まずはエキナカスポットの〈GRANSTA〉から。田中康夫氏の青春の味・『新宿アカシア』のロールキャベツシチューは、単品だとワンコインでお釣りが来るがボリュームたっぷり。濃い目の味付けは酒の肴にぴったりだ。筆者はこれに門左衛門の串揚げセット50円を合わせたものだが、撤退してしまったようなので、ほかには『mango tree deli』のベトナム風玉子焼きなどいかがだろうか。
新幹線改札前の売店では『すえひろ』の天むすがいい。どうということはないのだが塩味が旨くて、ビールのアテにはぴったりの欠かせないアイテムだ。5個入りで750円はちと微妙な値段だが、ほかの会社のお弁当はもっと高いので、お試しの価値はある。ちょっと天むす450円、も推奨しておこう。
ほかに駅弁なら、なんと言っても伝統のチキン弁当だろう。在来線のホームでも気軽に買えるし、そのプロの味は折り紙つき。伝統の理由をぜひ試して味わってほしい。それからちょっと値は張るが、東京の名物がちょっとずつ詰まった東京弁当1600円也、もお品書きが入っていたりしてなかなかの高級感、それにお得感が感じられる。
駅外だと、〈キッチンストリート〉の人気チェーン店、牛タン・喜助のランチ1300円などはどうだろう。麦飯大盛りはタダ、定番の辛いみその漬物も頼めばタダで持ってきてくれるあたりがお得ポイントだ。
さらにその下の〈黒塀横町〉の『barBAR東京』でギネスビール500円を一気に飲み干せば、ほろ酔い気分で散策も可能だ。
まあいろいろ書いてきたが、あくまで参考例であり、崎陽軒のコストパフォーマンスの良さなどは当然外せないし、また東海道線のホームで買った野菜サンドあたりがけっこう紹介グルメに負けないくらいうまかったりするので(笑)、もっと安くてもうまいものを探すのは楽しいと思う。