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レジャー 2007年02月16日 15時00分
確定GIフェブラリーS シーキングザベスト 鉄板
今週は2007年の中央競馬GI第1弾「第24回フェブラリーS」(ダ1600m 18日)が東京競馬場で行われる。ダート王決定戦にふさわしく砂巧者が勢ぞろいしたが、本紙・橋本千春記者はシーキングザベストを◎に指名した。ダートは16戦して15連対の戦績を誇り、特に東京コースは<2100>とベスト。距離も不安はなく、戴冠のチャンスは十分だ。 ダートは16戦8勝、2着7回。9割3分という驚異的な連対率を誇るシーキングザベストが混戦に断を下す。 スタートと同時にさっと好位につけられるセンスの良さと、スピードの持続力が武器で信頼度は高い。前哨戦の根岸Sは11番人気の伏兵ビッググラスに出し抜けを食ったが、2着は確保。ここに望みをつないでいる。 意外にもGIは初挑戦だが、石橋を叩いても渡らなかった森師がついに軍配を返したのだ。これこそ、機が熟した(完成の域に達した)証拠であり、自信の表れと確信する。3走前にここと同じ1600mの武蔵野Sを快勝。さらに、立夏S(ダ1400m)をレコードで圧勝(4馬身差)とコース実績も抜群だ。 円熟の6歳馬だがここまで<8703>と無理使いされておらず心身とも若い。プラスアルファはどの馬より大きいし、一気に頂点を極める。 東京大賞典を4馬身差で圧勝。統一GI4勝目を挙げたブルーコンコルドが強敵だが、2年連続2着のシーキングザダイヤも当然、圏内。 アジュディミツオーほか、△勢の食い込みも。
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レジャー 2007年02月15日 15時00分
GIフェブラリーS ブルーコンコルド 服部師が自信満々で送り出す 中央GI獲りへ時は満ちた
群雄割拠の様相を呈している「第24回フェブラリーS」(GI 東京ダ1600m 18日)。なかでも、交流GI4勝と頭ひとつ抜け出した存在がブルーコンコルドだ。ただ、これぞダート界の七不思議!?中央GIはいまだ縁がなく、今回こそ正真正銘の勲章を奪取したいところだ。栗東キャップ・谷口記者が、管理する服部師を直撃した。 精鋭16頭。群雄割拠の“砂の猛者”たちが集えし今年のフェブラリーSは、各陣営それぞれに「勝ちたい」という野心を隠し切れない。そんななか、「マスコミ的見出しでいえば“悲願の中央GI獲りに向けて”なんだろうが、どれもこれも皮一枚の仕上げでくるんだから、競馬はそう簡単じゃない。キチッとした形で送り出すだけだよ」とクレバーに語る男が一人。丸刈りで精かんな風ぼうはまるで霊峰・比叡山の修行僧のごとく鋭い眼光を解き放っている。一方で己の煩悩を振り払うかのように泰然自若、静かに“その時”を待っているその人こそブルーコンコルドの服部利之調教師だ。 もっとも、達観の境地に至るまでには人馬ともども数年の歳月を要した。実父はあのキタノカチドキやニホンピロウイナー、リードホーユーと数々の名馬を育て上げ、当時、東高西低のなか、“服部ラッパ”と関東陣営にも恐れられた豪腕・故服部正利調教師。父譲りのストイックな厩舎運営は時として従業員との摩擦をも生じさせた。 いまや大黒柱と成長した同馬も、「とにかく体力がなくてね。ゲート試験にすらなかなか進めなかったし、小倉2歳S(2着)当時なんてゲート再審査が追い切りになった。皐月賞(13着)は出走できたものの、道中で肉離れを起こしてしまって…」と虚弱体質に泣かされ通しだったという。 が、「時はすべての悲しみを解決してくれる」の格言通り、厩舎運営も円滑軌道に乗り、ガラスのエースも「体質面がしっかりして、何より、折り合いがつくようになったことがすべての面で大きくプラスに作用している」と師。「坂路800mをガムシャラに走って49秒台を出していた馬が、今では18秒で入れと言えば18秒で入れるようになったからね」 目を見張らんばかりの成長ぶりで、昨年は地方交流GIの南部杯、JBCマイル、東京大賞典を総なめにし、栄えあるNAR特別表彰馬を受賞するまでに。 もちろん、残るは中央のビッグタイトル。東京大賞典以来、中6週と間隔があいているだけに、仕上がり具合が気になるところだが、「11日の日曜日に坂路800m50秒8のところをやったし、今週も坂路50秒2と、気持ち良く行かせて攻めた。ぶっちゃけ、明日がレースでもいいくらいの状態。正直、年齢的に前シーズンがピークかなと思っていたが、もうひと山きたね」と師。「6FのガーネットSを使ってテンションが上がりすぎていた昨年(4着)に比べれば、また一段上がっての挑戦。胸を張って出せるよ。本音を言えば中央GIの勲章は獲りたいし、獲らせなアカン馬やから」 そして最後に、「ちょっと前に浦河から200km、片道7時間かけて、まだ健在のリードホーユーに会いにいってきたんや。厩舎にオレが入って3カ月後に親父はガンで体調を崩したから、あれこれとは何も教わっていないが、今でも厩舎に親父が選んできたニホンピロウイナーやリードホーユーがいた記憶が鮮明に残っている。その記憶が親父からの教えかな」。 こうつぶやいた服部師のまぶたには、きっと思い出の名馬たちにも負けないくらい、輝きを解き放つ愛馬ブルーコンコルドが映し出されているに違いない。
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レジャー 2007年02月14日 15時00分
GIフェブラリーS追い切り速報 サンライズバッカス 圧巻
今週のメーンは07年のGI第1弾「第24回フェブラリーS」(東京ダ1600m 18日)。14日朝は栗東、美浦の両トレセンで一斉に最終追い切りが行われたが、特に目を引いたのはサンライズバッカス。あのカネヒキリに土をつけた逸材が、5歳を迎えて完全に素質開花の時を迎えた。同じく音無厩舎に所属するオレハマッテルゼの追い切り情報とともに、今朝の表情を詳報する。 悲願のGI制覇へ態勢は万全。TR仕様だった平安S(2着)を叩かれ、サンライズバッカスがいよいよ真の姿へと変ぼうを遂げた。 あのカネヒキリを破った東京ダ1600m。舞台が舞台だけに、陣営の意気込みも違う。今朝は坂路で800m51秒6→38秒0→12秒8。そこには平安S時の重々しさはまったくなく、終始、軽快なフットワークで登坂。 ゴール前では安藤勝騎手のゴーサインに応え、実に小気味良いステップを披露した。音無師はこの動きを入念にチェックすると、「最近はもうひとつ時計が出ていないが、今日にしても雨の影響があったからね。動き自体は悪くないし、時計は気にせんでええでしょう」とまずは納得の表情。自分の思い描く通りの調整に、思わず笑みまでこぼした。そして報道陣の質問が馬体重に移ると「今のところはそんなに変わっていないけど、このひと追いと輸送でだいぶ絞れるからね。大きく減って、たとえばマイナス14kgでも驚かなくていい。前々走の時くらいでええ。とにかく、レースにはちょうどいい感じで臨めるはずだよ」と、こちらも”予定通り”を強調した。 むろん、前走・平安Sに関しては「重めが影響したことは間違いない」(同師)が、それで上がり3F35秒6の豪脚を発揮。メイショウトウコンの強襲にもアタマ差まで踏ん張ったのは、実力以外の何ものでもない。指揮官も「勝ちパターンやったんやけどねぇ」といったんは悔しい表情を見せたものの、「ま、前哨戦としてはね」とTR仕様での好走に満足げだ。 一昨年の武蔵野Sではカネヒキリを下し、昨年の武蔵野Sでは長休明けをものともせずにシーキングザベストの0秒1差2着。昨年のこのレースこそ12着に大敗したが、それは「体調がもうひとつだった」ときのものだ。舞台はまさしく「ベストでしょう」(同師)。 一昨年、昨年の最優秀ダートホースがそろって顔を見せていない今年のフェブラリーS。バッカスが最高のパフォーマンスを繰り広げられるとすれば、それは即、勝ちにつながってくるはずだ。
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レジャー 2007年02月13日 15時00分
07年GI第1弾フェブラリーS 森厩舎 三本の矢
2007年GI開幕。今週は東京競馬場で「第24回フェブラリーS」(GI ダ1600m 18日)が開催される。東西から一流ダート馬が集結したが、栗東・森厩舎は意欲の3頭出し。一昨年、昨年と2着し、3度目の正直を狙うシーキングザダイヤ、東京は3戦2勝、2着1回と完全連対中のシーキングザベスト。心機一転、ダートで巻き返しを期すトーセンシャナオー。森厩舎が放つ”三本の矢”にスポットを当てた。 一昨年、昨年の最優秀ダートホースが2頭とも不在。早くも大混戦の様相を呈している2007年最初のGIだが、この難解な局面に断を下そうとしているのが名門・森厩舎だ。ダイヤ&ベストの”Wシーキング”に、伏兵・トーセンシャナオーの3頭出しで大攻勢をかける。 まずトップバッターはシーキングザベスト。確かに実績上はシーキングザダイヤかもしれないが、ダイヤはGIでの銀メダル9個。依然、勝ち切れない状態が続いている。その同僚より、徐々に陣営の評価が上がり始めているのがベストだ。 前走の根岸Sは1カ月半ぶりのレース。「本番を控えていたので、若干重めだった」(清水助手)とまさしく”TR仕様”で臨んだ一戦はビッググラスの0秒2差2着と、きっちり先につながるレースを披露した。 「負けたといっても、最後は出し抜けを食らった感じ。力で負けたレースじゃなかったからね。おなかの辺りがゆったりしていたから、その分、反応が鈍かったのかな。とにかく、前哨戦としてはOKでしょう」 中間も順調な調整が進められており、「上積みは十分。型通りに良くなっています」と清水助手。武蔵野S以来のマイル戦に関しては「今なら、この条件はダイヤよりこっちじゃないかな」と胸を張った。GIは初挑戦ながら、ダート全成績は<8701>と準パーフェクト。ここも大崩れはまずないはずだ。 続いて、やや評価の落ちはじめたシーキングザダイヤだが、歯がゆいレースぶりは別にして、いつGIウイナーに輝いても不思議はない素材だ。前走の東京大賞典(3着)は”定位置”より着順をひとつ落としたものの、「暮れはちょっと体調が落ちていたからね」と陣営に悲観の色はない。 「ひと息入った分、ちょっと張りがない感じもするが、東京大賞典のときよりは間違いなくいい。何とかしないと世代交代の波がやってくるし、早く結果を出してほしいね」 今後は「ドバイを視野に入れていく」ということだが、その前に自国のGIを獲ってハクをつけたいところだろう。 実績では前記2頭にはちょっと劣るかもしれないが、トーセンシャナオーも意外性という意味で軽視は禁物だ。 「馬は華奢(きゃしゃ)だが、ダートが走れないわけではない」。条件がわりに未知の魅力を残しており、事実、初勝利を挙げたのもダートだった。芝とはいえ、昨秋のセントライト記念では12番人気の低評価をあざ笑うかのような快勝劇。典型的な一発屋だけに、不気味な存在だ。 2001年の同レースを制したノボトゥルー以来、遠ざかっている中央のGI。西の名門・森厩舎がケン土重来に虎視たんたんだ。
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レジャー 2007年02月10日 15時00分
確定東京 ダイヤモンドS 爆穴 チェストウイング
冬の東京開催の名物マラソンレース「第57回ダイヤモンドS」(GIII 芝3400m)が11日(日)に行われる。1998年以降1番人気の連対はなしという荒れる一戦。今年も一長一短のある組み合わせとなり、波乱ムードがプンプン漂っている。そこで、先週の小倉「紫川特別」で3連単6万4320円をゲットした「新本命党お断り」の赤羽浮馬はステイヤーズS3着の実績を買ってチェストウイングに白羽の矢を立てた。 ◆ダイヤモンドS◆暮れのステイヤーズSと並ぶ東の名物長距離重賞だが、中山のそれと違ってこちらはハンデ戦。直線の長い東京コースで極限の持久力を要求される一戦だけに、最後に斤量の差が明暗を分けることになりそうだ。 ステイヤーズS(3着)から2kg減の55kgで出られるチェストウイングから入る。前走のAJC杯は10着と凡走したが、「中山だったから、いいところにつけて行って直線で抜け出す競馬を指示した。乗り役さんはその通り乗ってくれたんだが、ちょっとペースが速すぎたね」と秋山師。完全な作戦ミスだけに、度外視して大丈夫だ。幸い疲れはなく、中間は引き続き好気配。 今週は例によって軽めの調整だったが、素軽さ満点の動きでデキの良さをアピールしている。「気性的に危ないところのある馬だから、ねじを巻きすぎてはダメ。ちょうどいいケイコができた。今回ははじけそうな予感があるよ」と同師。今回の舞台は5勝を挙げているベストの東京。「府中だと喜んで走るし、馬が勝ち方を知っているんだ」とは鈴木助手。昨秋のオクトーバーSでは休み明けの不利も何のその。中団からまくり気味に進出すると、直線では後続を寄せ付けず楽勝してしまった。「久々だったから、折り合いだけに気を付けて乗ったが、本当に強い競馬だった。能力の高さを感じた」と手綱を取った北村宏騎手も絶賛していた。 その北村騎手とステイヤーズS以来、コンビ復活するのも好材料。「特殊な距離だから、経験しているジョッキーが乗ってくれるのは心強いよ。小さな馬で2kgもらったのも大きい。間違いなく勝ち負けでしょう」と同師はきっぱりだ。待望の重賞初Vに機は熟した。
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レジャー 2007年02月09日 15時00分
確定東京 万券男爆発 バレンタインS ペニーホイッスル
10日(土)の東京メーンは「バレンタインS」(1600万 芝1400m)。激戦区の準オープンらしく混戦模様が漂うなか、先週の小倉・紫川特別で3連単6万4320円をゲットした本紙「パドック最前線」の古谷剛彦記者は決め手鋭いペニーホイッスルをいち押し!叩き3戦目で完調なったここは一気の差し切りが期待できる。 休み明けを2度叩かれ、確実に良化を遂げているペニーホイッスルに期待する。1200mが<2222>に対し、1400mは<0102>と1F長い印象はある。しかし、一昨年のオーロCで石崎隆騎手が折り合いをつけ、2着に追い込んできた競馬が、ペニーのレースぶりを一変させた。 それまでは先行タイプだったが、中団から差す競馬を覚えたことで、以前に比べると守備範囲がマイルあたりまで広くなっている。前走にしても、ハイペースを後方から進み、直線だけの競馬で3着と、距離が延びても心配のないレースぶりを見せている。 年齢を重ねると牝馬は母親になりたいと思う時期に、体重が増えていくことがある。ここ2戦、ペニーは体重が増えている。しかし、前走のレースぶりを見る限り、太めには感じられない。ハイレベルのサンライズSに比べれば、メンバーも大分楽になる今回、重賞入着の実績を含めても、勝機は十分と見た。相手はアポロノサトリ。東京1400mは<3101>と最も得意にしている舞台。昨秋の錦秋Sでは逃げ切りVを収めているが、脚質は自在でハナにこだわらず、安定した走りを見せる。前走は出遅れる形ながら、0秒4差の5着に追い込み、能力の高さも示している。最高のパフォーマンスができる舞台で楽しみだ。 ルタンテイールは近況が冴えないものの、前走でエムオーウイナーの5着と復調の兆しを見せた。1Fの延長も好材料だし、一変あって不思議ない。
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レジャー 2007年02月08日 15時00分
武豊 新伝説 オーシャンエイプス
今週の京都メーンは「第47回きさらぎ賞」(GIII 芝1800m 11日)。札幌2歳Sの1、2着馬や、まだまだ底を見せていないアサクサキングスなどクセ者たちが顔をそろえたが、やはり注目はオーシャンエイプス。新馬戦を次元の違う走りでぶっちぎった超大器が、さらなる進化を遂げ、重賞に敢然とアタックしてくる。栗東一の情報通・谷口昭弘キャップが、知られざる“海猿伝説”を包み隠さず大公開する。 ディープインパクトの弟ニュービギニングの化けの皮をはがし、ダーレージャパンからの刺客フリオーソの野望をも粉砕。父ジャングルポケットも通った共同通信杯を4戦土つかずで通過したフサイチホウオー。栗東トレセン関係者から「今年はずぬけた馬はおらず混戦」という声が数多く聞かれた2007年のクラシックも、いよいよ主役馬が確定したか!? いやいや、超新星は突如として現れ、一瞬にして勢力図を塗り替えてしまうもの。その答えを出すのは、このオーシャンエイプスのパフォーマンスを目の当たりにしてからでも決して遅くはあるまい。 「次元が違う走り。当週の坂路の追い切り時計が800m50秒6と速かったから、ある程度の自信はあったが、ここまで強いとは。あれならクラシックにいける」こわもてで度胸満点の石坂調教師でさえ驚がくしたという“衝撃”のデビュー戦は、今回の戦いと同じ舞台となる1月20日の京都外回り芝1800mの新馬戦。「単に入厩が遅かっただけだけど、初戦は若干太かった」の解説通り、好馬体ながらもパドックの周回では抜けたオーラを解き放っていたわけではなかったが、レースにいってのインパクトは強烈だった。 ゲートの出こそ悪かったものの、終始、中団の外めをピタリと折り合って余裕しゃくしゃく。坂の下りでついた惰性で自然と先頭に並びかけるやいなや、「スタンドに物見した」余裕をかましながら、まるであのディープインパクトのデビュー戦をほうふつさせる異次元の加速力を披露して見せたのだ。11秒6→11秒4→11秒7…新馬戦にしては、ただでさえ速いこのラスト3F34秒7のレースラップを馬なりで凌駕(りょうが)する上がり3F34秒3をマーク。武豊をして「大物だね。軽く飛びそうな末脚だった」と絶賛させた。 もっとも、わずかキャリア1戦。「こんなに注目されていいの!?3戦目は誰も取材にこなかったりしてね」。担当の日迫助手が笑顔でジョークを飛ばした言葉は、まんざら冗談だと受け流せない面もあるが、当面の相手と目されるナムラマース、アサクサキングスは不利があったとはいえ、ラジオNIKKEI杯2歳Sで1戦1勝のヴィクトリー(2着)を捕らえ切れなかった現実もまたある。ましてや、7日の坂路の追い切りでディープはもとより、数々の名馬の背中を知る武豊が「めちゃくちゃ速かったね。坂路じゃなく、平坦を走っているみたいだった。あの勝ちっぷりなら誰が見ても一気に注目を集めて不思議ではないし、僕自身もワクワクしている。 今回終わって、『この馬でクラシックに行きます』と言いたいね」と臨界点の賛辞を送れば、キャリアの浅さうんぬんは杞憂(きゆう)に終わる可能性は高い。「ディープが去って一番心の中にポッカリ穴があいているのは僕だと思う」と話す天才の前にすい星のごとく現れた“海猿”オーシャンエイプス。その前に広がれしクラシックロードの大海は、水平線が見えるがごときに穏やかだ。
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レジャー 2007年02月07日 15時00分
ダイヤモンドS追い切り速報 バイロイト 目イチ勝負
久しぶりに大物感漂う生粋のステイヤーが、今週行われる「第57回ダイヤモンドS」(GIII 東京芝3400m 11日)に参戦する。その名もバイロイト。せん馬だけに天皇賞・春の出走は叶わないが、逆にいえば数少ないマラソン重賞のここは目イチ勝負。今朝も坂路を快調に登坂し、2連勝中の勢いをアピールした。 1600万→オープン特別を連勝し、いよいよ次は重賞挑戦。6歳と遅咲きながら、バイロイトが完全に本格化した。 2月初旬とは思えぬ、柔らかな風に包まれた栗東トレセン。バイロイトは朝一番に坂路に姿を現すと、まずは800m75秒8と軽くウオーミングアップ。続けてDWコースへ場所を移すと、終いを重点にした併せ馬で6F83秒4、上がり3F39秒0→11秒9をマーク。鞍上からゴーサインがかかると、いかにもステイヤーらしい重心の低いフォームで併入に持ち込んだ。愛馬の動きを確かめた中竹師は、笑顔を混じえて言う。 「前々走(古都S1着)なんかは体調がもうひとつだったけど、前走(万葉S1着)あたりからグンと良くなってきた。中間にグリーンウッドFに短期放牧に出したが、このレースに向けて逆算して調整してきたし、そのデキはきっちりキープできているよ。ここへきて競馬内容が安定してきたしね」 重賞制覇へ調整に狂いがないことを強調する。 前走の万葉Sはトウカイトリックにハナ差の勝利とはいえ、3着以下を6馬身突き放す2頭のマッチレース。“その他”との力の違いを示すとともに、重賞級の能力をまざまざと見せつけた。今回、トリックとの斤量差は1kg→0.5kgに縮まるものの、「長距離なので多少の影響はあるかもしれないが、そもそもが斤量泣きしないタイプ」と指揮官はさほど意に介していない。 また、3歳時には、ここ東京で8着に敗れているが、「回りは気にしないよ」。まだ完成途上での敗戦だけに参考外だし、それどころか師は「むしろ東京の長距離というタフな条件はこの馬に合うんじゃないか。それに、週末は雨予報になっているからね。他の馬がつらい分、我慢比べに強いうちのには有利」とコースがわりを歓迎している。 「以前はスタミナだけで走っているような馬だったけど、最近は体に幅が出てきたんだ。それにストライドが伸びて、大きく走れるようになっている。それが近走の好走につながっているのかもね。幸いツメの方も小康状態。力は出してくれるだろう」 コースは問題なく、ツメの持病も大丈夫。距離は前走よりさらに延びるが「延びれば延びるほどいいタイプ」だ。せん馬のため天皇賞・春への出走は叶わないが、逆にいえば他陣営のようなおつり残しの調整も必要ない。初重賞制覇へ、障壁は皆無といっていいだろう。
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スポーツ 2007年02月06日 15時00分
ポスト魔裟斗ヘ アンディ・オロゴン 帰化計画
「K-1 WORLD MAX 2007〜日本代表決定トーナメント〜」が5日、東京・有明コロシアムで開催された。ボビー・オロゴンの実弟アンディ・オロゴンが優勝候補の小比類巻貴之から豪快なダウンを奪って大金星。左足を負傷して準々決勝の舞台に立つことはできなかったものの、好ファイトに賛辞はやまない。そんなアンディに仰天プランが浮上している。なんとポスト魔裟斗として「帰化」するというのだ。 デビューしてわずか半年のアンディがMAX創成期から日本人トップファイターの座に君臨してきた小比類巻を打ち砕いた。 この日の1回戦で日本代表トーナメントの大本命と目されていたミスターストイックこと小比類巻と対戦したアンディ。百戦錬磨の小比類巻もビックリのパンチを叩き込んでアグレッシブな姿勢をみせると、試合終盤には会場から大「アンディ」コールが巻き起こるなど、完全にファンの心をわしづかみにした。 延長Rにこん身の右ストレートでダウンを奪い判定勝ち。とはいえ、小比類巻戦の代償は大きく試合後は歩行が困難で左足のひ骨を骨折した可能性があるため、準々決勝を棄権。試合後は「いまは何が起こったのかわからない。また次出れるか不安です」と控えめに語った。 アンディの激闘にTBSの解説を務めた元ボクシング世界王者の畑山隆則氏は「キャリア積んだら相当怖い選手になる」と脱帽のよう。MAX不動のエース魔裟斗も「生では見てないけど、映像で見るからに彼はすごいよね。あの才能は…」とため息を漏らすほどだ。 アンディの積極果敢なファイトに賛辞がやまない一方で、今大会は課題もある。魔裟斗は「きょうの日本トーナメントを見ていて何かが足りない。2002年からオレが引っ張ってきて、バトンを渡す選手がいない」と苦言。この日は佐藤嘉洋が日本トーナメントを連覇したが、ポスト魔裟斗になり得るほどのスター選手が出てこなかったというのだ。 TBS関係者も次のように嘆く。「今回は試合的には好ゲームもありましたが、魔裟斗選手みたいな大黒柱が出てこなかった。中学生のHIROYAクンはがんばりましたけどね。ただ、今回みたいに魔裟斗選手がいなければまだまだ辛いのは事実。でも、今回救いだったのがアンディの奮闘ぶり。もうこうなったらMAXもアンディを帰化させるしかないんじゃないですか。彼は今大会で一番、大和魂みたいなものをみせてくれましたし、この戦いぶりなら視聴率も期待できる」 確かにアンディといえば、日本文化に造詣が深い。かねて「継続は力なり」「働かざるもの食うべからず」などとことわざを披露したり、今回は「勝ちたいな、小比類巻に、判定で」とオリジナルの俳句まで詠んでみせるなど、日本人以上に日本人らしいところもある。帰化するとなれば、魔裟斗のように多くの日本のファンのハートをつかむばかりか、日本のエース格に成長することも見込めるというワケだ。 帰化プランまで飛び出したアンディ。実現すればMAX日本勢の救世主になることは間違いないが、果たして。
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レジャー 2007年02月03日 15時00分
確定GIII共同通信杯 2強崩れればおいしい高配当 フライングアップル
1回東京競馬4日目のメーンは「第41回共同通信杯」(GIII 芝1800m)。下馬評ではフサイチホウオー、ニュービギニングの一騎打ちムードだが、両雄並び立たずとはよくいわれること。先週、日曜小倉9Rで3連単18万4520円をゲットした本紙「虎穴馬券」は昨秋の東スポ杯2歳Sでホウオーに肉薄しているフライングアップルで一発逆転を狙う。 ◆共同通信杯=超のつく穴好きの記者にとって、9頭という少頭数だけで、馬券購買意欲がグンと下がってしまうところ。が、ここは2強で断然ムード。鞍上もアンカツ、ユタカと役者がそろい、人気がかぶるのは必至だけに、アタマが狂えば33連単で思わぬ高配当ゲットも可能だろう。 フサイチホウオー、ニュービギニング以外はすべて穴馬とここは割り切る。3番人気濃厚だが、2強を崩せるのはフライングアップルしかいない。全成績<2201>の安定感が示す通り、能力は世代トップクラスだ。その3敗も相手が新馬(0秒5差2着)=フサイチオフトラ(後に萩S勝ち 骨折)、東スポ杯2歳S(1/2馬身差2着)=フサイチホウオー(ラジオNIKKEI杯2歳S勝ち)、朝日杯FS(0秒4差4着)=1着ドリームジャーニー、3着オースミダイドウ(デ杯2歳S勝ち)とそうそうたるメンバー。 今回出走するのは一番着差がなかったホウオー一頭のみで、アップルにとってくみしやすいメンバー構成といっていいだろう。東京1800mという舞台もベスト。事実、同条件の東スポ杯では2歳王者ドリームジャーニーにハナ差先着している。もともと「精神的に落ち着いているので、手がかからない」(藤沢和師)馬が、「物見やモタれ癖もなくなりつつある」(葛西助手)というように、一戦ごとに競馬が上達していることも強調材料。中7週になるが、28日はWコースで5F65秒2、ラスト1F12秒0の好時計。ゴール前仕掛けられ、抜群の反応で楽々、マチカネゲンジ(4歳1000万)に併入と、絶好の気配を見せている。 さらに鞍上には“追える”岩田康誠を確保。持ち味である息の長い末脚を生かすには最適のジョッキーだろう。藤沢和師が「今回は力が入る」と言えば、2007年厩舎初重賞Vを贈るのはアップルで決まり。
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GI菊花賞確信 3冠 サムソン ディ-プと対照的な雑草馬が史上7頭目の快挙へ サムソンの競馬さえしてくれば自ずと結果は出る
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GI秋華賞 藍子 キス&キッス軸
2006年10月14日 15時00分
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確定GI秋華賞 アドマイヤキッス激変
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GI秋華賞追い切り速報 春の実績馬を脅かす不気味な存在 究極の上がり馬 サンドリオン絶好
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大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
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