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愛知杯 穴 超熟娘スプリングドリュー

 牝馬限定戦になった一昨年以来、馬単配当は1万6730円→9万3220円と2年続けての大マンシュウ。土曜の中京メーンとして行われる「第44回愛知杯」(GIII 芝2000m)は、ストレートに予想していては逆に当たりが遠のいてしまう…といっても過言ではない。ここは思い切った選択が必要となりそうだ。本紙・清水は7歳を間近に控えた“超熟れっ娘”スプリングドリューに白羽の矢を立てた。
 下馬評ではアドマイヤキッス、コスモマーベラスによる2強ムードの様相を呈している愛知杯。しかし、前者はGI2連戦の後というハードローテに加え、3歳牝馬には手厳しいハンデ56kg。確かに桜花賞2着などの実績はズバ抜けているが、未経験のこの酷量は確実にレースに響いてくるはずだ。最終追いでも、一杯いっぱいに追われて併入がやっと。前記の通り、強行ローテは少なからず影響していると見た。
 また、コスモマーベラスも重賞での連対経験すらないのに56kgとキッスと同じトップハンデを背負わされた。2連勝の勢いは脅威だとしても、中京初見参というのも気に掛かるところだ。
 そこで浮上してくるのが、ニューマーケットCでマーベラスを完封したスプリングドリューだ。続く府中牝馬Sでは順位が入れ替わっている(スプリング6着、マーベラス5着)ものの、差はわずかクビ。しかも、こちらは大外を回らされたロスがあってのものだ。この2戦を見れば両者の間に実力差がないどころか、わずかながらでもドリューに分があるとさえ判断できる。斤量差3kg(ドリュー53kg)が、どれだけおいしいものかがお分かりだろう。
 前走の福島記念12着惨敗に関しては「馬場がすべて」(堀師)。荒れに荒れた開催最終週の馬場にして、連日降り続いた雨により「重」発表。道悪実績<1014>では、さすがに仕方ないの結果だろう。今週末の名古屋は幸い雨予報はなく、きっちりと力を出し切ってくれるはずだ。
 中京は出走回数こそ少ないが、今夏の新潟での活躍、そして前述の府中牝馬S好走から左回りは大歓迎。当地も1000万時代にはきちんと勝ち鞍がある。確かに持ち時計はないが、前にも行け、後ろにも控えられる器用な立ち回りから、舞台に不安はない。
 そしてそして、鞍上に据えるはローカルの鬼・中舘。現在96勝(リーディング7位)を数えているように、彼の頭の中には残り2週間で何とか年間100勝をの強い意志があるはず。200勝という目標が事実上立ち消えている武豊(=Aキッス)より、モチベーションは断然上だろう。いわゆる「着狙い」などということはあり得ず、全身全霊をかけて勝利を目指してくれるに違いない。

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