「年内で打ち切りが検討されているのが『クイズ$ミリオネア』『Dのゲキジョー』(共にフジ)だ。理由は、視聴率が下がってきたこともあるが一番の問題は制作費だ。みののギャラは高すぎる。いずれ、みのもギャラが高騰し過ぎてテレ朝を追われた久米宏同様に局を追われるかも」(テレビ制作関係者)
このような状況を冷静に見つめているのが、みの本人だという。
「みの自身、人気がなくなってぶざまな姿をさらしてまでテレビにすがり付く気持ちは少しもない。むしろ後輩に道を譲るべくその機会をうかがっているくらいだ」(芸能プロ関係者)
そこで浮上してきたのが07年度に行われる参院選の出馬情報だ。意外かもしれないが、芸能界での、みのの評判は「大の政治通」だという。小泉純一郎元総理や安倍晋三新総理らとも交流があるほか、小沢一郎民主党代表とも友達付き合いをしているようだ。しかし、今回、参院選でまず声を掛けてきたのが恩師で元参議院議員の野末陳平氏(73)。野末氏との意外な関係とは。
「みのの芸名を付けたのは、当時、放送作家をしていた野末氏。その関係もあって2人は親しくプライベートでも付き合っている。あらゆる政治家とコネクションがあるみのは、無所属での出馬を勧める野末氏に対し、はっきりと意思を伝えていない。本音は、出馬するなら自民党と考えているようだ」(永田町関係者)
出馬すれば、当選すること間違いないだけにほかの候補者も気が気でないようだ。こんな話もある。
「いまさら参議院なんて小さい。神奈川県知事候補にという声もある。ともかく参院選については、自民も民主もノドから手が出るほど彼がほしいのというのがホンネだろう」(永田町関係者)
しかし、本紙で「芸能斜め切り」を連載中の芸能評論家・肥留間正明氏は否定的だ。「ありえない。参院選に出馬すれば収入が激減する。TBS『朝ズバッ』で1回の出演料300万円など、月収3億円といわれるみのが、わざわざ選挙に出るとは思えない。すでに十分稼いだから、というのにはまだ若いと思う。将来は分からないが、今はないはず」
いずれにせよ、みのの動向が注目されている。