ダートは16戦8勝、2着7回。9割3分という驚異的な連対率を誇るシーキングザベストが混戦に断を下す。
スタートと同時にさっと好位につけられるセンスの良さと、スピードの持続力が武器で信頼度は高い。前哨戦の根岸Sは11番人気の伏兵ビッググラスに出し抜けを食ったが、2着は確保。ここに望みをつないでいる。
意外にもGIは初挑戦だが、石橋を叩いても渡らなかった森師がついに軍配を返したのだ。これこそ、機が熟した(完成の域に達した)証拠であり、自信の表れと確信する。3走前にここと同じ1600mの武蔵野Sを快勝。さらに、立夏S(ダ1400m)をレコードで圧勝(4馬身差)とコース実績も抜群だ。
円熟の6歳馬だがここまで<8703>と無理使いされておらず心身とも若い。プラスアルファはどの馬より大きいし、一気に頂点を極める。
東京大賞典を4馬身差で圧勝。統一GI4勝目を挙げたブルーコンコルドが強敵だが、2年連続2着のシーキングザダイヤも当然、圏内。
アジュディミツオーほか、△勢の食い込みも。