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スポーツ 2006年12月27日 15時00分
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
26日の「ハッスル・ハウス クリスマススペシャルpart2」(後楽園ホール)で、“キャプテン・ハッスル”小川直也が突然、ハッスル(H)軍の活動休止を発表した。高田モンスター(M)軍とH軍の抗争が主軸だけに、H軍の活動休止は、ハッスルの存続そのものを揺るがす事態。ハッスルはその歴史に終止符を打ってしまうのか? 11・23「ハッスル・マニア」で、M軍に完敗してしまったことで、キャプテンとしてその失態の責任を、高田総統、ハッスル最高責任者の坂田GMW、さらにはファンから問われた小川がひと晩かけて出した答えは「H軍の活動休止」だった。 「『Hマニア』でこのままじゃ一生エスペランサーに勝てないと痛感した。今のオレの敵は自分自身と気付いた。エスペランサーにたどりつくために、自分を改造しにハッスル星に行ってくる」。小川は真の強さを手にするため、ハッスル軍の活動休止を宣言した。 小川はあくまでもH軍の一時休止を宣言するに留まったが、このままH軍消滅という最悪のシナリオも否定できないのが現実だ。ただでさえ小川は日頃からファンに「ショッパイ」と揶揄(やゆ)されている存在。最近ではHG、ニューリン様、そして、26日にプロレス・デビューした江頭2:50などの活躍で影も薄くなり始め、キャプテンとしての存在意義も問われ始めているだけに、小川がハッスルの舞台からこのままフェードアウトする可能性も十分だ。 となれば、H軍はキャプテンを失って壊滅。象徴ともいうべき小川の存在がなくなれば、ハッスルというイベント自体の存続も危ぶまれてくる。 26日には来るべき07年に向け、ハッスルは3月15日の後楽園ホール大会、同18日の愛知県体育館大会の2大会を発表したが、小川が放ったH軍の活動休止宣言で予断を許さない状況となっている。 高田総統は26日の大会で「かつて岡本太郎はこう言った。『不動のものがあるということは、自分を守りたいという本能の錯覚にすぎない。破壊こそが創造の母』と。来年は一気にハッスルを飛躍させるため、私がこの手で破壊し続けてやる。私が最終作業に取り掛かる」と語ったが、あまりに絶大な力を示し始めた高田総統以下、M軍の脅威によって、ハッスルというイベント自体までもが「破壊」されようとしているのか…。
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レジャー 2006年12月25日 15時00分
有馬V ディープ 現役続行か
国民的行事となった24日に行われた「有馬記念」(GI 芝2500m 中山)を圧勝したディープインパクト。ひとまず伝説は完結した。だが、引退式が終わったにもかかわらず、ディープ現役続行の声が各方面から噴出している。池江泰郎師、金子真人オーナーともに踏ん切りがつかない表情をすれば、武豊騎手まで「凱旋門賞のみの復帰をしたい」と複雑な心情を吐露。果たして現役続行の可能性はあるのか? “引退レース”となった有馬記念をいつも通りの強さで圧勝したディープインパクトの引退式後に、ある出来事が起こった。 池江泰郎師と金子真人オーナーが斤量室の前で談笑しているときだった。スタンドのファンから「残せバカヤロー」「お前だけの馬じゃねーんだよ」というば声が聞こえるなか、金子オーナーが神妙な顔つきで「もっと走らせたいね」と現役続行を匂わせる発言をしたのだ。周りからの「鶴のひと声でお願いします」との声が聞こえたのか、一瞬だが、金子オーナーに迷いの表情が浮かんだ。池江郎師も、記者の「いい引退式でしたね」という質問に「そうですね」とそっけない対応に終始。記者陣からは「辞めないんじゃないか」という声も挙がったほどだ。 ある関係者は「引退式にここまで人が残るのは初めてだが、きょう限りで競馬をやめてしまう人も多数だろう」と、ディープ引退後の競馬が今以上に下火になることを危ぐ。鞍上の武豊騎手も「きょうは強かった。ものすごく強かった。こんな感覚は初めて。ただ、凱旋門賞のみの復帰はしたい。無理なんだろうけど…」と本音を漏らした。 現在の中央競馬の規定では繁殖のために抹消した馬は再登録できない。しかし、地方競馬や米国では復帰が認められている。極端な例だが、種付けは3〜5月、春に全休し、夏の終わりから翌年の始めまで競走馬として走ることは不可能なことではない。誰もが疑問に感じた禁止薬物使用で失格となった凱旋門賞は、種付けシーズン外の10月。引退→種付け→復帰→引退というシナリオはあながち夢物語ではない。 さらに、ディープの母ウインドインハーヘアは1995年のドイツGI・アルポカルで、お腹に子どもを宿したまま優勝している。そのときのお腹の子、グリントインハーアイが1勝もできなかったため、母のウインドが日本のノーザンファームに売却され、のちにディープが誕生したという逸話も「ディープ現役続行」の後押しになるかもしれない。 ディープにはすでに51億円のシンジケートが組まれ、種付け料は1200万円という破格の値段がつけられている。 しかし、社会現象にもなったディープが今後も走ることができれば、それ以上の莫大な経済効果が期待できる。来年の凱旋門賞でディープの勇姿を再び見たい。これはファンの総意でもあるだろう。
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レジャー 2006年12月23日 15時00分
有馬記念 藍子サンタ 頭ドリーム 今度こそ
いよいよ2006年の最終決戦「第51回有馬記念」(GI 芝2500m)が24日、中山競馬場で開催される。ディープインパクトの引退レースとして、日本国中が注目する一戦。女優・佐藤藍子はディープの強さを認めながらも、ドリームパスポートにこん身の◎。20代最後の“ラストラン”を勝利で飾ると息巻いている。 今年も残すところあとわずか。いよいよフィナーレの有馬記念ですね。私にとって有馬記念の思い出は大好きなトウカイテイオーが、3度目の骨折からの復帰戦で勝った1993年。「骨折明けで、1年ぶりのレースで勝っちゃうなんて、何て馬なんだ!」と感動したことを覚えています。 昨年のディープインパクトが敗れた一戦も衝撃でした。観ているファンの人たちが静まり返っていたシーンは強烈だった。ゴール直後のああいう雰囲気ってそうそうないと思うので印象深かった。今年はそのディープの引退レースです。一競馬ファンとしては有終の美を飾って「さすがディープ」っていう絵を見たいけど、馬券を買う身としては裏をかきたいかな、と。そんなわけで、あくまでディープは対抗まで。私にとっては20代最後の有馬記念。私自身も20代最後を有終の美で飾りたいと思っています。 そんな夢を託すのは、ドリームパスポートです。前走のジャパンCでも推奨しましたが、古馬相手に2着した結果を見て「ディープさえいなければ…」と思わせるレースぶりでしたし、やっぱりただものではないと再確認。唯一の不安材料だと思っていた乗り替わりも問題なかったし、今回の手替わり(内田博騎手)も大丈夫でしょう。来年からはきっとディープに代わって、この馬が日本の競馬をけん引することになると思います。 単勝はドリームで。確かにディープは強いけど、レースとの相性ってあると思う。ディープにとって有馬記念は鬼門なのではないか、と。史上最強馬が有馬記念だけ勝てないっていうのも、いかにも生き物っぽくていいじゃないですか。 とはいえ、さすがに2着を外す絵って想像できない。2着に負ける絵っていうのは、昨年の有馬記念で見ているだけに、想像できるんですけど…。そんなわけで馬単はドリーム=ディープの表裏を。3連単もドリーム=ディープで、1、2着の表裏からの流しで勝負です。相手にはまずダイワメジャー。正直、この馬が超怖い!10点以上の買い目が許されるなら、メジャーからも勝負したいというのが本音。 唯一、距離に若干の不安があるので評価を落としましたが、今秋3連勝した姿を見ても、素質が完全開花なった印象。目下の勢いはホント怖いですね。あとはコスモバルク。地方出身で中央と地方の垣根を超えて頑張る姿には素直にエールを送りたい。バルクは道営所属のままだけど、笠松競馬から中央に移籍したオグリキャップ(1988、90年の有馬記念を勝利)にも通じるものがあると思うので頑張ってほしい。そしてトウショウナイト。この馬を選んだのはちょっとしたワケあり。 先日、カレーを食べたら、すごくおいしかったんです。母に「ルウは何?」って聞いたら、「ジャワカレーだ」と。普段、我が家ではジャワカレーは食べないんだけど、大人の味って感じで、すごくおいしくて感動だったんです。 で、いざ有馬記念の予想をするうえで、馬柱で母父を見ていくと、Tナイトの母父がジャワゴールド。「これだ!」とひらめいた。誕生日馬券じゃないけど、初心に返った馬券の買い方もしてみよう、と。前走のAR共和国杯で2500m戦を勝っているし、ピリリとスパイスを利かせてくれるんじゃないかな(笑)。 前回の朝日杯FSも予想は外れたけど、私が本命に推したオースミダイドウが3着したのをはじめ、推奨馬全7頭のうち、5頭が掲示板を独占。あの結果を見て「私には相馬眼がある」と確信しました。最後の有馬記念で初的中のドラマを見せますよ。絶対に当てるので信じてついて来い!馬券は(3)の単勝に200円。馬単で(3)(4)の表裏に各100円。3連単はフォーメーションで1着(3)(4)→2着(3)(4)→3着(5)(7)(9)に各100円の9点で合計1000円。
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レジャー 2006年12月22日 15時00分
有馬確定 バルク ハーツ再現 ディープ逆転
24日に中山競馬場で行われる暮れの国民的イベント「第51回有馬記念」(GI 芝2500m)の枠順が、昨21日に確定した。今年はディープインパクトの引退も重なり、例年以上の盛り上がりを見せているが、本紙「パドック最前線」の古谷剛彦記者はディープは中山では“飛べない”とバッサリ。昨年以上のデキを誇る道営の星・コスモバルクに、こん身の一票を投じた。 「オグリ1着!オグリ1着!」1990年、感動と興奮に包まれたオグリキャップの「第35回有馬記念」から、もう16年も経つ。トウカイテイオーの復活、シンボリクリスエスの連覇など、その後も数々のドラマを生んでいるグランプリ。今年はディープインパクトの最終章として、異様な注目を集めている。 そのディープは昨年、ハーツクライに敗れた。敗因は雪による調整の狂いと陣営はいう。しかし、栗東にいる馬は、みんな雪に遭っている。それを直接的な敗因とするなら、勝ったハーツ陣営を称えるべきだろう。 状態に起因することより、最たる敗因は中山コースでは本来の「飛ぶ」ディープを見れないこと。それは直線が短く、急坂がある独特のコース形態が考えられる。 直線入口から上り、坂を上がりきってすぐにゴール。これでは、長く鋭い脚を使うディープの持ち味を封印してしまう。それを証拠に過去3回中山では走っているが、上がり3Fで34秒を切ったことがない。 今年はアドマイヤメインが大逃げ宣言をし、ハイペースは必至。その経験も少なく、しかも有力先行馬がこれだけそろっているレースは初めてのこと。決して今回のディープは絶対的な存在とはいえないのだ。 ディープを負かす可能性があるのは、やはり昨年のハーツのように、ディープより前にいる馬。あるいは中団にいてもディープと違い、内々で我慢できる器用さのあるタイプ。いずれかだ。 昨年、早めに動き、ディープと0秒4差に頑張ったコスモバルクは当時より様々な面で成長した。中山は最も得意なコース。今のデキなら、打倒ディープも夢ではない。
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レジャー 2006年12月21日 15時00分
ディープ恩返し ファンのため生涯最高の究極仕上げ
「第51回有馬記念」(GI 芝2500m 24日)まであと3日。我らが英雄・ディープインパクトのラストランがカウントダウンを迎えた。ファン投票数は11万9940票。2位以下に有馬記念史上最大となる3万5941票差をつけた。勝ち馬投票券を購入できないチビッコから、80歳を超えるおじいちゃん、おばあちゃんまで。社会現象を巻き起こしたディープの背中には、その“異次元の強さ”に生きる勇気と夢を与えてもらった幾多の人々の熱き思いがあることを忘れてはならない。 「ここまでこれたのも苦しいとき、つらいとき、多くのファンの声援があったからこそ。『頑張らな』と耐えしのげた」一昨年の9月26日以来、約2年と3カ月、ディープの専任調教役を務めながら天国と地獄の紙一重の日々を精進しつつラストランを迎える池江敏行助手はファンの温かい応援に感謝の意を第一に口にした。 先週の調教でのこと。久しぶりに飛んだり跳ねたり、わがままな面を見せるディープを「これはダメなことなんだよ」と20発近くステッキを入れてしかりつけた。51億円でシンジケートが組まれている引退間近の身にもかかわらず…。 それもこれも、「最後の方はオレが甘やかしたために、(武)豊が乗らないとキャンターに行かなくなったメジロマックイーンの苦い教訓があったから」と振り返る。同時に、「これが最後なんだから、もうお釣りを残す必要はないからね」と引退の花道を飾るべく一分の隙もない究極仕上げを全国のファンに確約した。 もっとも、ラストランとなる中山芝2500mの有馬記念は昨年、意表を突いたハーツクライの先行策の前にもがき苦しみ、唯一、日本馬に先着を許した。すでに6冠を手中に収めた英雄にとって、ラストランは“鬼門”克服の試練も待ち受けている。しかし、池江敏助手は周囲の不安をよそに、「何だかんだ言われているが、あのときの一番の敗因は雪による悪天候で思うような調教ができなかったことに尽きるよ」と一笑に伏した。 その昨年は木曜追い切りの予定が雪予報のため、水曜追いへと変更。さらに、直前の金曜日にもDWコースが閉鎖された影響でやむなく大外のEコースへ。そこで時計が出すぎる誤算があった。しかし、今年は一転、晴れ渡る青空の下、「追い切りは水曜朝一番」の定刻通り、無事リハーサルフライトを完了した。DWコースで6F78秒9の猛時計に「思い残すことはない」と池江郎師に言わせれば、見納めのラストランに一点の曇りはない。 「豊も追い切り直後に『落ち着いていて素晴らしかったですよ』と言ってくれた。まさか、オレにうそはつかないからね(笑)。もう何も言うことはない。週間天気予報も、日曜日にはばっちり晴れマークだったしね。3冠が懸かっていた菊花賞や、汚名返上を懸けたJCのときもすごかったけど、いったい当日はどんなすごいことになるんだろうね。おそらく、みんな泣いていると思うが、一番大泣きしているのは間違いなく涙腺ゆるゆるのオレだと思う」 聖なるイブに舞い飛ぶディープを支えし揚力は、ダイヤモンドダストのごとく輝く幾千万の感激の涙にほかならない。
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レジャー 2006年12月20日 15時00分
追い切り速報 有馬で有終 ディープ ラスト飛行準備万全
さあ、ラストフライトへ、スタンバイOK。いよいよ今週末に迫った「第51回有馬記念」(GI 芝2500m 中山24日)に向けて今朝(20日)、ディープインパクトが現役最後となる最終追い切りを行った。凱旋門賞失格など、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったが、終わり良ければすべて良し。自らの手で有終の美を飾るべく、こん身のデモンストレーションを披露した。武豊騎手のインタビューと併せ、その詳細をお届けする。 −−追い切りにまたがった感想は? 武豊騎手 動きも感触も良かった。体調の良さを感じさせるものだった。(JCを使って)落ち着きが出てきたし、競馬をしたことで精神的に楽になったみたい。 −−追い切りの内容はどうでしたか? 武豊騎手 前半から折り合いがついていた。ラストは気を抜いたので肩ムチを入れただけだよ。 −−有馬記念に対する思いは? 武豊騎手 特別ですね。僕も毎年勝ちたいけど、まだ1度しか勝っていないし(笑)。ディープに関しても去年負けたからではなく、最後なので本来の走りをさせたい。 −−中山2500mに対する不安は? 武豊騎手 ディープの強さを知らない人はいないんだし、そんな細かいことは気にしていないよ。 −−では、昨年の2着は一体…。 武豊騎手 クラシックを戦ってきて、目に見えない疲れがあったんだろう。今年の方が間違いなく体調は上だよ。 −−池江郎師はディープのことを「宝物」と言っていましたが、武豊騎手にとっては? 武豊騎手 僕にとっても「宝物」ですね。この2年はディープ中心に回っていたし、この馬に乗れることが幸せだった。思い残すことがないレースをしたいし、最後もみんなを喜ばせるレースをしたい。
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レジャー 2006年12月19日 15時00分
メジャー 悪役買って出る
ディープインパクトに死角あり!24日の「第51回有馬記念」(GI 芝2500m 中山)は、ラストランを迎えるディープインパクト一色のレースとなりそうだが、他陣営も虎視眈々(たんたん)と主役の座を狙っている。なかでも天皇賞・秋→マイルCSと目下GI2連勝中のダイワメジャー(牡5歳、美浦・上原厩舎)陣営は、打倒・ディープに自信をのぞかせている。 ラストランを迎えるディープインパクトに、今年も超ド級の迎撃ミサイルがロックオン。国内で唯一、英雄が低空飛行のままレースを終えたこの舞台に、今年は稀代のマルチホース・ダイワメジャーがスタンバイだ。 A級戦犯という“栄誉ある”役目とともに、年度代表馬の座までも奪わんとするメジャー。競馬史上最凶の“ヒール”は、自ら望んでこの悪役を演じきる算段だ。中山競馬場が悲鳴の渦に包み込まれた昨年の歳末GP。それまで末脚一辺倒だったハーツクライが、まさかの先行策を取ったことから“悲劇”の幕は開けられた。平成の天馬にはあまりにも短い滑走路。セーフティーリードを保ったままのハーツに対し、ディープはこの短い直線で離陸できずにあえいでいたのだ。最後は半馬身差まで詰め寄ったが、2着が精いっぱい。競馬ファンならあの衝撃は今でも記憶に新しいはずだ。 その昨年の“惨事”がこの人の頭の隅にも浮かんだのであろう。メジャーを管理する上原師はニヤリと笑う。「確かにディープは強いし、2500mになると、これまでと流れは違うでしょう。でも、まずうちの馬のペースにはなるだろうね。前めで自然に流れに乗りながら、直線手前までにいったん(ディープを)離しておくような…」 明らかに昨年のハーツを意識したような言い回し。皐月賞、天皇賞・秋、そしてマイルCSで名だたる強豪馬を封じ込んできた2番手追走→直線先頭→終いもうひと伸び、という3段方式の勝ちパターンが、師の脳裏にはしっかりと描かれている。無論、一番のカギとされる距離についても策は練ってある。2200m以上では<0003>。数字だけ見れば苦しいが、「有馬出走が決まってから、調教で長めから乗っている。ただそれだけといえばそうかもしれないし、ひいき目かもしれないが、効果は出てきている」。 名門・藤沢和厩舎が長距離戦対策に使うこの調教法。1週前追い切りの動きには、師の言う「効果」がはっきりと感じ取れた。Wコースで5F64秒8→50秒7→38秒0→13秒2(稍重、馬なり)。ほどよく気合が乗りながらも、決して馬に力みは見られない。終始リラックスした走りに、指揮官も「スムーズで流れるような走りだったね。馬の気持ちに任せて行かせようという考えだったんだが、67、68秒ぐらいの予定が、楽々とこれだけの時計が出るんだもの。とにかく馬は順調だよ」と戦前から破顔一笑だ。 ライバルには不得意なコースで、そのライバルの鞍上も、とかくこの有馬記念と相性が悪い。加えて相手陣営には相当量のプレッシャーもある。対して<2211>のベストコースにして、「来年も現役は続行しますよ」と、いい意味で切迫した状況になく、リラックス態勢のメジャー。いよいよ波乱のムードが現実味を帯びてきたのではないだろうか。
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レジャー 2006年12月18日 15時00分
有馬追い切り バルク 完璧 インパク倒へ渾身仕上げ
今年最後の大一番「第51回有馬記念」(GI 芝2500m 中山24日)に向け、道営の雄・コスモバルク(牡5歳、道営・田部和厩舎)が18日、美浦トレーニングセンターで追い切りを行った。打倒ディープインパクトを狙う陣営は愛馬をこん身の状態に仕上げるべく、意欲的な追い切りを敢行。バルクはデビュー以来、最高といえる状態に仕上がった。 雑草のように、踏まれても倒れても立ち上がるファイティングスピリッツが多くのファンの共感を呼ぶ。道営競馬の星、コスモバルクのことである。打倒ディープインパクトと、悲願の国内GI制覇を合言葉に18日、美浦で追い切りを行った。 美浦に入厩したのは15日。今回が5回目の美浦入りとあってまさに泰然自若。長旅の疲れも見せず、早速、厩舎運動をする姿は悠然としていて、風格さえ感じられる。ビッグレッドファームの認定厩務員・榎並さんに「相手にとって不足はないですね」と水を向けると、「不足はないけど、向こう(ディープインパクト陣営)は何と言うか…」。最後は言葉を濁したが、笑顔の中に決意をみて取ることができた。 宿敵ディープの前に4着と後塵を拝したジャパンCは、10kg増と太め残りが響いたもの。「調教パターンを変えて試行錯誤しながらやっているが、直前のケイコが軽かった」と反省を口にする榎並さん。JCでの敗戦を教訓にこん身の仕上げで臨む。 その言葉通り、今朝の追い切りでは榎並さんを背に、Wコースで5F64秒6→49秒9→36秒8→12秒4。前半は引っ掛かる素振りを見せたが、すぐになだめられ、道中は絶妙なラップを刻んだ。直線で一杯に追われると抜群の反応。軽快な脚さばき、素軽い身のこなしを披露した。前走の敗因にもなった太め残りについても、榎並さんは「前日は520kgくらいだったが、追い切り後の計測で518kg。木曜にも追う話があったけど、これならあとは運動だけで大丈夫」と満足げな表情。愛馬のコンディションに太鼓判を押した。 攻守ところをかえ、コスモバルクには追い風が吹いている。中山は弥生賞、セントライト記念の2重賞(皐月賞2着)を勝っているゲンのいいコース。「左回りは内にモタれる癖がある。右回りの方がスムーズに走れる」と強調する榎並さん。万全の出走態勢が完全に整い、好走条件もそろったここを先途と、必死の闘いを挑む。 JCは0秒6差、天皇賞・秋が0秒3差(4着)。この着差なら巻き返しは十分可能だろう。悲願の国内GIを目指すコスモバルクに、千載一遇のチャンスがめぐってきた。
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レジャー 2006年12月16日 15時00分
GII阪神C 芝の長いニュー阪神は札幌巧者を狙え チアフルスマイル
今年の中央競馬も残すところあと2週。24日に行われる「有馬記念」(GI 芝2500m 中山)で今年最後の大勝負をするためにも、まずは今週のレースで軍資金を確実に稼ぐ必要がある。そこで本紙特捜班は、今年新設された「第1回阪神C」(GII 芝1400m 阪神17日)を勝負レースに、独自の視点と分析で確勝級の一頭を導き出した。 的中馬券を確実にゲットするためには、まずはリニューアルされた阪神コースの特性を把握することが必要不可欠だ。 「ジャイアント馬場」と称される外回りコースは直線距離が延長され、タフなコースへと大きな変ぼうを遂げた。一方、今回「阪神C」が行われる内回りコースは、直線は352.5mから356.5mと4m微延長されただけだが、コース幅が広くなって各馬が力を存分に発揮できるようになったといわれる。 ニュー阪神のここ2週の芝1400m戦を振り返ると、3鞍が行われ、2歳未勝利戦で3番人気のシャウトライン、2歳500万特別の千両賞で8番人気のマザーズウィッシュ、古馬1000万のゴールデンサドルTで2番人気のアドマイヤディーノが勝利と、人気馬も伏兵馬も関係なく好走している現状。3頭の脚質も差し、先行、追い込みとまちまちで、狙いを絞り込む材料は見い出せない。 しかし、ニュー阪神について各ジョッキーの話に耳を傾けると、実に興味深いコメントが聞かれた。どのジョッキーも口々に「芝が長い」と語っているのだ。天才・武豊騎手も開幕週の折に「芝が長くてタフな馬場になった」と口にしている。実際、現在開催中の3場を比較しても中山、中京が野芝6〜8cmと洋芝10〜14cmの混合芝に対し、ニュー阪神は野芝6〜8cmと洋芝12〜16cm。ニュー阪神攻略には長い芝の克服が絶対条件といえる。 長い芝といえば、洋芝100%の札幌競馬場が思い起こされる。10月デビューのシャウトを除く、ニュー阪神芝1400m戦の勝ち馬2頭は、マザーズが新馬戦で0秒3差2着、Aディーノは<1112>と札幌で好成績を残していた。札幌でのコース実績が、そのままニュー阪神でも反映されるとみる。 そこで本紙特捜班は「阪神C」の初代チャンピオンに札幌コース巧者を指名。狙いはこれまで札幌でこそ力を発揮してきたチアフルスマイルだ。 札幌での3歳夏のデビュー戦は後続を1秒1も突き放すという、ケタ違いの強さを発揮する内容だった。昨年のクイーンSでも3着しているし、今夏に待望の重賞初勝利を挙げたのも札幌でのキーンランドCだった。パワーを要するタフな長い芝でこそチアフルはポテンシャルを全開する。 近2走のスプリンターズS、スワンSで(6)(15)着と大敗したのも、芝の短い軽い馬場が合わなかっただけ。これまでは洋芝100%の札幌こそ主戦場だったが、馬場改修されたことで、今後は阪神がもうひとつの“自分の庭”となるはず。 1400mも3勝を挙げている適距離。1週前追い切りで長めから追われたのに続き、今週も素軽い身のこなしと軽快なフットワークを披露しており、出走態勢も万全だ。また、キーンランドCでスマイルを勝利に導いている岩田騎手とのコンビ復活も心強い。 有馬記念を前に、何が何でも軍資金を稼ぎたい読者の皆さまは、この馬から勝負すべし!
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レジャー 2006年12月15日 15時00分
愛知杯 穴 超熟娘スプリングドリュー
牝馬限定戦になった一昨年以来、馬単配当は1万6730円→9万3220円と2年続けての大マンシュウ。土曜の中京メーンとして行われる「第44回愛知杯」(GIII 芝2000m)は、ストレートに予想していては逆に当たりが遠のいてしまう…といっても過言ではない。ここは思い切った選択が必要となりそうだ。本紙・清水は7歳を間近に控えた“超熟れっ娘”スプリングドリューに白羽の矢を立てた。 下馬評ではアドマイヤキッス、コスモマーベラスによる2強ムードの様相を呈している愛知杯。しかし、前者はGI2連戦の後というハードローテに加え、3歳牝馬には手厳しいハンデ56kg。確かに桜花賞2着などの実績はズバ抜けているが、未経験のこの酷量は確実にレースに響いてくるはずだ。最終追いでも、一杯いっぱいに追われて併入がやっと。前記の通り、強行ローテは少なからず影響していると見た。 また、コスモマーベラスも重賞での連対経験すらないのに56kgとキッスと同じトップハンデを背負わされた。2連勝の勢いは脅威だとしても、中京初見参というのも気に掛かるところだ。 そこで浮上してくるのが、ニューマーケットCでマーベラスを完封したスプリングドリューだ。続く府中牝馬Sでは順位が入れ替わっている(スプリング6着、マーベラス5着)ものの、差はわずかクビ。しかも、こちらは大外を回らされたロスがあってのものだ。この2戦を見れば両者の間に実力差がないどころか、わずかながらでもドリューに分があるとさえ判断できる。斤量差3kg(ドリュー53kg)が、どれだけおいしいものかがお分かりだろう。 前走の福島記念12着惨敗に関しては「馬場がすべて」(堀師)。荒れに荒れた開催最終週の馬場にして、連日降り続いた雨により「重」発表。道悪実績<1014>では、さすがに仕方ないの結果だろう。今週末の名古屋は幸い雨予報はなく、きっちりと力を出し切ってくれるはずだ。 中京は出走回数こそ少ないが、今夏の新潟での活躍、そして前述の府中牝馬S好走から左回りは大歓迎。当地も1000万時代にはきちんと勝ち鞍がある。確かに持ち時計はないが、前にも行け、後ろにも控えられる器用な立ち回りから、舞台に不安はない。 そしてそして、鞍上に据えるはローカルの鬼・中舘。現在96勝(リーディング7位)を数えているように、彼の頭の中には残り2週間で何とか年間100勝をの強い意志があるはず。200勝という目標が事実上立ち消えている武豊(=Aキッス)より、モチベーションは断然上だろう。いわゆる「着狙い」などということはあり得ず、全身全霊をかけて勝利を目指してくれるに違いない。
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レジャー
GI菊花賞確信 3冠 サムソン ディ-プと対照的な雑草馬が史上7頭目の快挙へ サムソンの競馬さえしてくれば自ずと結果は出る
2006年10月16日 15時00分
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GI秋華賞 藍子 キス&キッス軸
2006年10月14日 15時00分
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確定GI秋華賞 アドマイヤキッス激変
2006年10月13日 15時00分
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みのもんた 参院選出馬!?
2006年10月12日 15時00分
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レジャー
GI秋華賞追い切り速報 春の実績馬を脅かす不気味な存在 究極の上がり馬 サンドリオン絶好
2006年10月11日 15時00分
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スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
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GII毎日王冠 テレグノシス花道V
2006年10月07日 15時00分
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アイルランドT キンシャサノキセキ断然
2006年10月06日 15時00分
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よしお兄さん、だいすけお兄さんの結婚を祝福「直接聞きました」 パパとしての喜びを語る
1999年11月13日 11時50分
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マギー司郎「童貞は舞台に立たせない」
1990年12月15日 12時55分
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中居正広がクレカ被害、詐欺師に対し「可哀想」
1990年11月15日 11時21分
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1970年09月26日 22時43分
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