昨年の紅白歌合戦の出演時あたりから事務所の方針で、移動中も3と2に別れ、メンバー間で話す事もできないと言われている東方神起。ずっと一緒に歌や踊りにいそしんできた、アイドルに「大人の事情」が亀裂を走らせている。「メンバー間の不仲が決定的」と解散をうたう記事が週刊誌等で出回っているが、日本では想像もつかぬほど「親」に従順な韓国人である彼ら、独立問題に親がかかわっているメンバーもいるので、「仲間」よりも「親」の意向に従うより他ない状況にもある。一概にメンバー同士が憎しみあってるという訳ではなさそうだ。
そんな彼らの中で、にわかに活動を活発にしているのが4月15日にスタートするドラマ『素直になれなくて hard to say i love you』(フジテレビ系・瑛太、上野樹里主演)に出演するジェジュン。神秘的な美形の彼は、5人の中では一番人気の存在で、所属事務所SMに契約問題の申し立てをしたうちのひとりだ。言うなればジェジュンがいなければ「東方神起」は成り立たない。その彼がピンでドラマに出演し、ひとりで人気女性誌「anan」の表紙を飾る。まだ正式に発表されてないが、ドラマの主題歌をジェジュンソロまたは「東方神起」の曲が使われるというウワサ。話題づくりのために、ギリギリまでひっぱるつもりのようだ。
「申し立てしない組」であるリーダーのユンホも韓国で単独でドラマやCMに出ているが、スマップでいえばいわばキムタクのような存在のジェジュンが、大きな資本を生み出す日本で、ゴールデンタイムのドラマに出演する、というのはいささか事情が違う。このままジェジュンの日本での「単独活動」が活発になれば、「東方神起」の解散もやむをえないかもしれない。ジェジュンの独走を、他のメンバーはどう考えるのか。
「申し立てしない組」のもうひとりである一番若いチャンミン。朗らかだった彼の表情が最近、前より厳しくなったのが気になる。<イケメン好きのコダイユキエ>
写真:昨年夏の、東京ドームコンサートのチケット。コダイユキエ私物