スポーツ
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スポーツ 2020年04月27日 17時00分
ソフトB・東浜「本当に開幕するのか」 長引く延期への不安を吐露 “3勤1休”で不足する練習、ブルペン投球もできていない?
ソフトバンク・東浜巨が25日、チームOB・斉藤和巳氏が同日に自身の公式ユーチューブチャンネルにアップした動画に出演。新型コロナウイルスの影響により開幕延期が続く現状について言及した。 当初の予定でいけば、3月20日の開幕戦で開幕投手を務めるはずだった東浜。本動画にはテレビ電話でリモート出演し、現在の練習や自身のコンディションの現状を語った。 現在は3勤1休のペースで、本拠地「福岡PayPayドーム」で調整を行っているという東浜。具体的な開幕日が決まっていないことから、「本当に今年開幕するのかな」という気持ちを抱えながら調整を行っているという。 また、「(担当)スタッフがいないので、ブルペンに入ったりもできない状況」だといい、ボールを投げる練習はキャッチボールのみにとどまっているとのこと。さらに、限られた時間が投手と野手で分かれているため、ランニングや筋トレも含めた練習メニューの時間配分は、毎回自分で決めないといけないという。 近日中にブルペンキャッチャーが練習に合流予定のため、合流後はブルペンでの投げ込みを重ねるつもりだという東浜。ただ、開幕の目途が立っていないこともあり、コンディション面は「(本格的に)肩の状態を上げる段階にはまだ来ていない」という。 他の選手同士でも、「(開幕)どうなるんだろうねって、みんなで予想したりはしている」という東浜。「今も休みはいらないくらいに思ってる」、「気づいたら家の中でシャドー(ピッチング)やってる」と体力を持て余していることを語っていた。 今回の動画を受け、ネット上のファンからは「キャンプから仕上げてきた状態も、延期続きでほぼリセットされてそう」、「ブルペンに入れないのはキツいな、その分投球の感覚も衰えるだろうし」、「開幕日が決まらないと、日程を逆算してコンディション整えたりもなかなかできないよね」といった反応が多数寄せられている。 プロ入りからソフトバンク(2013-)でプレーする29歳の東浜と、ダイエー・ソフトバンク(1996-2013/2011-2013はコーチ扱い)で現役生活を送った42歳の斉藤氏。両者は2013年シーズンに共にソフトバンクに所属した経験を持っている。 東浜を含めた全選手が、先の見えない状況の中で調整を続けている球界。開幕日が決まれば状況は好転することが予想されるが、果たして正式決定はいつになるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について斉藤和巳氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCPZTIne5_lbA02WroeXhJtQ
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スポーツ 2020年04月27日 12時05分
関口宏、“外出自粛でイライラ”と言わせたい? 張本氏「防空壕で何日も過ごしてるから」と一蹴
26日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、外出自粛に不満を見せた関口宏に批判が集まっている。 この日は、上原浩治氏と張本勲氏がリモート出演し、関口はスタジオから放送。新型コロナウイルスに感染した元日本ハムファイターズ・阪神の片岡篤史氏や阪神タイガースの藤浪晋太郎投手、日本サッカー協会会長の田嶋幸三氏が回復した様子を取り上げる。 そして、上原氏が「気をつけないといけないのはもちろんですけども、家にいるってことが一番の安全策なのかなっていうのは感じますね」と、政府の外出自粛要請が最も得策という見方を示した。 これに少々不満そうな顔をしたのが関口。番組内で政府批判を繰り返しているだけに、「そういうことなんだろうけど、ずっと家にいてイライラしません?」と上原氏に質問。同氏は「めちゃくちゃイライラしてますよ。どうストレスを発散するか考えなきゃいけないと思いますね」と話す。 さらに、関口は「そうでしょう。ハリさんだってイライラするでしょ?」と張本氏に賛同を求める。すると、張本氏は笑いながら、「いやあ、イライラしませんね。私らの時代は防空壕で何日も過ごしてるから。イライラしても仕方ないもん」と話す。関口が「ああ、戦争体験者」と呟くと、張本氏は「まあビデオを見たりね、楽しんでることは楽しんでるけどね」と笑った。 「外出自粛で日本人はイライラしている」と結論付けたかったのか、関口は「でもね、ほとんど上原さんと同じだと思うよ。ハリさんのような方が珍しいんでね」とコメントし、この日の御意見番コーナーは終了となった。 今回の放送では普段炎上することの多い張本氏に、「戦争体験者は凄い」「あの時に比べれば大したことないと思える」「関口宏の誘導尋問に乗らなかったのはさすが」など発言に賛同の声が集まる。一方、関口については、「イライラしているということにしたいのか?」「スポーツコーナーでまで印象操作するのはやめてもらいたい」などの声が上がった。 一部では、張本氏に炎上を「煽っている」とも言われる関口。今回の発言に、「その一端」が垣間見えたという声が多かった。
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スポーツ 2020年04月27日 11時45分
今季のプロ野球、年俸が払えなくなる球団も? ロッテは43億円の収入減、ドラ1佐々木のデビューも前倒しか
「だいたい、100試合くらいになるんじゃないかなあ…」 4月23日、6回目の「新型コロナウイルス対策連絡会議」が開催された。これは、Jリーグとともに情報の共有やウイルス禍を打開していく策を講じるための会合。同日に話し合われた限りでは、緊急事態宣言が5月6日に解除されるのを大前提に、無観客試合でのペナントレースを行う方法が模索された。 本サイトでも伝えてきたように、本来ならばセ・パ交流戦明けのペナントレース再開日となる6月19日に、開幕戦を設定したいという。そこで、問題となってくるのが、ズバリ、「カネ」だ。※ 福岡ソフトバンク 65億2680万円巨人 43億3070万円東北楽天 34億8160万円阪神 32億0620万円広島 31億0660万円横浜DeNA 30億8130万円※ これは、キャンプイン時点でのチーム総年俸の上位6チームの数字だ(選手会所属の支配下選手の合計額で、育成や外国人選手除く)。 仮に、6月19日にペナントレースが始まった場合、某在京球団スタッフは「通常のペナントレース試合数の143から、交流戦18試合を引いた125試合の興行を目指したい」と話していた。「そういう声が多い」とも話していたので、複数の球団が「125試合はやりたい」と思っているのだろう。 「緊急事態宣言が5月6日に明けたらというのが大前提でしょ? 開幕戦は7月に入ってからなんて悲観的な話も聞いています。夏以降の台風、雨天中止になる日もあるので、100試合できるかどうか…」(プロ野球解説者) 100試合が限界…。そういう現実が分かっていても、125試合の声が出るのは、「1試合でも多く」の心境からだろう。 ペナントレースの試合減は、プロ野球チームは経営難に直結する。試合を成立させるために必要な支出項目もいくつかあるが、プロ野球は「1試合・約1億円」の収入が見込めるそうだ。「その1億円から諸々の経費を引いて…」となるのだが、その“約1億円”の大半が観戦チケットによるもの。このまま無観客となれば、たとえペナントレースが始まっても球団の経営危機は変わらない。100試合しか行えない場合、単純に43試合が減った計算だから、各球団とも“43億円の収入減”となる。12球団中、もっとも総年俸額の低い千葉ロッテは24億7590万円。総年俸43億円以下の球団は10球団だった。 「前年比でチーム総年俸がダウンしたのは、巨人、阪神、東京ヤクルトだけ。大半の球団は2020年の収入アップを見込んで契約更改を終えているので、年俸が払えない球団が出てくるかもしれません」(球界関係者) 選手にも“年俸の値切り”を相談しなければならない。第6回連絡会議後、斉藤惇コミッショナーは「その話は出ていない」とはぐらかしたが、年俸の値切り交渉は避けられないだろう。 「キャンプグッズの売上げが好調だった中日、令和の怪物・佐々木朗希、鳥谷敬のグッズを緊急販売した千葉ロッテを羨む声もあります。12球団はテレビ放映料に期待しなければならない状況」(スポーツ紙記者) ヤクルトの奥川恭伸がクイックでの投球練習を開始した(26日)。ということは、実戦デビューが近いことを意味している。プロ野球総年俸は全球団総額で400億円を超えている。経営難を救うには、佐々木、奥川にフル回転してもらうしかないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月27日 11時00分
ロッテ、引き続きチームの活動休止を発表!自主練習のガイドラインも決定
千葉ロッテは26日、新型コロナウィルスの感染拡大で7日に政府より緊急事態宣言が発令されたことを受けて、引き続きチーム活動を休止すると発表した。 球場で体を動かす事を希望する選手には、自主練習として3密を最小限にすることを前提に最少人数で感染防止策を徹底しながら、27日よりZOZOマリンスタジアムおよび、ファームの本拠地である浦和球場を使用可能とし、球団広報によると、「不要不急の外出は引き続き、行わないように指示をしています」とのこと。 また、自主練習実施に伴うルール、感染防止策のガイドラインも発表している。自主練習はZOZOマリンスタジアムおよび浦和球場で行われ、マリン、浦和ともにA組5グループ、B組5グループの10グループ(1組4名)で両球場合わせて20グループを構成。A組とB組は一日交代で練習を行う。 グラウンド、室内にて同時に練習できる選手は2名まで、ウェートトレーニング場での練習は1名のみとし、着替え場所は1グループ4名を2名、2名で別の場所を使用。練習時間はマリン、浦和ともに入場から退場まで合わせて2時間以内の練習で、2日に1回。練習時間は朝8時から夕方6時まで。A組は27日からで、次は29日。B組は28日からで、次は30日という感じにしっかりと分けるとのこと。 練習は毎朝、選手に義務付けている体温測定などのコンディションチェックを行った上で、メディカル部門が体調に問題ないと判断した選手のみ参加可能とし、自主練習の参加ないし不参加は自由だが、選手が振り分けされた組以外の別の組の時間帯、球場で練習を行う事は禁止とする。ウェートトレーニング場は同時に使用せず1名のみの利用とすることで密接禁止を心がけ、換気、消毒を徹底。自主練習のため監督、コーチは指導を行わない。スタッフによる練習補助も行わず、スタッフは自宅待機する。 スタッフはマネージャーおよびメディカル部門のみが立ち会い、選手の健康状態をチェック。食事の提供もしないことで、感染を徹底的に防止する考えだ。 各球団、感染防止のためいろいろな策を打ち出しているが、ロッテも開幕を見据えて自主練習を継続していく。(どら増田)
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スポーツ 2020年04月26日 11時00分
大谷、外崎は望み薄も楽天・銀次に達成の期待? 歴史上で2名のみ、全ポジションで出場したユーティリティープレイヤー
プロ野球の世界で、複数ポジションを守れる選手のことを指す言葉である「ユーティリティープレイヤー」。選手起用の幅を広げられる存在として、首脳陣に重宝されている選手も少なくない。 最近では内外野5つのポジションを守れる西武・外崎修汰や、投手・外野手を兼任する“二刀流”のエンゼルス・大谷翔平(日本時代は日本ハム)が代表的な選手であるユーティリティープレイヤー。しかし、過去には投手・野手を含めた全9ポジションに出場した究極のユーティリティープレイヤーとも呼べる選手がいる。 南海(1964-1971)、日本ハム(1972-1976/前身含む)、ロッテ(1977-1982)の3球団でプレーした74歳の高橋博士氏は、日本ハム時代の1974年9月29日南海戦でプロ野球史上初の全ポジション出場を達成。高橋は当時の球団社長・三原脩氏(故人)が発案したファンサービスとして、同戦で全9ポジションを1イニングごとに順番に務めた。 もともとは捕手として南海に入団したが、当時チームに在籍していた野村克也氏(故人)の存在もありそれまでも遊撃、三塁など内野の複数ポジションで出場を重ねていた高橋。使い勝手の良さを武器に通算で「1288試合・.254・60本・314打点・790安打」といった数字を残している。 ロッテ(1991-1997)、オリックス(1998-2001)、近鉄(2002-2003)の3球団に所属した52歳の五十嵐章人氏は、オリックス時代の2000年6月3日近鉄戦で高橋以来2人目の達成者に。高橋は1試合の中で達成したが、五十嵐はそれまで投手を除く全てのポジションで出場経験があり、これを知っていた当時の監督・仰木彬氏(故人)が同戦の8回裏に投手として登板させたことで記録達成となった。 近鉄時代の2002年には、こちらも珍しい「全打順本塁打」(史上6人目)を達成してもいる五十嵐氏。現役通算で「870試合・.234・26本・171打点・422安打」をマークし、引退後はソフトバンクや独立リーグで監督・コーチを歴任している。 全ポジション出場を達成した以上の2名を見ると、どちらも複数ポジションを守れることを受けたチーム上層部の意向により記録を達成する形となっている。常日頃から「どこでも守れる」という印象を周囲に与えることが記録達成のカギを握るといえそうだ。 ただ、いくら複数ポジションを守れるといっても、投手、捕手のポジションに関しては“延長戦が長引き選手を使い切った”、“早々とリーグ優勝、CSを逃し消化試合となった”というような個人では左右できない要素が絡まないと出場は難しい。延長戦はともかく消化試合の面で考えると、常に優勝争いを展開する強豪よりはBクラスの方が多いチームの方が達成者を輩出する可能性は高いのかもしれない。 これらの点を踏まえ、現役で達成の可能性がありそうなのはヤクルト・藤井亮太と楽天・銀次の2名。両名ともこれまで内外野の複数ポジションを務めた経験も持つ上、藤井は2014年、銀次は2019年に既に捕手出場を果たしている。今後のチーム状況次第だが、記録達成にも十分期待が持てるのではないだろうか。 五十嵐氏が達成して今年で20年が経つこの珍記録だが、果たして今シーズン3人目の達成者が誕生するようなことはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月26日 08時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「オカダ・カズチカ」実力でファンを納得させた新日の絶対的エース
“金の雨を降らせる男”オカダ・カズチカ。IWGPヘビー級王座の通算防衛回数30回、連続12回防衛はいずれも同王座における歴代最多記録である。 そんな新時代の絶対的エースが躍進するとともに、新日本プロレスもまた復興を遂げることとなった。※ ※ ※ プロレス団体のエースといっても、技術力などを計る数値的な基準があるわけでなく、また試合自体もレフェリーや選手同士の裁量にゆだねられる部分が大きいため、その勝敗が純然たる指標とはならない。 こうした点が八百長という批判につながるわけだが、そんな曖昧な部分を運営側の用意したストーリーやファンの想像力によって補っていくのが、プロレスの面白いところである。 必ずしも強さばかりが基準ではないとして、では、エースや王者がどのように決まるのかといえば、これにはいくつかの要素が絡んでくる。 まず大事なのはファンからの支持だろう。いくら技量に優れていようとも、肝心のファンにそっぽを向かれては興行として成り立たない。そのため、シンプルに“強い者がエース”とはいかなくなり、場合によってはルックスやトーク力が優先されることもある。 また、仲間うちの評判も大切なポイントだ。実際の試合や稽古などを通して、「あいつならトップと認められる」というムードがなければ、他の選手たちもエースを盛り上げていこうという気持ちにならない。 これらの要素を考慮した上で、運営側によって興行戦略が決められていくわけだが、このときに戦略ばかりが先走ってしまうケースも少なくない。 分かりやすいところでは、大相撲からプロレス界入りした元横綱の輪島と北尾光司だ。トップ扱いをしようにも、肝心のファンがついてこない。それでも“ゴリ押し”を続ければ批判が高まり、結果的には団体運営にもダメージを与えることになる。 事前のリサーチや売り出しプランを綿密に用意する米国のWWEでも、多くの企画倒れがあるわけで、主催者の都合通りに成功することはなかなか難しい。 しかし、これが功を奏したときには、逆に“スター誕生”として熱烈な支持を得ることにもなる。 初代タイガーマスクがまさにそれで、最初はファンも色眼鏡で見たものだが、そんな先入観をはるかに上回る能力の高さによって、一大ブームを巻き起こすことになった。その後、無理やり後釜に据えられたザ・コブラは、散々なことになるのだが…。 近年、団体によるゴリ押しの成功例が、新日本プロレスのオカダ・カズチカだ。 中学を卒業してすぐに、ウルティモ・ドラゴンの闘龍門に入門。メキシコ修行を経て2007年に新日へ移籍すると、ヤングライオンとして一から出直した後に渡米した。 そうして迎えた’12年の1・4東京ドーム、同じく海外修行から帰国したYOSHI-HASHIとのダブル凱旋試合で、勝利を収めたのだが…。★IWGP王座に就くこと5回!「派手に登場したわりに試合自体は盛り上がりを欠き、目立ったのは打点の高いドロップキックぐらい。にもかかわらずメインで棚橋弘至が勝利したところに、IWGP挑戦を宣言したものだから、観客からは一斉にブーイングを浴びせられました」(プロレスライター) ファンからすれば前座レスラーとしての印象しかなく、凱旋試合の内容もいま一つ。キャッチフレーズとオリジナル技の名称に採用した「レインメーカー」という文言も、アメリカ映画に由来するといわれたところで、その映画自体がヒットしたわけではなかった。「結局、2月のタイトル戦で棚橋から王座を奪取しましたが、これは同じ頃に新日の親会社がブシロードに代わったことで、リング上も装い新たにしようという意図が働いてのこと。まさにゴリ押しです」(同) 冬の時代を支えてきた棚橋や中邑真輔を捨て置いて、新顔のオカダがトップに立つという事態に、反感を持つファンも少なくなかった。しかし、オカダはイケメンフェイスと高い身体能力、強靭な意思によって見事にこれを乗り越えてみせた。 以降、IWGP王座に就くこと5回。タイトルの保持期間も歴代最長となり、新日の絶対的エースにまでのぼり詰めた。 周囲のサポートがあっての成功には違いないが、それでも実力でファンを納得させたという意味では、初代タイガーと同等。日本のプロレス界の未来は、オカダにかかっているといっても過言ではない。オカダ・カズチカ***************************************PROFILE●1987年11月8日生まれ。愛知県安城市出身。身長191㎝、体重107㎏。得意技/レインメーカー、ドロップキック、ツームストン・パイルドライバー。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2020年04月25日 17時00分
巨人・ソフトBにBクラス転落の可能性? ファンも落胆の交流戦中止、“嬉しい誤算”となるチームも
2005年にスタートし、昨シーズンまで毎年実施されていたプロ野球交流戦。17日、新型コロナウイルスによる開幕延期の影響で、今シーズンは中止されることが決定した。 ネット上のファンからも「状況を考えたら仕方ないけど楽しみが1つ減った」、「これでセ・リーグとパ・リーグの真剣勝負は日本シリーズだけか」といった落胆の声が数多く寄せられている交流戦の中止。ただ、こうしたファンの思いとは裏腹に、今回の中止が追い風となりそうなチームもある。 交流戦の中止が最もメリットとなりそうなのはDeNA。昨シーズンこそ全体4位と健闘したが、過去15年では5度の最下位。過去15年の通算成績も「139勝207敗8分・勝率.402」と大きく黒星が先行し、パ・リーグ全球団に負け越してもいる。 また、リーグ首位で迎えた2015年は「3勝14敗1分・勝率.176」で交流戦歴代最低勝率での最下位に。この不振が大きく響き、その後のリーグ戦でも最下位に沈んでいる。2016年から続くラミレス政権下ではAクラス3回とセ・リーグでは好調だが、苦手の交流戦がなければ2015年のようにリーグ戦で大失速するリスクが減るため、1998年以来のリーグ優勝にも大きく近づくだろう。 DeNAと同じく、中止の恩恵を受けそうなのが中日。通算成績は「171勝173敗10分・勝率.497」とほぼ5割だが、これは過去の貯金によるものが大きく、ここ5年は全12球団で唯一6位以上がなしと苦戦を強いられている。中日はこの5年を含め昨シーズンまで7年連続Bクラスと低迷しているが、過去5年で「38勝51敗1分・勝率.427」と大きく負け越した交流戦の中止が浮上のきっかけになるかもしれない。 一方、交流戦の中止が大きな痛手となりそうな球団も存在する。昨シーズンを含めてこれまでに8度の優勝を誇るソフトバンクは、通算成績が「214勝126敗14分・勝率.629」と全体トップでセ・リーグ全球団から勝ち越し中。開幕直後は不調でも得意の交流戦で成績を持ち直し、その勢いのままリーグ戦で優勝圏内に浮上するという年も多いが、それがなくなったことで予想外の不調に陥る可能性は決して少なくない。 昨シーズンセ・リーグ優勝の巨人も、中止で悪影響を受けそうな球団といえる。巨人はセ球団では唯一交流戦を2度制しており、通算成績も「181勝164敗9分・勝率.525」とセでは1位。交流戦で他のセ球団に差をつけ、その後のシーズンを優位に進めることも少なくなかっただけに中止は誤算といえそうだ。 過去15年の交流戦では、全体1位になったチームがリーグ優勝を果たしたケースが7回ある。それだけレギュラーシーズンに与える影響が大きいといえるが、果たしてその交流戦がなくなった今シーズンはどのような展開となるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月25日 11時30分
DeNA、“1番・センター”は誰の手に? 神里・桑原・梶谷、自主練習中のそれぞれの取り組み
ほぼレギュラーが固まっていたベイスターズにあって、混沌を極めていたポジションが“1番・センター”。開幕が未定となっている今、レギュラー候補の有力3名が、自主練習中の取り組みを明かした。 2016年シーズン途中から2017年シーズンまで、不動のレギュラーの座を掴んでいた桑原将志は、限られた時間の中でショートダッシュなど瞬発力系のトレーニングを組み入れることで、「身体のキレを落とさないようにする」ことに重点を置く。さらに、「身体の柔軟性を失わないように」心がけており、自宅でも「ストレッチを多く取り入れている」と明かす。来たるべき日に向けて「ベストに近いパフォーマンスを出せる」ように日々を過ごしている。 その桑原から2018年、ルーキーイヤーの開幕直後よりレギュラーを奪った神里和毅は「ウエイトトレーニングなどで身体を作り直し、さらなるパワーアップを」狙うと共に、「打撃練習で量を打つ」ことにも取り組んでいる。「調子の良かった去年の春先の感覚を思い出しながら、打席で構えた時に右肘にゆとりを持って」マシンを相手に打ち込む。自宅では「バランスボールなどで体幹を鍛え」、YouTubeでは「イチローさんの打ち方を見て」参考にしている。 右肩の手術から完全復活を目指す、筒香嘉智と共に新生DeNAベイスターズの顔だった梶谷隆幸は「気持ちの持ちようを大切にしています。限られた時間と場所の中で、モチベーションを高くキープ」すると、メンタル面を重要視。バッティングは「自主トレから変えることなく、同じメニューを実施」し、「打撃はずっと調子が良かったので、いい感覚を維持できるように」と、開幕に向けて順調だったコンディションキープに努める。自宅でも「素振りやストレッチ」を欠かさずに過ごしているようだ。 オープン戦、練習試合で、当初レギュラー筆頭と見られていた神里は、オープン戦序盤は不調であったが終盤に向かうにつれて調子を上げ、桑原は抜群の守備力と、積極性を持ちながらもフォアボールを選ぶなど、打席でもクレバーな面も見られた。梶谷は逆方向にホームランを放つなど、持ち前の爆発力を遺憾無く発揮し完全復活をアピール、三者三様の活躍を見せていた。 ほかにも、乙坂智や楠本泰史などの実力者が揃う、外野は層が厚いポジション。ただ、レフトの佐野恵太とライトのタイラー・オースティンは当確ランプが灯っているだけに、センターの一枠を争う状況は、自主練習中も水面下で続いている。いつになるかは不透明だが、開幕時にスタメン発表で最初に誰の名が呼ばれるのだろうか。1日も早くその日が来ることを祈っている。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年04月24日 18時20分
コロナ謝罪の藤浪を阪神OBが擁護?「暖かい目で見て」にファンから批判の声「詳細話さずに逃げ切る気か」
元プロ野球選手の今成亮太氏が23日、ラジオ番組『ラジオで虎バン』(ABCラジオ)に生出演。阪神・藤浪晋太郎について言及した。 藤浪を含む阪神の7選手は、3月14日に知人5人と共に知人宅で行われた食事会に参加。その後、同月27日に藤浪、伊藤隼太、長坂拳弥の参加3選手が検査の結果、新型コロナの陽性反応が出たことを球団が発表した。なお残り4名については現在(24日午後4時)まで、球団は詳細を公表していない。 3名は同日から治療のため入院していたが、伊藤が今月5日、藤浪が7日、長坂が8日にそれぞれ退院。その後23日に3名はそれぞれ球団事務所で会見を行い謝罪したが、ネット上のファンからは「これからはプレー面で信頼を取り返してほしい」、「どれだけ迷惑かけたか本当に理解してるのか?」といった賛否の声が噴出している。 14日から2週間の期間限定で、『ラジオで虎バン』にレギュラー出演している今成氏。藤浪らの会見を受けて「藤浪とは友達みたいな間柄で本当に心配してたので、まず『良かったな』というのが第一声です」と同番組内でコメントした。 今成氏は、2013年から2018年まで藤浪と共に阪神でプレーした元同僚。「色々な方に迷惑をかけたことは、藤浪自身が一番分かってることだと思う」と、本人の心情を推測した。その上で、「今後は温かい目で藤浪を見てもらって(ほしい)。藤浪はキャンプで状態が良くて僕も期待してるので、みんなで応援してあげましょう」とファンに呼びかけた。 今回の放送を受け、ネット上には「延々と叩いても仕方ないから、結果で恩返ししてくれることを期待して応援したい」、「これからは練習や試合にとにかく真面目に取り組んでほしい、そしたら周囲の見方も変わるよ」といった賛同の声が多数寄せられている。 一方、「食事会の詳細話さずに逃げ切る気か、それなら今後も応援はできない」、「コロナ禍の中遊びに行く時点で自覚がないんだから今後も期待できない」、「そもそもダンマリなままの球団が一番おかしい、選手が矢面に立ったんだから球団も説明責任を果たせ」といった批判も複数見受けられた。 「藤浪ら3選手の感染判明から現在まで、球団は食事会の詳細や参加した残り4選手の名前を明かしておらず、3選手も会見の中で言及してはいません。今回の会見で感染の件には一応の区切りがついたため、球団や3選手が食事会についての詳細を明かすことは今後もないと思われますが、ファンの不信感は未だ根強いためこれからも事あるごとに批判を浴びる可能性は少なくありません」(野球ライター) 藤浪ら3選手は24日から、自主練習に参加すると伝えられている。ただ、当人たちや球団への批判はもうしばらくくすぶり続けるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月24日 17時00分
『アメトーーク』、野村克也さんの名ボヤキ「サクラ呼んで来い!」に爆笑 ヤクルトファン出川のメッセージに感動の声
23日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に、お笑いタレントの出川哲朗が出演。その出川の発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 今放送の企画は、「全てのプロ野球ファンに捧げたい」という出川の熱望により実現した「ありがとうノムさん芸人」。ヤクルトファンの出川は他6名の野球好き芸人と共にスタジオに登場し、今年2月11日に亡くなった元プロ野球選手・監督の野村克也さんの功績や逸話についてトークを展開した。 経験や勘よりもデータを重視する“ID野球”で、リーグ優勝5回、日本一3回を成し遂げた名監督の野村さん。その野村さんの采配について出川は、1992年9月24日ヤクルト対広島戦での選手起用を衝撃的だったとして紹介した。 当時ヤクルト監督の野村さんは、約4年間一軍登板がなかった投手・荒木大輔を同戦でサプライズ起用した。この様子をラジオで聞いていたという出川は「(荒木復帰に)神宮球場が揺れて、その振動でラジオも揺れた」と、自身を含めたヤクルトファンの衝撃を大げさに表現しスタジオの笑いを呼んだ。 試合終了後に報道陣に語る“ボヤキ”も代名詞だった野村さん。番組後半では「(記者の少なさに)遂に見放されたか、サクラ呼んで来い!」、「楽天の梅雨は早いね。(打線が)湿りっぱなし」といった楽天監督時代のボヤキや、会見場を素通りするなどの名場面をVTRで紹介。その後にサンドウィッチマン・伊達みきおがモノマネで野村さんの“名ボヤキ”を再現した。 今放送の最後に、出川が代表して天国のノムさんへ向け、「あなたは僕らヤクルトファンにとって神様でした。そしてプロ野球ファンを楽しませてくれました」、「僕たちはあなたの大好きだったプロ野球を、これからもみんなで応援していきたいと思います」とメッセージを贈り、番組は締めくくられた。 今回の放送を受け、ネット上のファンからは「出川の熱量がひしひしと伝わってきてて良かった」、「途中までは笑って見てたけど、最後の出川の言葉で一気に泣けてきた」、「荒木の起用は、翌年の復活(1993年に荒木は8勝)も含めて衝撃だったわ」、「ノムさんのボヤキ懐かしいなあ、楽天時代は試合結果はテロップなのにボヤキだけ映像っていうのも何度もあった」、「今はプロ野球を満足に応援できないから余計に沁みるな、企画をやってくれた出川やスタッフにありがとうって言いたい」といった反応が多数寄せられている。 今シーズンのプロ野球は新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕延期が続き、当初は3月22日に行われる予定だった野村さんの追悼試合も延期されている。こうした現状だからこそ、出川の野球愛、ノムさん愛は多くのファンの胸を打ったのかもしれない。文 / 柴田雅人
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USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 ダル提案「先発6人制」が無視されるのはなぜ? 異常に高い日本人投手 トミージョン手術率の原因
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復帰戦混乱 浅田真央がトヨタと専属契約失敗で中京大“留年”の裏事情
2015年06月22日 17時00分
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2015年06月21日 14時00分
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巨人・原監督の憂うつ 「阿部よ、オールスターファン投票で選ばれないで!」
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2015年06月20日 14時00分
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俺たちの熱狂バトルTheヒストリー〈沢村忠の真空飛び膝蹴り〉
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2015年06月18日 16時00分
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スポーツ
USA発 新聞、テレビではわからないMLB「侍メジャーリーガーの逆襲」 今季絶好調で念願のオールスター出場へ… 地元メディアが称賛する青木宣親“本当の評価”
2015年06月17日 18時00分
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スポーツ
W杯日韓大会に捜査網拡大 ジーコVS鄭夢準 次期FIFA会長をめぐる責任転嫁の代理戦争(1)
2015年06月17日 16時00分
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スポーツ
【甦るリング】第12回・再々ブレイク果たした大仁田厚 繰り返した引退、復帰は自分に正直に生きた証し
2015年06月17日 12時00分
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スポーツ
広島・マエケン我慢の限界「これじゃメジャーに行けん!」(2)
2015年06月16日 16時00分
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スポーツ
【記憶に残るプロ野球選手】第9回・人気先行のイメージ強いが実力も備えていた定岡正二
2015年06月16日 12時00分
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スポーツ
北島康介の去就も左右した水連・競泳委員長に平井伯昌氏内定の裏
2015年06月16日 11時00分
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スポーツ
広島・マエケン我慢の限界「これじゃメジャーに行けん!」(1)
2015年06月15日 16時00分
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スポーツ
オリックス宮内オーナーが泣きつくイチロー・田口次期監督の可能性
2015年06月15日 11時00分
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スポーツ
復帰の目処が立たない松坂大輔 育成枠契約で再契約か?
2015年06月14日 16時00分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分