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GIジャパンC ディープ汚名返上だ 圧倒的Vでケジメつける

 今週のメーンは「第26回ジャパンC」(GI 芝2400m 東京26日)。禁止薬物使用で凱旋門賞を失格になっても、主役はやはりディープインパクト(牡4歳、栗東・池江郎厩舎)で揺るがない。“人間の都合上”とはいえ、すっきりしない感は否定できないだけに、陣営ともども汚名返上を期している。だが、同レースには1番人気馬劣勢の不吉なデータも…。
 フランスギャロの裁定を無条件でのむ(失格+調教師への罰金)という形で幕を閉じた、ディープインパクトの禁止薬物使用問題。“人間の都合上”は一応の終結を迎えたが、やはりモヤモヤ感は否めない現状だ。きっちりとしたケジメをつける意味でも、ここは圧倒的な勝利が必要となるだろう。
 同問題の噴出元となったのは、国民的イベントとなった競馬界のW杯・凱旋門賞。「馬場が合わなかった」「仕掛けが早かった」「位置取りが前すぎた」など、数々の敗戦理由がファンの間には飛び交ったが、「今日は飛ばなかった…」とはレース後の武豊騎手。“疑惑”の影響もあって敗因追及はなされていないものの、とにかく力を出し切れずの3着であったことは間違いない。
 池江郎師も「不幸で残念な結果」と語るにとどまったが、その表情からは世界ナンバーワンであるという自負がいまだ薄れていないことが容易に推測できる。
 仕切り直しの一戦には「レース後の間隔が短いので」(同師)ということで、天皇賞・秋ではなくこのジャパンCを選択。大事を取ったことと、頭を切り替えての再出発で、本来のディープが戻ってきた。15日の1週前追い切りは、DWコースで6F77秒7→62秒7→50秒2→38秒1→12秒5。併走馬を3馬身ちぎるパフォーマンスに加え、直線では矢のような伸び脚を見せた。「やっぱりディープだった」という武豊騎手のコメントからも完全復調の気配が感じられる。
 「前半はムキになっていたので時計は思ったより速かったけど、動きは良かったね。ちょっと行かせてあげたらすぐ落ち着いたし、凱旋門以来だけど、順調にきているのが分かった」(同騎手)
 舞台は5馬身差の驚がく勝利(ダービー)が忘れられない東京の2400m。日本での唯一の敗戦を喫した中山や、掛かり通しでファンの不安をあおった3000m(菊花賞 京都)などに比べると限りなくベストに近い条件といえる。
 「馬は気合が乗って、目の覚めるような動きを見せている。相手もいることだが、それよりも、とにかく元気なディープを見てもらえれば」。力さえ出し切れればハーツクライも相手ではない。池江郎師の言葉には、ラスト2戦を勝利で収めることができるという自信がみなぎっていた。

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