◎デスペラード
○ケイアイドウソジン
▲メイショウウズシオ
△セイカプレスト
△マイネルキッツ
面白みに欠く出走メンバーにあって、前走・八坂Sで新境地を開いたデスペラードの存在が際立つ。芝戦は、昨春の毎日杯(14着)以来。常にゴトゴトして硬さのある歩様なのでダートを主戦場としてきたわけだが、前走で証明したように「切れる脚」を使える馬。芝初勝利を挙げたばかりの馬が、いきなり特殊な距離の別定GIII挑戦となるといかにもハードルが高そうだが、折り合いに不安のあるタイプではないし、血統からも距離はこなせそう。新鮮味のないこのメンバーなら狙って買ってみる価値はある。
実際、ダートから芝路線に転向して成功した馬は少なくない。若駒の頃は体質面に弱さがあったりして能力を発揮できなかった馬も、体の成長とともに苦手な芝を克服していくパターン。最も成功した例は、イングランディーレか。ダート3勝、芝3戦未勝利の戦績だった馬が03年ダイヤモンドS(3200m)→日経賞(2500m)を連勝、翌年には天皇賞・春(3200m)でG1をも制した。
【馬連】流し(8)軸(1)(3)(10)(12)
【3連単】フォーメーション(8)→(10)(12)→(1)(3)(10)(12)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。