スポーツ
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スポーツ 2018年10月30日 06時15分
【2018年プロ野球ドラフト会議ドキュメント】 4人が一気にプロの世界へ!東洋大学ドラフト当日の舞台裏
☆ドラフトの目玉が4人も 2018年10月25日。幼き頃から憧れたプロ野球の世界への入り口「新人選手選択会議」、いわゆる「ドラフト会議」が行われた。今年は大阪桐蔭高校と東洋大学の両校に、プロ注目選手が4人も在籍しているという異例のドラフトとなった。 東洋大学はドラフト1位で、上茶谷大河、甲斐野央、梅津晃大のピッチャー三人衆が、そして主将の中川圭太も指名されるのではないかと、注目を集めていた。☆運命の指名待ち 会議の始まる17時少し前、テレビの中継クルーと約100名の報道陣の待つ特別会議室に、選手4人と増子敦仁野球部長、杉本泰彦監督がチームメイトと共に登場。机の前に置かれたテレビを見ながら指名を待つ。全球団の1順目の入札では彼らの指名は無く、会場に張り詰めた空気が漂う。その後抽選に外れた球団の入札が続き、ベイスターズが上茶谷を指名。大きな拍手に包まれた。更にスワローズからも指名が入り抽選へ。結果、ベイスターズが交渉権を獲得し、上茶谷は固い表情のまま軽く会釈。すぐさま後ろのチームメイトが声をかけると、一気に笑顔が弾けた。数分後いわゆる外れの外れで、甲斐野がホークスから指名。決定した瞬間は上茶谷と同じく固い表情だったが、テレビから聞こえて来る「ソフトバンクが交渉権獲得です」の声に合わせて、小さく数回頷いた。☆記者会見へ その後、会見会場となる記念ホールに移動。東洋大学のバナーの前の机には杉本監督と、上茶谷、甲斐野の名前が記された紙が既に用意されていた。監督のコメントの後に、両選手の会見が行われ、まずはテレビ局の代表質問、その後メディアの質問と続き、フォトセッションへ。取材陣が用意したベイスターズのキャップやホークスのマスコットを各選手に手渡し撮影。「笑って〜」「こっち向いて」など様々な要望に応えて一旦終了。数十分後には梅津の名の書かれた紙がセッティングされ、ドラゴンズから2位指名された梅津が登場。1位の二人と同様の手順で会見が行われた。報道陣が写真選定や、記事の制作に追われていると、中川がバファローズから7位指名を受けたとの発表と共に、テレビの生中継のため会見が遅れるとの知らせが大学広報から伝えられる。19時半頃に中川が登場し、同じ流れで会見が終わると、4人揃ってのフォトセッションや、チームメイトによる胴上げも行われる。最後に各選手に記者が質問する「囲み取材」が行われ、長い一日が終わった。☆ハイレベルのネクストステージへ 全てが終わったのは21時近く。ロングランの会見ではあったが、全員がプロ野球への第一歩を踏み出すことが出来たことで、会見場は和やかな雰囲気に溢れていた。 今まではチームのために切磋琢磨してきた4人。全員別のチームに指名されたため、これからは各々がライバルとなる。この場に同席していたこともあり、彼ら全員のこれからの活躍を願わずにはいられない。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年10月30日 06時15分
「どうなるかわからない」棚橋弘至とオカダ・カズチカ、オカダ凱旋後“初の”握手!
新日本プロレス『Road to POWER STRUGGLE 〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018〜』▽27日 東京・後楽園ホール 観衆 1,740人(札止め) オカダ・カズチカを裏切り、CHAOSからバレットクラブに移籍してから、暴挙が止まらないジェイ・ホワイトと邪道&外道。この日も試合後に、ヘビー級のメンバー総出で、試合後のオカダをリンチ。後楽園が悲鳴とブーイングに包まれる中、さっそうと現れたのは棚橋弘至だった。棚橋は8日の試合後、オカダに救出され、17日に「借りは残したくないから」という理由で、オカダを救出している。 しかも今回は倒れているオカダに「オカダ!」と声をかけると、2人でタマ・トンガをロープに振ってバックエルボーで蹴散らした。続いてジェイもロープに振るが、場外に退散。2人に罵声を浴びせながら、控室に戻っていった。リングに残された2人。そのまま帰ろうとした棚橋だが足を止め、オカダも棚橋の方へ歩み寄った。棚橋が振り返ると場内は“あり得なかった光景”に大爆発した。 それもそのはずだ。2012年にオカダが凱旋帰国をしたと同時にCHAOSに入ったため、2人は常に対峙してきた。もっとさかのぼれば“岡田かずちか”のリングネームで、棚橋と壮行試合を行った試合後も握手は拒否している。 棚橋は人差し指と人差し指を交差させながら何やら話し、手を差し伸べると、オカダもニヤリと笑みを浮かべながら同じ仕草を見せて、ガッチリ握手を交わした。棚橋と中邑真輔がユニットの枠を超えて握手を交わしたことはあった。ただ、オカダが現在のキャラクターになってからは、お互いにライバルとみなし、握手することはなかった。まさに歴史的な握手だった。 先に控室に戻った棚橋は「自分でもどうなるかわからない。プロレスは裏切りだけじゃないから」と言葉少なめにコメント。続いて現れたオカダは「棚橋さんに初めて友達ができたんじゃないですか」と冗談を放つ。棚橋の「レスラーに友達はいらない」という言葉を引き合いに出したのだろう。「友達として『ありがとう』って言ってやるよ。でも今の俺はかわいい後輩(ジェイ)をかわいがらなきゃいけない。棚橋さんもケニーとやるんでしょ」と話す。「これでタッグを組むわけじゃない」と2人のタッグ結成は否定しつつも「何が起こるかわからないよプロレスは」と含みを残して控室に入っていった。 オカダは翌28日に行われたビッグパレットふくしま大会でも「俺のパートナーはYOSHI-HASHIさんだけだ」とコメントしている。アクシデントで頭部を負傷して欠場中のYOSHI-HASHIは先シリーズ、オカダとたびたび仲間割れを起こし、「俺のところに来いよ」と呼びかけられていた棚橋に急接近していただけに、この3人は今後どのような人間模様を展開していくのか興味深い。また、さらにこの流れに合流する選手が出て来るのか?新日本では長い間なかった、超党派的な動きが見られるかもしれない。 11.3大阪大会で何らかの動きがあるのか注目される。取材・文 / どら増田写真 / ©︎新日本プロレスリング
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スポーツ 2018年10月30日 06時05分
オワコンじゃなかった!実はスゴいプロ野球中継の視聴率と観客動員数
今年のプロ野球日本一を決定する日本シリーズが開幕し、野球ファンを中心に盛り上がっている。 試合は初戦が2対2の同点で引き分け、2戦目は5対1で広島が快勝した。 初戦の平均視聴率は12.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)で、瞬間最高視聴率は午後11時3分の17.5%。第2戦は平均9.8%で、瞬間最高は午後7時33分の13.3%だった。 過去には1978年のヤクルト対阪急(第7戦)で、45.6%という驚異的な数字を記録したこともある日本シリーズだけに、今回の数字を見たネット民からは「すでに野球はオワコン」「野球死亡確認しました」「女子バレーと大して変わらんとは…」などと、いずれも手厳しい意見が広がっている。 「確かに数字だけを見ると少々物足りなさを感じますが、中継した局からみれば、想定通りだったんじゃないでしょうか。今や野球中継のみならず、ドラマやバラエティーでも15%超えは珍しい。4年に1度の『W杯サッカー』などは特別なお祭り騒ぎですから、同列に考えてはいけません。去る10月25日にTBS系で生中継された『プロ野球ドラフト会議2018』は、午後4時50分からの放送開始だったにもかかわらず、平均視聴率14.2%を記録。野球はオワコンではありませんよ」(スポーツ紙記者) しかも今年の対戦は広島対ソフトバンクで、いずれも本拠地は広島、福岡ということから、「関東地区で10%は御の字」(関係者)との声もある。 「子どもたちの人気スポーツがサッカーであることからも、ネット上では“野球=オワコン”が当たり前のように言われていますが、テレビを見る中心層は中高年以上ですから、むしろ野球の方が数字が取れるコンテンツ。また、最近のプロ野球は地域密着型ですから、地元のファン熱は昔よりも高くなっています。実際、今回の日本シリーズの中継で、広島の視聴率は初戦49.8%、第2戦47.8%と驚異的な数字。34年ぶりの日本一が決定する瞬間ともなれば、60%超えもあるでしょう」(同・記者) 今年は天候不順が続いたが、プロ野球の観客動員は前年よりも41万1256人多い、2555万719人だった。これは観客動員が実数発表となった2005年以前も含めて、史上最多。若者の野球人口が急減している中で、観客数は拡大を続けていることになる。 今後、日本シリーズの勝敗がもつれるようなことになれば、さらなる視聴率アップの可能性もある。野球人気はまだまだ衰えていないのだ。
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スポーツ 2018年10月29日 21時45分
新日本11.3大阪で英国の王座を懸け対決、石井智宏と鈴木みのるが危険すぎる前哨戦!
新日本プロレス『Road to POWER STRUGGLE 〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018〜』▽26日 東京・後楽園ホール 観衆 1,662人(満員) 新日本プロレスの今シリーズ最終戦となる『POWER STRUGGLE』11.3エディオンアリーナ大阪大会が近づいてきた。11.3でブリティッシュヘビー級王座を懸けて対戦する王者の石井智宏と挑戦者の鈴木みのるが26日、矢野通とTAKAみちのくをそれぞれパートナーに従えて、前哨戦を行った。 “プロレスの王様”鈴木みのるが次に狙うのは、石井智宏が持つRPWブリティッシュヘビー級王座の再奪還だ。このベルトは、柴田勝頼、ザック・セイバーJr.、石井智宏、鈴木みのると受け継がれてきた。英国時間14日に開催されたイギリスRPWロンドン大会で、石井がリターンマッチを制して新王者になったばかりだ。 みのるとしてはザックとのタッグで、RPWブリティッシュタッグ王座も獲得しているだけに、RPWマットを鈴木軍が制圧する意味でもこのベルトは離したくない“宝物”だったのだろう。石井は初防衛戦として、英国時間11月9日にRPWが開催するロンドン大会で、デイビッド・スターの挑戦を受けるとRPWから発表された。それにもかかわらず、「11.3大阪大会で挑戦する」と強引に割り込んできた。この強引な手法は9月の内藤哲也戦などでもあった。みのるが得意としている手法である。 そんな中、行われた前哨戦が凄かった。 2人が向き合えば誰も止められないエルボー合戦。何発打ったのか数え切れないほど、お互いにエルボーを叩き合った。その姿に会場の温度もどんどん上がっていく。何十発打ち合ってもお互いに倒れないのだから、我慢比べの域を超えて意地以外の何者でもない。みのるにとっては“天敵”である矢野ですら、この2人の危険すぎる打ち合いの中に入っていくことはできなかった。 ただ、試合は2人がやり合っている間に、矢野が冷静にコーナーポストを外し、むき出しになっているコーナーの金具にTAKAを自爆させると、そのまま丸み込んで3カウント。CHAOS軍が勝利を収め試合は成立させた。しかし、ここからが大変だった。試合に敗れたこともあり、みのるが大荒れ…ここまではいつもと変わらないのだが、珍しく石井も激しく突っかかっていったため、乱闘が止まらない。みのるだけではなく、石井も制止に入ったヤングライオンを突き飛ばすほど、感情を止められない様子。何とか矢野が止めに入り、石井とともに控室に帰ろうとするが、みのるも石井を追いかけて行き、乱闘したままバックステージへ向かった。 先に階段を降りた石井に対してみのるは「やるか?今すぐ!」と挑発。石井も「待っててやるから来いよ!」と応戦したため、控室入り口前のインタビューブースで再び乱闘を始めるとそのまま控室に入っていった。典型的なジャパニーズスタイルの試合に、イギリスのベルトが懸けられ、そもそもこの試合がそのままイギリスマットでも行われているのはとても興味深い。 この2人は11.3大阪まで連日、エルボーを打ち合っていくはずだ。当日はどちらの意地が上回るのか楽しみだ。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年10月29日 21時15分
RIZINが大砂嵐との契約解除を発表!2度目の無免許運転発覚で本人も認める!
格闘技イベントRIZINを運営しているRIZIN FFは26日、元幕内力士で格闘家の大砂嵐(エジプト、本名アブデルラフマン・シャーラン)との試合契約を解除したと発表した。事実上の解雇である。 大砂嵐は『RIZIN.13』9.30さいたまスーパーアリーナ大会で“野獣”ボブ・サップを相手にプロ格闘家デビュー。MMAルールとしては珍しく肉弾戦を披露し、判定で敗れはしたものの健闘。ジョシュ・バーネット指導のもと「大晦日にまたサップとやってリベンジしたい」と、継続参戦に意欲を示していた。 関係者の話によると前回大会後に無免許であるにもかかわらず運転した疑いが発覚。大砂嵐の代理人を通じて本人に聞き取り調査したところ「おおむね認めた」ため、同日付けで契約を解除したと公表した。 RIZINは「本件につきましては捜査中と聞き及んでいるため、経緯の詳細につきましては説明を控えさせていただきます」と契約を解除したこと以上の発表は控えている。いずれにせよ、大相撲を廃業する原因となった無免許運転を再び起こし、格闘家としての活動を自らストップさせることになってしまった。お粗末で、言葉も見つからない。 「これまで大相撲から格闘家に転向した中ではトップクラス」とジョシュが評価するほどの逸材がこんな形で離脱するとは誰も思わなかったはず。地上波の視聴率アップを狙っているRIZINにとって、知名度も高い元力士の離脱は大打撃だ。 RIZINの前身であるPRIDEは、フジテレビが人気コンテンツだったにもかかわらず、コンプライアンスの問題からバッサリと打ち切られた。その後、PRIDEはアメリカのUFCに買収され消滅。格闘技ブームも下降線をたどっていったという苦い過去がある。現在のRIZINにとってもフジテレビの地上波中継は生命線。二度と同じ過ちを繰り返さないためにも今回のすみやかな対応は正しい判断だったと言えるだろう。 大砂嵐は今回の件で起訴されるようなことがあれば日本格闘技界から永久追放されるのは確実。格闘技ブームが再び来ようとしている中、水を差した罪は重い。暗雲が立ちこめる形となったが、大晦日のRIZINさいたまスーパーアリーナ大会は、総力を挙げて成功させてほしい。取材・文・写真 / どら増田、船橋諄
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スポーツ 2018年10月29日 17時45分
日本シリーズで激突した「人間対コンピューター」
主砲対バッテリー、「動」対「静」、そして、人間対コンピューター。これが、今年の日本シリーズのキーワードとなっている。 日本シリーズ第2戦は広島東洋カープが勝利し、対戦成績を1勝1分けとした(10月28日)。広島が勝てば、34年ぶりの日本一となるが、初戦を引き分けたとき、関係者はイヤなことを思い出していたという。〇1975年 阪急3−3広島〇1986年 広島2−2西武 日本シリーズ初戦での引き分けは、今年で3度目となる。奇しくも、全て広島絡みとなったが、その引き分けで始まった過去2回の日本シリーズは、全て広島が敗れている。「この25日のドラフト会議で、広島とパ・リーグ代表の福岡ソフトバンクは、1位指名の入札でも競合しています。抽選の結果、広島が意中選手を引き当てたので、『ツキがあるのは、広島のほう』と見ていたんですが」(プロ野球解説者)「ツキがどうの」で勝敗が決まるものではないが、勝負師・プロ野球選手はゲン担ぎを好む。「気持ち」の問題なのだろう。しかし、そんな「ツキ」とは関係ない、数値と解析の激突も展開されていた。 第2戦の4回表、一死一・三塁という好機で4番・柳田に打席がまわってきた。広島バッテリーは内角球を使って、簡単に2ストライクまで追い込む。1球遊んで、4球目に内角の膝元へ直球(ツーシーム)を投げ込む。空振りの三振だ。 現地入りしていたプロ野球解説者の一人がこう言う。「柳田はフルスイングが代名詞のパワーヒッターです。その柳田を腰砕け状態で空振りさせたんですから、その精神的ショックは相当なもの」 広島捕手の石原の配球テクニックによるものである。日本シリーズに進出するチームは、例外なく、相手チームを研究する。主砲、エースの攻略法を見つけ、徹底して攻めるのが短期決戦の必須事項だからだ。 その裏ではスコアラーが対戦チームの試合に乗り込み、さまざまなクセや特徴を調べて持ち帰るのだが、そこから先のやり方が広島だけ異なるのだ。「他11球団にあって、広島だけにないもの。そういう機材があるんです。『トラックマン』を広島だけは使っていないんです」(球界関係者) トラックマンとは弾道測定器のことで、近年、急速に普及した。対戦投手の分析では、ボールのリリースポイント、回転数、変化球の曲がり幅など全てを数値化している。たとえば、速球派投手と対戦する場合、「スピードはたしかに速いが、ボールの回転数が少ないのでフルスイングすれば負けない」といった攻略法を、その数値から見つけ出しているという。 その最先端マシンを広島が導入していない理由は「必要ないから」だという。要するに、自軍スコアラーが「対戦チームの主力バッターの苦手コースを見つける」「相手投手の配球の傾向を探す」といったアナログ式なのだが、今季のペナントレースも独走したところを見ると、「人間の感覚」も、コンピューターで編み出した数値にも劣らないものがあるようだ。その一つが、フルスイングの柳田を腰砕けにさせた石原の配球だった。「ホークスの工藤監督は第2戦で打線を組み換えるなど『動』の指揮官です。対照的に、緒方監督は動かないタイプ」(前出・プロ野球解説者) 広島には“人間力”で過去2回のジングスも打ち破ってもらいたいが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年10月29日 17時15分
広島が日本シリーズ1勝目 ただし油断は禁物?
広島・マツダスタジアムで28日に行われた「SMBC日本シリーズ」第2戦広島対ソフトバンク。この試合を制し、幸先よくシリーズ1勝目を記録したのはホームの広島だった。 延長12回ドロー(2‐2)に終わった前日の第1戦から一夜、この日も先制点を記録したのは広島。1回裏2死3塁の場面から、鈴木誠也がショートへのタイムリー内野安打を放った。広島は3回裏、5回裏にそれぞれ2点を追加し、着実にリードを広げていく。一方の投手陣は、この日先発のクリス・ジョンソンが7回1失点と試合を作ると、その後リリーフしたヘロニモ・フランスア、中崎翔太もそれぞれ無失点。試合は最後までリードを守った広島が5‐1で勝利し、対戦成績を1勝1分とした。 敵地福岡で行われる第3戦〜第5戦を前に、シリーズを先勝で滑り出すことに成功した広島。試合終了後のネット上には「投打ともに理想的な試合運びだった」、「前日のことを考えると今日の勝ちは大きい」、「この勢いで福岡でも頑張ってくれ」といった期待交じりの声が寄せられている。 1984年以来となる悲願の日本一に向け、まずは1つめの白星を挙げた広島。過去の歴史を紐解くと、シリーズを先勝したチームのV確率は「63%」という縁起のよいデータがあるが、その裏でいくつか不穏なデータもある。 1975年、1986年に続き、史上3回目となる“引き分け開幕”となった今年の日本シリーズ。実はどの年も広島が関係しているのだが、1975年は阪急に4敗2分、1986年は西武に3勝4敗1分と過去はどちらも敗退の憂き目にあっている。 加えて、嫌なデータはもう1つ。プレーオフ時代(2004年〜2006年)を含め、昨年までパ・リーグからはレギュラーシーズン2位以下のチームが3回日本シリーズに出場しているが、その全てがセ・リーグ優勝チームを下し日本一となっている。 こうしたデータを考えると、油断は禁物であることは自明の理。広島は“勝って兜の緒を締めよ”の精神で、第3戦以降も慎重に試合に臨みたいところだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年10月29日 12時00分
張本勲氏、ワールドシリーズを「関係ない、フリップで良い」発言で炎上 金田正一氏の人格者ぶりが際立つ
28日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がアメリカメジャーリーグ・ワールドシリーズについて暴言を吐き、猛批判を浴びた。 番組には、張本氏の先輩で400勝投手の金田正一氏が出演。プロ野球・日本シリーズの模様を放送したのち、話題は27日(日本時間)に行われたメジャーリーグ・ワールドシリーズ第3戦への話題へと移行する。 この試合も日本シリーズ第1戦同様延長戦となり、15回表から前田健太投手が登場。ピンチを迎えるものの無失点に抑え、16回表も危なげなく抑える。そして最後は、ドジャースが18回裏にサヨナラホームランで勝利。試合時間は、7時間を超えていたという。 VTRを見た張本氏は「どっちが勝っても関係ないんだけどねえ。日本シリーズが大変なのにやることないんだよ。フリップだけでいいんだよ」と謎の激怒。関口宏が「いやいやいや、前田くんもがんばっていますから」と制す。 ここでフォローしたのが、張本氏にとっても大先輩の金田氏。「でもしかし、最後までケリつけにゃいけんよ。よくこれだけ長い時間をね、お客さんも長いゲームであっても辛抱して見る。このお客の根気に『恐れ入りました』と言いたくなるね」とコメントし、アッパレを送った。 これにはさすがの張本氏も苦笑いを浮かべるばかり。張本氏といえども、金田氏に物申すようなことは出来ないようだ。 張本氏の「メジャーリーグは関係ない。フリップで良い」発言は瞬く前に拡散され、「けしからん」「コメンテーター失格」「興味がないなら黙ってろ」と厳しい指摘が。一方、金田氏については批判もあったが、「カネやんは批判もどこか温かい」「人を悪く言わない」などの声もあった。 ともにプロ野球界を代表するレジェンドだが、何か良いところを見つけようとする金田氏と、興味のないものは切り捨てる張本氏。物事に対する考え方はかなり違うようだ。
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スポーツ 2018年10月28日 21時15分
新日本マットで完全復活を目指すのは棚橋だけじゃない!小島聡の肉体から溢れる思い
1ヶ月以上経っても忘れられない言葉がある。 「この48歳にして、今、プロレスに携わっていること。そのカラダからわき出るエネルギーだったりとか、喜びだったりとか、その全てが俺の全てなんじゃないかと思いました」 「第3世代の4人(天山広吉、小島聡、永田裕志、中西学)で試合をしてきて『もっといろんなことをしたいな』とか『もっともっと俺には何かできるんじゃないか?やらなきゃいけないんじゃないか?』と考えて試合をしてきた。自分からは言わないけど、ファンや会社の人間が『第3世代に何かしなきゃ面白くないんじゃないか?新日本プロレス』というような流れに持っていくしかない。『そういう闘いを普段のリングの中でしていくしかないんじゃないかな』と痛感しました」 「これだけのファンが俺たちに声援を送ってくれる。それは俺たちが積み上げてきたもの。だからこそファンが喜んでくれる。だったら、カラダが元気に動くうちに、それを活かしたい。活かす機会がほしい」 小島聡は「会社に不満があるわけではない」と前置きした上でそう語った。 永田裕志プロデュースの新日本プロレス9.9東金アリーナ大会で8ヶ月ぶりに復帰を果たした小島が上記の発言を口にしたのは、シリーズ最終戦の9.23神戸ワールド記念ホール大会だ。そのとき私は小島の右腕の前あたりにいたのだが、腕が明らかに復帰前よりも大きくなったことに気づく。これは小島なりの完全復活に向けた決意表明だったのではないか。 左膝前十字靭帯の再建手術で長期欠場を余儀なくされた小島だが、上半身のトレーニングは欠かさなかったのだろう。他団体の選手や関係者と話をすると「小島さんはハートもいいし、他団体に行けばまだまだトップを張れる選手」という声をよく耳にする。あのカラダを見る限り、私は現在の新日本マットでもトップを張る力は十分にあると思う。 棚橋弘至が欠場した際には、棚橋のカードに小島が入ったこともあった。今年は遂に第3世代から『G1クライマックス』に誰も出場しなくなったが、小島はフリー時代、G1史上初めて、反体制の立場でかつ所属外選手としては初の優勝(2010年)を果たした選手。全日本プロレス時代には天山広吉を破り、三冠ヘビー級とIWGPヘビー級の4冠王者になった。2005年にはプロレス大賞にも輝いている。天山とのタッグチーム、テンコジのイメージも強いが、シングルプレーヤーとしても団体を背負う器がある選手なのだ。 まだ左膝に不安もあるようだが、先日は海外にも遠征、現地のファンにも認知されていたという。「シリーズを完走できた安堵感はあるが、やはりレスラーとして欲が出てきてしまう」という小島。小島のツイッターを見ていると、頻繁に「トレーニング」という言葉が出てくる。そして棚橋や真壁刀義といった後輩に対しても「(彼らのように)『考えさせる言葉を発するレスラー』になりたい」と素直に認め、何かを吸収しようという気持ちをストレートに表している。 棚橋がケニー・オメガに「お前は賞味期限切れだ」と言い放ったことに関しては、自分自身と重ねてしまったよう。ただ、このままトレーニングを続けて、いつでもイケる準備をしていれば必ずまたチャンスがやって来るはず。あの腕を見たら「賞味期限なんかあるんですか?」と聞きたくなってしまう。もちろんプロレス界において世代交代は必要だが、実力がありプロレスラーとして欲がある選手にはチャンスが与えられる世界であってほしい。そういう選手を乗り越えてこその世代交代ではないか。 新日本では棚橋が完全復活に向けてあと一歩までたどり着いたが、小島の復活ロードは始まったばかり。小島には「まだあいつがトップにいるようじゃなぁ」ではなく、「小島がトップにいるのは新日本の強みだよね」と思われるぐらいの完全復活を期待したい。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.28】
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スポーツ 2018年10月28日 17時00分
元貴乃花親方「横綱輪島」とダブる破滅への道
平成の大横綱、元貴乃花親方(46、本名・花田光司)はこの先、どうしようとしているのか。突然の相撲協会引退劇から早や3週間。様々な臆測が流れる中、いまだ明確な答えはおろか方向性すら打ち出せずにいる。横綱の第二の人生の成功例はごくわずか。その退職と時を同じくして亡くなった元横綱輪島のような、寂しい晩年にならなければいいのだが…。 いまだ身の定まらない元貴乃花親方。10月11日夜には去年まで九州場所の宿舎にしていた福岡県田川市のちゃんこ料理店に姿を現し、これまで支援してきた後援者たちを集めて貴乃花部屋後援会の解散を宣言。そのあと、テレビカメラの直撃を受けて、こう言い切った。「政治は出ませんよ。本当に、完全に出ません」 と、いまだ根強く囁かれている来年7月の参院選出馬を否定。さらに、相撲解説者への転身についても、「まったくないです。断言します。まったくありません」 と、重ねてクビを横に振った。 では今後、何をやろうとしているのか。「ちびっ子と相撲に携わっている時が楽しいですね」 このように元貴乃花親方は、子供たちの相撲普及を主眼に置いていることを匂わせたが、本気で相撲指導者になるつもりなのか。「志は素晴らしい。しかし、それを実行するのは大変です。元貴乃花親方だって、メシを食っていかなければいけない。でも、子供たちの相撲指導だけでは食えない。どうやって日々の生活費をひねり出すのか。まだ46歳。これからの人生は長いですから、よほどしっかりした人生設計を立てないと破滅しかねない」 相撲関係者たちは、こう言って警鐘を鳴らす。 確かに、横綱経験者には独特のプライドや意地があり第二の人生の生き方は難しいとされる。一つ間違えば、その絶大な名声を利用しようと群がってくる輩に食い物にされかねない。かつて相撲協会を飛び出した後、保険の外交員や私立探偵、料亭の下足番などに身を落とし、最後は養老院で亡くなった元横綱もいた。 この元貴乃花親方の引退から1週間後の10月8日、“蔵前の星”と言われ、自由奔放な現役生活を送った元横綱輪島が、がんによる衰弱で亡くなった。70歳だった。この輪島と元貴乃花親方との縁は深い。「そもそも元貴乃花親方の父親である貴ノ花と母親の藤田紀子さんを結びつけたのは、輪島だったと言われています。貴ノ花は照れ屋で無口。だからデートのたびに輪島が同行し、仲を取り持ってキューピッド役を果たしたそうです。貴ノ花20歳、紀子さん22歳の時のことでした」(関係者) こうしたこともあって子供の頃から交流があった元貴乃花親方は、輪島が亡くなった後、「貴乃花応援会」の公式サイトに、思いを明かしている。「夜に突然(自宅に)来られて、あっという間に残り香を遺して帰られるような輪島さんは、私の子供の頃の記憶を辿ると、宇宙人みたいな、それこそ天孫降臨されたような方でした。声帯の手術と治療をされていると聞きましたが、かすれながらに『こうじ、こうじ』と、元気にお声がけ頂いたことが思い出されます」 また兄の花田虎上さん(3代目横綱若乃花)もブログを更新した。「久しぶりに父と再会して昔話に花を咲かせているかもしれません。輪島さん、これまでありがとうございました」 こんな輪島の第二の人生もまた、大成功だったとは言い難い。大相撲界にいた時は、史上7位の優勝14回などの実績がものを言い、それなりに一目置かれていた。しかし、退職後はプロレスラー、アメリカン・フットボール部の監督、テレビタレントなどを転々とした。「退職のきっかけは金銭問題です。妹の経営する料亭の借金の担保に自分の所有する花籠の年寄名跡を入れ、相撲協会から2階級降格と無期限の謹慎処分を受けたのです。それだけに、退職した時点では、もう横綱のメンツやプライドはかなぐり捨てたんでしょうね。プロレスでは大相撲で格下だった天龍にいいように蹴飛ばされ、タレントでも『ワジー』と呼ばれていじられていましたから。でも、内心は忸怩たるものがあったんじゃないでしょうか。晩年はほとんど、退職後の話はしませんでした」(元後援者) 最後に戻るところは、やはり青春時代を送った大相撲界。声を失った晩年の輪島も、遠縁にあたる幕内力士、輝がいる高田川部屋の稽古場を訪れては、「そうだ、もっと押せ」 と、身振り手振りでアドバイスを送っていた。 元貴乃花親方も、尻をまくって飛び出しながら、大相撲界と決別することはなかなか出来ないようだ。その証拠に、東京都江東区の旧貴乃花部屋や福岡県田川市の元九州場所宿舎に設置してある丸い土俵は、いまもそのまま。土俵はどうするのかと聞かれた貴乃花親方は、次のように語った。「(旧貴乃花部屋の力士たちが)迷ったり、思い悩んだりしたとき、四股を踏みにくればいい」 しかし、もしかすると自分が日夜、踏んでいるのかもしれない…。 いずれにしても、そろそろどこかに向かってスタートを切らなければいけない。
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新日本プロレス 棚橋10連勝!武藤撃破に弾み
2008年12月08日 15時00分
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新日本プロレス 中西爆弾要求
2008年12月08日 15時00分
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K-1 反則バダ・ハリにペナルティー
2008年12月08日 15時00分
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ノア 健介GHC負けたらホームレス
2008年12月06日 15時00分
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ボクシング デラホーヤVSパッキャオの懸念要素
2008年12月06日 15時00分
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K-1 バダ・ハリ余裕の社長出勤!?
2008年12月06日 15時00分
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スポーツ
新連載 元川悦子のサッカー魔法陣 J1優勝は鹿島濃厚 J2降格は…
2008年12月05日 15時00分
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スポーツ
ボクシング 亀田和毅にWノルマ
2008年12月05日 15時00分
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スポーツ
K-1 バンナVSボンヤスキー全面戦争
2008年12月05日 15時00分
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スポーツ
リアルジャパン 初代タイガーが三沢にリベンジ戦要求
2008年12月05日 15時00分
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スポーツ
K-1 元プロ野球ロッテドラフト1位投手がK-1入りへ
2008年12月04日 15時00分
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スポーツ
ボクシング 亀田和毅が兄超え宣言
2008年12月04日 15時00分
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スポーツ
K-1 アーツ暴君復活へ
2008年12月04日 15時00分
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新連載 プロ野球裏スコアブック 成績は関係ない!? 年俸左右する事情とは
2008年12月04日 15時00分
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スポーツ
ボクシング 内藤大助に休養勧告
2008年12月03日 15時00分
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スポーツ
K-1 カラエフ歴代王者狩り宣言
2008年12月03日 15時00分
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ボクシング 仰天プラン浮上 父史郎氏が厳命 大毅よ内藤パクれ
2008年12月02日 15時00分
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ボクシング 坂田健史 ステーキな必勝作戦
2008年12月02日 15時00分
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スポーツ
中村ノリ 楽天入り裏事情
2008年12月01日 15時00分