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愛知県豊田市発! 「とよたどら焼き たわわ」

 愛知県豊田市は西三河地方に位置する市で、県内における中核市となっている。トヨタ自動車が本社を置く企業城下町として世界的に有名であり、愛知県下最大の面積を持っている。

 工業都市のイメージが強い豊田市で、地域生産地域消費を目的とし、豊田市で生産された様々な生産物や資源(主に農産物や水産物)を使用することで「地元の活性化に少しでも貢献できないか」と考えられた新商品の和菓子が開発された。その中身には、季節に合った豊田市産の食材を使用し、より多くの消費者に和菓子を楽しんでもらうことを目的とした。

 このたび、豊田市産たまごを100%使用し、中身には豊田市産いちごとミルククリームがタップリ入った「とよたどら焼き たわわ(1個160円)」が3か月限定で販売された。「とよたどら焼き たわわ」はやや膨らんだ円盤状のカステラ生地(または小さめのパンケーキ)2枚に、ミルククリームといちごをタップリ挟み込んでいる。

 いちごはまさに今が旬で、ほかの品種にはない「ダントツの甘さ」が特徴の豊田市産いちごである。豊田市で主に生産しているいちごの品種は、日本一の生産量を誇る「とちおとめ」や「ゆきひめ」であるが、最近では静岡県が発祥の品種「章姫(あきひめ)」にも力を注いでいる。豊田市産いちごの最大の特徴は、鮮やかな赤色と大きいこととその甘さで、糖度を高水準に保ったまま酸度のみを抑えているため、甘味がより際立っている。さらに大粒の果実をつける特性まで持っており、女性や子どもに根強い人気があるといわれている。いちごは基本的にハウス栽培が主流である。7月から9月までは苗づくりなどの準備期間にあて、9月に定植してからは早いもので1か月ほどで実をつける。

 「とよたどら焼き たわわ」が販売されているのは、愛知県豊田市竹生町にある昭和38年からの創業の老舗「お菓子処 花月」である。「季節を和菓子で感じる!」というコンセプトと理念でこだわりの和菓子を長年作り続けている和菓子店である。すべて手作りで、鮮度にもこだわり、自慢の自家製餡で作った和菓子などと数多くの種類を取り揃えている。栗きんとん(1個160円)や栗おはぎ(1個130円)は人気商品で、ほかにも味噌を使った三河名産の花舞(1個120円)もある。

(「三州の河の住人」皆月 斜 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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