コロラド州在住が獲得したはずの大金が、カジノ側の間違いで一瞬にして消えた…どういうこと?
ペニースロットマシン(1セント硬貨を賭けるスロットマシン)で4290万ドル(約40憶円)もの大金を当てたはずだったのに、カジノから「機械の表示ミスでした」と言われたルイーズさん。このまま引き下がるわけにはいかないようだ。またコロラド州のゲーム所轄当局者は、今回“まやかしの幸運”を引き起こした要因を捜査している最中だ。
“嘘っぱちのジャックポットを表示”した事件は、コロラド州セントラルシティーにあるフォーチュンバレー・カジノで、ルイーズさんがペニースロットマシンで遊んでいる際に起きた。スロットマシンは、ルイーズさんが4290万ドル獲得したと表示した…ただし、その金額はそのスロットマシンから支払われる最高額である25万1千ドル(約2300万円)を大きく上回っていたが。カジノ側は、スロットマシンが彼女に対して、確かに4290万ドルを表示したことに意義を唱えることはなかった。しかしながら、カジノの従業員は、ルイーズさんに対して彼女が出した大金の数字は、表示ミスであるとその場で伝えたという。またその件を、カジノを管理するコロラド州のゲーム所轄当局に報告したという。
デンバー郊外に住む年収12000ドル(約111万円)のルイーズさんは、「なんだか、ごまかされているように感じます。せっかく獲得した大金を騙し取られました」と、テレビのインタビューに答えた。
ゲーム所轄当局は、カジノには4290万ドル支払う義務はない、としている。当局のスポークスマンは、明らかに25万1千ドルがカジノの表示している最高の金額であり、表示ミスは、ソフトウエアの不具合に責任がある。もし、彼女に支払う義務があるとしたら、カジノやスロットマシン製造業者がそうしなければならないが、4290万ドルという金額ではない、とも言及している。
ルイーズさんは、カジノ側から朝食の無料サービスを受けたが、当然承知出来ずに、今後も自分の支払われるべき義務を要求するようだ。