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スポーツ 2017年12月14日 16時00分
プロ野球に起爆剤! 「球団株式上場」に財界の“カリスマ”の構想
野球人気低下を食い止めるべく、財界の“カリスマ”が乗り出した。プロ野球のオーナー会議が11月27日に都内で開かれ、第14代となる新コミッショナーに日本取引所グループの前最高経営責任者(CEO)で7月からコミッショナー顧問を務めていた斉藤惇氏(78)を選任。同日付で就任し、任期は2019年11月までの2年間となる。 斉藤氏は、アメリカ大リーグやアジア各国との連携強化、人気復活への対策などを課題に掲げ、「プロ野球をさらに活力のあるものに再生させていきたい」と抱負を述べた。 新コミッショナーは野村証券で副社長を務めた後、産業再生機構の社長としてあのダイエーの再建に尽力。東京証券取引所社長時代には大阪証券取引所との経営統合を実現し、両取引所を傘下に置く日本取引所グループのCEOに就任した。 「これまでコミッショナーには法曹界出身者が多く起用されてきましたが、経済界出身は異例中の異例。球界はソフトバンクを筆頭に楽天、DeNAとインターネット関連の企業を親会社に持つチームが躍進し、好成績を収めています。“親会社の宣伝塔”的な経営から、プロ野球自体で利益を出す経営への移行は避けて通れません。その舵取りを期待されているのでしょう」(全国紙スポーツデスク) そこで噂されるのが、「球団株式上場」だ。その野望実現のためにその道のエキスパートを担ぎ出したと言われている。とりわけ、親会社を持たない市民球団の広島や、本拠地移転の噂や身売り説が絶えないヤクルト、ロッテは大きな期待を寄せている。 “二刀流”大谷翔平がメジャーリーグに転身し、来年オフには巨人の菅野智之投手や西武の菊池雄星投手など、エース級が渡米を目論んでいるという。このままでは人材枯渇が加速し、人気の低迷は必至だ。 「ピンチはチャンス。この現実を前向きにとらえ、選手を養成してMLBに高額で売りつける。MLBとの公式戦交流戦やリアルワールドシリーズを開催し、収益に結び付ける。法やモラルを前面に出すのではなく、ビジネスライクに交渉する。その道筋作りができるのは、斉藤氏をおいて他にはいない」(在京フロント幹部) '14年1月からコミッショナーを務めた熊崎勝彦氏は任期満了で退任し、コミッショナー顧問に就任する。新コミッショナーと連携して、法と経営の二刀流で、球界の立て直しに取り組むようだ。 斉藤氏は就任会見で、MLBのマンフレッド・コミッショナーと「早いうちに面談したい」と語り、米大リーグとの関係強化に取り組む考えを明かした。果たして野球ブーム復活となるか? 手腕が問われる。
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芸能 2017年12月14日 15時30分
深田恭子「なかなか大人になれなくて……」理想のクリスマス明かす
女優の深田恭子が13日、都内で行われたイベントに出席。壇上で今年のクリスマスの予定について問われると、「連続ドラマの撮影に入っているので、ドラマの現場だと思います」と残念そうな表情。理想のクリスマスの過ごし方については、子供の頃から考えが変わっていないといい、「ベタなクリスマスが好きです。チキンを食べて部屋に飾りを飾って、ツリーの下にクリスマスプレゼントがたくさんあるような」と述べ、「なかなか大人になりきれなくて……。イルミネーションでもテンションが上がってしまうほど」とクリスマスへの愛着を明かした。 美容誌『VOCE』主催の「VOCE BEST COSMETICS AWARDS 2017」で、「2017年の“最も美しい顔”」に選ばれた深田。授賞式では「こんな賞をいただけるのは本当に嬉しいです。父と母に報告したいと思います」と満面の笑み。20日には写真集『深田恭子写真集 palpito』(講談社)を出版するといい、「イタリアのシラクーザという島で撮らせてもらったんですけど、自然な表情をたくさん撮っていただきました。撮影している場所のすぐ隣が海。気候がいい中、気持ちのいいところをカメラマンさんに撮っていただきました」と紹介。 タイトルはイタリア語で「ときめき」を表す言葉だといい、それに絡めて「最近ときめくことは」と聞かれると「ダイビング」と即答。「1月のドラマで仕事としてダイビングをさせてもらっているんですけど、潜るという今まで知らない世界、まったく別の世界に飛び込めて、毎回ワクワクしています。撮影が楽しみになるほど」とコメント。 「日焼けのケアが大変では」と心配されるも、「日に当たることは、もともと大好き。後のケアも大事ですけど、とにかく外に出たいんです」とあまり気にしていない様子。自身のチャレンジ精神の旺盛さを「わたしは欲張りですね」と嬉しそうに自己分析していた。(取材・文:名鹿祥史)
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社会 2017年12月14日 14時00分
フィンランドで販売「コオロギパン」は日本でも広がるか
「コオロギパン」とは、パンのブランド名ではない。昆虫のコオロギを原材料にしている正真正銘の“虫パン”だ。 11月23日、フィンランドでパンチェーン店を展開するファッツェル・ベーカリー社が、世界初の乾燥コオロギを材料にした食パンの販売を始めたと発表した。このコオロギパンは、1斤につき乾燥させて粉にひいたコオロギ70匹が使われている。他に、小麦粉などが含まれているが、重量比では約3%がコオロギという計算になるという。 「実はコオロギは、人類を救うスーパー食料とも言える。小麦粉の倍のタンパク質を含み(1カップ当たり28グラム)、鉄分や食物繊維などの栄養価も高い。小麦を含む穀物や乳製品アレルギーがある人にも安全です。しかもたった6週間で育つため、他の野菜や動物に比べて飼育効率に優れているのです」(グルメライター) 環境への貢献度も高い。 「牛肉や豆などの一般的なタンパク源を育てるには、大量の水が必要。一方のコオロギは、牛に比べると2500分の1、豆に比べて216分の1の水分量で飼育できるため節水に繋がり、広大な土地も必要ない。飼育では廃棄物がほとんどなく、温室効果ガスの排出量ゼロと、環境性能にも秀でています」(同) パンに先行して米サンフランシスコに拠点を構える『Bitty Foods』では、すでにコオロギの粉末を使ったスナック菓子を製造販売しているし、北米より昆虫食の認知度の高いヨーロッパでも、世界的に有名なレストランが食用昆虫をメニューに取り入れている。 「フィンランドのコオロギパンの価格は、小麦パンより高い1斤3.99ユーロ(約530円)ですが、環境税と思えば安いという捉え方もある。日本は、そもそもイナゴを含め虫を食する習慣があるだけに、近いうちに普及するかもしれません」(同) 将来は食糧不足の救世主になるか。
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芸能 2017年12月14日 12時33分
30歳選手が箱根駅伝に!年齢制限は?
お正月の恒例番組となっている『第94回箱根駅伝』(日本テレビ系)で、東京国際大学の渡邊和也選手が30歳で起用される可能性が高まり、話題となっている。箱根駅伝といえば、大学対抗のレースであり、20歳前後の人間が走るものと思われがちだが、実は年齢制限はない。「箱根駅伝は、予選会へのエントリー回数が4回までと定められていますが、年齢制限はありません。これは連続4回ではありませんので、留年や休学を重ねて飛び飛びにエントリーをすることも可能です。さらに、大学院生も出場可能ですので、学部とは違う大学院に入り直し、新たに出場を目指すこともできますね」(スポーツライター) 大学は18歳で高校を卒業して、すぐに入学する場所とは限らない。渡邊選手は高校卒業後に、複数の実業団選手を経て、29歳で東京国際大学へ社会人入試で合格している。こうしたベテラン選手はほかにもいる。「駒沢大学を2回の総合優勝に導いた同大学陸上部の大八木弘明監督は、24歳で駒沢大学の夜間学部に入学し、在学中に3回の箱根駅伝出場を果たしています。昼間は川崎市役所で働きながらの苦労人です。もともと、箱根駅伝で走ることに憧れていたものの、家庭の事情から大学進学を諦めていたため、悲願の出場といえるでしょう」(前出・同) ある程度の年齢を重ねたとしても、「夢を諦めない」姿勢は大切であろう。30歳の大学生、渡邊選手が見せる箱根路の走りは多くの若者に夢を与えそうだ。
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芸能 2017年12月14日 12時29分
高橋一生のデリケートな食生活
先日、テレビ番組で15年間1日1食で生活していることを明かした俳優の高橋一生だが、発売中の「女性自身」(光文社)がその詳細を報じている。 高橋は11月28日に情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に出演した際、1日1食生活を明かした。その理由として、「体の限界というか、エネルギーが切れてしまっている瞬間があって、その時間以外で食べると、おなかがモタモタしちゃう」と話していた。 同誌によると、撮影期間中の高橋はロケ弁などには一切手をつけず。いつもスタジオ内にある食堂で野菜がたっぷり入ったタンメンを食べているというのだ。 食べ方にもこだわりがあり、お酢やこしょうなどの調味料などを独自の比率で入れるのだとか。自宅では自炊もしているようで、かなりこだわりがあるという。 高橋はこれまで、役のために短期間で体重を増減させることが多々あったそうで、体重をコントロールしやすい状態にするため、1日1食生活を続けているようだ。「撮影で食べ物を食べるシーンがあったら、食事するのはそのシーンだけ。ただし、その場合は食べ物にこだわっていられませんが、そのあたりのプロ意識もしっかりしています」(映画業界関係者) 高橋といえば、12年に女優の尾野真千子との交際&同棲が発覚。その後、破局したが、高橋の発言からすると、尾野との交際期間も1日1食生活だったはずだ。「尾野はかなりの大食いなので、食について高橋とは合わないはず。現在、独身の高橋ですが、交際もしくは結婚する相手は、食事も高橋のリクエストに合わせないといけないので大変そうです」(芸能記者) 高橋がブレークの一因には、食事への並々ならぬこだわりがあったようだ。
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芸能 2017年12月14日 12時24分
ケガ防止の為“神頼み”する亀梨和也
主演する来年1月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「FINAL CUT」の撮影中、左手人さし指を骨折するけがをしていたKAT−TUN亀梨和也が、都内にある神社に参拝していたことを、発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)が報じている。 ケガをしていたことはドラマを制作する関西テレビが今月3日に発表。それによると、今月1日、都内の公園で、1人で障害物を飛び越えるなどのトレーニングシーンを撮影中に負傷。撮影を中断して病院で検査したところ、骨折で全治4週間と診断されたという。 治療後、病院から「激しい動きは避け、十分安全に配慮するように」とのアドバイスを受け、同日中に撮影に復帰。通常はギプスをはめ、本番撮影の際には外しているそうで、撮影スケジュールに変更は出なかったという。「ドラマの見どころとされているのは、道具を使わずに高低差や障害物を越えて移動していく、アクロバティックなスポーツであるパルクール。当初、そこまで激しくやる予定ではなかったが、亀梨本人の希望で、予定よりもパルクールのシーンを増やすことになった。ところが、亀梨は頑張りすぎて、ケガをしてしまったようだ」(フジ関係者) 同誌によると、亀梨は、ケガをして病院に行った後、ドラマや映画のキャストとスタッフが撮影前に安全祈願のおはらいを受ける定番の神社である都内の乃木神社に参拝。本殿でお参りをした後、絵馬も書いて安全祈願をしていたというのだ。 また、6日に放送された「FNS歌謡祭」(フジテレビ系)に生出演。山下智久と「青春アミーゴ」を熱唱したが、同誌によると、うまくマイクが持てないため、テーピングをして、マイクが手から落ちないようにしていたという。 なにはともあれ、今後は安全第一で撮影してほしいものだ。
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芸能 2017年12月14日 12時21分
元℃-ute岡井 理想の彼氏は「年収2000万以上」「GPSを持ってくれる人」
12月12日に放送された『有田哲平の夢なら醒めないで』(TBS系)に元℃-ute・岡井千聖が出演し、極貧過ぎる家庭環境と偏った恋愛観を語った。 岡井は理想の男性のタイプを「年収2000万円以上の男性」と回答。その理由を、「実家がすごい貧乏だったので、お金の面はすごく気にする癖があって…。そこに困らないで過ごしたいっていう…」と語り、幼少期の家庭環境が原因で今の理想の男性像を作り上げてしまったようだ。 それから話題は、岡井の極貧話に。 「子どものころは大変でしたね。自分の寝るところがなかったので、押入れをベッドにしてました」「トイレが朝から流れないの。だから、目の前のスーパーで10円のアメとか買って、トイレを借りさせていただいたりとか」など、壮絶な極貧時代を過ごしてきた岡井。 今年から一人暮らしを始めた岡井だが、母親から「ちょっと、ガス止まってるから…」「弟の幼稚園のお金があるから、どうにか半分…」といったお金の無心が頻繁にあるらしく、これには有田も「昔ね、貧乏だったという話はよく聞くけど、現在進行形ってすごい」と驚愕の声を上げた。 また、岡井は彼氏にはGPSを持たせたい願望があるようだ。岡井は「男性は浮気するものだ」という偏見が強く、男性を全く信用できないらしい。その背景には「お父さんが異常な浮気者で…」と、最も身近な男性である父親の言動が原因で、そのような考えを持つようになったと語った。なんでも、岡井の父親は、幼少期から自宅の駐車場で浮気相手とイチャイチャしたり、地元を歩けば浮気相手がゴロゴロいたりするなど、相当な遊び人らしい。 岡井の恋愛観を聞いた東尾理子は「大丈夫だって、幸せにはなれるからって」と励ます。しかし、「なれますかね? なんかすごい1番説得力がないんですけど…」と、芸能界一の遊び人と名高い石田純一を夫に持つ東尾の言葉に懐疑的な態度を示し、会場内の笑いを誘った。 ℃-uteが解散したことで恋愛解禁になった岡井。ぜひ、年収やGPSなどにはこだわらず、心から信頼できる男性を見つけて幸せになってほしい。
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芸能 2017年12月14日 12時20分
映画化もありそうな『ドクターX』
女優・米倉涼子が主演するテレビ朝日系「ドクターX 外科医・大門未知子」が14日に最終回を迎える。 同ドラマは初回20・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)でスタート。第2話から第4話までが19%台で、第5話から第8話が20%台、そして、7日放送の第9話は最高視聴率の21・2%を記録した。 一部スポーツ紙によると、最終回は米倉演じる主人公大門未知子が、余命3か月の後腹膜肉腫を患う設定で描かれるという。 7日放送の第9話の最後に、未知子が突然倒れる映像や、予告で神原晶(岸部一徳)の「生きて」というセリフが放送されていたが、最終回でどこまで視聴率を伸ばすかが注目される。「今や、テレ朝の“看板シリーズ”となった同ドラマ。さすがに、未知子が死んでシリーズ終了!という、ファンをがっかりさせるような結果にはならないはず」(テレビ局関係者) 同ドラマは12年に第1シリーズが放送され、スペシャル版なども挟み、すでに第5シリーズ目。そこで、浮上しているのが映画化だという。「テレ朝のドラマシリーズものでは、『相棒』の映画版が公開されているが、このところ、公開される度に興行収入が落ちてしまっている。『ドクターX』が映画化されれば、今の勢いなら『相棒』の興行収入を抜くのは確実だと思われる」(映画ライター) 後は、米倉がクビをタテに振るかどうかだが…。「以前、テレ朝の主演ドラマ『交渉人〜THE NEGOTIATOR〜』が映画化されたが、その時点で米倉は燃え尽きてしまった。おかげで、新シリーズ『ドクターX』に挑戦することになったが、映画化には慎重になっているはず」(芸能記者) いずれにせよ、ドラマ最終回の視聴率が注目される。
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芸能 2017年12月14日 12時00分
異変! 桐谷美玲“失恋激ヤセ”で“同性への愛”に目覚めた!?
女優の桐谷美玲(27) の激ヤセぶりが世間を騒がしている。先頃、都内で開かれたブルガリのイベント『ブルガリ アウローラ アワード 2017』授賞式でメーンMCを務めた桐谷は、セクシーなワインレッドのドレス姿で登場した。 「素敵な女性は飾らなくても自分らしさを出せる。私も年を重ねて自分らしさを出せるようにしたい」と話したが、ひと際目を引いたのが、その激ヤセぶり。 「大胆に肩や腕を出すドレスでしたから、ことさら細身が強調されて“痛々しさ”さえ感じました。腕など、触っただけでも折れるんじゃないかと思うほどの細さだったのが印象的」(ワイドショー関係者) キャスターを務める『NEWS ZERO』(日本テレビ系)からは見て取れなかった桐谷の異変。 「腕や脚を見せないスーツスタイルが多かったので、分かりませんでした。事務所サイドは、『いくら食べても太らない』という彼女の体質に言及していますが、一部では“失恋が原因”とも囁かれています」(芸能ライター) 桐谷は、『世界で最も美しい顔100人』の常連で、そのルックスは世界からも絶賛されているが、どういうわけか、熱愛報道は皆無に等しい。 「“スキャンダル処女”と言ってもいいでしょう。隙がなさすぎて、男は近寄り難いのかもしれません。ですから、事務所サイドが言うように“体質”なのかもしれませんね」(芸能レポーター) そんな桐谷に噂されているのが、“男性関係”ならぬ“女性関係”だという。 「女優の河北麻友子(26)と意気投合したようで、時間があれば毎日のように会っているようです。人前でも、平気でキスしちゃってるそうですよ」(芸能ライター) また、ディズニーシーにも遊びに行ったという2人。好きな男とではなく、気の合う“彼女”と2人っきりで“ディズニーシー・デート”するのが今どき女性タレントのトレンドということらしい…。 「11月、フリーアナの田中みな実と前田敦子が同所で仲良く遊んでいるところが目撃されています。“流行”なのかもしれませんが、色々な意味で心配でもあります」(芸能関係者) 12月16日で28歳の誕生日を迎える桐谷だが、極秘に交際を続けていたとされるサッカー選手の柴崎岳を、『ハロー!プロジェクト』出身の真野恵里菜に略奪されたことでかなりのショックを受けているという。 桐谷は12月23日公開の映画『リベンジgirl』で2年ぶりに映画主演をしているが、それこそ本当のリベンジガールとなるかもしれない。
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社会 2017年12月14日 10時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第250回 二つの壁
本連載の第246回「財務省が日本を滅ぼす」において、現代の日本には「二つの壁」があると書いた。とにもかくにも、政府あるいは「政治」が経世済民や安全保障強化を推進しようとすると、壁のいずれか、あるいは双方が立ちふさがり、全く前に進むことができなくなってしまう。 一つ目の壁は1947年に建設された憲法九条第二項(陸海空軍その他の戦力の保持否定。交戦権の否定)だ。そして、二つ目の壁は、'97年の「財政構造改革法」に端を発するプライマリーバランス(基礎的財政収支、以下PB)黒字化目標である。二つの壁は、日本国民の生命や財産を守るために、政府が積極的に動くことを不可能とする。国民のために動けないのであれば、政府などいらない。ある意味で、日本国は二つの壁が原因で、「疑似国家」と化してしまっている。 '17年11月29日午前3時18分頃、北朝鮮が首都平壌近郊の平安南道・平城付近から日本海に向けて弾道ミサイルを発射。ミサイルは高度4000キロを超すロフテッド軌道で打ち出され、青森県の西方、我が国の経済的排他水域に落下した。 アメリカ国防省は、今回発射されたミサイルについて、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性が高いとする初期分析の結果を発表。また、複数の報道機関が、北朝鮮がアメリカ本土を射程に収める弾道ミサイルのテストに成功したと主張していることを報じた。 日本の小野寺防衛大臣は、今回のミサイルについて、 「大陸間弾道ミサイル(ICBM)級と判断している」 と、発言。 韓国軍は、ミサイルが高度およそ4500キロまで上昇したと発表。過去最高の高度に達し、飛行距離は960キロ。 安倍総理大臣は、北朝鮮のミサイル発射を受け、 「国際社会の一致した平和的解決への強い意志を踏みにじり、このような暴挙を行ったことは断じて容認できません。北朝鮮に対して厳重に抗議を行いました」 と、語り、国連安保理の緊急会合を要請すると表明。さらに、 「引き続き強固な日米同盟のもと、高度の警戒態勢を維持し、国民の命と平和な暮らしを守り抜いて参ります」 と発言した。 もっとも、現実問題として超高度にまで上昇するロフテッド軌道で日本に「着弾」する形でミサイルを撃たれると、現在の技術では迎撃は困難だ。 11月27日、欧州のシンクタンクであるECFR(欧州外交評議会)が、北朝鮮の「核攻撃」の標的リストを公表した。ECFRは、 「北朝鮮の情報源から、核攻撃の標的となる可能性のある場所のリストを作成することができる」 と報告し、具体的には東京、横浜、名古屋、大阪、京都、ソウル、グアム、マンハッタン、ワシントンD.Cなどの都市を挙げている。ECFRの報告書には、 「平壌は、アジア太平洋の米軍の拠点と米本土の都市を襲う準備ができていると、脅迫を繰り返している」 「日本の都市はより明確に標的とされており、それには東京、大阪、横浜、名古屋、京都が含まれている」 と、明記されているのだ。 日本の都市が標的にされている。 ロフテッド軌道でミサイルを撃たれると、現在の技術では極めて困難。これが、日本が置かれている現実なのである。まずは、この現実を認めた上で、われわれ日本国民に、あるいは日本国に何ができるのか冷静に見極め、政治が動く必要がある。 日本の安全保障強化を妨害する二つの壁のうち、憲法九条第二項の改正はあまりにもリスクが高く(下手をすると否決されかねない)、さらに時間的にも間に合わない。北朝鮮の核・ミサイル危機は、今、目の前で起きているのだ。 日本国民の生命や財産を守るためには、憲法の範囲内で(あるいは解釈変更をした上で)可能な限りの手を打つ必要がある。当たり前の話だが、政府が国防力の強化などに乗り出すと、追加的な予算措置が必要となる。つまりは「財政」が動かなければならないのだ。そして、現在の日本において、財政を拡大しようとすると、PB黒字化目標という壁が立ちふさがる。 というわけで、深刻化する北朝鮮危機に備えるためにも、二つ目の壁である「PB黒字化目標」だけでも、何とか破棄しなければならなのだ。PB目標を破棄した上で、敵基地反撃能力の議論を進め、早急に予算措置を取る。非核三原則を見直し、核武装の議論を始める。各家庭や公共施設に対し、核シェルター整備を推進する特別法を成立させ、予算措置を取る。 そして、恐らく最も重要なのは、 「現行法(安全保障関連法)や韓国政府との関係上、朝鮮半島が戦場になったとしても、自衛隊が邦人救出に向かえない可能性がある」 という厳しい現実を、政府が明確に国民に知らせることだ。 日本政府は朝鮮半島有事に備え、韓国内にいる邦人の退避計画を策定する方針だが、安全保障関連法において、自衛隊が在外邦人の救助を行う際には、 (1)相手国の治安が維持され、戦闘行為が行われることがないと認められる。 (2)相手国から受け入れ同意がある。 (3)相手国と連携・協力が見込まれる。 と、三つの条件が満たされなければならない。ソウルが砲撃されている最中に、自衛隊は日本人救出に向かえるのか。さらに有事の自衛隊による邦人保護活動について、韓国側の同意が必要になってしまうのである。 アメリカのティラーソン国務長官は、北朝鮮のミサイル発射を受け、カナダと連携し「国連軍派遣国」の会合を開催することを表明。日本や韓国も加え、北朝鮮の脅威に国際社会がいかに対抗できるか協議するとのことである。次なる制裁措置は、北朝鮮にとって「最後の一撃」になる可能性が高い。残念ながら、世界は「戦争」へと向かっている。 安倍総理が「国民の命と平和な暮らしを守り抜く」と宣言するならば、「具体的な措置」に踏み込まなければならない。特に、PB目標というナンセンスな「カネの目標」に固執し、日本国民の生命や財産が害された場合、安倍総理は「亡国の首相」として歴史に名を残すことになる。まずは第一歩として、PB黒字化目標の閣議決定を決断するべきだ。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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