中邑は元チャンピオンという風格をまだ得てないんだよな。体も太くなってこないし。いまの中邑はジャンボ鶴田の成長期とダブるものがある。ジャンボも最初の頃は中邑みたいに細かったけど、怪物的な強さを発揮し始めたのは体が太くなってからだから。 吉川 真壁は苦労人で、本人が言うようにまさに雑草。これといったバックボーンもなく、挫折を繰り返しながらも努力、根性でのし上がってきた男ですからね。そういう意味では芯の強さがありますよね。 永島 若手の頃を知っているけど、目立ったところもなく、どこにいるんだろうと思ったもの。器用でもなく不器用でもなく、昔でいうと保永みたいな存在だったかな。それがヒールになってチャンスをつかみ、そのチャンスを生かして今年のG1を制覇したんだもんな。心身ともに改造した人間は結構強いよね。 菊池 中邑もいまヒールというポジションにいて、自分を変えようとする努力は認めるけど、あつかましさ、ふてぶてしさがまだ出てないんだよな。 吉川 中邑のイメージするヒールは悪党というものではなく、戦いぶりを見れば、すごみや怖さを出したいんだと思うんですよ。僕は中邑が勝つと見ています。 永島 中邑がそういう考えで、いわゆる基本に裏打ちされたヒールを目指すというのは、ものすごくいいことだと思うよね。それが一番理想的。 吉川 しかし、いまの真壁の爆発力は一体何なんですかね。 菊池 いままで溜まっていたうっぷんが全部いい形で出ているんじゃないの。相手が誰でもいいから「弾けてやるぞ」と自分の中に爆弾を抱えているもんな。真壁はいるだけで危険人物という感じがある。ああいう存在感って大事だと思うよ。人気も出ているし。 永島 ただ、あえて提言として言わせてもらうと、エスケープなし、反則なしの完全決着戦にしてほしい。真壁は反則に走るところがあるけど、彼もストロングスタイルの力を持っているんだから、思い切ってそういう試合をやってほしいね。本当の力と力のぶつけあい。客の目なんか意識しない、本当に2人だけの戦いという図式の中で向かい合ったときに、すごいものが新日本で生まれる気がするよ。 吉川 もし真壁が王者になれば、いままでにないカラーのIWGP王者になりますね。 菊池 日本にない王者だよな。ああいうタイプはアメリカではいるけど、真壁ならいいと思うよ。<プロフィール>菊池孝(きくち・たかし)史上最長のプロレス評論家永島勝司(ながしま・かつじ)本紙統括プロデューサー吉川義治(きっかわ・よしはる)元週刊ゴング編集長
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