あしたのジョー主要キャラクター、丹下段平のものまねをネタとし、自らも「あしたのジョー」マニアを公言するお笑いコンビ・ガンリキの佐橋大輔と、ぜんぜん「あしたのジョー」に興味のない相方・是永尚芳が司会を務め、ずんのやす、ラヴドライブのダイゴ、コンパス・西本宏一という、「あしたのジョー」を一週間じゃ語りきれない芸人達がそれぞれ好きなシーンや、女性キャラクター「葉子Vのり子」を語るトークからイベントは始まる。“ジョー・ファン”の観客で溢れる会場は大盛り上がり、それぞれ芸人が語るジョーへの思い入れに、その場にいた多くのファンがうんうんと同感していた。
第2部にて、丹下段平のマスクを被り登場した「あしたのジョー」生みの親、漫画家ちばてつや氏と、ちば氏とのツーショット・イベントは初めてという高森篤子さん。二人はそれぞれ出版した著作の紹介と共に、原作者である故・高森朝雄氏の思い出を語り、高森氏の作家としての壮絶な生き様に会場が涙するシーンも。またちば氏は、「灰になって白く燃え尽きたジョー」の場面絵をある検死官が、筋肉の様子や表情からして、「明らかに生きている。」と鑑定したエピソードなどを語った。
(写真:名作「あしたのジョー」生みの親、ちばてつや氏と、高森朝雄夫人の高森篤子さん。)