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レジャー 2006年12月01日 15時00分
GI阪神JF 古谷自信の本命 イクスキューズ
ニュー阪神攻略のポイントは長い外回りの直線とゴール前の急勾配。「第58回阪神JF」(GI 芝1600m 阪神)の枠順がきょう1日確定した。下馬評では前哨戦のファンタジーSを圧勝したアストンマーチャンで一色のムードだが、古谷剛彦記者は新装オープンする仁川のコース形態を”吟味”した上で◎にはイクスキューズを抜てきした。 前哨戦のファンタジーS組が有利なのは間違いない「阪神JF」だが、なぜか勝ち馬はピースオブワールドしか出ていない。 昨年はファンタジーSを楽々差し切ったアルーリングボイスが、出遅れも響き14着に惨敗。過去にもスイープトウショウやラインクラフトが、不利があったにせよ敗れている。 スイープとラインは地力を見せて差のないところまで追い込んでいるので、力負けとは言い切れないが、京都(ファンタジーS)と阪神のコースの違いから生まれる、つながりのなさは無視できない。 ニュー阪神に変わり、外回りの直線は右回り最長となる。窮屈なコーナーで不利を受けた上記2頭もこのコースでできていれば…と思うが、それでも京都と違うポイントは直線の最後の坂。直線が長くなった上に2mの上りがあるだけに、タフな競馬を要求される。予想は短距離実績しかない組より、中距離で勝っている馬を評価したい。 ファンタジーSでは、アストンマーチャンに突き放された格好のイクスキューズだが、1500-1800mで勝ち鞍を挙げており、狭いところを一瞬のうちに割ってきたクローバー賞の瞬発力は目を見張らされた。ビッグレッドファームで鍛えられた底力が、本番で生きてくるはず。 当然、強敵はアストンマーチャンだが、前走から変わりそうなのは、そのファンタジーSで4着に追い込んできたハギノルチェーレ。後方で脚をため、直線に懸ける競馬で2戦とも好結果を出している。タフな競馬が要求される新コースで、長距離得意のダンスインザダーク産駒というのも不気味だ。
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レジャー 2006年11月30日 15時00分
GI阪神JF 新阪神コース大歓迎 ルミナスハーバー強襲
リニューアルされた阪神競馬場のオープニングを飾る2歳女王決定戦「阪神JF」(GI 芝1600m 3日)。阪神は外回りコースが新設され、駆け引きなしの真っ向勝負が予想される。女王候補筆頭のアストンマーチャンをはじめとするライバルたちが、未知の新コースに不安を抱く中、歓迎ムード全開なのがルミナスハーバーだ。自慢の末脚を静かに研ぎ澄ませ、晴れの舞台でニューヒロイン誕生を高らかに告げる。 今年はリニューアルされた阪神競馬場のこけら落としGIとして、華々しさを増した2歳女王決定戦「阪神JF」。旧阪神競馬場のマイル戦では“魔の第2コーナー”と呼ばれた最大の難所も、向正面からのスタートに変更され自然消滅。最大の勝負どころは、目玉として新設された外回りコースの直線474mだ。 プラスに出るのか、マイナスに出るのか、走ってみないことには分からないという声が大勢を占める中、「最初のコーナーで窮屈になるなど、予期せぬアクシデントがなくなるという点ではリスクがかなり軽減されたし、何より、ウチのは末脚が武器だからね。直線が100m以上延びて追い比べになるのは大歓迎だよ」と、リニューアルを声高に喜ぶのが、目下2連勝中のルミナスハーバーを送り出す鎌田助手だ。 9月30日の中京デビュー戦こそ「あのスローで後方から。しかも、3角からマクッて出るアンチャン(=見習い騎手)みたいな競馬」と酷評した小牧騎手のボーンヘッドでクビ差の2着に甘んじたが、2戦目の未勝利戦ではスローペースにもピタリと折り合って直線は手綱を微動だにせず、おいでおいでの大楽勝。結果は芝1600m1分33秒8のレコード駆けで、2着に7馬身をつける圧巻のパフォーマンスを見せつけた。 「あれでGIを意識した」という鬼脚をもってすれば、阪神JF出走を確たるものにするべく、適鞍の平場(500万 芝1400m 京都)に回った前走など、負けるはずがなかった。 唯一の不安は「もともと調教では気合乗りのいい馬だったし、デビュー戦の負けが1走余分だったから、だんだんカリカリしてきて馬体が細くなってきた」点だが、それも「前走の前から調教でメンコを着けるようにしているし、この中間は気分転換を図る意味で午後運動もやっている。いいガス抜きになったのか、細かった食いも先週の水曜日あたりから食べだして、今は体もふっくらしている」と敏腕スタッフの早めのケアで事なきを得た。 「スタートから我慢させれば、直線はすごい加速力で伸びる。クラウンプリンセスやカノヤザクラのドタバタした脚と違って、音もなくスッと切れる牝馬特有の切れ味。新しい阪神の外回りで、直線どれだけ弾けるのか。本当に楽しみ」 究極のキレ者・ルミナスハーバーがV3で新ヒロイン誕生を高らかに告げる。
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レジャー 2006年11月29日 15時00分
GI阪神JF追い切り速報 ぶっちぎった前走からさらに上昇 アストンマーチャン鋭伸
今週はリニューアルされた阪神競馬場で2歳女王決定戦「第58回阪神JF」(GI 芝1600m 12月3日)が行われる。新設された外回りコース使用のため、過去のデータは一切参考にできないが、コースうんぬんを凌駕(りょうが)してしまうほどの絶好気配を見せているのがアストンマーチャン。レコードでのぶっぎりVを飾ったファンタジーS時より、さらなる上昇気配を描いていると陣営は超強気だ。 レコードでの前哨戦ぶっちぎりVに加え、鞍上、厩舎ともに前週にGI制覇と、“暴風”に近い追い風の吹くアストンマーチャン。今朝はその勢いそのままに猛烈なデモンストレーションを披露、2歳女王の座に王手をかけた。 1週前(坂路800m52秒6→38秒0→12秒4)から石坂師に「いい感じやな。夏場とはまたガラッと変わった」と絶賛を受けていた天才少女は、当週も坂路で800m53秒5→38秒6→12秒2と好気配を持続。ピッチ走法ながら一完歩ごとに前脚をグイと伸ばす独特のフォームで、しなやかに、そして力強く急こう配を登坂してみせた。「馬自身がレースが近いって分かっているんだろうね。1週前も抑えるのに苦労するぐらいの手応えだったんだ。休み明けを1回使った効果か、前走よりは落ち着いているし、雰囲気もこの前よりいい感じがする」ケイコ役の上田助手は愛馬の順調な調整にほおを緩めるとともに、5馬身差の圧勝V時より状態がさらに上昇していることを断言してくれた。 その前走・ファンタジーSは2カ月ぶりの休み明けながら、6kgの体重減。この成長期に不安な材料とも取れるが、「帰厩直後で環境になじめない部分があったみたいだね。カリカリしていたし、食いも細かった」と牝馬にはよくある精神面からくる馬体細化だったと説明。「今回はカイバもしっかりと食べているからね。先週の時点で466kg。それよりは増えていると思うので、輸送を考えてもいくらかプラス体重で出せると思う」と、きっちりと立て直しに成功したという。 「正直、初めてのコースなのでどういう競馬になるかは分からないが、何せ運転手が超一流だから心配はしていないよ。単なるスピード馬じゃないし、この前の競馬を見ていたら距離も大丈夫だと思う。(新コースの)一発目のGIなので、何とかいい結果を残してほしいね」近2年の2歳女王はその後不振に陥ってしまったが、今年の阪神1600mは紛れがなく、ごまかしの利かない“ガチ舞台”。ここで勝利を挙げれば、おのずと桜のヒロインの座が約束されるはずだ。
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レジャー 2006年11月28日 15時00分
GI阪神JF 藤沢和師が岡田繁幸氏が素質大絶賛 日本一の相馬眼にかなった逸材 イクスキューズ
今週は暮れの阪神競馬のオープニングを飾る「第58回阪神JF」(GI 芝1600m 12月3日)が行われる。改装工事を終えた阪神は新たに外回りが誕生。長い直線に加え、ゴール前には急坂が待ち受ける過酷なコースへと様変わりした。そんななか、スピード色の濃い大本命アストンマーチャンにスキありと見て、ファンタジーSで後塵を拝したイクスキューズが逆襲に燃えている。相馬眼の鋭さには定評のあるビッグレッドファームの総帥・岡田繁幸氏がほれ込んだ好素材。藤沢和師との“最強コラボ”で2歳女王の座を狙う。 常勝軍団・藤沢和厩舎とマイネル&ビッグレッドFの岡田繁幸氏がコンビを組み、2歳女王戦線に送り込むのがイクスキューズだ。 もともとがビッグレッドFの生産馬だったが、一度売却され、今年5月のトレーニングセールでひと目見た岡田氏がほれ込んで最高価格の3700万円で買い戻したという馬。「差し引きでずいぶん損をしたので、従業員に申し訳ないという気持ちからイクスキューズと名付けた。でも、十分値段に見合う馬だと思う」と岡田氏。その期待通り、福島のデビュー戦で1秒1差の圧勝を飾ると、続くクローバー賞では芝1500m1分29秒3のレコード勝ち、ハイレベルの牡馬がそろっていた札幌2歳Sでも0秒1差(3着)の接戦を演じ、能力の高さを見せつけている。 前哨戦になったファンタジーSではアストンマーチャンに5馬身差(2着)をつけられたが、「極端に時計の速い競馬。気のいい馬だから、外枠で行きたがってしまったしね。最後まであきらめずに走っていたし、力のある馬。内で脚をためる形なら、結果は違ったと思う」と手綱を取った藤田騎手。藤沢和師も「まだ精神的に子供で、わけがわからず走っている感じだからね。それでも一戦ごとに競馬を覚えてきている。素質は間違いなく一級品」という。 1週前の追い切りは芝コースで単走。5F65秒4、上がり3F37秒8→12秒5を馬なりでマークする軽快な動きを披露。「疲れはないし、順調ですね。気分良さそうに走っていたし、いい雰囲気をキープしています」と、葛西助手は体調面に太鼓判を押す。 今回は1F延びて、新装なった阪神コース。直線がフラットな京都と違い、坂が待ち構えており、よりタフさが要求される。 「いろいろな競馬場で結果を出しているので、輸送はまったく問題ない。距離が延びるのは歓迎だし、札幌の1500mでレコード勝ちしているようにパワーとスピードを兼ね備えているから、阪神も大丈夫でしょう」と同助手。 「気性が前向きで根性もある。前半、じっくりためて直線勝負に持ち込めればチャンスはあるはず。来年(桜花賞)のためにもがんばってほしいね」と巻き返しに手応えありの口ぶりだ。 日本のトップホースマン2人が認めた素質馬が真価を発揮する時がきた。
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レジャー 2006年11月27日 15時00分
GI阪神JF アストンマーチャン 2歳女王へ
今週はリニューアルされた阪神競馬場で2歳女王決定戦「第58回阪神JF」(GI 芝1600m 12月3日)が行われる。堂々の主役を務めるのは、アストンマーチャン(牝2歳、栗東・石坂厩舎)だ。デビュー当初の評価はいまひとつだったが、メキメキと力をつけ、小倉2歳S→ファンタジーSを2連勝と頭角を現した。中間はさらなる上昇気配を示しており、2歳女王の座に王手をかけた。 僚馬アロンダイトが先週のJCダートを制覇。偉大なる先輩に続けとばかり、今週はアストンマーチャンが2歳女王の座を目指す。デビュー戦こそ2着に敗れたものの、未勝利→小倉2歳Sを難なく連勝。軽快にステップアップしていった過程ひとつ取っても厩舎での前評判は相当高かった…と推測されるが、石坂師から返ってきた答えは意外や意外だった。「勝ってはくれていたけど、正直言って半信半疑。2歳Sのときだってイライラしていてね。こんなんで競馬になるんかと思ったほど」。小倉で頂点を極めた後に放牧に出したのも、「前哨戦(ファンタジーS)まで充電? とりあえずお金を稼いでくれたから」と辛口評価は続いた。 そんなマーチャンに対する陣営の見方が劇的に変化したのは前走のファンタジーSだった。石坂師は「帰厩したら体の形、走りのフォームが変わっていたんや。それに、えらく落ち着いていたしね。ただ、そんだけ変わられると、それがいい方向に出るのかどうか逆に心配やった」と当時を振り返るが、結果的に“いい方向に”大変身を遂げた。 レースは2番人気イクスキューズをマークするように、道中5番手から。最初の1F以外は11秒台のラップを刻む速い流れとなったが、それを難なくついて回ると上がり3F33秒6の末脚を披露。最後はほぼ流す余裕を見せ、2着以下を5馬身ぶっちぎった。時計も芝1400m1分20秒3と“超”がつく優秀さ。2歳レコードのおまけ付きには指揮官も「えっらい強かったな」とただただ舌を巻くばかりだった。 1週前追い切りは、坂路800m52秒6→38秒0→12秒4をマーク。キビキビとしたフットワークは目立っており、石坂師は「15-15で下ろして終いだけ気合をつけさせた。追い出してからグッと頭を下げて、いいフォームで走っていたね。いい感じですよ」と順調な調整ぶりに目を細めた。「1F延びてペースが落ち着くから折り合いがどうかだけど、この前の競馬を見たら大丈夫。体もナンボか増えてると思うし、テンションも上がってないからね。ちぎってレコード勝ちをしたような馬なので、開幕週のきれいな馬場も問題ないでしょう」 今開催からリニューアルオープンとなる阪神競馬場は、フレッシュな新2歳女王の誕生を祝うには絶好の舞台となりそう。ここを勝って桜のタイトルに早くも王手をかけそうだ。
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レジャー 2006年11月25日 15時00分
GIジャパンC 藍子 ドリームパスポート
両雄並び立たず。26日に東京競馬場で行われる「第26回ジャパンC」(GI 芝2400m)はディープインパクト、ハーツクライの2強対決に注目が集まっているが、女優・佐藤藍子はドリームパスポートに強気の◎。デビュー以来、常に馬券に絡んできた堅実な走りは世界が相手でも大きな魅力。乗り替わる岩田騎手の手腕に2強撃破の望みを託す。 私は今年6月から乗馬を始めました。 今年で29歳となり、「体力をつけねば」と一念発起。当初はジム通いを始めたものの、そもそもシンドイことが嫌いですし、周囲では筋肉自慢を繰り広げる方々もいたりして…。そんな雰囲気になじめず「楽しくない」と足が遠のいてしまったんです。 そんなとき、ひょんなことから乗馬を体験することに。競馬好きとして馬に携わりたいと始めた乗馬にすっかり魅了され、その日のうちに入学を決意しました。今では週に2回くらい馬にまたがっています。今後の夢は自分の馬を持つこと。将来的には大好きなトウカイテイオーの仔にまたがって、GIレースの誘導馬を務められたらいいなぁ…。 さて今回のいち押しは、◎ドリームパスポートです。 デビューからの11戦で<3530>と4着以下なしの超堅実派。皐月賞、ダービー、菊花賞とクラシック3戦でも(2)(3)(2)着と好走したように、力もあります。記憶に新しいところではステイゴールドみたいな、頑張ってるんだけど、なかなか勝てない馬って、どうしても声援を送りたくなっちゃう。 今回は岩田騎手への乗り替わり。ハーツクライが昨年の有馬記念で、ルメール騎手の好騎乗によってディープインパクトに快勝したように、ドリームも岩田騎手にかわってGIでの惜敗続きにピリオドを打つ気がします。 馬券は3連単と3連複で勝負したいと思っています。もちろん一番の推奨馬はドリームだけど、ディープとハーツ…やっぱりこの2頭は外せないですね。 ただ、ディープの場合、馬の体調は問題なくても、凱旋門賞の失格問題があるだけに、周囲の人間にピリピリ感があると思うんです。私も乗馬で経験があるけど、馬って人間の気持ちにすごく敏感に反応する。周囲の人たちからの影響がどう出るかが、気になります。それでも底力は一番ありますからね。3着は外さないかな、と。 ハーツはKジョージ?&QエリザベスSで世界の強豪を相手に3着しているだけに、国際レースのジャパンCでも頑張ってくれるはず。脚質に自在性があるし、このところのレースぶりから、5歳で本格化した印象がします。まだまだ成長しているって感じで、遅咲きなのでは、と思うのです。昨年末の有馬記念以上の強さを発揮しそうです。 3連複はディープとハーツの2強を軸に、まずはドリームに。あとは2400mで強く、世界の一流牡馬を相手にGI勝ちを積み重ねてきたウィジャボード。心情的にはジャパンCだけに、やっぱり日本の馬に勝ってほしいところだけど、怖い存在です。 後藤騎手が手綱を取るトーセンシャナオーも穴で押さえたい一頭。この馬は武豊騎手が鞍上だったときに9着だったのに、後藤騎手が手綱を取った3走前は2着。この馬との相性が抜群にいいのでは、と思うのです。前走の菊花賞では16着に大敗したけど、セントライト記念を勝っているだけに、2400mなら変わりそう。鞍上との相性+距離短縮で3着以内はあるかも。 あとは地馬としてコスモバルクに頑張ってほしい。プロ野球の北海道日本ハムファイターズのような活躍を、世界の舞台で見せてほしい。 馬券は3連単で(7)(6)(1)のBOX。3連複で(1)(6)を軸に(7)(3)(5)(10)に流します。 以上10点に100円ずつの合計1000円。
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レジャー 2006年11月24日 15時00分
JCダート 古谷◎ ブルーコンコルド GI連勝中の勢いを買う
競馬の祭典第1弾「ジャパンCダート」(GI ダ2100m)が25日、東京競馬場で行われる。「パドック最前線」の古谷剛彦記者はブルーコンコルドを本命に指名。距離が長いとの見方があるものの、GI連勝中の勢い、血統から克服は可能との見解を示した。外国馬不在で何が勝ってもおかしくない今回のメンバーなら、アッサリまである。 JCは2頭、JCダートに至っては外国招待馬がゼロという今年のジャパンC。 「競馬のオリンピック」とうたってきたJCは、12月に香港のビッグレースができてから世界各国の有力馬がそろうことは求めづらくなった。まして、最もJC出走に積極的だったオセアニア地区から直行便がなくなったことも、近年の出走がない理由だけに残念でならない。 また、外国馬が勝つにしても、デットーリ騎乗の馬が過去10年中3回。地の利がある日本勢が上位を独占してきた最近の傾向からも、以前のような気持ちの高ぶりは少なくなってしまった。 一昨年のように、GIは同じ日にまとめ、お祭りのようにするのが売り上げ増にもつながるし、それは今年の川崎のJBCを見ていても感じることだった。GI分散で盛り上がると思っていた時代はもう過ぎ去ったと感じてほしい。 JCダートは地方競馬の祭典「JBC」が創設されてから、JBC組が4年連続連対中。トップクラスが出走するGIとして、ともにその地位を高めたものだが、今年は川崎のコース形態の問題で、スプリントがなくマイルで実施された。その覇者はブルーコンコルド。 本来なら、明らかに距離は長い。しかし、GIを連勝中の上、とにかく絶好調だ。折り合いもつくようになり、長くいい脚を使うようになってきた点も魅力十分。血統的にも父フサイチコンコルドは中距離重賞で強かったバランスオブゲームを輩出しており、自身もダービー馬なら、距離克服には不安は感じない。 抜きん出た馬がいない今年のメンバーなら、GI馬の底力を見せつける可能性は高いと見た。
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レジャー 2006年11月22日 15時00分
GIジャパンC追い切り速報 ディープ飛んだ!完全復活
凱旋門賞失格も禁止薬物使用問題も、もはや後遺症は皆無だ。「第26回ジャパンC」(GI 芝2400m 東京26日)に出走するディープインパクトが、モヤモヤをふっ飛ばす抜群のデモンストレーションを披露した。厳戒態勢を敷く陣営とは裏腹に、ディープ自身は実に気持ち良さそうな脚取りで完調アピール。現役ラスト2戦をV2で飾り、堂々と怪物伝説を完結する。 帰国後の“初フライト”に向け、離陸準備はOK。ディープインパクトが今朝(22日)、ジャパンCの最終追い切りを敢行し、万全の仕上がりをアピール。凱旋門賞失格のうっぷんを一気に晴らすかのごとく、超抜のデモンストレーションを披露した。 1週前に引き続き、今朝の鞍上も武豊騎手。ジョッキーを2週連続で乗せる“異例”の最終調整に報道陣からはどよめきが起こったが、ディープ自身はどこ吹く風。DWコースで6F78秒0、上がり3F37秒2→12秒3の好タイムを一杯にマークした。 「先週の追い切りでほぼ体は仕上がっていたし、息もできている。完全に勢いを取り戻した印象だね」 一連の問題で口数がめっきり減ってしまった池江郎師だが、ひたむきに駆ける愛馬の姿を確認し、温かな笑みを浮かべた。 昨日も同様に坂路→DWコースで軽めの調整が行われた。坂路モニターを確認した同師は「ほら、飛んでいるやろ」とニッコリ。その日はやや行きたがるようなしぐさに加え、脚を蹴り上げるようなうるさい面を見せていたものの、「ああいうのがいいときの証拠。前向きになってきているし、エネルギーがたまっている感じ」と完全復調を断言した。 泣いても笑っても現役で残すは2戦のみ。「今は咳もしていないし、とにかくここまでは順調そのもの。調整は非常にうまくいっています」 手ごろな頭数であろうと、ベスト条件であろうと、はたまた最大のライバルにノド鳴りの症状が現れようと陣営は関係なし。こん身の仕上げでレースに臨む。
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レジャー 2006年11月21日 15時00分
GIジャパンC 世界最強へ ハーツ 2度目のディープ狩りだ
昨暮れの有馬記念で日本中を驚かせた“あの男”が海外武者修行を終え、11カ月ぶりに母国に戻ってくる。日本馬でディープインパクトに唯一の土をつけているハーツクライが、秋の東京競馬を締めくくる「第26回ジャパンC」(GI 芝2400m)で堂々復帰。真の王者はオレだ!と言わんばかり2度目のディープ退治に闘志を燃やしている。 ハーツクライ、ノド鳴り発症!衝撃のニュースが栗東トレセンを駆けめぐったのは14日の昼下がりだった。 「ハーツクライVSディープインパクト」。いまや世界のホースマンたちが注目する優駿2頭が国内最強馬の座を懸けて臨むジャパンC決戦を11日後に控え、自らの口から「ファンの方々に前もって伝えておきたかった」と喘鳴(ぜんめい)症の事実を公表した橋口師の行動は前代未聞であり、異例中の異例といえる。 しかし、ガラス細工と称されるサラブレッドが極限のスピードで本能を競い合う競馬において、各馬が大なり小なりの不安点を抱えてレースに挑んでいることを知らない人は少なくないはずだ。 ひと昔前のエリザベス女王杯。バレーボールのように腫れ上がった球節を前にしても、堂々と「桜花賞以上のデキ」と公言。結果、大惨敗を喫し見るも無残な姿で愛馬の引退を余儀なくされた西の名伯楽がいれば、1番人気に推された有馬記念を不可解な馬体減で敗れ、数日たってから「あれは虫下しをかけた影響で下痢が続いていたため」とこともなげに真相をばらし、物議をかもした坂路スタンドの番人etc...知らぬが仏の輩がまた存在するのも事実である。 その点、橋口師といえば栗東でも1、2を争うジェントルマン。「英国でも気になってはいたんだが、あれだけの強豪相手によく頑張ってくれたし、競走能力には影響はなかったと思う。その後も症状は進行していない。もし、結果に影響するなら治療や手術も考えるが、現時点でその予定はない」と誰もが納得いく形で愛馬の状況を“事前”にリリースしてくれる。 さらに、「あなたたち報道陣の後ろには情報を欲するファンの方々がいるんだし、また、あたなたち自身も競馬ファンなんだから。だから私は事務的に対応するんです」とキッパリ。勝負は時の運といえども、この状況下で惨敗でもすれば、非難を受けることは避け難いが、JRAが掲げる公正競馬を真に貫いた橋口師の勇気ある英断には万雷の拍手を送りたい。 もっとも、ネガティブな話が出たとはいえ、当のハーツは復帰戦のここを目標に順調に乗り込みが消化されている。 1週前追い切りに騎乗したルメール騎手は、「先生から少しノドが鳴っていると聞かされたが、僕が乗った追い切りに関してはノープロブレムだよ」とニッコリ。「1本目からパワフルなキャンターだったし、2本目(800m51秒9)も自分がリーダーだという感じで、すごい加速で相手を交わしていった。去年のジャパンCと同じくらい力強かったし、今回もチャンスは十分」と力強く締めくくった。 その昨年は豪快なイン強襲劇もハナ差届かずの2着惜敗。しかし、追い込み一辺倒だった当時とは違い、現在のハーツは緩急自在に立ち回れるようになった。頼もしい鞍上とともに、UAE→英国とわたり、武者修行を積んできた成果を母国で発揮するときがきた。
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レジャー 2006年11月20日 15時00分
GIジャパンC ディープ汚名返上だ 圧倒的Vでケジメつける
今週のメーンは「第26回ジャパンC」(GI 芝2400m 東京26日)。禁止薬物使用で凱旋門賞を失格になっても、主役はやはりディープインパクト(牡4歳、栗東・池江郎厩舎)で揺るがない。“人間の都合上”とはいえ、すっきりしない感は否定できないだけに、陣営ともども汚名返上を期している。だが、同レースには1番人気馬劣勢の不吉なデータも…。 フランスギャロの裁定を無条件でのむ(失格+調教師への罰金)という形で幕を閉じた、ディープインパクトの禁止薬物使用問題。“人間の都合上”は一応の終結を迎えたが、やはりモヤモヤ感は否めない現状だ。きっちりとしたケジメをつける意味でも、ここは圧倒的な勝利が必要となるだろう。 同問題の噴出元となったのは、国民的イベントとなった競馬界のW杯・凱旋門賞。「馬場が合わなかった」「仕掛けが早かった」「位置取りが前すぎた」など、数々の敗戦理由がファンの間には飛び交ったが、「今日は飛ばなかった…」とはレース後の武豊騎手。“疑惑”の影響もあって敗因追及はなされていないものの、とにかく力を出し切れずの3着であったことは間違いない。 池江郎師も「不幸で残念な結果」と語るにとどまったが、その表情からは世界ナンバーワンであるという自負がいまだ薄れていないことが容易に推測できる。 仕切り直しの一戦には「レース後の間隔が短いので」(同師)ということで、天皇賞・秋ではなくこのジャパンCを選択。大事を取ったことと、頭を切り替えての再出発で、本来のディープが戻ってきた。15日の1週前追い切りは、DWコースで6F77秒7→62秒7→50秒2→38秒1→12秒5。併走馬を3馬身ちぎるパフォーマンスに加え、直線では矢のような伸び脚を見せた。「やっぱりディープだった」という武豊騎手のコメントからも完全復調の気配が感じられる。 「前半はムキになっていたので時計は思ったより速かったけど、動きは良かったね。ちょっと行かせてあげたらすぐ落ち着いたし、凱旋門以来だけど、順調にきているのが分かった」(同騎手) 舞台は5馬身差の驚がく勝利(ダービー)が忘れられない東京の2400m。日本での唯一の敗戦を喫した中山や、掛かり通しでファンの不安をあおった3000m(菊花賞 京都)などに比べると限りなくベストに近い条件といえる。 「馬は気合が乗って、目の覚めるような動きを見せている。相手もいることだが、それよりも、とにかく元気なディープを見てもらえれば」。力さえ出し切れればハーツクライも相手ではない。池江郎師の言葉には、ラスト2戦を勝利で収めることができるという自信がみなぎっていた。
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