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芸能人の性接待は本当にあるのか?

 韓国の『中央日報』によると、昨年3月に自殺した女優のチャン・ジャヨンさんが、「31人に100回以上の酒接待、性接待を強要された」ということを書き残しているという。
 芸能人による「性接待」というと、日本では「枕営業」ともいわれ、さも当たり前に行なわれているともいわれているが、実態はどうなのであろうか? 事情通の芸能記者に聞いてみた。

 「日本の場合、女優さんや女性アイドルがスポンサーや取引先と酒席をともにするというのは、当たり前にありますが、それについて女優さんや女性アイドルが、ホステスさんの代わりに使われているという感覚は、あまりないでしょうね」(芸能記者)

 −−ではいわゆる枕営業、つまりは芸能人の売春行為についてはどうでしょうか?
 「アイドル級が一晩200万とか300万などという“枕営業”の噂は常にありますが、あくまで噂のレベルにしか過ぎません。売れないアイドルが、キャバ嬢のように枕営業をするという噂はありますが、そういったアイドルが“枕営業”をしたところでそれほどの“営業効果”があるとは思えませんので、よほど悪質なところ以外では、事務所が強要なんていうこともないでしょうね」(芸能記者)

 とのことだ。ただ、まったくないかというとそうでもなく、女優やアイドルが、スポンサーやテレビなどのプロデューサー、または映画の監督と“ねんごろ”になるのは珍しいことではないという。
 また、日本では韓国に比べて“枕営業の罪悪感そのものが乏しいのかもしれない”のだそうだ。
 つまり女優やアイドルは、自分自身の“女の武器”を使って営業をすることもあるという。そこには韓国の女優であるチャン・ジャヨンさんの悲惨さは感じられない。
 韓国は日本と比べると職業差別意識が強いといわれている。芸能人の地位は低く、また水商売という職業も差別の対象となる社会において、「酒接待、性接待を強要された」と、生前のチャン・ジャヨンさんが書き残す遠い因縁のようなものがあったのかもしれない。

(巨椋修(おぐらおさむ)山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/

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