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盲目のふりをした女装男が道案内した女性の胸をお触り

 盲目のふりをした女装の男が「道に迷った」とウソをつき、道案内をした親切な女性の胸を触るという、とんでもない事件が起きていたことが分かった。

 千葉県警千葉東署によると、セミロングの黒いかつらをかぶり女装をした男が、3月1日午後11時半頃、同県千葉市若葉区桜木北2丁目の路上で、帰宅途中の女性(28)に「道に迷いました。目が不自由なので案内してください」と助けを求めた。

 女性は親切心から、依頼に応じて道案内。目的地に着くと、女装男は「お礼がしたい」と切り出し、「下着を正しく付けていますか? 私は下着メーカーでアドバイザーをやっています。お礼に正しい下着の付け方を教えてあげる」と女性に話しかけた。

 すると、女装男はあろうことか、女性の両胸を正面から両手で持ち、寄せ上げた。女性が顔をよく見ると、髪の脇から白髪交じりのもみあげが見えたため、髪はかつらで、女装している男だと気付いたという。女装男は足早に消え去った。女性はすぐに近くの交番に被害を届け出た。

 現場は千葉都市モノレール・桜木駅から約300メートルの住宅街で、深夜になると人通りが少ない場所。同署は暴行事件として捜査している。

 女装男は50代後半から60歳前後で、身長約1メートル75。白いシャツに黒っぽいカーディガン、焦げ茶色で細身のズボンを着用していた。中肉中背で、顔や声からは男だと気付かなかったようだ。また、白いつえを持っており、つえで足場を確認するようなしぐさをして、盲目のふりをしていたという。

 障害者を装って、親切な人の善意につけ込むような卑劣な犯罪は許されるものではない。
(蔵元英二)

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