先日も、TBS「情報7days ニュースキャスター」でレギュラーのビートたけしとの対談に応じた石川遼。自身の子供よりもはるかに年下の少年プロゴルファーを相手に、日本を代表するタレントにて世界的映画監督でもある北野武がタジタジになっている。遼くんって、すごい。でも、この光景、昔、宮沢りえで見たような気がする。
記者は優等生の遼くんが、18歳らしからぬソツのない対応をするのを見るたび、彼の行く末が心配になる。たけしやとんねるず、ナガシマ監督などの「各界の大物」が絡めば絡むほど異常に人気が過熱して、ひとたび問題が起きれば一斉に世間やマスコミの牙が向いてしまった宮沢りえ。宮沢が並のアイドルだったら、結婚し母親になるまで実に16年もかからなかったろう。一時のゲキ痩せぶりといい、彼女は社会現象になったゆえに見なくていい「地獄」を見たのかもしれない。
何もかも20年前に比べてお粗末な現代ニッポン、貧乏くさい若者が街に溢れる中、ゴルフの界のスター・石川遼のまわりだけはバブル時代と変わらない。「ゴルフ」、「金」、「贅沢」が大好きな懐古主義者やテレビ局はそういうニオイに弱く、18歳になった彼に、さっそく群がりだした。そこへ、バブルの残像のように 今だに“日本で当たらない映画”作り続ける北野武と、今だに車やバイクや爬虫類といった遊びのイメージが強い所ジョージ。この組み合わせはいかに?石川遼の、「宮沢りえ化」は着実に進んでいる。
同じスポーツ選手で、怒られてもあんまり反省しない国母や、ペッと唾はいたと言われているキム・ヨナ。見苦しい面もあるが、彼らのダメっぽいところや反発心に少しほっとしてしまう。実は遼くんも時々天狗になってるとも言われている。でも遼くんだって、少しマスコミにつっつかれるぐらいのダメな面が、あったっていいんじゃないか。
タイガー・ウッズみたいに急にドカンと来るよりは。<イケメン好きのコダイユキエ>