1番人気のサムエル(4着)がスタートの際、ゲートにもぐり込み、外枠発走となるハプニング。しかし、仕切り直しのゲートインにもジュエルは動じることなく、ポンと発馬を切ると3番手を手応え良く進んだ。迎えた直線も余力十分。外から猛追してきたダッシャーゴーゴーをクビ差振り切り、ゴールに飛び込んだ。
「出たなりの位置で競馬を進めるつもりだったけど、思った以上にスタートが良くて自然とあの位置に。4角でも手応えも良かったし、(2着馬に差を詰められた)最後もしのげる自信はありました」と鮫島良騎手。
デビュー2戦で手綱を取った川田騎手から受けたバトンを最高の形で結果として残した。「川田騎手から力はあると聞いていましたからね。まだ幼い面はあるけど、馬が大人になってくればもっと良くなりますよ」。父は遅咲きのスプリンターだったデュランダル。成長力のある血筋から今後、短距離路線での活躍が期待される。