山口敏太郎
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ミステリー 2016年12月13日 12時24分
先住民が伝え、今なお目撃される未確認生物「シーアティック」
アメリカの獣人型UMAといえば、山岳地帯や森の中に出現するビッグフットが有名だ。このビッグフットは昔から先住民族らにも目撃されており、それぞれの部族ごとに別の名前で呼ばれていた。 例えばカナダには同様の毛むくじゃらの未確認生物で「サスカッチ」と呼ばれているものがいるが、これはチェハリス族などの部族がビッグフットを指していたものだとされている。また、サリシ族はもう少し違った名前の「サクスクェク」と呼んでおり、こちらは「人に似た動物」という意味があるという。いずれも二足歩行しているが、人間とはまた違った生物としてみなされていた事が解る呼び名になっている。 そもそもネイティブアメリカンの神話には「人を食う巨人」の伝説が多く残っているのだが、もしかすると神話に登場する巨人の一部はビッグフットなどを指していたのかもしれない。実際、ネイティブアメリカンが岩屋に残した壁画にはビッグフットを指していると思われるものも登場している。 少し場所は変わるが、中央アメリカにもシシマイトと呼ばれる毛むくじゃらの獣人が存在するとされており、こちらもビッグフットの別名ではないかとされているようだ。 さて、ビッグフットの姿はアメリカ大陸に入植してきた人々の前にも姿を現すようになる。 1910年の事。アメリカのセント・ロレンス山で金鉱掘削を営む人々の丸太小屋が「山の悪魔」の襲撃を受けた、という事件が発生。地元のシアトル・タイムズ誌にも掲載された。小屋を襲撃したものは半人半獣で、身長は2メートルを超えていたという。 この怪物は土着のネイティブアメリカン、クララム族やクイノールト族に伝わるシーアティックではないかとされた。シーアティックは神様が人間を動物から作る際に、途中で放り出したために生まれたものだと伝えられていた。前述の通り、現在ではこのシーアティックもビッグフットの別名の一つにあたるのではないかとされている。 なお、この怪物らしきものの目撃情報は近年でも存在している。1967年オレゴン州エスタカーダにて身長2〜3メートルの巨人が土中の巣を掘り返してネズミを捕食していたという目撃証言が出てきているのだ。昔から言い伝えられてきた伝説の生き物が20世紀になってもなお姿を現したケースだとすると、非常に興味深い。※画像はナバホ族の壁画文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年12月10日 15時25分
戦艦がワープし、人が消える 恐怖の「フィラデルフィア実験」
過去に行われた新兵器の開発や様々な実験には、現代の倫理で考えられない非人道的なものや、到底成功しないのではないかと思われる荒唐無稽なものも存在している。だが、中には想像だにしなかった奇妙な結果を生みだしてしまったものも存在している。 1943年10月28日、アメリカのペンシルバニア州フィラデルフィアにて、海軍が極秘実験を行った。強力な磁場発生装置を用いて駆逐艦エルドリッジを敵軍のレーダーに関知されないようにするというものだったのだが、装置によって発生した巨大な磁場に包まれたエルドリッジは、その場からかき消えてしまったのである。そして、およそ2500キロは離れたバージニア州ノーフォーク沖に出現。再び姿を消し、フィラデルフィアに戻ってきたというのである。 強力な磁場が空間を歪ませ、テレポートさせてしまったのだろうか?だが、エルドリッジに入った実験関係者の前に広がっていたのは恐ろしい光景であった。焼け焦げていたり、甲板や壁に体が埋まって船体と融合してしまっている者。中にはすっかり姿を消してしまった者も存在していたという。数少ない生存者は発狂しているものが殆どだった…。 これが第二次世界大戦後にアメリカで流れた都市伝説「フィラデルフィア実験」である。ネットで検索すると甲板から人間の手だけが突き出ている衝撃的な画像などを確認することができる。だが、これらの画像の大半は後年に作成されたイメージ画像だとされている。そして、フィラデルフィア実験のあった1943年、駆逐艦エルドリッジは一度もフィラデルフィアへ寄港したことがなかった。 恐らくフィラデルフィア実験は、磁気機雷から船を隠すために戦艦の磁気を消す「船体消磁実験」を誤解したものと、戦艦や駆逐艦が運河を通って秘密裏に移動しあたかもワープしていたかのように勘違いしたものから生まれたのではないかとみられている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年12月06日 16時00分
母子を見つめる謎の男! 扉に写る「正装したガイコツ」姿の幽霊とは
こちらの写真を見て欲しい。非常に古く、セピア色の写真には、上等な服を着て子供らしき赤ん坊を抱きかかえ、出窓に腰掛ける若い母親の姿が写っている。非常にほほえましい光景なのだが、少し右側に目線をやると、異様な人物の姿もうっすらと写っている事が解る。 右側には煙突のついた小さな納屋のようなものが存在しているのだが、木で出来た壁と小さな扉に、奇妙な人影が浮かび上がっているのだ。鮮明に見えているのは首と上半身だが、上等なスーツを着込んで山高帽を被っている長身の男性。だが、その顔は異様に白く、まるでガイコツのようにも見える。そして、子を抱きかかえる母親の方をにらみつけているのだ。ちょうど扉の上部に首が出ているため、よりその姿の異質さが解る姿となっている。 果たして、この写真に写ってしまった人物は何者なのか。 この写真は1930年代にアメリカで撮影されたものだという。撮影者とその家族は、写真を非常に気味悪がり、かといって下手に捨てることも出来ず、アルバムから外して仕舞い込んでいたのだそうだ。それが後年発見されて注目を集めたのである。なお、撮影時にはこの場に人はいなかったとされている。 一説には、この写真は二重露光でネガに残っていた男性の姿が背景に写り込んでしまったのではないかとされている。しかし、後にこの家を建て替えようとした時、基礎の地下から人間の骨が出てきたという証言も存在している。 この写真に写ってしまったものは、その死体の主だったのだろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年12月03日 15時44分
はたしていつ、誰が撮影したものなのか? 情報の錯綜するUFO写真
こちらの写真は、1954年にイギリスで撮影されたと言われているUFO写真だ。 UFOと言えば誰もが思い浮かべるような、典型的なアダムスキー型UFOが写っている。ドーム状の上部とスカート状に広がった下部の二層構造で、下部には3つの丸い球体が付いている事が解る。これらは重力制御や姿勢制御等に用いられると考えられている。 さて、この画像については「夏の夜に木々の上を、音も立てずに飛行していた」という証言が存在しているものの、撮影者や目撃者の名前も不明で、厳密な撮影場所も判明していないという非常に真偽が曖昧なものであった。 そこで、早々から模型などを利用したフェイク写真ではないかという説が出てきており、実際に後年の検証ではUFOの上部に糸が存在することが判明している。 だが、いつ誰が目撃したのか明確になっていないためか、このUFO写真は様々な雑誌や書籍で「本物のUFO写真」と都合良く何度も紹介されてしまったらしい。そのため、この画像を検索してみると1967年にアメリカのノースカロライナ州で撮影されたものであるとか、1970年代に撮影されたものであるとか、中には目撃された時の様子が更に脚色を加えられているケースも存在している。 これは何も、このUFO写真にだけ限った話ではない。インターネットが存在する現在では、情報を検索していく事によって真実まで到達することは比較的楽になっているが、それでも多くのページを経由したり、海外のサイトまで足を延ばさなければならなかったりする。これが雑誌や書籍でしか情報源のない昔であれば尚更だっただろう。多くのフェイクや偽の情報が存在するジャンルだからこそ、確認・精査を行わなくてはならないのだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月30日 12時20分
ルネサンス期の絵画に「スプートニク」が描かれていた!?
古代の遺跡からは時折、現代人でなくてはその存在を知り得ないであろう物体が描かれていたり、彫刻や装飾品などが出土・発見される事がある。 南米コロンビアの遺跡などから発掘された黄金のペンダントは、その形状が現代の戦闘機やジェット機に酷似しているとして近年までオーパーツとして見なされていた(現在では、プレコという魚をかたどった物であるという説が強い)。 同様の事例は古い絵画などにも散見される。今年3月頃、海外のUFO研究家がルネサンス期の宗教画にUFOが描かれている!? と発見して注目を集めていた。その作品はイタリアはモルタルチノの聖ペトロ教会に存在している「三位一体」という作品だ。縦に長い絵画の上部には、雲に乗った二人の人物が描かれている。右側に父なる神、左側に子なる神イエス・キリスト、上空には聖霊を現すハトの姿があるのだが、父なる神とイエスの間には「二本のアンテナを持つ青い球体」が鎮座しているのだ。この形状が、どう見ても旧ソ連が打ち上げた人工衛星スプートニクにそっくりであるとして注目を集めたのだ。 この作品は後期ルネサンスを代表する画家、ボナベントウラ・サリンベーニによって1595年に描かれたものである。16世紀の人物が、当然人工衛星の存在など知りうるはずがない。ということは、よく似たUFOを想像して描いたものなのだろうか? さて、この絵をよく見てみると、青い球体には上部に黄色い太陽、左下の隅の方には白い三日月状の月が描かれている事が解る。この絵は恐らく、当時考えられていた天球をイメージしたものではないかとみられている。当時は天文学では天動説が主流であり、1500年代には地動説の原型が発表されていた時期であった。そこで、「主は空から我々を見守っている」様子を解りやすく示すため、天動説で考えられていた全天や天球をアレンジして描いたものではないかとする見方も存在している。 果たして、彼がどのような目的でこのような物体を描いたのかは解らない。しかし、キリスト教とその教えに対する深い敬愛の念をもって描かれたのは確かだと言えるであろう。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月26日 13時35分
雑誌に掲載されたUFO写真! その意外な正体は?
UFOといえば、球形や円盤形、夜でも星のようにまばゆく光る発光体という、比較的シンプルな形状をしていることが殆どだ。 だが、中には複雑な形状をしているものや、どのように飛行するのか解らない、空気抵抗のありそうな奇妙な形状をしているものも存在している。 1954年頃にアメリカで撮影されたとされるこのUFOも、非常に奇妙な形状をしているものだ。 一見円盤状に見えるが、底部には穴のようなものが開いており、縁には小さな窓が並んでいる。何より目立つのは右横に張り出した大きな垂直尾翼だろう。もしかすると、この尾翼で方向転換を行うのかもしれない。 非常に独特な形状のUFOだが、残念なことにこのUFOについては、「シカゴ・アメリカン」という雑誌の1955年2月号に写真が一枚発表されただけで、詳細は伝わっていない。写真を発表した人物は雑誌記者なのだが、彼も撮影者や詳細な情報は明らかにしなかったという。 さて、このUFOについては、意外な所から真相が明らかになった。なんとこのUFOは、当時アメリカで使用されていたガスレンジと形状が一致してしまったのである。UFOが人々に目撃されるようになってから、多くのフェイク写真が撮影されてきた。その中には自分で巧妙なUFOの模型を作製したものや、ボタンなどのありものを使用したものまで様々だ。こちらの写真は、中でも変わったものを使用してフェイク写真の撮影に挑んだ希有な事例と言えるかもしれない。 なお、このUFO写真は非常に独特な形状をしていたため、後世のフェイク写真にモデルとして使われた可能性も存在しているという。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月22日 13時00分
観測施設か黒幕か「HAARP」とは?
本日22日午前5時59分、福島県沖を震源とするM7.4の地震が発生。福島県や宮城県などに津波警報が発表された。 未だ東日本大震災の記憶も新しく、またネットでは少し前から「11月23日に南海トラフ地震が起きるのではないか」とする噂が出回っていた事もあり、大きな注目を集める事となった。 今年は熊本や鳥取など、規模の大きな地震が頻発しているためか、「人工地震」や「地震兵器」等の噂も飛び交っている。 そんな陰謀論の世界で「アメリカの地震兵器」として紹介されることの多いものがHAARPだ。HAARPとは、高周波活性オーロラ調査プログラム(英: High Frequency Active Auroral Research Program)の頭文字を取ったものであり、アラスカ大学と米海空軍およびDARPA(国防高等研究計画局)の共同研究施設。大出力の高周波を電離層に照射して活性化させることで、電離層の挙動や無線通信などへの影響を調査することが目的であると説明されている。なお、高周波照射施設はアラスカ州ランゲル・セントエライアス国立公園西のレーダー施設跡地に建設されている。 HAARPの調査しているオーロラは太陽風と地磁気の相関により発生する現象であるため、地磁気を計測する事が出来る。一方で地震などで地殻に変動が生じると、その付近では地磁気に異常が発生するため、何らかの方法で地震との因果関係が高い磁気異常を計測する事が出来れば地震予知に繋がるのではないか、と考えられている。そして、東日本大震災の前にHAARPは強い太陽風と共に地震電磁波と思しき乱れを計測しているのだ。このHAARPの計測結果が事前に出ていたため、地震兵器として考えられるようになってしまったのが真実のようだ。 期せずして陰謀論の登場人物となってしまったHAARPだが、この計測技術やデータを解析・研究することで将来的に本当に地震予知が可能になるのかも知れない。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月19日 15時52分
なんだこれは!? 空に穴が開いたようなUFO写真
こちらの写真を見て欲しい。白黒だが、空の元に円盤状のUFOが浮かんでいることが解る。 この写真は1952年5月7日、ブラジルはバラ・ダ・チジュカ地方のイルハ・ドス・アモレス島にて撮影されたとされているもの。風光明媚な観光地として知られている場所で、取材に訪れていた『オ・クルゼイロ』誌という雑誌の記者2人が目撃したものだという。ジョージ・マーチンス氏が海の方から飛んでくる奇妙な物体に気付き、エド・ケッフェル氏が慌てて手にしていたカメラを向け、撮影に成功したとされているものだ。 この2人の話によれば、円盤状の物体は旅客機ほどの大きさがあり、飛来してきた後は森の上空をぐるりと半周した後、急に速度を落として、木の葉のようにひらひらと落下したという。だがその後ふたたび急上昇し、海の方へ急加速して飛び去っていったという。彼らはこのUFOを追いかけながら、5枚の連続写真を撮影したとされていた。 この写真も証言も非常に信憑性が高いものであると永らく考えられていたが、数十年後、コンピュータを用いた分析にかけてみた所、トリック写真であることが判明したという。というのも、写真に撮影されたUFOはひっくり返ったりして角度を変えて飛んでいるように見えるのだが、光の当たり方や立体感に不自然な点が多く見られたのだ。また遠景に木が写っているのだが、この木に見られる光の反射も、UFOと大きく違っている事が解る。 そして、現地調査を行うと、件の写真を撮影した2人が模型を手に写真を撮影している様子を見たという証言も出てきた。二人は模型を元に再現実験を行っていただけだと反論したのだが、分析の結果このUFO写真はフェイクであるという結論が下されたのである。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月16日 11時30分
一角獣・ユニコーンは実在した! 人工的に作ることも可能か?
額に長い角を持つ伝説の白馬・ユニコーン。 最初の目撃ははっきりしていないがギリシアの歴史家・クテシアスが残した紀元前4世紀ごろに発表した『インド誌』という本にはじめて一本角が生えた馬の存在が記された。 また、有名なギリシアの哲学者アリストテレスもクテシアスの著作を『動物部分論』で引用したことから一本角の馬の話が広まったとされている。 その後もインドで度々、一本角の馬の噂はギリシアで広まっていくが、インドサイとの見間違いなどもあり、徐々に今のユニコーン伝説が作られていったとされている。 ほかにも諸説はあるが旧約聖書にもユニコーンらしき「一角獣」の表記があったり、「ノアの方舟伝説」にも乗り組んだ動物の一匹としてユニコーンが登場するなど世界の伝説・民話にユニコーンが登場するようになる。 その後も目撃例は多発するものの捕まった実績はないため、ユニコーンはいつしか伝説の動物の代表格として扱われるようになる。 あくまで架空の、実在しない動物の代表として扱われることの多いユニコーンではあるが、実は突然変異で一本角が生えてくる生物はときどき生まれてくることがある。 今回、紹介している写真は19世紀ごろに撮影された「リアル・ユニコーン」の写真である。非常にわかりづらいが確かに頭上には耳ではない、突起物がにょっきり生えている。 このユニコーンは突然変異で生まれたものとされているが、実は人工的に作られた一角の生物もいくつか実在する。ユニコーンが有名になってしまったため馬よりも入手しやすいヤギが人工的に角を縫いつけられサーカスに売られたり、見世物として馬の死体に角を付け売っていた業者があったという。 また、現在は遺伝子操作で生まれたときからヤギや牛に角を生やすことは可能でありユニコーンをはじめとする「角の生えた生物」はもっとも実現性の高い未確認生物とされている。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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ミステリー 2016年11月12日 14時58分
実在した「地獄」? 調査班が見た地底の奥底とは?
日本で一大ブームを巻き起こした、ダン・ブラウンの小説を原作とする『ダ・ヴィンチ・コード』から、大学教授ロバート・ラングドン教授を主人公としたシリーズの3作目『インフェルノ』が公開された。 今回の作品では、人口の超過問題をウィルスの拡散で解決しようとする科学者との対決が描かれる。このウィルス拡散を食い止めるヒントが、ダンテの長編叙事詩『神曲』<地獄篇>などに隠されているというのだが…。 ダンテの『神曲』<地獄篇>しかり、昔から世界中で「罪深い人は死して後、その魂が地獄に落ちて裁きを受ける」と考えられてきた。日本でも黄泉の国や仏教の地獄は地の底深くにあるとされていたし、この認識は世界共通のようだ。神話や作品で様々に伝えられている地獄の様子を比べてみると、類似点が非常に多いことがわかる。神話はある程度伝播するため、ある程度似た要素が出るものだが、これほどまでに描写が似てくるのはなぜだろうか。 そんな疑問の回答となるような、ある報告が存在している。 ロシアはシベリアのコラ半島にて1970年から1994年にかけて、地質調査のため大規模なボーリング調査が行われた。1989年に当時では最深である12,262mに到達、15000mを目標にさらに掘削が行われていたが、予想外の地熱に曝されたためこれ以上の作業は困難とみなされ、94年に調査は終了することとなった。この地質調査により、様々な地球の地殻に関する新発見がなされることとなったのだが、同時に彼らは奇妙な「声」をも発見してしまったのである。 この地質研究に携わっていた研究者の一人、アザコフ博士は後にインタビューでこう答えている。 「地下1万4400メートルに差し掛かった時、ドリルが空洞に当たったのか急回転を始めた。温度センサーは摂氏2000度を示しており、マイクを下ろして岩盤の動きを調査しようとした。だが、マイクから聞こえてきたのは叫び声を上げる人間の声だった…」 初めは自分たちの声や機材などの反響音をマイクが拾ってしまったのかと考えたという。だが、マイクを調整した結果、明らかに地の底に開いた穴から響いている音を拾っており、その声は何百人もの人間の悲鳴が合わさった物だったというのだ。 まるで神話に出てくる地獄にて、責め苦を受ける人々の声とも聞こえるものだったため、怖気づく作業員や研究者が続出。表向きは作業が困難になったからだったが、皆がこれ以上の調査は行わないほうが良いのではと判断したため作業は中断され、やがて研究チームも解体に至ったのだという。 彼らは本当に地獄への穴を開けてしまったのだろうか? そして古来の人々は、地の底深くに本当に地獄が存在していることを知っており、その様子を克明に神話や創作の形で語り伝えていたのではないだろうか。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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