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リアスポかわら版「男の“甘味党”宣言」 梅園・上品な甘味の「あわぜんざい」

 昨今“スイーツ”好きの男子が増えているとか。そこで、男もハマる甘味処を紹介していこう。

 60年代末の日活映画「無頼」シリーズの1本にある印象的なシーン。渡哲也演じる人斬り五郎がムショを出て最初に向かったのは、酒場でも賭場でもなく、浅草の甘味処「梅園」。ここで五郎は「あわぜんざい」を心いくまで味わっていた。梅園は安政元年(1854)の創業。かつては吉原帰りの粋客が朝の一服を喫していたという老舗。

 名物「あわぜんざい」(724円)は餅に粟(あわ)ではなく餅きびを使用しているのが特徴。半搗きして煉りあげ、蒸した餅と、じっくり炊いた甘さひかえめのこしあんを椀で合わせた一品は、江戸の粋を今に伝える上品な味わいだ。
 ▼東京都台東区浅草1-31-12 

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