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鳩山代表 20年前の歌手デビューレコードが高額落札

 次期首相就任が確実となった民主党の鳩山由紀夫代表(62)が、約20年前に“歌手デビュー”したレコード「Take HEART 翔(と)びたて平和の鳩(とり)よ」がネットオークションに登場し6日夜、3万5012円で落札された。話題性バツグンの高額落札には音楽業界も大注目。デビューの裏には、本人が熱望しながら幻に終わった「鳩山音頭」の存在があり、首相就任後に再デビュー争奪戦に発展する可能性が出てきた。

 まさか鳩山氏がレコードを出していたとは…。オークションには入札が殺到。タイムリミットの深夜0時、3万円オーバーで競り落とされた。
 鳩山氏の25年来の知人でデビュー曲「Take HEART」を作詞作曲した北海道室蘭市の歯科医、浅沼晃明さん(65)は「この歌にスポットが当たる日が来るとは」と感慨深げに話している。
 浅沼さんは当時、趣味で音楽活動をする一方、鳩山氏の後援会に所属。87年夏ごろ、衆院議員になって間もない鳩山氏から「『鳩山音頭』を作ろうと思っている」と相談を受けた。しかし、祖父は元首相、父は元外相という名門鳩山家のプリンス。都会的な雰囲気を兼ね備えるだけに、音頭は似合わないと思い「イメージソングの方がいい。歌ってくれるなら作りますよ」と提案、鳩山氏も喜んで承諾したという。

 「広く雄々しき北の空 熱き思いを胸に秘め…」で始まる曲はグループサウンズ風。誰もが歌えるよう比較的狭い音域に仕上げた。レコーディングでは、すぐにOKが出た。浅沼さんは「だいぶ歌い込んでいるようでした」と振り返る。
 浅沼さんは地元紙の取材に「今ならそんな提案絶対できません」などと答えている。条件さえ整えば、本人が当初熱望した「鳩山音頭」が日の目をみる可能性は高い。
 「現職首相が歌手で再デビューすることになれば間違いなくレコード会社の争奪戦になる。名門出の鳩山さんが大衆音楽の『音頭』を歌うという意外性もいいし、暗い世相を吹き飛ばす明るさがある。へたな景気対策より即効性がありそうなので、ぜひ振り付けつきでお願いしたい」(音楽業界関係者)
 あとは鳩山氏の決断待ちか。自慢のノドを披露してほしいものだ。
 デビュー曲は1988年、限定約100枚を浅沼さんが自費で制作。後援会関係者に寄贈した。
 「HEART」は「鳩」にかけた。曲名は訳すと「勇気づける」。浅沼さんは「歌詞に込めた、みんなを幸せに導くという思いをぜひ実現してほしい」と願っている。

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