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芸能 2017年07月07日 12時35分
突っ込み不在に泣く! 小籔プロデュースの新お笑いトリオ、ギャグ連発も大スベリ
お笑い芸人の八木真澄(サバンナ)、レイザーラモンHG(レイザーラモン)、なかやまきんに君の3人が6日、都内で行われたオープニングイベントに出席した。 渋谷MODIで行われたイベントに登場した3人は小籔千豊がプロデュースしたトリオ「Triple Cool」としてカラフルな衣装で壇上に上がり、威勢のいいギャグを連発。だが、一般客が少なく、客席は報道陣ばかりということもあって、ギャグは全くウケず。 笑わせるつもりがスベリ芸のオンパレードとなり、八木は商品に絡め「凍り付くという意味でこのメンバー3人になったんですかね」と自虐。HGも「この会見のスベリよう……。イベント前に3人で顔見合わせて震えました。突っ込みメンバー募集します」と苦笑い。 八木は「突っ込みがいないからギャグもやりっぱなし。みんな、自分のことに精一杯で人のギャグは見ていない」と状況を分析。「次からは『Triple Cool with 小籔さん』にしてもらいたい」と突っ込み役として改めて小籔に出演を要請した。 とはいえ、八木もかつてはサバンナで突っ込み担当だった経緯があり、「突っ込みやっていたやん」と2人から指摘されたが、「俺は突っ込みは10年前で卒業したから」とぴしゃり。「今はギャグをやる人です。相方に卒業させられました」としみじみ。 最後はスベリのオンパレードに謝罪ギャグをという流れになったが、「ギャグは1000個あるけど謝るギャグはひとつもない」と照れ笑い。最後まで自虐ネタで会見を盛り上げていた。 今回のイベントが行われた渋谷MODI「氷結®ICE BOXスタンド」は9日(日)までの期間限定オープン。営業時間は13時〜21時までだ。(取材・文=名鹿祥史)
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芸能 2017年07月07日 12時30分
将棋映画『3月のライオン』 あまりにも残念過ぎた公開時期に落胆する声が相次ぐ
14歳の最年少プロ棋士・藤井聡太四段が公式戦29連勝の新記録を樹立し盛り上がる将棋界だが、人気将棋コミックを実写映画化した「3月のライオン」の公開時期をめぐり業界内では「早過ぎた」、「時期をなんとかできなかったのか」など落胆する声が相次いでいるというのだ。 同作は羽海野チカさん原作の人気コミックを実写映画化。神木隆之介が演じた主人公の桐山零は史上5人目となる中学生で入段した若手棋士。劇中ではライバル棋士との対決や周囲の人々との心の交流を描く。 有村架純、豊川悦司、佐々木蔵之介、伊藤英明、倉科カナら豪華キャスト陣をそろえ、3月18日に前編、4月22日に後編が公開されたのだが…。 「今年のラインアップの中でもかなりの数字が期待された大作。ところが、いざ公開してみると、集客に大苦戦。結局、興行収入は2作で10億円ほどしかいかなかったのでは」(映画ライター) 藤井四段が話題になったのは、昨年のクリスマスイブ、ひふみんの愛称で親しまれ、先日引退した加藤一二三九段に公式戦初勝利を収めてから。4月4日に小林裕士七段との対局でプロデビュー以来無敗連勝新記録となる11連勝を達成。その後、公式戦連勝記録の更新が視野に入ってきた6月に入り、各テレビ局の情報番組がこぞって取り上げ、注目されるようになった。 「後編の公開時期はすでに藤井四段のブーム到来の予感があったはず。公開を延期するなり、前後編の一気上映企画をするなり、宣伝担当があれこれ知恵を絞るべきだったが、何もせずに公開終了。将棋ブームの到来を指をくわえて見ているだけになってしまった」(映画業界関係者) 9月27日発売の同作[前編]のBlu-ray&DVDの特典として、神木と藤井四段の対談映像が収録されるというが、タイミングがかなり微妙だ。
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芸能 2017年07月07日 12時00分
加藤綾子 志村けんと共演裏に飛び出した“玉の輿婚”密約
フリーアナのカトパンこと加藤綾子(32)に交際説が再浮上。そのお相手は、あの大御所お笑い芸人の志村けん(67)だという。 「2人は、もともと付き合っても不思議じゃないほど仲がいいんです。志村は前々からラブコールを送っているし、年の差だってドリフの一員である加藤茶の“45歳差婚”と比べればたいしたことない。たった35歳差ですから」(芸能記者) 再び交際説が噴出したのは、6月20日に放送された『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)での共演。 「この日、オンエアされたのは、過去の面白コントを集めた傑作選です。内容は、ランプの精のカトパンが、バカ殿に三つの願い事を叶えてあげるというもの。カトパンに問われると、志村は“私と結婚してほしい”“可愛い、タイプだ”などと繰り返して求婚。最後は、真っ白なウエディング姿のカトパンとチャペルで挙式をあげるのです。志村の本音とも思える絶妙なやり取りに、ネットでも“絶対に下心がある”といった声が再燃しています。志村は極度の恥ずかしがり屋で有名で、自分の妄想をコントに盛り込むのは周知の話。今回の放送で、改めてお互いが意識し始めているとも、関係者の間から聞こえてきます」(同) フジテレビの局アナ時代はスキャンダル皆無だったカトパン。唯一、ダルビッシュ有との密会が週刊文春で報じられただけだ。 「食事までいったものの、加藤は交際を断ったといいます。局アナ時代から、真剣に加藤を口説き続けているのは明石家さんまと志村けんだけ。そのさんまは『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で共演以来、彼女にゾッコンですが、『加藤、またメシ作りに来いや』とテレビで公言する彼氏気取りに嫌気がさしている。さんま宅での食事会でも、1人で来ることを強要されますが、エッチされるのを警戒してスタッフを連れていくそうです」(フジテレビ関係者) 今回の『バカ殿』放送で恋愛説が再燃したカトパンだが、密かに志村との愛が育まれているフシもある。 「志村は、すでに3年前に正式に結婚の申し込みをしている。彼の資産は50億円以上とされ、常々『跡取りがいるわけじゃないし、残してもしょうがない』と語っている。カトパンは最近、メークが濃くなったことで、カレ氏ができたのではないかと言われているだけに、相手は志村じゃないかと、もっぱらです。もし結婚することになったら超玉の輿ですよ」(前出・芸能記者) “カトちゃんケンちゃん”ゴールインなるか!
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芸能 2017年07月07日 11時40分
居場所がない渡辺謙 軽井沢でひっそりと別居生活を送っていた
3月末に21歳年下の元ホステスとの不倫が「週刊文春」(文芸春秋)で報じられ、その後、妻で女優の南果歩と別居が報じられた俳優の渡辺謙だが、軽井沢でひっそりと別居生活を送っていたことを、発売中の同誌が報じている。 同誌によると、渡辺はGW中の時点で、すでに軽井沢の森に囲まれた閑静な別荘地で暮らしていたという。 仕事などで忙しい時はホテルにも滞在するが、基本的には軽井沢におり、南とは事実上の別居生活。別荘で引き籠ることが多く、あまり外出はせず。仕事があるときは、新幹線で都内まで出て行くという。 すでに南との間で離婚話も出たという。軽井沢の別荘の土地は渡辺の所有だが、建物は南の会社名義。都内の南の自宅には南の母親も住んでおり、渡辺には居場所がないため、南はとりあえず別荘に渡辺を住ませているようだ。 「これまで南はかいがいしく夫に尽くす妻というキャラクターだっただけに、不倫は“寝耳に水”。乳がんでの闘病中で、おまけ大手保険会社のCMに出演し渡辺との夫婦愛をアピールしていたこともあってすっかり面子を潰されてしまった。ちょっとやそっとじゃ渡辺を許すことはできないだろう」(芸能記者) 南は4日、都内で行われたNHK・BSプレミアムの主演ドラマ「定年女子」(9日スタート)の試写会に出席。渡辺の不倫報道後、初の公の場となり、不倫には直接触れなかったが、「心身ともに疲れて落ち込んでいた時期に、こういう作品に巡り合えたのも、神様が引き合わせてくれた素晴らしいご縁」と意味深に語った。 「渡辺としては、離婚するかしないかも含め、最終的に南との話し合いがまとまった段階で何らかの対応をすることになりそうだ」(同) 渡辺はまもなく、出演する来年の大河ドラマ「西郷どん」の撮影がスタート。 夫婦問題の決着は近い?
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芸能 2017年07月07日 11時30分
菊地亜美に初スキャンダル! 5歳上の会社役員との熱愛が発覚
元・アイドリング!!!のメンバーでタレントの菊地亜美が5歳年上の会社役員男性と交際中であることを、発売中の「フライデー」(講談社)が報じている。 同誌によると、6月下旬、菊地は「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)から他番組の収録をハシゴした後、都内の自宅マンションに一旦帰宅して再び外出。東京ドーム近くの焼肉店で2時間ほど食事をした後、ラフなTシャツにジーンズの男性と一緒に店を出て来て、体を密着させタクシーに乗り込んだという。 2人はラブラブな様子で港区内のレンタルショップへ立ち寄ると、菊地の自宅マンションへ。翌朝、菊地は番組収録のため1人で家を出て終日仕事。男性は家にいて、夕方、外で菊地と合流しマンションへ戻り2連泊したというのだ。 同誌が菊地を直撃すると、男性について「お付き合いしているカレ氏です」とあっさり交際を認め、その素性を「大阪に住む一般の方です。友人の同級生の先輩で、5歳上の会社役員なんです」と説明したという。 「グループ時代からしても初スキャンダルとなった菊地だが、菊地のキャラクターだとまったくマイナスにならない。むしろ、バラエティー番組などでいじられる“ネタ”を提供する形になった」(テレビ関係者) 菊地の事務所といえば、能年玲奈から改名したのんがいまだに契約問題で揉めたままま。今年2月には清水富美加が突如、宗教団体「幸福の科学」への出家を宣言。すでに事務所との契約は終了し、現在は法名・千眼美子として女優活動を続けている。 「ほかにも、モデルのマギーがバンド『Hi-STANDARD』のボーカルの横山健との不倫愛が発覚するなど、明るい話題がなかった。そこに来て、菊地と一般人の熱愛が発覚。事務所の幹部も手放しで喜んでいるだろう」(芸能記者) 菊地からの生報告が楽しみだ。
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レジャー 2017年07月07日 11時15分
橋本千春の勝ち馬ピックアップ!(7/8) 阿武隈ステークス、他
2回福島競馬3日目(7月8日・土曜日)予想・橋本 千春福島11R「阿武隈ステークス」芝1800㍍◎(7)サトノスティング○(3)ザトゥルーエアー▲(6)ペンタトニック△(1)オコレマルーナ、(4)ワンブレスアウェイ 福島芝<3110>と、メンバー最多勝を挙げているサトノスティングに期待。しかも、そのすべてがここと同じ1800㍍だからまさしく、勝利の方程式に当てはまる。七夕賞と重複登録していたが、よりチャンスの大きい阿武隈Sに矛先を向けてきたのは当然、と言えるだろう。ジューンS6着(0秒4差)をステップに調子もうなぎ登りでプラスアルファは測り知れない。女性の担当厩務員Kさんは、「折り合いに注文が付くけど、ノリさん(横山典騎手)が上手くコントロールしてくれるから期待できるでしょ」と、ニッコリ。心が癒される笑顔だ。前走比2㌔減のハンデ55㌔も勝利を後押しする。当面の相手は、休み明け3戦目で走り頃のザトゥルーエアー。穴は、決め手鋭いペンタトニック。福島10R「松島特別」芝2000㍍◎(1)ゲッカコウ○(6)ダイワドレッサー▲(5)アドマイヤツヨシ△(4)スクエアフォールド、(8)クラウンディバイダ 満を持して出走する、ゲッカコウが狙い目。得意の福島を目標に降級するのを待っていただけに、ほぼ万全と言える出走態勢が整っている。福島で新馬勝ちしているように仕上りの早い牝馬でいきなりからエンジン全開だ。GIII・フラワーカップ2着はじめ、準オープンで再三好勝負してきた実績と実力は自他ともに認めるところ。9頭立てと頭数も手頃で捌きやすいしチャンスは大きい。相手は、ダイワドレッサー。実績はゲッカコウに勝るとも劣らない。6か月ぶりのハンデを抱えているが地力で好勝負に持ち込みそう。中京11R「豊明ステークス」芝1400㍍◎(4)エスティタート○(1)ビップライブリー▲(8)アールブリュット△(5)ロードセレリティ、(10)エントリーチケット 好走条件の整った、エスティタートでもう一丁いける。前走の心斎橋Sで人気の1頭、ビップライブリーに快勝。再度、同条件で闘えるのはアドバンテージ。中京1400㍍も鳥羽特別レコード勝ちをはじめ、<3001>。まさしく、十八番の条件だ。2連勝を達成する。台風の目は、素質馬のアールブリュット。休み明け2戦目で上積みは大きい。函館11R「五稜郭ステークス」芝2000㍍◎(7)ブラックバゴ○(2)ケンホファヴァルト▲(5)バイガエシ△(6)メイクアップ 能力は重賞レベルの、ブラックバゴをイチ押し。GIII・京成杯2着、GII・ホープフルS3着がそれを証明している。大型馬(前走526㌔)の休み明け2戦目でプラスアルファも魅力だ。7頭立てと少頭数のここは本領発揮の公算が大。当面の相手は、ケンホファヴァルト。近3走①②①着と充実著しい。好勝負必至だ。※出走表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合して下さい。
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芸能 2017年07月07日 11時10分
渡辺直美の人生を変えたオーディション 意外な過去とは?
人気お笑い芸人の渡辺直美が、8月からはじまる『渡辺直美の女子高生オーディション!』(AbemaTV)の事前特別番組に出演し、自身の人生の転機について語った。 渡辺は吉本興業の芸人養成所であるNSCを卒業して間もなく、組んでいたコンビが解散してしまう。ピン芸人となった渡辺は、当時のマネージャーが強い営業をかけてくれたおかげで、新人はまず受けられない大きなお笑いオーディションへ参加するきっかけをつかむ。その場で、今やおなじみとなった「ビヨンセの動きモノマネ」が今田耕司らに評価され、テレビ出演を果たしブレイクにつながった。 「吉本興業はそれぞれのマネージャーが派閥を持ち、自らが抱える芸人たちに仕事を回す昔ながらの世界があります。当然、マネージャーの持つ個人的なコネクションや営業力に加え、この芸人を売りたいという熱意がものをいいます。『当時のマネージャーである加地さんと、オーディションがなかったら今はなかった』と渡辺が話す通り、人との出会いにめぐまれていたといえるでしょう」(芸能事務所関係者) 20代前半でブレイクを果たし、“かわいいデブ”としてコンスタントにテレビに出続ける渡辺は、芸人としては恵まれているように思える。ただ、彼女の人生は順風満帆であったわけではない。 「彼女は台湾人の母親を持つハーフなんです。日本語がほとんどできない母親のもとで台湾と日本を行き来しながら育ったため、20歳くらいまで日本語が苦手だったようですね。日常会話はできても、こみ入った話題や、アドリブ的なフリを向けられると片言になってしまい、そのことで芸に萎縮してしまうこともあったようです。ビヨンセのネタはセリフをともなわず、動きだけで笑わせるもの。いわば、喋りが苦手な短所を逆手に取ったものだといえますね」(前出・同) 『渡辺直美の女子高生オーディション!』は事務所に所属していない女子高生から未来のスターを発掘する番組である。苦労を重ねながらも、一度のオーディションで人生を変えた渡辺が番組オーガナイザーとなるのは、最適なキャスティングだと言えるだろう。
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芸能 2017年07月07日 10時55分
松居一代まったく和解の意思なし 船越英一郎に「命を懸けて最高裁まで争います」と宣言
俳優の船越英一郎から離婚調停を申し立てされていたタレントの松居一代が一部スポーツ紙の取材に応じ、調停が不調で離婚裁判になった場合、最高裁まで争う姿勢であることを表明している。 5日早朝にYouTubeに投稿した動画で、船越がバイアグラを服用してW不倫していることを明かした松居。6日にブログで「バイアグラ男の船越英一郎は絶対に許しません」と挑発。まったく和解の意思がなく、徹底抗戦する構えであることをアピールしていた。 記事によると、「私、船越にまったく未練はありません」と断言。しかし、「命を懸けて、最高裁まで争います。船越が『申し訳なかった』と頭を下げるまで、ガッツでまいります。私は絶対にうそをつきません。すべてを公開してまいります」と、船越がW不倫・不貞行為を認めるまで離婚に応じない姿勢であることを明かしたという。さらに、調停が不調に終わった場合の離婚裁判まで見据えているようで、泥沼化しそうだ。 「船越の事務所は連日、船越の不倫を否定している。もし、本人の身に覚えがない場合、裁判所が認めざるを得ないような船越の不倫の“証拠”を提出するのは松居でも難しいだろう。そういうこともあり、松居はブログやメディアを使って精神的に船越を追い込もうとしているのでは」(芸能記者) 松居のブログは6日、Ameba芸能人・有名人ブログランキングで総合1位を獲得。5日にYouTubeに公開した動画「船越英一郎の裏の顔」は、6日現在、再生回数286万回を突破。さらに、5日に開設したツイッターのフォロワーは早くも5万人を突破した。 すでにネット上では絶大な“影響力”を持つ松居。 一方、いまだに沈黙したままの船越だが、どのタイミングで“反撃”を開始するかが注目される。※写真・松居一代Twitterより
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社会 2017年07月07日 10時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第228回 PB黒字化目標で「小国化」する日本
政府が閣議決定した『骨太の方針2017(経済財政運営と改革の基本方針2017)』の財政健全化目標に、「基礎的財政収支(プライマリーバランス。以下、PB)を2020年度(平成32年度)までに黒字化し、同時に債務残高対GDP比の安定的な引き下げを目指す」と、新たに「債務残高対GDP比(政府の負債対GDP比率)」の目標が入り、さらに消費税率10%に関するコメントが削除されたことを受け、財務省が大手紙を使い反撃に出ている。 日本経済新聞は6月11日の社説において《安倍政権は財政健全化から逃げるな》という見出しで、 「新目標が財政健全化の先送りにつながるようなことはあってはならない」 と、政府が新目標として債務残高対GDP比を盛り込んだことを攻撃した。また、産経新聞も6月13日の社説《財政健全化目標 規律を緩める理由あるか》で、 「ここで懸念されるのは、新たな目標を置いたことにより、PB黒字化で借金依存からの脱却を図る作業が失速しないかだ」 と、やはり政府の新目標を批判した。 日本の大手紙の記者や政治家、国民の多くが根本から勘違いしているのは、財政健全化の定義である。財政健全化とは、PB黒字化でもなければ、政府の債務残高を減らすことでもない。政府の債務残高対GDP比の引き下げだ。 財政健全化の「定義」から言えば、新目標はむしろ「まともな方向」に向かったことになる(PB黒字化目標が残ってしまったため、骨太の方針2017を“まともになった”とは表現できない)。 ところが、新目標に債務対GDP比が入ったことを受け、大手紙が社説で、 「財政健全化から遠ざかった!」 と、平気で書くわけだ。 話はまるで逆で「債務残高対GDP比の安定的な引き下げ」という、本来の財政健全化の定義が骨太の方針に加わった、というのが正しい認識なのである。 要するに大手紙のバックにいる財務省は、端から財政健全化など目的にしていないのだ。彼らが望むのは、あくまで「増税」と「政府支出の抑制」である。 何しろ「債務残高対GDP比の安定的な引き下げ」が目標になると、政府がデフレ脱却のために財政出動を拡大し、需要を創出し、実際にデフレ脱却。名目GDPが堅調に成長していく“だけ”で、目標達成となる。 つまりは、政府債務対GDP比の引き下げとは、わが国にとって「デフレ脱却」とイコールになるのだ。 それに対し、PB黒字化にこだわると、デフレ脱却のための財政出動を政治家が望んだ場合、 「他の予算を削減するか、もしくは増税」 という話になってしまう。PB黒字化目標とは、そういう話なのだ。 結果的に、日本はデフレ脱却が果たせず、政府の債務対GDP比は上昇していく。デフレ経済が続くと、税収は減り(実際に2016年度は税収が減った)、PB黒字化は逆に遠ざかることになる。 すると「財政が悪化した! PB黒字化の達成を!」と、財務省の御用マスコミが大合唱。さらなる増税や緊縮財政が繰り返されるというスキームになっているのだ。 そもそも、政府がPBを黒字化する必要などない。日本に限らず、徴税権と通貨発行権という強権を持つ政府は、国民経済を成長させ、国民を豊かにするためであれば、財政は赤字でも一向に構わない。何しろ、政府は「利益=黒字」を目的にした企業ではない。政府は「国民が安全に、豊かに暮らすこと」、すなわち経世済民を目的としたNPO(非営利組織)なのだ。 過去に日本政府が数年続けてPBを黒字化した時期がある。バブル期だ。 1985年から'92年にかけ、日本のPBは見事に黒字化した。統計的に確認可能な1980年以降、日本のPBが黒字化したのはバブル期のみだ。バブル景気により税収が激増し、景気対策も不要になれば、それはもちろんPBは黒字化するだろう。 というわけで、財務省が本気でPBを黒字化したいならば、政府の財政拡大と減税を繰り返し、景気を過熱させ、超好景気にすればいいのだ。 財務省の官僚が本気でPB黒字化を「目標」に掲げるならば、日本経済に超好景気をもたらすよう、財政拡大路線を認めるべきだ。それを認めないというのであれば、結局のところ、財務省はPB黒字化“すら”望んでいないという結論にならざるを得ない。 ところで、財政健全化の定義は「政府の債務残高を減らすこと」ではないと書いたが、過去の日本政府の債務がいかに増えてきたか、ご存じだろうか。評論家の島倉原氏が、明治期から近年に至る政府債務の推移をグラフ化し、公開している。 図の通り(※本誌参照)、日本政府の債務残高('15年時点)は名目の金額で1872年の3740万倍!(※3740倍ではない)。実質でも1885年の546倍! になっている。それにもかかわらず、日本政府はいまだかつて「財政破綻」をしたことがない。 そもそも、資本主義国においては、企業や政府の債務は増え続けるものなのだ。特に、企業が債務を増やしてまで投資をしようとはしないデフレ期には、政府が財政赤字を拡大し、国内の需要(消費+投資)創出に努めなければ、国民がひたすら貧困化してしまう。何しろ、誰かが支出しない限り、誰の所得も創出されないのである。 財務省が主導する財政破綻論を払拭できず、このままPB黒字化目標が維持された場合、政府は財政拡大による需要創出ができず、デフレ脱却も果たせない。PB黒字化目標は、今、この瞬間もわが国を「小国化」しているのである。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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スポーツ 2017年07月06日 16時00分
全力プレー大谷翔平にマイペース斎藤佑樹を「見習え」教育指導
日本ハム・大谷翔平(22)が一軍登録された。しかし、まだ完治していない大谷に対し、栗山英樹監督(56)は起用法について言葉を濁したまま。そのせいか、大谷に対し「斎藤(佑樹)を見習え!」という“奇妙な激励”もチーム内で飛び交っていた。 「フリー打撃では鋭い打球を連発しており、打撃面は完全復活したと言っていいでしょう。だけど、全力疾走できるのかどうか…。指名打者なら守備につかない分、怪我をした足への負担は軽減できるが、打てば、一塁まで走らなければならない。力を入れた瞬間、また再発してしまうかもしれないし」(スポーツ紙記者) ペナントレースが再開した6月23日、栗山監督は大谷の起用を見送った。代打でも打席に立たせなかったのは、取材陣も指摘するように、「一塁まで全力疾走したときの懸念」が払拭できなかったからだが、「斎藤を見習え」とはどういうことか。 「実に理に適ったエールです。斎藤の長所はマイペースなところ。周囲の批判が強くても、絶対に自分を変えません」(球界関係者) マイペース…。斎藤は昨年オフ、「どうして契約更新できるんだ!?」と日ハム贔屓のファンも疑問に思うくらいだった。「今季勝てなければ…」の危機意識は持っていたようだが、普通の選手なら“焦る”。だが、当の斎藤はキャンプ、オープン戦でもマイペースを貫き、5月31日、約2年ぶりの勝ち星を掴んだ。このとき、チーム内から出た言葉は「普通の選手なら、とっくに辞めている」だった。 「とにかく、斎藤に対する批判、酷評は止みませんでした。でも、オフからペナントレース本番までの間を計算し、焦らずに仕上げ、勝ち星につなげました。周りに左右されない精神力は並大抵ではない」(同) 大谷は違った。春先に右足の踵周辺を痛め、WBCを辞退した。左足太もも裏の肉離れは右足をかばって全力疾走した代償でもある。 「WBC辞退の引け目が大谷に強い責任感を与えました。右足の痛みを抱えながらも必死にプレーし、WBCを辞退した分を少しでもファンに返そうと頑張り過ぎたのです。結果、長期欠場するハメになってしまいました」(同) 図太さ、いや、“斎藤の精神力”があれば、長期欠場には至らなかったわけだ。試合に復帰する時期は栗山監督に一任されたが、大谷にはさらに無理をさせる可能性が出てきた。 「大谷はオールスター戦のDH部門でダントツの1位。出場は確実です。故障を理由に欠場することもできますが、ズル休みと解釈されれば、後半戦はペナルティーで何試合か出場できなくなります」(前出・記者) 責任感の強い大谷は、球宴でも全力プレーするはずだ。そこで怪我がぶり返せば、球界にとって大打撃。かといって、温存させれば、早く試合に復帰したいとし、必死に練習している姿からすれば、ズル休みの疑惑は免れない。 いろいろ“持っている”斎藤に学び、早く活躍する姿が見たい。
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