スポーツ
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スポーツ 2020年05月05日 11時30分
コロナ禍でも衰え知らず? 張本勲氏の上半期炎上発言3選
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツイベントが軒並み中止になっているものの、毎週『サンデーモーニング』(TBS系)内での過激発言が物議を醸す張本勲氏。今回は2020年4月までの炎上発言を振り返ってみたい。・大谷翔平に「プロレスラーじゃない」「走り込め」 アメリカメジャーリーグ、アナハイム・エンゼルスの大谷翔平が、2020年シーズンのスプリングキャンプで大幅にビルドアップした姿を見せ、張本氏は「ダメだねえ大谷は。あんな身体作っちゃダメだよ。プロレスじゃないんだからね。野球に必要な身体だけでいいんですよ」と、強烈なダメ出しをする。 さらに、「身体を大きくすると膝に負担がかかる」「上半身ばかり鍛えてもダメ」と話し、「もっと走り込むべきだ」と、これまでの「走り込み至上主義論」を展開した。 この発言に、「大谷も考えての行動。頭ごなしに否定しないでほしい」と怒る声と、「確かに余計な筋肉は付けるべきではない」という意見で議論が巻き起こることになった。・ヤクルト嶋基宏の骨折に「避けるのが下手」 3月に無観客で行われた、東京ヤクルトスワローズ対阪神タイガース戦で、阪神タイガースの中田賢一の投げたボールが、嶋基宏の右手に当たり骨折した様子を見た張本氏は「嶋には悪いけどね、下手だねえ今の選手は、デッドボール逃げるの」と指摘。 さらに、「背中で受けなければダメ」と技術不足を指摘した上で、「あれを教える人が今、少ないんですよ。バントの構えとか、バントする技術。あるいはデッドボールで逃げる。教えるコーチがいないんだねえ」と指導者にも批判を浴びせた。 この発言も、「技術不足は否めない」「間違ったことは言ってない」と擁護もあったが、「ぶつけられた選手を悪く言うな」「嶋を責めるのは間違っている」という批判が噴出することになった。・元気の秘訣は「ラフィーネアルファ」を飲む 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、張本氏のみ出演となった4月5日の放送。関口宏からコーナー冒頭で、「元気の秘訣」を聞かれた張本氏は「後で教える」と話す。 そして、コーナー最終盤で「それと最後に、元気なのは健康食品のラフィーネアルファというのを飲んでるの」と、発言。関口は「PRじゃないの?」と困惑してしまった。 張本氏はラフィーネアルファのCMにも出演しているだけに、一部視聴者から「宣伝するな」と批判されることになった。 発言が炎上・批判されることが多い張本氏だが、発言の注目度は高い。これからも、その過激発言で視聴者を楽しませてほしい。
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スポーツ 2020年05月05日 11時00分
衝撃の事実を明かした動画も プロ野球OBユーチューバー“トップ3”の最高再生動画、ゲスト招集がヒットのカギ?
2018年4月24日に高木豊氏(元大洋、横浜他)がOBとして初めてユーチューブチャンネルを開設して以降、参入者が相次いでいるプロ野球OBユーチューバー。現在(4月28日)までに、25名以上のOBがチャンネルを開設している。 その中で現在チャンネル登録者数トップ3に位置するのは、約27.2万人の里崎智也氏(元ロッテ)、約21.6万人の高木豊氏(元大洋・横浜他)、約14.9万人の片岡篤史氏(元阪神他)の3名。この3名の動画の中で、今年1月から現在(4月28日)までにそれぞれ最高再生回数を記録している、人気を集めた動画がある。 現在の球界の制度やトピックへ持論を展開しファンの支持を集める里崎氏のチャンネル。その里崎氏が今年自身のユーチューブチャンネルにアップした87本の動画の中で、最も再生回数が多いのは2月26日公開の『【新企画!!】これが10億円で組む最強チーム里崎だ!!!』で約45万回。本動画で里崎氏は、アンタッチャブル・山崎弘也が自身に提案してきた「年俸総額10億円で作る最強チーム」という企画にチャレンジしている。 10億円以内に収まるように投打12名の選手を選出する里崎氏に、ネット上からは「やっぱり山本(由伸/オリックス)はコスパいいし選ぶよな」、「自分だったら年俸4500万の村上(宗隆/ヤクルト)は絶対入れる」といった反応が寄せられた。ちなみに、本動画をきっかけに高木氏、片岡氏も、それぞれ自身のチャンネルで同じ企画に挑戦する動画をアップしている。 高木氏のチャンネルは自身の人脈を生かし大物ゲストを登場させる動画を数多く投稿しているが、今年公開した123本の動画の中での再生回数トップは、1月31日公開の『【最強の巨人三本柱を受けてきた捕手が語る!!】凄い投手の特徴はこれだ!村田真一さんと語ります!』で約48万回。本動画には村田真一氏(元巨人)がゲスト出演し、90年代の巨人で先発の“三本柱”と呼ばれた斎藤雅樹、槇原寛己、桑田真澄の3投手をテーマにトーク。当時を知るファンからは懐かしむ声が多く寄せられた。 片岡氏のチャンネルも高木氏と同じく大物ゲスト、特にPL学園時代からつながりのあるゲストがしばしば登場しているが、今年投稿された64本の動画で最も多い再生回数を記録したのは4月14日公開の『コロナウィルスに感染しました』で約294万回。この動画で片岡氏は、自身が新型コロナウイルスに感染していることを公表。鼻に酸素供給用のチューブをつけ病床に横たわり、かすれた声で感染を報告する片岡氏の姿はファンの衝撃を呼んだ。数多くのメディアでも取り上げられたことにより、動画公開以降にチャンネル登録者数は1万人ほど増加している。 野球関連の動画に絞ると、最高再生回数を記録したのは1月1日の『【清原和博が選ぶベストナイン】昔を振り返りながらベストナインを決めていきました!ベスト監督と清原賞もあります!!あけましておめでとうございます!』で約166万回。本動画には清原和博氏(元巨人他)がゲスト出演し、現役時代に対戦した選手の中から自身が選んだベストナインを発表している。 以上3本の動画内容を見ると、独自企画やゲストを招いてのトークがファンの支持を得ていることがうかがえる。里崎、高木、片岡の3名は現役時代から高い知名度を誇ったOBだが、知名度に乏しいOBでも企画力や人脈次第では再生回数をアップさせられるのかもしれない。 新型コロナウイルスの影響により開幕延期が続いていることもあり、ファンからの需要も高まっていることが予想されるOBユーチューバー。そのトップに位置する3名の動画は今後も注目を集めていきそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
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スポーツ 2020年05月05日 06時30分
WWE史上初の無観客試合で開催された『レッスルマニア』で見せた新たな領域
世界最大のプロレス団体WWEにとって年間最大のビッグイベントが『レッスルマニア』だ。WWEに所属するスーパースターたちは、毎年『レッスルマニア』に出場することを目標に、メジャーリーガー並みのハードスケジュールで連日試合やパフォーマンスを続けている。 36回目となる今回は、フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームススタジアムでの開催が決定していたが、アメリカ国内での新型コロナウイルスの感染拡大により、会場をフロリダ州オーランドにあるWWEパフォーマンスセンターに変更。無観客試合とし、日本時間4月5、6の2日間にわたって世界配信された。無観客も2DAYS開催も『レッスルマニア』史上初のことだった。 『レッスルマニア』は8万人から10万人近くを動員するマンモスイベント。近年では、会場近くで『レッスルマニア』前後に世界中の団体が興行を行うのも恒例になってきており、『レッスルマニアウィーク』と言われるようになっていた。ただ今年、WWEでは新日本プロレスの獣神サンダー・ライガー氏も出席予定だった殿堂入りセレモニーをはじめ、『レッスルマニア』関連イベントの全てを中止にしたため、日本を含むアメリカでの興行を予定していた各団体は中止を余儀なくされている。 『レッスルマニア36』の対戦カードは事前に発表されていたが、2日間の振り分けは放送を見るまでシークレットとされていた。既に主力ブランドのロウ、スマックダウンもWWEパフォーマンスセンターから無観客試合で世界配信されており、スーパースターたちは、よりカメラの向こう側を意識したパフォーマンスを繰り広げていた。一番感じたのは試合中、選手がとにかく対戦相手に対して挑発の言葉を投げかけること。これを実況が邪魔することなく、しっかり拾っているのだからスゴイ。 またジ・アンダーテイカー対AJスタイルズの墓場マッチは、壮大な墓場のセットで両者が死闘を展開し、まるでハリウッド映画のアクションシーンを見ているかのようなプロレスの試合だった。さらに、ジョン・シナ対ブレイ・ワイアットでは、シナが過去の幻想の世界に引きずり込まれ、現実に戻ると敗北を喫するなど、WWEは無観客試合でしか味わえない新たな領域にチャレンジしている。 フロリダ州ではWWEの無観客試合継続を認めており、コロナが収束するまではこのスタイルを続けていくようだ。日本時間11日に開催する次回PPV 『マネー・イン・ザ・バンク(MITB)』のMITBラダーマッチは、WWE本社ビルで開催されることが発表されており、ここでも我々の想像を超えたものを見せてくれそうだ。(どら増田 / 写真・©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)
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スポーツ 2020年05月04日 17時00分
巨人GMのクビが飛ぶ事態に? GWの悲劇、各方面に波紋を広げた“フランシスコ事件”とは
プロ野球各球団の球場が、大いににぎわいを見せる時期の1つであるゴールデンウイーク(GW)。今シーズンは新型コロナウイルスによる開幕延期の影響で試合が行われないが、昨シーズンは4月27日から5月6日までの期間で合計200万人以上の入場者数を記録した。 元号が平成から令和に移るタイミングだったこともあり、巨人・坂本勇人の“令和初ホームラン”などが大きな話題となった昨年のGW。今から5年前のGWには、それを大きく上回るほどの出来事があった。それが2015年5月4日の巨人対広島戦(マツダスタジアム)で起こった“サヨナラインフィールドフライ”だ。 2-2の9回裏。1死満塁とサヨナラのピンチを迎えた巨人は、打者・小窪哲也がホームベース付近に打ち上げたフライを一塁・フランシスコ、三塁・村田修一がお見合いし捕球できず。球審がフェアの判定をしたことを受け、フランシスコはグラウンドに落下したボールを捕球してホームベースを踏み、球審も三塁ランナーのアウトを宣告した。 これで2アウトになったと思いきや、広島の緒方孝市監督、石井琢朗コーチが球審に猛抗議。すると、球審が三塁ランナーアウトの判定をセーフに覆し、その結果広島のサヨナラ勝ちというまさかの幕切れとなった。 当時のネット上も「は?どういうこと?」、「何が起きたのか全く分からない」と騒然となったサヨナラ劇の真相はこうだった。小窪のフライ、その後のフランシスコ・村田の捕球ミスに対し球審はフェアの判定。しかし、実は三塁塁審が球審より早く『インフィールドフライ』を宣告していた。 『インフィールドフライ』とは、「0アウトまたは1アウトで、走者が一・二塁、一・二・三塁にあるとき、打者が打った飛球(ライナーおよびバントを企てて飛球となったものを除く)で、内野手が普通の守備行為をすれば、捕球できるもの」と公認野球規則で定められているフライのこと。これが審判から宣告された場合打者はその時点でアウトとなるが、進塁を狙う走者のアウトにはタッチプレーが必要となる。 しかし、ボールを捕球したフランシスコは三塁塁審の宣告に気付いていなかったため、ホームベースを踏むだけでアウトと思い込み三塁ランナーへはタッチせず。そのため、三塁ランナーの生還が認められることとなった。 敗戦につながる重大なミスを犯したフランシスコは、5月7日の二軍落ち以降一軍に呼ばれることなくオフに戦力外に。また、フランシスコの獲得に関わった巨人・原沢敦GMが、5月11日にGM職を解かれる異例の人事も起こっている。 様々な方面に波紋を広げたこのサヨナラインフィールドフライ。一部ファンの間では、今も“フランシスコ事件”という呼び名で語り継がれている。 GWも含め、本来なら行われていたはずの試合が行えないという状況が続いているプロ野球。今シーズンはどんなドラマが起こるのか、全てのプロ野球ファンが開幕を待ち望んでいる。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年05月04日 16時00分
プロ野球史上2回目の開幕延期…過去1回だけ実施された2011年、横浜ベイスターズの戦いの軌跡
新型コロナウイルス感染防止対策のため、ゴールデンウィーク真っ只中の現在も開幕していない日本プロ野球界。開幕を延期したのは2011年、東日本大震災が起きた過去一度のみである。 3月11日、宮城沖で襲った大地震。当時TBSが親会社であったベイスターズは、横浜スタジアムで東京ヤクルトスワローズ相手にオープン戦を戦っていた。14時46分に大きな揺れが起ると、警備の若い女性は叫び声を上げその場にへたり込み、照明塔の水銀ランプ同士が接触しガシャンガシャンと音を立てていた。未曾有の大震災は、仙台にある楽天イーグルスと、千葉のロッテマリーンズの本拠地を使用不能にし、3月25日に予定されていた開幕は、4月12日に変更された。 尾花高夫監督の2年目となったベイスターズは、横浜スタジアムで中日ドラゴンズを相手に開幕戦を行った。試合は難攻不落の浅尾拓也から、内藤雄太がセンターへサヨナラヒットを放ち、平日のデーゲームに集まったファンを歓喜の渦に巻き込んだ。勢いそのままにこのカード勝ち越しを果たし、「今年こそ」と淡い期待を持たせたが、それが長く続くことはなかった。 5月からは暗黒時代らしく低迷し、鬼門の交流戦は最下位を脱出するのがやっとの11位。オールスターまでに借金は19まで膨らんだ。後半戦も低空飛行を続け、10月9日には4年連続の最下位が決定。同18日には落合ドラゴンズに本拠地・横浜スタジアムで胴上げを見せつけられる屈辱も味わい、首位から27.5ゲーム差、5位カープにも11.5ゲーム差を付けられた。最終的には47勝86敗11分、勝率.353の成績だった。 前年オフにTBSから住生活グループ(現LIXILグループ)へ身売りが進められるも御破算になり、球団自体も揺れていた年。戦力面でも内川聖一がソフトバンク・ホークスにFA移籍し、2010年に活躍した下園辰哉が、くしくも3.11に右足を骨折し出遅れ、FAで獲得し、中華街で派手な入団外見を開いた森本稀哲は期待外れ。村田修一は前年に続き、144試合に4番としてフル出場したが、“飛ばないボール”の影響もありホームランは20本。前年途中から加入し19ホームランを放ったブレッド・ハーパーは大きく成績を落とし、ターメル・スレッジも怪我での離脱など、両助っ人の働きもイマイチだった。 投手陣は高崎健太郎が防御率3.45で177.1回を投げ抜くも、5勝15敗と勝ち星に恵まれず、三浦大輔も前半2軍落ちも経験し5勝に終わった。開幕を任された山本省吾と、前年10勝を挙げた清水直行はわずか2勝ずつ。震災の影響で日本に不安を感じたブレント・リーチは一度アメリカへ帰り、7月に再来日するも1勝7敗。低迷の理由はいくつも上がる散々たる状況だった。 このオフには現在の親会社であるDeNAに球団の譲渡が決定され、11年間で最下位8回と、目を覆いたくなるような戦績を残したTBS時代は幕を閉じた。野球界だけではなく日本中が混乱を極めた2011年。ベイスターズにとってもまた、ターニングポイントとなった年であった。文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年05月04日 11時30分
巨人・菅野、今オフのメジャー移籍は絶望的? “カネ”に苦しむMLB球団、東京五輪も理由に挑戦は先送りか
MLBの「無観客試合」は、ネクスト・メジャーリーガーにも影響しそうだ。 「2020年オフの米球界を目指す日本人選手が何人かいました。米スカウトの間でもっとも評価が高いのは、巨人の菅野です。ソフトバンクの千賀を推す声も多く出ています。ただ、現時点で言えることは、彼らの評価は非常に高いですが、米球界挑戦を実現させるには、所属球団がポスティングシステムに掛けることを許可しなければなりません。そういう調査ができないので…」(ア・リーグ中部地区スカウト) 一連のウイルス禍のため、メジャーリーグでは一切のスカウティング活動も禁止されている。今オフ、ポスティングシステムなどを使って、米球界に挑戦するとされている日本人選手は、巨人・菅野智之、DeNA・山崎康晃、千葉ロッテ・石川歩、北海道日本ハム・有原航平、同・西川遥輝、ソフトバンク・千賀滉大など…。 スカウティング活動の禁止による“調査不足”以外の理由で、今オフの米球界挑戦は不可能となる可能性も出てきた。 その理由は、「カネ」だ。 「MLB機構は米選手会に改めて話し合いの場を求めています。すんなりと合意できないでしょう」(米国人ライター) 4月末時点で、MLB機構はアリゾナ州などウイルス感染者が比較的少ない3州に全30球団を集結させ、ペナントレースを開催する方向で調整を続けている。「無観客試合」となるのは避けられないが…。 「3月、MLB機構と選手会は“年俸の減額”でいったん合意しました。ペナントレース162試合、全てが行われた場合は満額、試合削減となった場合にそれに応じて減額していくという…。例えば、100試合しか行われなかったら、『年俸の162分の100』を払うことで合意しました」(前出・同) ところが、である。この時点で、MLB機構や30球団のオーナーたちは、無観客試合になる可能性を“軽視”していた。無観客になれば、チケット収入は入ってこない。TV中継による放映権料のみとなるため、減額した年俸分も払えるかどうか怪しくなってきた。再度の話し合いが必要となった理由はこれに尽きるが、こんな情報も交錯している。 「興行収入の激減は、2020年オフの補強に大きく影響してきます。今オフ、契約満期を迎えるメジャーリーガーの再契約はもちろん、日本人選手との契約も厳しくなります」(プロ野球解説者) 選手会側はMLB機構、経営陣との再協議に難色を示しているという。選手会側はすでに今オフに契約満期を迎える選手たちが渋チン交渉になることも見据えている。さらなる減給に応じる見返りとして、「さまざまな交換条件も検討中」(前出・米国人ライター)とも伝えられているそうだ。 追い詰められているのは経営サイドであり、「今オフは、日本人選手との新たな契約にまで手を伸ばせないとの見方も強まっています」(同) たとえ買い叩かれたとしても、メジャーリーグに行きたいと言う日本人選手も出てきそうだ。しかし、手放す日本の球団側も譲渡金(上限2000万ドル)をアテにしている部分もないわけではない。主力・看板選手を手放すのに見合った分を払ってもらわなければやっていけないだろう。 「順調に行けばの話ですが、来年7月~8月に延期された東京五輪を理由に、『米挑戦を先送りした』と言うかもしれません。東海岸の球団や大都市に本拠地を置く一部の球団は交渉できるかもしれませんが」(球界関係者) 収入減により、メジャー各球団は日本人メジャーリーガーの獲得交渉をする余力はない。菅野は「巨人愛」を貫くことになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月04日 06時30分
新日本からタイチも登場!「#おうちスターダム』プロジェクト
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムはゴールデンウィーク期間中、YouTubeなどを使ったプロジェクト『#おうちスターダム』を展開。ホームステイ週間に入っているファンに無料配信して発信力を高めている。 所属選手が多いこともあり、ラインナップが豪華なのも特徴だ。・4月28日 スターライト・キッド「一緒に作ろう☆布マスク!」・4月29日 タイチ選手再降臨!!「中野たむと一緒におうち時間❤︎」・4月30日 ジュリア「メイクアップアーティストを本気で目指していたプロレスラーのメイク講座」・5月1日 木村花と一緒にお料理♪「HANA’s KITCHEN powered by 小波」・5月2日 林下詩美&上谷沙弥「MXゴールデンでシンデレラトーナメントを見る会」・5月3日 ジャングル叫女「おうちでできるエアロビ教室 powered by 小波」 これまでも岩谷麻優と中野たむがオンラインお茶会をしたり、選手同士が各自のツイッターで、エクササイズ動画のリレーをするなど、“おうちスターダム”を実践。動画再生回数は、恋愛バラエティ番組「テラスハウス」に出演して知名度抜群の木村花が4月末現在、9万回に迫る勢いで、岩谷も1日1本動画をアップすると宣言し、好評を得ている。 今回の配信には新日本プロレスからタイチがスターダム公式YouTubeチャンネルに登場し、前回因縁が勃発した中野たむとの再共演が実現。新日本とスターダムは同じブシロード傘下ということもあり、スターダムのテレビ解説を今年1月に引退した獣神サンダー・ライガー氏が務めたり、小島聡らが臨時コーチで道場に出向くなど、交流が続いているが、タイチとたむはSNSでも舌戦を繰り広げるなど、2人の共演は期待されていた、 スターダムでは興行再開まで、できることをとことんやっていく方針。今後も数多く発信をすることにより、空白期間を埋めてくれることだろう。(どら増田)
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スポーツ 2020年05月03日 17時30分
阪神・藤川、“松坂世代”初の名球会入り? 右ひじ手術から7年、故障を経て身につけたスキルとは
松坂大輔は、「あと30勝」できるのか。 かつて、松坂世代なる“称号”があった。松坂を筆頭に、1980年4月2日から1981年4月1日生まれの同学年選手たちが揃って活躍したからだが、その松坂世代のトップは松坂大輔ではなくなるかもしれない。※松坂大輔 170勝108敗2セーブ藤川球児 60勝36敗243セーブ※ プロ野球には、名球会なる組織がある。ピッチャーなら、日米通算200勝以上か、250セーブ以上を記録し、バッターならば、同通算2000本安打を達成しなければ、入会することができない。まさに一流のトッププレーヤーだけが集まる“メンバーズクラブ”とも言えるが、その中に松坂世代の選手は一人もいない。上述の数字からして、藤川の名球会入りは時間の問題と言っていい。 「村田修一は惜しいところで現役引退となりました。2017年、巨人から戦力外通達を受けた時点で、通算1865安打でした。あと1年、レギュラーで試合に出ていたら、2000本に到達していたはず」 「あとひと息」だったことを惜しむ声は多く聞かれた。 松坂世代のNPB現役選手はこの2人のほかは、和田毅、久保裕也の4人だけ。松坂のトミー・ジョン手術に代表されるように長期欠場を経験した選手も少なくない。おそらく、松坂世代からの名球会入り選手の誕生にここまで時間を要した理由は怪我のせいだろう。 「今季、アクシデントがなければ、巨人・坂本隼人が2000本安打を達成します(現在1884本)。坂本、斎藤佑樹、田中将大たちは『ハンカチ世代』と呼ばれ、松坂世代と同じように球界を牽引してきました。単純に比べられる話ではありませんが、8学年下の坂本が『松坂世代』と同じシーズンに名球会入りするとは思いませんでした」 松坂世代のドラフトイヤーで活躍した元スカウトマンがそう言う。 単に生涯成績だけを見ると、「もっと勝ち星を挙げていても…」と思うところはあるが、松坂世代の魅力はそれだけではない。松坂を始め、エース、4番、クローザーとチームの中核を担う選手も多かった。シーズンを棒に振るような長期欠場もあったが、見方を変えれば、チームが「復帰」を待ってくれたとも解釈できる。復帰を待ちたくなるような選手、待たなければならない存在が揃っていた世代とも言える。 「藤川が右肘にメスを入れたのは、2013年。ストレートに往年の威力が戻ってきたのは昨季後半ですが、そこに至るまでの間、藤川は先発や中継ぎも務めてきました。先発で成功したとは言えませんが、自身の役割に応じて調整法を変えるなど、ピッチングスタイルのパターンをたくさん持っています」(球界関係者) 昨季、「往年のストレートが蘇った」との評価も多く聞かれた。しかし、投手出身のプロ野球解説者や20代の頃を知る阪神OBたちは「変化球を使う割合が増えている」とも評していた。対戦バッターにストレートを速く感じさせるテクニックも習得したのだろう。 藤川がトップを切って名球会入りするのだから、この点に関しては“松坂以上”と評価しても良いのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月03日 11時30分
日本ハム栗山監督「気持ちだけをお届けしたい」球団が北海道の医療機関へマスク5万枚を寄付
北海道日本ハムは、新型コロナウイルス感染症の拡大により、医療現場で感染防護具の不足が深刻になっている状況を受けて、医療従事者のために役立つよう、不織布マスク5万枚等を北海道へ寄付すると発表した。 球団では選手会とも協議し、この難局を乗り越えるため、医療現場の最前線で懸命に力を尽くしている医療従事者への支援を優先すべきと考え、過去のチャリティオークション等でファンの善意を積み立てた「ファイターズ基金」と選手会費から物資を購入し、北海道を通じて5月以降道内の各医療機関へ分配を依頼することになったという。 北海道では、感染症が依然、猛威を振るい続ける状況下で、地域やファンに支えられるプロ野球球団として、何らかの支援ができないかとの考えから、球団と自主練習期間に入っている選手らが4月上旬から検討を開始。医療現場の最前線で感染防護具の不足、医療従事者の心理的負担の増大、新型コロナウイルス感染に対応する医療体制により外来診療や入院、手術の減少で病院経営に影響があることなどを把握すると、球団の取引先から医療物資が確保できたため、球団が長年続けている地域貢献活動に役立ててほしいとの申し出があり、社内や選手会と協議した結果、購入し、北海道への寄付を決定に至ったそうだ。不織布マスク5万枚、フェイスシールド920個が寄付される。 栗山英樹監督は「ウイルスとの闘いで、本当に大変な思いをされてると思います。その中でも、特に医療関係に従事されている皆さん。本当に命を懸けて、多くの皆さん、感染された方々のケア、検査を含めまして、本当にありがとうございます。ドクター、看護師の皆さんだけではなくて、病院で働くいろいろな方々。そして、そういったものを作ってくださる皆さん。本当に感謝しております。そういった皆さんの気持ちを考えると、本当に我々は何も出来ないんですけど、何とか応援する気持ちだけを皆さんにお届けしたいと思います。僕らも精一杯応援していきます。そして僕らも頑張っていきます。皆さんも本当に大変ですけども、みんなが感謝をしております。その思いをもってこれからも頑張ってください。本当にありがとうございます」とコメントし、医療従事者に対して感謝の意を述べた。 投手陣では、自主練習中の加藤貴之と宮西尚生が、寄付するマスクの段ボール箱を手にした写真撮影に応じている。(どら増田)
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スポーツ 2020年05月03日 08時00分
一度は使っってみたいプロレスの言霊 「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」発言者・アントニオ猪木
「大一番に臨んでの意気込み」「死力を尽くして戦った後に思わず漏らした本音」「自己アピールのため練りに練った発言」など、プロレス界における数々の名言は、レスラーの本質を映し出す鏡であり、時に、リングでの試合よりもファンの心に語りかけてくる。※ ※ ※「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」 アントニオ猪木の闘魂、ストロングスタイルの精神をあらわした最も有名な言葉の一つであろう。 仕事や遊びの場において冗談半分で口にしたことがあるという人も、きっと多いのではないか。ただし、このセリフは完全なる猪木オリジナルではない。 かつて日本ボクシングコミッション(JBC)が発行していた王者認定書には、「いついかなる時でも、誰の挑戦でも受けなければならない」と記されていたという(実際は、相手がどんな挑戦者であろうと「組まれたマッチメイクを受ける義務」の規定)。 1972年に東洋王者時代のガッツ石松が、池袋の乱闘でチンピラ8人をノックアウトして逮捕された際も、事情聴取で「賞状にそう書いてある」と主張している。 古くからの武士の心得として伝わる、「常在戦場(常に戦場にいる気持ちで、緊張感を持って事にあたらなければならないとの意味=出典不明)」の精神に通じるものともいえる。 この主旨に沿った猪木の発言の最も古い記録の一つに、’66年10月12日、東京プロレスの旗揚げ戦でジョニー・バレンタインに勝利した後のコメント、「誰の挑戦でも受けます。一般の人でも構わない」というものがある。 新団体の若きエースとして意気込みを表明したのと同時に、なんなら宣伝の一環として素人挑戦イベントの開催なども念頭にあったのかもしれない。また、さらに加えて、この半年前、日本プロレスでジャイアント馬場への挑戦を表明しながら、受け入れられなかったことへの反発もあったに違いない。つまり「馬場は挑戦を受けなくとも俺は受ける」という一種のあてつけである。★世界最高峰の王座への皮肉 ’73年12月10日、ジョニー・パワーズを破ってNWF世界ヘビー級王者となった試合後には、「誰の挑戦も受けられるチャンピオンになる」とコメントしている。 新王者としての気概をあらわしたのと同時に、挑戦すらさせてもらえない世界最高峰のNWA王座への皮肉も混じったものであろう。 これは後年、IWGP発足に先駆けての「NWAを超える組織をつくって旗揚げし、誰もが認める世界タイトルを争ってみたい」とのコメントにもつながっていく。 また、柔道五輪金メダリストのウィリアム・ルスカとの対戦が決まった際には、「プロレスが格闘競技の王者であることを見せるために挑戦を受けました」と宣言し、本命のモハメド・アリ戦を控えての強豪との対戦を危惧する声に対して、「誰の挑戦でも受ける」の精神を示している。「あの試合は格闘技戦ではなくプロレスだった」との評もあるが、ルスカが心変わりしてガチンコを仕掛けてくる可能性もゼロではなかっただけに、猪木が相当な覚悟で試合に臨んだことには違いあるまい。 この時期の猪木は、実はまだ馬場やNWA王者、そしてアリなどに挑戦を表明する側の立場であったにもかかわらず、あえて「誰の挑戦でも受ける」と言っていた。 いわばハッタリでもあるのだが、しかし、これを繰り返すことで自分自身を鼓舞するとともに、ファンはそんな猪木の姿に夢を託すこととなった。★完全に無視した大仁田厚の挑戦 しかし、後年にはこの言葉が一種の足かせのようになり、「なぜ前田(日明)の挑戦は受けないのか」などと非難の材料になることもあった。 この件について猪木本人は、引退後の前田との対談で「逃げたんだよ」と語っている。 当時の関係者からは「あのとき猪木と前田が戦ったとして、猪木が勝てばUWF軍との抗争の価値が下落するし、負ければ興行やテレビ視聴率に悪影響が出てしまう。あいまいな決着ではコアなファンが納得せず、いずれにしても得策ではない」などと、猪木自身が逃げたというよりも、周囲の事情でそうなったとの見解も聞かれる。 だが、結果的に戦いを避けたことには違いなく、加齢や体調面でパフォーマンスが落ちてきた時期とも重なって、ファンに“落日の猪木”を感じさせることとなった。 逆に挑戦を受けたことがマイナスに働いたのが、’87年12月27日、たけしプロレス軍団の求めに応じて敢行したビッグバン・ベイダー戦で、ファンの望まぬ試合を行った結果、暴動騒ぎにまで発展してしまった。 また、明確に猪木自身の意思で、挑戦を受けなかったのが大仁田厚である。大仁田は、引退後の猪木に対して事あるごとに対戦を迫ったが、猪木はこれにまったく応じようとしなかった。 戦いの中に真の強さを求めてきた猪木からすると、大仁田の邪道スタイルはその美学に合わなかったということだろう。 他にも、知る人ぞ知る空手の強豪から生死を懸けた果たし合いを申し込まれるなど、「誰の挑戦も受ける」といった大言壮語は相応のリスクがついてまわるものであり、それを“本気”で言ってのけた猪木の胆力には、あらためて驚かされるのである。アントニオ猪木***************************************PROFILE●1943年2月20日生まれ。神奈川県横浜市出身。身長191㎝、体重110㎏。得意技/コブラツイスト、卍固め、延髄斬り、ジャーマン・スープレックス・ホールド、アリキック、スリーパー・ホールド、ナックル・パート。文・脇本深八1974年3月19日、アントニオ猪木は国際プロレスのエースだったストロング小林と対戦し、必殺のジャーマン・スープレックス・ホールドで勝利した◉次回は長州力の言霊です。
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