国内初となる大みそかの世界戦を前に坂田はスタミナ強化のため、約2週間ハワイで210キロもの走り込みを敢行。過酷なメニューをこなしてきたにもかかわらず、「疲れとかなくて元気ッス。あとはスパーをやるだけ」と力がみなぎっていた。
それもそのはず。坂田はハワイで減量を一切考えずに「とにかく肉ばかり食ってた。ステーキの食べ納め」と肉食生活を送ってきた。1食で700グラムもの肉をペロリと平らげことで、より一層どう猛さが増したという。
モチベーションが高まっている理由はそれだけではない。大みそか決戦がTBS系列でテレビ放送されるのも要因のひとつ。
スター選手へと駆け上がる絶好の舞台とあって坂田は「とにかくすごい試合を多くの人に観てもらう」と壮絶マッチを約束。「視聴率のためにも頑張ります」とボクシング界の新視聴率男になることを宣言した。
昨年11月のV2戦でドロー防衛だった因縁の相手デンカオセーン・シンワンチャーとの再戦を前に「完全に決着をつけますよ」と闘争心むき出しだ。