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“変態”記者を撃退した風香に密着24時

 アイドルレスラー風香の一日密着は新聞名を変えたばかりのリアルスポーツ編集局への表敬訪問から始まった。

 「おはようございまーす」。憧れの風香サマは青白のボーダーシャツにデニムのホットパンツ姿で颯爽と編集局にやってきた。
 訪問を終えると、秋服を買いに一路お台場へショッピングに。洋服を選ぶ時はなるべくステージなどでも着られる派手めなものを選ぶ。
 ショッピングをしていると携帯から着信音が。「さては男か」と一瞬勘ぐったが相手は引越業者。「今度引越するんですよ」。是非新居に記者も連れてって!
 その後、昼食。おいしい食事に話が弾む。最近は仙台に温泉旅行に行ってきたのが思い出だという。「忙しい日常から解放されました。ずっと寝てました(笑)」。その時の旅館で食べたカツオのたたきが絶品だったんだとか。
 腹ごしらえも済んだところで気合を入れて浜辺で特訓開始。現地時間26日にメキシコで行われる『ルチャ・ファンフェスタ』に向けての走りこみを敢行した。メキシコシティは標高2240メートルに位置する高地のためトレーニングが欠かせない。
 熱が入るのも無理はない。往年のスター選手であるテリー・ファンクとミル・マスカラスとの3ショットのポスターがこのほど完成。現地のファンに注目されること間違いなしなのだ。

 2時間ほどの特訓が終了。着替えシーンを想像し、ムラムラしてしまった記者は風香の背後から覗き込もうとするも…。そこはレスラー、しっかりと持っていたカバンで撃退されてしまった。あぁ、無念。
 失態もなんとか許してもらい、気を取り直して新小岩のシーザージムへ移動。ここではシュートボクシングの練習をするかたわら、子供達に指導もしている。
 この日指導したのは熊谷春香ちゃんという小学1年生の女の子。風香の大ファンで「大会で優勝すればタッグを組めると思っている」とお母さん。シャドーボクシング、ミット打ち、そしてスパーリングと本格的な練習メニューだ。
 そして、リングアナウンサーのRICAさんと「風香祭11」(10・25新木場1stRING)の打ち合わせ。今回のテーマはハロウィン。元気のない日本にエールを送りたいという。他のパフォーマーと共に4人でチアリーディングも披露する予定だ。
 打ち合わせで今回の密着は終了。風香と別れた直後、聞き忘れたことがあったため、後を追いかけることに。背後から忍び寄る記者。
 2007年2月に帰宅途中に痴漢被害に遭っている風香。背後からの嫌な空気を察知したのか、記者が近寄るやいなや虫除けスプレーを発射し、記者を撃退。その後、気持ちを切り替えた風香は悠々と帰宅の途に着いた。そして、記者は複雑な胸中のまま撤退した。

 風香追跡・後記 アイドル女子レスラーだけあって、風香の行く先々で人垣が出来るのはさすが! 最近ではキックの特訓を連日行っており、強さも備わってきたのは頼もしい。最後はまったく下心はなかったのに、カン違いされ、スプレー攻撃にあった。これは私の不覚。それにしても動きが素早いのは風香らしい。これからも私は風香の“追っかけ”をしそうな気になってしまった。

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